怪人になった友人Aを救ったときのそら。あの力は一体—————————
■LIVE29 晴れ渡る「空」 純白の光
■そら視点
「......ここは...」
目を覚ますと,COVER支部の医務室にいた。体を起こしてみると,少しだるいが痛みはない。
私は確かえーちゃんを助けるために...
「そうだ...えーちゃんは!?」
友人A「ここにいるよ。」
その声に横を見ると,えーちゃんが隣のベッドで寝ていた。見たところは元気そうだった。
「...よかった...!」
ロボ子さん「二人ともおはよー!!!」
そう言ってロボ子さんが医務室に入ってきた。いつも通りというかなんというか...
「...おはよう!」
ロボ子さん「そらちゃんはお寝坊さんだねぇ,あれから3日だよぉ?」
「え?3日!?」
その言葉に驚いていると,ロボ子さんが私の横の机を指さす。そこには時計が置いてあったのだが,
確かに日付が3日進んでいる。あのあと3日も目を覚まさなかったのかぁ...
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「ただいま〜」
みこ「あ!そらちゃんおかえり!!!」
目を覚ました翌日,私は色々検査をしたあと桜神社にやって来た。
本当は自宅に帰るつもりだったんだけど,ロボ子さんが全員に話があるってことでここに来た。
部屋に入るとみこちが机でたいやきを食べて待っていた。
「ただいま。まさか3日も気を失ってたなんて...」
みこ「でも目を覚ましてよかったよ...」
そんな会話をしながら,みこちから渡されたたいやきを頬張る。中身は粒あんだった。
「そういえばすいちゃんとあずきちは?ロボ子さんはあとから来るって言ってたけど......」
みこ「あずちゃんは昨日知り合いに会いに行くって出ていったきり...すいちゃんはわかんない。」
「そっかぁ...」
すいちゃんはどこ行ったんだろう。最近は桜神社に泊まってたみたいだけど...
それにあずきちも昨日に出たのに戻ってきてないってことは遠くに行ってるのかな?
なんて考えていると,すいちゃんが紙パックのジュースを飲みながら部屋に入ってきた。
すいせい「ただいま〜 あ、そらちゃんおかえり。」
みこ「すいちゃんどこ行ってたの?」
すいせい「ちょっと遊びに〜」
そういったすいちゃんの手には沢山の紙袋が握られている。かなりエンジョイしたみたいだった。
「あとはロボ子さんとあずきちか...」
友人A「私は?」
「えーちゃんはここにいるって知ってたから...」
そう言ってえーちゃんも部屋に入ってきた。私より先に桜神社に向かってたのは聞いてたので,
頭の中で『まだ来てない人』から外していた。
AZKi・ロボ子「ただいま〜」
みこ「おかえり!」
そうしているとロボ子さんとあずきちが一緒に来た。これでみんな揃った!
ロボ子さん「これで全員だね!」
なんやかんやでみんなが落ち着いた後,ロボ子さんが話を始めた。全員を揃えての話...
一体何の話なんだろう—————————
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■すいせい視点
ロボ子さん「話って言うのは...あのそらちゃんのパワーアップについて。」
「あれって結局何だったの?全員分のソウルが合体してたけど...」
ロボ子さん「ボクにもよくわかんないんだよね...完全に想定外の姿だった。」
そう言ってロボ子さんは首をかしげる。あれは武器用だって言ってたし...なんだったんだろうか。
ロボ子さん「でも一つ,わかったことがある。」
みこ「なになに?」
ロボ子さん「そらちゃんのあの姿なら,オニキスとフブキさんを分離できる。」
そら「...やっぱり...」
ロボ子さんは机にあの白いソウルを置いた。今は金色になっている。私もそれは薄々思っていた。
あれなら...あの力ならフブさんを助けられる...!と。しかしロボ子さんはこう続けた。
ロボ子さん「でも弱点もある。」
AZKi「え?」
ロボ子さん「そらちゃんのあの姿は全員分のソウルと融合してるんだけど...」
「つまりそらちゃんがあの姿になっている間は私たちは戦えないってことか......」
ロボ子さん「しかも,そらちゃん以外が使うのは難しいみたいだった。」
そらちゃんにあの姿で戦ってもらう間は,誰もオニキスを引きつけたり,ゾーリ魔を倒したりはできない。
そら「使い所を考えないと...全滅しかねない...」
ロボ子さん「それにあのままだと負担が大きすぎる。調整しないと...」
そう言ってロボ子さんはソウルを見つめている。五人分の力を一人で使う以上,負担が大きくなるんだろう。
ロボ子さん「まぁ,伝えたかったのはオニキスとフブキさんが分離できるってことだから...」
「...そっか。これでオニキスを...倒せる...」
ロボ子さん「とりあえずこれを再調整してくるよ。」
そう言ってロボ子さんはソウルを持って部屋から出ていった。
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■そら視点
ロボ子さんがソウルの調整のためにCOVER支部に向かったあと,私はえーちゃんと二人で話していた。
友人A「...助けてくれて,本当にありがとう。」
「お礼なんていいよ!えーちゃんが無事だっただけで充分!」
頭を下げるえーちゃんを慌てて止める。えーちゃんは私が助けたかっただけだ。
大事な友だちを守りたかっただけだった。結果みんなの力を借りて助けられた。それだけ...
えーちゃんが頭を上げた後,ゆっくり話しだした。
友人A「......すいせいさんの幼馴染も......私と同じようになってるのかな...」
「ロボ子さんが同じって判断してたから...多分...」
私がそう返すと,えーちゃんは何か考え込んだ後,何かを決めたような顔をした。
友人A「ロボ子さんの方手伝いに行ってくる。」
「え?」
友人A「私みたいになる人がもう出てほしくないから。行ってくる。」
そう言ってえーちゃんは部屋から出ていった。私も助けられる人は助けたい。
すいちゃんとみこちの幼馴染もオニキスから助け出す。あのソウルなら分離できるらしい。
一人になった部屋で考え込む。なんでえーちゃんを狙ったんだろう。
オニキスはえーちゃんを人質にして私たちを壊滅させるつもりだったのかもしれない。
変身できる私達を狙わなかったのは...反撃を避けたのかもしれない。
それにそもそも変身してる人を怪人には変えられないのかも...
そんなことを考えていると,ホロフォンから音がなった。
もしかしたら人が怪人にされているのかもしれない———
私はそれだけはあってほしくないと思いながら,みこちと現場に向かうのだった。
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■みこ視点
現場につくと,ショッピングモールの駐車場で怪人が暴れていた。周りの人は建物の中に逃げ込んでいた。怪人はえーちゃんが変えられたやつと同じ見た目をしている。
「あれって———」
そら「多分えーちゃんのときと同じだよね...とにかく止めよう!」
「「レッツ!ライブオン!」」
変身して怪人に向かっていく。しかし倒すわけにもいかないので本気で攻撃ができない。
せいぜい建物の方へいかないようにすることぐらい。
ロボちはあのつよつよソウルを調整してるから来ていない。鎖も使えなければ倒せない...
そらちゃんが建物に向かう怪人の前に出て刀で食い止めている。
みこはその怪人の背中に倒さない程度の威力のビームを放つ。するとこちらにゆっくり向かってきた。あの怪人はみこの普段のパワーじゃ食い止められない...
「エリートソウル...ってうわっ!?」
エリートソウルを使おうと取り出した瞬間,氷塊が飛んできてエリートソウルを落とされてしまう。
そらちゃんがみこと怪人の間に入ってきてなんとか止めてくれる。怪人をそらちゃんが弾いて
わたしと一緒に数メートル下がる。
そら「ロボ子さんがあのソウルを持ってきてくれたら...!」
すいせい「ごめん遅れた!」
少しピンチの中,すいちゃんとあずちゃんがバイクに乗ってきた。ナイスタイミング!
AZKi「ロボ子さんが今ソウルを調整してる。まだ時間がかかるって。」
「とにかくロボちが来るまで食い止めよう!」
そうしてもう一度建物に向かう怪人を止めにかかる。ロボち...早く...!
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■ロボ子さん視点
「変身用にしたいのに...これじゃそらちゃんの負担が大きすぎる...!」
焦りながらパソコンを操作し続ける。あずちゃんから怪人が出たという連絡は受けた。
えーちゃんのときと同じなら,これが完成しなければ倒すことはできない。
友人A「手伝います!」
そう言ってえーちゃんが部屋に入ってきた。正直助かる。
友人A「今何が問題ですか?」
「五人分のエネルギー全部を怪人撃破に当てなきゃいけないんだけど,そうすると制御面が———」
このソウルに五人のソウルを融合させると,五人分+このソウルのエネルギーが全部攻撃用のエネルギーになる。そのエネルギーで怪人と人間を分離させている...のだが,その攻撃用のエネルギーのせいでそらちゃんの体への負担がとんでもないことになってしまう。
えーちゃんももう一台のパソコンに向かって調整用のデータを確認する。
友人A「せめてもう一人分のソウルがあれば制御用に使えるかもしれませんけど...」
「もう変身できるひとはいないよ...」
そう言いながら二人でなんとかならないかと調整を続けている。でもやっぱり負担が大きい。
友人A「そらが戦ってるのに...今度は私が...!」
その時,装置に繋いであった金色のソウルが光りだした。その光はえーちゃんのデスクの引き出しに
向かっている。
友人A「これは...」
えーちゃんがデスクの引き出しを開けると,エンプティソウルが入っていた。
「エンプティソウル...なんで...?」
えーちゃんがなにかに気づいたようにそれを手に取ると,銀色から紺色に変化した。
友人A「ロボ子さん!これを使えば...!」
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■そら視点
なんとか四人で怪人を建物に近づかせないようにしながら,倒さない程度に攻撃を加える。
でもそろそろ厳しい。ロボ子さんが来てくれたら...!
ロボ子さん「そらちゃん!これを!」
声をしたほうをみると,ロボ子さんとえーちゃんが来ていた。しかもロボ子さんが何かを投げてきている。あれは...金色のソウル...!
私はそのソウルをキャッチして,ホロフォンを取り出す。
それをみたみんなが怪人から離れると,みんなのソウルが変身アイテムから出て飛んでくる。
飛んできたソウルが金色のソウルに吸い込まれていく。ロボ子さん,みこち,すいちゃん,あずきち...
友人A「そら!!!」
えーちゃんもソウルを投げてきた。この紺色のはもしかして———
友人A「私の力も一緒に!!!」
私はえーちゃんに向かって頷いてから自分のソウルをホロフォンから取り出す。
そしてえーちゃんと私のソウルが吸い込まれていく。
ロボ子さん「完成した...!その名も...シャイニングソウル!」
「シャイニングソウル!セット!」
ロボ子さんの声を聞いて慌ててシャイニングソウルと言って,ホロフォンにセットする。
「レッツ!ライブオン!」
ホロフォンのボタンを押すと,私を守るように金色の竜巻が現れて————————————
次の瞬間,私の体にはドレスが纏われていた。
ホロメンになる(ホロメンソウルが変化する)本当の条件
「何かを守りたい・助けたいという強い思い」or「生死ギリギリの状況での戦う意思」
が必要になります。
ときのそら:デーボ・ヒョーガッキとの対峙によるピンチ・えーちゃんの安否の心配
ロボ子さん:誰も傷つけたくないという思い(体内に埋め込まれていたものが変化)
さくらみこ:おじーちゃんの神社を守りたいという思い(が転じた)
星街すいせい:フブさんを取り戻したい(どちらかというと負の感情に近いです)
AZKi:旅で出会った人や景色などを守りたいという思い
友人A:助けてくれたそらの力になりたいという思い
姉街:妹を心配する思い
ときのそら(シャイニング)
六人分のソウルが融合した,シャイニングソウルを使って変身した究極の姿。
ドレスを纏い,自由自在に周囲の物質・黄金のエネルギーを操る。
刀・ビーム・神楽鈴(鈴鉾)・斧・マイクセイバーを個数制限なく召喚できる。
肉弾戦ではなく,空中に武器を浮かせたり、掌から黄金のエネルギーを放ち敵を打ち倒す。
この姿になっている間,融合したソウルを使うことはできない。
姿参考:ときのそらドレス衣装