■そら視点
「みんな離れて。」
私の近くにいたみこち・すいちゃん・あずきちを戦闘から遠ざける。
変身していないみんなが巻き込まれたらよくない。怪人は私に向かって走ってきた。
私は右手を伸ばして掌を開き,そこから黄金のビームを放つ。
怪人はそれをモロに食らって数メートル後ろに後退した。
「前とぜんぜん違う...これなら...」
えーちゃんを助けたときとは全然違う力に驚いていると,周囲に20体ほどゾーリ魔が現れてこちらに
向かってくる。でも...
私はすいちゃんの斧を召喚して,それを操って周囲のゾーリ魔に飛ばす。
一歩も動かずにゾーリ魔を全員倒せてしまった。怪人が呼び出しているのか,怪人の周囲を囲うようにまだまだゾーリ魔が出てくる。数がひたすらに多い。
次に私は自分の周りに神楽鈴を大量に召喚して空中に浮かせ,そのすべてからゾーリ魔にむかって
ピンク色のビームを放ちながら,少しずつ怪人に向かって歩いていく。
ゾーリ魔を全部ビームで消し去り,怯えた様子の怪人を刀で切りつけると,中から人が出てきた。
その場に人だけが残り,怪人が吹き飛んでいく。人は無傷だった。
とりあえず地面に寝かせてから,怪人の方を見る。かなり怯えていた...が関係ない。
「これで決める。」
あずきちのマイクセイバーを召喚して,怪人に投げつけると,見事に胸部に刺さった。
空中に飛び上がり,マイクの持ち手に向かってキックをする。怪人は苦しみながら消えていった。
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■みこ視点
「すげぇ...」
そらちゃんが怪人を圧倒し,あっさりと怪人にされていた人を助け出した。
まぁあれにはみこたちの力も入っているんだけど...それでもすごい。
右手からビームを撃ったり,すいちゃんの斧を自由に飛ばしてゾーリ魔を倒したり,
みこの神楽鈴を大量に出してビームを撃ったり...とんでもない力だった。
そう思っていると,みこたちのほうにソウルが飛んできた。そらちゃんが変身を解くと同時に
みこたちのソウルが自動で帰ってきたらしい。
すいせい「えーちゃんって変身できたの?」
友人A「なぜかさっき急にできるように...」
AZKi「なんでだろうね...」
そんな会話をしていると,そらちゃんが怪人にされてた人を抱えて連れてきた。
そら「えーちゃん,この人をCOVERに...」
友人A「わかった。車に乗せて。」
そうしてえーちゃんは車に怪人にされてた人を乗せて先に戻った。
みこたちはバイクで来たから車には乗れない。
ロボ子さん「そらちゃん,負担あった?」
そら「え?全然なかったよ。むしろ楽なぐらい。」
ロボ子さん「よかった...」
調整を頑張ったであろうロボちがホッとして息を吐いていた。
みこたちだけじゃなくてえーちゃんのソウルも合体してたけど...あれも調整かなぁ?
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■そら視点
「あの人は大丈夫だった?」
友人A「さっき意識を取り戻したよ。」
「そっか...よかった......」
COVERの支部でえーちゃんと二人で話をする。怪人にされた人は無事だった...けど...
「えーちゃんって変身できないんじゃなかったの?なんでソウルを?」
これだけは聞きたかった。えーちゃんが変身できるなら自分で戦っていたはず———
友人A「今まではソウルを使えなかった。でもさっき急に使えるようになって...」
「ええ...?」
友人A「私にもなんでかわからないんだよね...でもそれでそらの力になれたし...よかった。」
そういってえーちゃんは自分のソウルを見つめている。綺麗な紺色だった。
えーちゃんの髪によく似た色だった。
私もシャイニングソウルを取り出して見つめる。
「このソウルを使ってる間は他のみんなが戦えないんだよね?」
友人A「うん。その代わりに人と怪人を分離できる...ってロボ子さんが言ってた。」
「だったら—————————」
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■ロボ子さん視点
一週間後。
この一週間は特に誰も怪人にされることもなく,ゾーリ魔なんかが出現することもなく平和だった。
そんな時だった。久しぶりにホロフォンから緊急時の音声が鳴った。
買い物に出ていたボクも慌てて現場に向かうと,そらちゃんとあずちゃんが来ていた。
「そらちゃん!あずちゃん!」
AZKi「ロボ子さん!怪人とゾーリ魔が!」
あずちゃんの言葉を聞いて周りを見ると,えーちゃんの時と同じ氷の怪人と,ゾーリ魔が数体出てきていた。ボクとあずちゃんが変身しようとすると,そらちゃんに止められた。
そら「私一人で分離させる。二人は下がってて。」
そういってそらちゃんがシャイニングソウルを取り出すと,ボクの体からソウルが出ていき,あずちゃんのソウルといっしょに吸い込まれた。
そしてえーちゃんやすいちゃん,みこちのソウルも飛んできて吸い込まれた。
「そらちゃん...?」
そら「レッツ!ライブオン!」
変身したそらちゃんは神楽鈴を構えてビームを放つ。みこちと同じピンク色の———
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■みこ視点
「あ!ソウルが!」
バイクに乗って現場に向かおうとすると,ホロメンソウルが飛んでいってしまった。
多分そらちゃんが全員分のソウルを使ったんだろう。仕方なくバイクから降りて,建物に戻ろうとする。今のそらちゃんにみこが行っても仕方ない...
オニキス「やっと見つけたぞ...ここが貴様の拠点か...!」
「なんでお前がここに...!」
なんとオニキスが桜神社に来た。今みこは変身できないのに——————!!
オニキス「飛んでいったあれを見るに...今の貴様は変身できなそうだな...!」
そう言ってオニキスが剣を持って斬り掛かってくるのをなんとか避けてホロフォンを取り出す。
「残念だけど...エリートなほうは残ってんだよ!」
エリートソウルで変身して神楽鈴からビームを撃つ。
でもオニキスには全然ビームが当たらない。それどころか,向こうも右手からビームを撃ってくる。
「何度も神社壊されてたまるか!!!」
ホロフォンですいちゃんに電話を掛けつつ,オニキスと戦う。
みんなが来るまで時間を稼げば...!!!
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■すいせい視点
「まいったな...ソウルが飛んでっちゃった...」
現場に向かっていると,ホロメンソウルが飛んでいってしまったためバイクを路端に泊める。
恐らくはそらちゃんが例のシャイニングソウルを使ったんだろう。
どうしようかな...と思っていると,みこちからの着信が来た。
「もしもし?」
ホロチェンジャーにきた着信を取って電話を聞くものの,みこちの声は聞こえない。
代わりに聞こえるのは瓦礫が崩れるような音。それにうっすら聞こえるこの声は———
「———オニキス」
慌ててみこちのホロフォンの場所を確認する。場所は桜神社———
私はバイクに乗り,桜神社まで全速力で向かった。
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「...これは...」
桜神社につくと,鳥居や石灯籠がボロボロになっていた。
その残骸の中に,オニキスが立っている。
オニキス「ああ、貴様か。ずいぶん焦っているが...こいつか。」
そう言ってオニキスが足元を見た。オニキスの足元には———
「みこち!!!」
ボロボロになったみこちが居た。しかも倒れて動いていない。まさか———
「...お前が...みこちを!!!」
マイクを取り出して変身し,オニキスに走って向かっていく。この姿じゃ斧は振れない。
ただ今は—————————こいつを—————————殺す。
オニキス「貴様の相手をするつもりもない...!」
そういってオニキスが手を挙げると,私との間にカンブリ魔が一体出てきた。
「邪魔だ!」
この変身じゃカンブリ魔相手でも厳しい。しかも何やら黒いオーラを纏っている。
カンブリ魔の顔面を殴って怯んだところに左足で蹴りを入れる。
そのまま空中に飛び上がり,斧を手元に召喚する。振るえないなら...そのまま斬る!
落下しながらカンブリ魔を真っ二つに斬ると,中から黒いホロメンソウルが出てきた。
オニキス「ほう」
「お前を殺す!!!」
そのままオニキスに殴りかかりに行くが,拳を軽々と受け止められ,そのまま至近距離でビームを撃たれて吹き飛ばされてしまった。
地面に這いつくばる形になった私の前には,黒いホロメンソウルだけが落ちていた。