ちょっとだけ一章で触れた「候補者」のさくらみこのお話です。
内容的には一章絡み+二章本編で書かない内容です。
ホロ金策サバイバル2がなかった悲しみから執筆後即投稿になりました。日付変わりましたけど。
読まなくても本編は楽しめる内容になっております。
さくらみこ「何...これ...」
ある日みこは,友達の家に泊まったあといつも通り神社のお手伝いに向かった。
するとそこにはボロボロになった境内があった。
狛犬の石像は両方砕けて地面に落ちている。建物こそ壊れていないが、地面がえぐれていたり
焦げていたり...一体何があったらこうなるのだろう。単なるいたずらじゃ絶対ない...
そう思っていると携帯がなる。
「もしもし」
電話先「もしもし。谷郷です。覚えていらっしゃいますか?」
その声を聞いたときに,みこは一ヶ月前の不思議な出来事を思い出していた。
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さくらみこ「やっぱり鯛焼きはおいしいにぇ...」
用事を済ませた帰り道。途中で鯛焼きを買って食べ歩きしながら神社へと向かう。
神社を管理してる知り合いのおじいちゃんが病気で入院しちゃったから,
今は住み込みで色々手伝いをしている。
「さぁて,今日も頑張って......うん?」
神社へのいつもの道...なんだけど なにやら地面が黒くなっている。
そこから髪の毛がワカメみたいなのが5人ぐらい出てきた。しかもこっちに向かってくる。
「ギャー!!!なんだおこいつら!!!」
とりあえず手に持っていたバックを振り回して撃退しようとする。
でもなんか全然効いてる感じがしないんですけーど!!!
「ヤヴァいヤヴァい...!!!」
ワカメ頭の手がみこに触れようとしたその時——————
バァン...!!!
なんだこれ....まるで銃声...!?その後あと数回ほど銃声が鳴り響く。
それと同時に目の前のワカメ頭のキモい奴らが倒れていく。
銃声のした方を振り返ってみると...
おっさん「大丈夫ですか?!」
...おっさんが立っていた。
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場所は変わって神社の社家。
おっさんが話があるということだったので仕方なーく来てもらった。
それにあのキモいワカメ軍団についても聞いてみたかったし...
とりあえずおっさんと和室に入り座ってもらう。おっさんは銃とアタッシュケースを持っていた。
みこ「で...話って?」
おっさん「そうですね...まずお願いがありまして,さっきのことは秘密にしてほしいんです。」
おおう...確か銃も使ってたし秘密にしたいんだろうか...でも———
「いやいや おじさん怪しすぎなんですけど 名前も聞いてないし。」
おじさん「ああ...これ名刺です。」
そう言って手渡された名刺を「あ,ご丁寧にどうも...」なんていいながら受け取る。
「ええっと...
谷郷「あ、
言われてみればなにかニュースで見た気がする。たしかアイティー企業?の社長さんだったかなぁ
「まぁ助けてもらったし秘密でいいんですけーど...それだけですか?」
それだけなら別にみこは困らない。うっかり口を滑らせなければ...だけど。
谷郷「あともう一つお願いがありまして...」
そう言ってやごうさんはテーブルの上にアタッシュケースを乗せて開く。
すると中には——————
「ガラケー...とカセット?」
見たことないガラケーと,ゲームボーイのカセットのようなものが入っていた。
なんだこれ...と思っているとやごうさんが話を続ける。
谷郷「これはさっきのワカメ軍団...ゾーリ魔などと戦うためのアイテムです。」
「え?戦う?」
急に理由のわからないことを言い出した。
「きゅうにわけわかんないこと言い出した...」
谷郷「そうですよね。 でもさっきのワカメ軍団もわけがわからない奴らだったでしょう?」
どうやら心の声が漏れていたらしい。確かにワカメ軍団はわけがわからなかった。
急に地面から生えてきたし。
谷郷「そのソウル...カセットのようなものを手にとっていただけませんか?」
「え?まぁ...はい...」
やごうさんに言われるがままにカセットを手に取る。すると銀色だったカセットは
ピンク色に変化し,なにやらさくらのマークが表面に現れた。
「なにこれ!?」
谷郷「そのカセット...ホロメンソウルはごく一部の人しか使えないんですよ。」
「ほろめんそうる...?それにさっきの...ぞーりま...?」
もう専門用語で頭がこんがらがりそうだ。
谷郷「それでもう一つのお願いというのが,そのソウルとホロフォンを使ってゾーリ魔たちを倒してほしいんです。」
...え?みこちゃんがあのワカメ軍団を?一体どうやって?
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やごうさんが帰った後。一人部屋でガラケーとカセット...確か『ホロフォン』と『ホロメンソウル』って言ったっけ?を眺めている。
あの後色々説明を受けた。
あのワカメ軍団は『ゾーリ魔』といって人を襲う怪人だということ。
このホロフォンとホロメンソウルを使って変身することでゾーリ魔を倒せること。
それができる人が今のところみこしか見つかっていないということ。さっぱりわからなかった。
今日のところは帰ってもらったのだが,この2つを半ば強引に押し付けられた。
なんだろうこれ...新手の詐欺だったりして...電話番号も渡されたし...
とりあえず今日のところは寝てしまおう。
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翌日。今日は商店街に買い物に来ていた。
また鯛焼きを買おうか...などと思っている歩いていると———
なんとあのワカメ軍団がまた出てきた。しかも昨日より多い!
商店街の人たちはすぐに逃げていった。しかしそのせいかみこのほうにいっぱいやってくる。
「痛いっ!!」
今回はカバンで迎撃する間もなく殴り飛ばされて地面にころがされてしまう。
しかしその時,カバンから昨日のガラケーとカセットが飛び出ていった。
確かあれならワカメ軍団を倒せるって———!
あのおっさんの言葉を思い出し,飛び出ていったガラケーとカセットを拾いに走る。
ワカメ軍団も後ろから迫ってきている。拾ったはいいけど使い方は!?
昨日おっさんが言ってたのは...
「蓋を開いて!入れて!閉じる!そんで...うわっ!!あぶねーなこのやろー!」
後ろから襲いに来たワカメを間一髪で避ける。最後は確か...
「ボタンを押す!!!」
『LIVEON』
ホロフォンからそんな声が聞こえたと同時にみこの体が桜吹雪に覆われていく。
そして次の瞬間,みこの服は本物の巫女さんのようになっていた。
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みこ「すっげー...」
なんだこれ...服が完全に変わってる...右手には神楽鈴が握られていた。
ちょっと露出が多いのが気になるがそれは後。ワカメ軍団がこっちに向かってきている
どうしよ...とりあえず鈴をワカメ軍団の方向へ振ってみる。
すると一番前にいたワカメが光の粒になって消えてしまった。もしかしてよゆー?
「なんか......行ける気がするにぇ!!!」
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「やべー!!!数多すぎだろぉ!!!!」
さっきは全部倒せる気がしたが数が多すぎる。しかも囲まれた!!!
「なんか出ろ!!バリアとか!!!」『BARRIER』
するとみこを覆うように半球のバリアが出てきた。しかもワカメ軍団は破れないらしい!
「ほんとに出たぁ!!!じゃあ...全員爆発!!!」『ERROR』
...だめだった。何でもかんでもできるわけじゃないらしい。それにバリアを出してるとすごく疲れてきてしまう。
「だったらぁ!!!」
バリアを解いてその場で一回転してみる。すると周りのワカメ軍団が光の粒にかわる。
後は正面のちょっと離れた敵だけ...あ,向かってきた。
「ビームとかでないのかな?みこちゃん砲発射!!!」『MICO FINISH』
神楽鈴をワカメ軍団にむけてそう叫んだと同時にビームが出てワカメ軍団を消し去った。
...いやこれはできるのかよ!!!
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そして数時間後。みこはやごうさんに電話をかけて神社に来てもらって話をしていた。
この携帯とカセットを返したい...と。
確かにワカメ軍団には勝てたし,すごい力だったけど...あの後みこちゃんは帰ってきてから気を失ってしまった。
みこ「みこも神社のお手伝いで忙しいし...これでずっと戦うのは無理かなって...」
そう言ってテーブルにホロフォンとホロメンソウルを置く。
谷郷「そうですか...」
やごうさんはテーブルに置かれたホロフォンを回収したものの,ソウルは触らずこういった。
谷郷「これはみこさんしか使えないんです。だから私が回収しても仕方ありません。」
そういってソウルをみこにもう一度手渡した後,やごうさんは去っていった。
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これが一ヶ月前の出来事。そしてみこはやごうさんと話し始める。
「なんですか?いま神社ぼろぼろになってて...」
電話「それなんですが...実は私とCOVERの責任でして...」
「え?」
一体どういうことだ。神社がボロボロになっているのが...やごうさんのせい?
どうしてやごうさんがこんなことを?どうして....
電話「詳しい説明をさせていただきたいので,うちの本社まで来ていただけますか?」
そうしてみこは翌日,COVERという会社を尋ねるのだった。
お楽しみいただけたでしょうか。
この回は後々第二章の内容と絡んできます。みこち初変身はそらちゃんより前だった...!!!
現在私は10話の草案を仕上げたところであり,その先の展開を書くにしても
みこちは必須かと思い書かせていただきました。
また谷郷さ...もといYAGOOが初登場しましたがこの方の出番はこの先あんまりなかったりします。
チベットから小包を送ってくるかもしれませんが...(?)
第二章については一章と同じ三日おき更新の六話を予定しております!!!
一話あたりの文字数が増えてきたのでサクサク感は減りますが...
開始は6/6日を企んでおりますので是非ともお楽しみに!!!!
今回の補足コーナー
時系列
さくらみこ変身,YAGOOに返却。⇛第一章~第二章9話⇛ボロボロの桜神社
⇛第二章10話・みこのCOVER訪問
というふうな時系列になっております。ややっこしいですね...
■谷郷
みんな大好きYAGOO。
この世界ではCOVERという組織のトップです。
ホロフォンのプロトタイプ開発と、COVERの設立に尽力した人物でもあります。
またCOVERは表向きはIT企業として様々な製品開発を行っており,そちらでは社長を勤めている。
超人。
■ホロフォン(さくらみこ使用)
谷郷が所持していた初期型であり,本編で使用された完成品より1年半ほど前に完成。
初期型開発時はシャドウへの対抗を想定していなかったためゾーリ魔を倒せれば良かった。
リミッターが組み込まれていないため負担が強い。
これをさくらみこに渡した理由としては,完成品がまだ一台しか用意されていなかったため。
なお,完成品のある現在では廃棄・もしくは本部にて厳重に保管されていると思われる。
■ホロメンソウル(エンプティ)
なんの力もこもっていないホロメンソウル。銀色。
変身できる資格者が触れることで専用のものへと変化する。
■ホロメンソウル(ときのそら)
ホロフォンを介して友人Aにより転送されたエンプティが変化して生まれたソウル。青色。
普段はときのそらと同化しており,ときのそらの意志によって出現しチェンジに使用される。
一応実体化して持っておくことも可能であり、持っていれば武器(刀)の召喚が可能
■ホロメンソウル(さくらみこ)
谷郷がさくらみこに手渡したエンプティが変化して生まれたソウル。ピンク色。
他のソウルより闇を消し去る力が強いが,身体強化においてはときのそらにやや劣る。
バリア展開や回復といったサポート性能にも優れている。
持っていれば武器(神楽鈴)が召喚でき,ある程度の攻撃が可能。