この世界に神と呼ばれる奴はいない   作:黄泉路

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気づけばかなり月日が流れてしまっていました。
申し訳無いです。
正直、ここまで続きが書けないとは思っても見ませんでした。
なので期待はしない方がいいです。
文章的にもおかしな所があるかもです。
それでも良い方はどうぞ


第5話

 

 

 

 

 ゴーレムとは自律機動兵器。決められた事を行うただのコンピューター。そのはずだった。

 

「気分はどうだ、アニー」

「悪くないです。むしろいいですよ。それで今度はどこを壊すのですか?」

 

 特殊AI『anima(アニマ)』 。

 通称アニー。それが彼女の名前。急に現れた特殊AI 。

 

「待ってろすぐに次の座標を送る。」

「了解ですよ!」

 

 どういった理由かは分からないが(たばね)はアニーを気に入り、戦闘用だけでなく、他にもいろいろと機能を付けていた。

 

「今送ったが、無理はするな?俺もすぐ行く。」

「大丈夫ですよ!なんせあの束様が改良してくださったのですから!」

 

 一見、人間味に溢れているが、機械らしく命令を忠実にこなし、一切の躊躇もしないという部分もある。

 最初は転生者かと、思った。だがそれにしては冷酷過ぎる。俺はアニーというゴーレムの姿を見れば見るほどよりわからなくなってくる。

 

叢雲(そうふ)様?』

 

 急に声が通信が入り俺は思考を中断し、通信相手を確認する。

 

「どうした?」

 

 相手はアニーだった。どうしたのだろうか?なにか不具合でも起きたのだろうか?

 

『…あ、いえ。目的の座標に何もないのですが……』

「なに?そんな筈はないと思うのだが…」

 

 さっと素早く座標を確認するが、やはり何も問題がない。

 

『マスター!18時の方向からISが接近してきます!!』

 

 急に送られてきたメッセージを読み18時の方を向くと、その青いISはすでにそこにいた。

 何故気付かなかった?いや、気付けなかったのか?

 

「そこの貴女。こんなところで何をしているのかしら?」

 

 青いISはランスをこちらへ向ける。よくみると銃口がついている。答えなければ撃つ、と言ったところか。

 しかしどうする?今の水晶蘭ではまともに戦闘は出来ない。ここは素直に逃げたいが……

 

「答えないのね。なら…!……」

 

 考えていると痺れを切らしたのか青いISがランスから銃弾を撃ってきた。

 それを確認し素早く前方に水晶を展開しPICをカットしその場から急降下する。

 

「!」

 

 青いISの女性が驚いた表情をしていたが無視だ。降下する中、背中から脚までブースターを精製。

 そして地面、もとい木々が近づいてきたところでブースターを起動し、高速でその場から離脱する。青いISの女性の声が聞こえてたが無視だ無視。相手にするだけ無駄である。

 

『叢雲様?大丈夫ですか?』

 

 無事離脱したところでアニーから通信が送られてくる。

 

「あぁ大丈夫だ。そっちは?」

『よかったです!あ、2機撃墜しましたよ!装甲が薄くてすぐに堕ちちゃいましたけど。』

「そうか無事で何より。合流出来るか?」

『出来ます!すぐそちらへ行きます!!』

 

 しかし……何故気付かなかった?

 

『私のレーダーは熱源探知なので………』

 

 ……サボったな…………

 

『……返す言葉もありません…』

 

 まぁいい次は気を付けてくれ。

 

『気を付けます………』

 

 とりあえず、一度戻る必要があるな。レーダーのこともあるが何より座標が間違っていたことだ。束に聞く必要がある。

 

「叢雲様。合流しましたよー!」

 

 そうこうしてるうちにアニーと合流した。

 

「一度、戻るぞ」

「アイアイサーですよー」

 

 俺はそう言うとブースターのスピードを上げた。

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◇◆◇

 

 

 

 

 

 

「メイド服に腰まである白髪。クリスタルを展開するIS。………予測が正しいならあれは…」

『楯無、帰還しろ。』

「了解です。ところで織斑先生。今の人物、どう思います?」

『……わからん、が只者ではないだろう。』

「確かに……只者ではないですね…」

『……で、聞きたい事はそれだけか?』

「…いえ……ちょっと気になる点がありまして」

『……そう、だな。後で聞こうか。』

「はい。後で伺います。」

『…よし、では……あぁそれと2人の回収も頼むぞ。ではな。』

「………はぁ、了解しました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◇◆◇

 

 

 

 

 

 

「束!いるか束!!」

 

 ラボに帰ってくるなり俺は束を探す。が返事がない。そこに丁度よくくーちゃんが通りかかる。

 

「お帰りなさいお姉様。束様なら今は留守にしてますよ?」

「………そうか。」

 

 また何かをしに外に行っているのか……まぁいい。帰ってきてから聞こう。

 

「どうかなされました?」

「大丈夫だ。ありがとう。」

 

 にっこりと笑ってお礼を言うとくーちゃんも笑顔で返してくれる。いやはや可愛いね、くーちゃんは。

 とりあえず俺は水晶蘭の整備をするためその場を後にする。

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◇◆◇

 

 

 

 

「そういえば初期状態から弄って無かったな。」

『はい。まだ空きもありますしシステム面を変えてみてはいかがでしょうか?』

 

 投影ディスプレイに映された弄れそうなシステムを探しながら考える。

 そもそも何故水晶蘭には水晶しか積んでないんだ?

 

『え?だってカッコいいじゃないですか。ダイヤモンドみたいで。』

 

 ………

 

『じょ、冗談ですよマスター!あります!ちゃんと理由はありますから!!』

 

 言ってみろ。

 

『も、もともと私は予備のISコアとして造られていました。しかし急遽マスターを助けるために使用することになったのですが………私に装甲やら武器やらが搭載されておらず、コアだけの状態でした。そこで私は頑張って水晶という武器を取り入れたんです』

 

 正直な話し本当のところは?

 

『お姉様にアイディアを貰いました。』

 

 ……………

 

『………ゴメンナサイ』

 

 まぁいいさ。どんな理由であれ俺は水晶蘭無しでは生きることすら出来ないからな。

 

『マ、マスター………』

 

 唐突に、メールが来た事を知らせる音が鳴り出した。

 

『宛先は(いちい)という人物ですが、開きますか?』

 

 随分と、懐かしく感じるな。まぁいいか……開けてくれ。

 

『お久しぶりです。叢雲様。このメールが届いたということは今もどこかで生きていらっしゃるのですね。正直、メールを送るべきか悩みましたが、貴方様の無事を知ることが出きるならと思いこうしてメールをさせていただきました。自分でも遅すぎると思っていますが、お許しください。

 ……では、本題に入らせていただきます。転生者と思われる人物を発見しました。居場所は一緒に添付してありますのでそちらを御覧ください。………報告は以上です。

 ……………叢雲様、私は最後まで貴方様に付き従います。』

 

『マスター、知り合いですか?随分と想われているようですが……』

 

 あぁ一応、な。

 

『そうですか………返信はしますか?』

 

 いやいい。九雨叢雲(ここのめそうふ)という人間は一度、死んだ。余計な期待を持たせる方が彼女が辛くなる。

 

『……わかりました。』

 

 ………そう考えると、今の俺は誰でもないのか、そう、だな。これを期に変わるか。九雨叢雲という男ではなく、女として………

 あぁそうなると名前が必要だ。そうだな、名前は水晶蘭にちなんだモノがいいな。

 

 

 俺、いや私の名前は─────

 

 

 

 

 

 

 

 

 






納得がいく文章を書くのはなかなに難しいです。
これも自分が未熟という証拠なんですね。
日々精進です。
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