「白騎士事件って何時だっけ?」
俺はソファーに座り膝の上に4歳になった
「千冬さんが14歳の時だから中3?」
霞もテレビを見ながら呟いた。
「そっか」
しかし2年後か……何もなければ嬉しいんだけれどなぁ
「今の所平和だよね」
「そうだねぇ」
そう平和なのだ。悪魔の青年からチート持ちの転生者がいると聞いたけどさ、まだ一回も会ってないんだよね。
「そろそろ出てきそうなんだけどねぇ白騎士事件で姿を見せないとなると一夏の方に行くんだろうなぁ」
めんどくさいなぁ千冬と束ならともかく一夏達となると年齢的に難しくなるんだよなぁ……
そこまで考え俺は溜め息をついた。
「そうなると兄さんじゃ手を出せないね」
そうなんだよな、多分、俺じゃIS動かせないだろうし。
「何かいい方法ないかなぁ?」
「ISは?」
「無理じゃないかな?動かせないと思うよ?」
「だよねぇ原作でも束さんわかってなかったし」
あ、転生者は別ね。あの子達はISを貰ってるか動かせるようになってるからね。なんとも理不尽。
そして再度溜め息をつく俺。
「じゃあISであってISじゃないものを作っちゃえば?」
………それだ!!
「その手があったか!」
そうか無ければ造ればいいんじゃないか。幸いにも近くにISを一番知ってる人がいるし。
「えーと、作れるの?」
「もーまんたいだよ。何せ俺の近くにはISを一番知ってる人がいるからね」
「あ、そっか」
ということでこれからの方針は決まった。ISモドキを造るとしてまずは知識を入れなくてわね。
「そういえばさ、第二回モンド・グロッソはどうすんの?」
「うん?どうするって?」
モンド・グロッソ?何かあったっけ?
「ほら一夏が誘拐されるからさ、参加するのかなーって思って。」
あーそう言えばそうだった。うーん……行きたいのは行きたいけどなぁ。
「俺達ってさ、転生者に対してしか強くないよね?」
「うん?あーうんそうだね」
「だからさ、転生者じゃない屈強な男に立ち向かうってさ……」
「……詰みだね」
そして俺と霞の間に沈黙が流れる。
そう考えるとチート能力持った転生者を仲間入れたいな……さい先不安だな。
そうして沈黙を破ったのは以外にも霞の方だった。
「ま、何とかなるでしょ?まだ期間もあるし」
「まぁそうだね」
確かに今は白騎士事件に向けて少しばかり計画を立てたいしね。んじゃま、俺は作業をしますかね。
そう考えた俺は霞をソファーに座らして立ち上がる。すると霞は不思議そうな目で俺を見てきた。
「お風呂?にしてはまだ時間速いよね?」
「ISモドキの作成をね?少しでも知識に入れとかないと時間は有限だから」
俺がそう言うと霞は納得して『頑張ってね』っと言ってきた。ちなみに霞はそこまで頭はいい方ではないが代わりに運動神経がいい。それと音感もいいから楽器か何かを買って上げようかと考えてる。まぁそんなことは置いておいて俺は霞の頭を一撫でした後に自分の部屋に戻りこれからの事について考えることにした。
◇◆◇◇◆◇
「いたいいたい!!痛いってちーちゃん!!」
今日学校に来たら千冬が束の頭にアイアンクローしてた。メキメキと鳴ってはならない音が聞こえるが気のせいだろうか?周りの皆も何か引いてるし誰も止めようとしないし近づこうともしない。
いや、本当に何があったし?何かめっちゃ機嫌悪いなぁ。
「あいたたたたぁ。今日のちーちゃんは何時にもまして酷いなぁ」
漸く解放されたのか頭を抑えた束がこっちへやってきた。
この二人ってやっぱ人間越えてるよな……
「荒れてるね千冬」
普段の行動も何処か荒くなってる。真面目な彼女があそこまで行くとなると、絶対何かあったんだろうなぁ。
「今のちーちゃんに近づくのは束さんも遠慮したいな。命が足りなくなるよ。」
まさか、この天災様がここまで言うとは……いやはや彼女は底知れないな。本当、敵に回したくない相手だよ。
「ちなみに理由はわかる?」
「かぞく?」
荒れてる理由→かぞく?→親が消える
うん100%それだね。原作でも確か親はいなかったはずだ。ただ何時いなくなったのかがわからなかったから忘れてた。
「疑問解決だね」
俺はそう言って束の頭を撫でてやった。すると束は『えへへ……』ととっても嬉しそうにしていた。
つい霞みたいに撫でてしまったが本人は喜んでいるみたいだしいいか。
「んじゃま少し話して見ますかね。」
と思った所で図ったようにチャイムが鳴ってしまった。
こうなったらもう放課後しかないな。仕方ない。
俺は放課後行動するとして千冬に何を言うか考えることにした。
◇◆◇◇◆◇
「……で。話しとはなんだ?私は忙しいのだが」
そう言って怖い表情を一層怖くして俺を睨んできた。
おぉ怖い怖い、こりゃあだいぶ追い込まれてるね。なるほど俺もこんな感じになってたのか。
「そう焦らなくてもいいんじゃない?千冬。」
俺がそう言うと千冬の表情に少しだけ陰りが入った。
なるほどある程度は自分でも気づいていたのか。
「まぁ言いたくないなら言わなくてもいいよ」
「……」
正直な所、俺としても借りを返したい。何時までも借りを作ってちゃ面目も立たないしね。
「でもね千冬。君は俺に気づかせてくれた。」
だから多少強引でも言わなければならない自分のキャラに合ってなくてもね。でもこんな言い方すると卑怯臭いんだけどね。
「君が俺に友達と言ってくれたじゃないか。それとも君からしたら俺は友達じゃないのかい?」
「違う。そんなことはない!」
「違わないね。君は心の中では俺を信用してないね!!」
「ッ!?」
「少しは言い返しなよ……全く君の言う友達と言うのはそんなに薄っぺらいモノなのかい?」
「私は、そんなこと……」
「違うって言うのかい?」
そこで俺は溜め息をついた。千冬もだいぶあせってる。しかしながら慣れないことはするのじゃない。
「まぁいいさ千冬。俺の方にも問題はあったと思うよ。親がいないから相談しずらいのでしょう?」
と俺が言った瞬間千冬は俯いた。
……いやはや彼女も苦労人だね。同情するよ。ただ頑固なのは考えものだけどね。
「いや、その……すまん…」
漸く気づいたのか千冬はばつが悪そうに謝ってきた。
「はぁ……分かればいいんだよ。分かればね」
「本当にすまん」
っと今度は一気に落胆してネガティブモードに入ってしまった。なんとまぁめんどくさい。
「後で束にも謝っておきなよ?彼女も心配してたからね」
「あ、あぁ」
千冬にとって以外だったのか結構驚いていた。
しかしまぁこれで少しは柔らかくなってくれればいいんだが……
「なぁ
「うん?なにかな?」
彼女には珍しく不安そうな表情だ。やはり親がいなくなるのは心苦しいか。
「お前が改めて強いと理解したよ。」
「……何言ってんのさ?」
「聞いてくれるか?」
「………」
いきなり強いと言われたから何事かと思ったが千冬なりの意思表示だったのだろう。もしくは一人言か。
それから千冬はポツリポツリと話してくれた。親が自分と一夏を捨てた事。
「少しは気が晴れたかい?」
「まぁな、しかしお前に気づかされるとは……」
「ある意味必然だったのかもよ?」
「そうかもしれんな。」
そう言う千冬の表情は晴れやかだ。やはり悩み打ち明けると気が楽になるらしい。人間の不思議。
「もしよかったら同居でもするかい?」
と俺がそう言った瞬間千冬の顔が赤くなった。
いやはや初々しいですな。この反応を久しぶりに見たよ。
「い、いや、さすがにそれは……」
千冬は焦りながらも頑張って呟やいていた。
「ははっ、冗談だよ。」
そして今度は無言で千冬はゆっくりと振り上げた。
「冗談が通じないなぁ。でもさお金無いんでしょ?」
俺の言った事が図星だったのか振り上げた腕をゆっくりと降ろした。
「これ使っていいよ」
そう言って俺は千冬に通帳を持たせた。勿論無理矢理に。ちなみにこんなこともあろうかと口座は作っておいた。ただし元の3分の1ぐらいしかないが相当な金額だ。多分10年は普通に暮らせる。
凄いね!金持ち万歳!!
「ぇ!?いやこんな金額……」
「大丈夫だよ。まだたくさんあるから。ってゆうか貯金がありすぎるんだよ」
「いや、でも……」
でたよ。千冬って真面目だから人から借りたりするとすぐ負い目を感じちゃうんだよね。悪い癖というか、なんというか。もっと正直に生きてもいいと思うんだけどな。
通帳を見て驚いてる千冬の頭を俺はわしゃわしゃと両手で撫でてやる。すると千冬はかなり動揺しだした。
「全く。少しくらい格好つかせろよな。俺はお前に恩返しをしたいだけなんだから。」
俺がそう言うと千冬は急に大人しくなった。俺もそれを見て撫でるのを止める。
「そうか、これはお前とって恩返しなんだな」
「あぁそうだね」
借りはちゃんと返さないとね。
「まさかこんなに大きくなって帰ってくるとは思わなかったよ」
そう言って千冬は俺に笑ってくれた。勿論俺もそれに笑顔で返してあげた。
一難去ってまた一難とはよく言ったものだね。退屈はしないけどなかなかハードだ。
さて次は恐らく白騎士事件だな。それまでに色々と霞と話さないとな。まだまだ考える事は沢山ある。しかし転生者が出てこないのも不思議だ。そっちにも注意しとかないとはいえ、これじゃあなぁ
と先の事を考えるが今度は一向に姿を見せない転生者達に頭を悩ませるのだった。
白騎士事件→
マイペースな人と一緒にいると何故かその人に影響される。←これ人間の不思議
荒れてる理由→女性特有の?←あ、察し……
金持ち万歳!!金持ち最高!!金持ち羨ましい。
ほんわか兄妹。
束さんは可愛い。
千冬さんも可愛い。
可愛いは正義
ハッ!?俺はいつの間にロリコンに………