進撃の巨人VS伝説の超サイヤ人!!熱戦・烈戦・超激戦 作:ツキリョー
ここは新惑星ベジータ、サイヤ人パラガスがベジータを葬る為に呼び寄せた廃墟の星である。そのパラガスは息子であるブロリーに一人用のPODごと潰され既にこの世からはいなくなっていた。そして今は白いズボンを履き赤の腰布を付けて金の首飾りを付けた男が全身の筋肉が膨れ上がって緑がかった金髪に白眼を剥いていた。彼は『伝説のスーパーサイヤ人』のブロリーであり、それと対峙しているのは全身傷だらけの満身創痍でオレンジの道着の様々な箇所が破れていながら、目の前のブロリーを睨みつける男がいた。孫悟空である。
悟空「奴をこのまま生かしておくわけにはいかねぇ。負けるわけにはいかねぇんだ!」
ブロリー「へははは!雑魚のパワーをいくら吸収したとて、この俺を超えることは出来ぬぅ!」ゴゴゴゴゴ
悟空は既に倒れているベジータ、ピッコロ、トランクス、そして息子である悟飯からパワーを分けてもらい次の一撃に全てを賭けようとしていた。グモリー彗星が刻一刻と迫ってくる中、それでも2人の頭の中には目の前の敵を倒すことしか無かった。
悟空「そうかなぁ?やってみなきゃわかんねぇ—!!」ゴゴゴゴゴ
悟空「でやぁぁぁ!!」ゴォォォ
ブロリー「はぁぁぁぁ!!」ゴォォォ
仲間のパワーを得た悟空と一人のパワーのブロリー、史実通りならここでは悟空がブロリーの腹部に一撃を見舞って勝つはずである。しかし
ブロリー「でやぁぁぁ!!」ドゴォォォ
悟空「うわぁぁぁ!!」
悟空の一撃がブロリーの腹部に入るよりも早く、ブロリーの一発が悟空の顔面を捉えたのだ。そのままブロリーは拳を振り抜いて悟空は勢い良く真下へと吹き飛ばされて地面に叩きつけられたのだった。全く動かなくなった悟空を見下ろしてブロリーは高笑いする。
ブロリー「カカロット、今楽にしてやるぞ。フハハハ!フハハハハハハ!!」
悟空(ちきしょう…負けた…それにもう彗星がこの星にぶつかっちまう!仕方ねぇ…ベジータや悟飯達を連れて瞬間移動で避難するしかねぇみてぇだ。)ビュオオ
悟空は最後の力を振り絞って立ち上がり、ベジータや悟飯達が倒れている所へと飛んで行った。しかし、それをみすみす見逃す程ブロリーも甘くない。
ブロリー「カカロット、どこへ行くんだぁ?この俺が逃がすと思っているのか?」ビュオオ
ブロリーはすぐさま悟空を飛んで追いかけ始めた。そして後ろから撃墜しようと気弾を撃ちはじめた。
ブロリー「これでくたばるがいい!」ポーヒーポーヒーポーヒー
悟空「ッ!」
悟空は相当キツイらしく顔を顰めて歯を食いしばりながらなんとか紙一重でブロリーの気弾を躱す。
悟空(間に合え!間に合え!間に合えーー!!)
ベジータ「カカロット…」
悟飯「お父さん…」
ピッコロ「孫…」
トランクス「悟空さん…」
悟空「悪ぃ。皆…逃げっぞ。オラに捕まれ…!」
ベジータ「貴様…俺のパワーを使っといて…!」
そしてなんとか仲間の元にたどり着いたベジータ達も悟空に気づき、負けた悟空にベジータが悪態をつこうとするが、悟空は聞いてないのかすぐさま瞬間移動を使おうとする。しかし、そうはさせまいと言わんばかりにブロリーが一際強い気弾を放とうとしていた。
ブロリー「取っておきだ!死ぬがいい!ブラスターシェル!!」ポーヒー
ブロリーが最後に放った気弾が悟空達に命中しようとした直前で、悟空達は瞬間移動で姿を消した。それを見たブロリーはつまらなそうに鼻を鳴らした。
ブロリー「フン、逃げたか。クズどもめ。雑魚のパワーを吸収した所で所詮クズはクズなのだ。最早敵ではないな。」
カカロットという標的がいなくなったことでブロリーはようやく周囲を見渡した。
ブロリー「もうすぐ彗星が激突するか、だがこの俺が星の爆発くらいでは死なん。ん?」
ブロリーは気を自身の周りに張ってバリアを構築してしまえば爆発による影響を受けないので自力で生き延びる自信は十分にあるのだが、遠くに球体状の乗り物を見つける。それは一人用のPODであった。
ブロリー「一人用のPOD…まぁいい、どうせ他に行く宛はない。だったらこいつが向かう星に行くとするか。」
宇宙空間に飛び出しても行く宛がなかったブロリーは、後先考えずにとりあえずPODにプログラミングされた行き先に目的地を委ねることにしたようだ。本来ならブロリーは自信に満ちあふれていて自分の決めることややる事にも一切の疑いを持たずに決めたことをしっかりやる性格なのだ。しかし、今のブロリーは"カカロットに勝った"という余韻に浸りまくっていて機械に素直に従う事を問題なく出来るくらいには上機嫌になっていた。しかし、カカロットに勝ったことで極上の気分であるはずなのに何処か虚しさを感じてる自分もいるのだった。そしてブロリーが乗ったPODはグモリー彗星が新惑星ベジータにぶつかる前に問題なく飛び立っていった。
ブロリー(そういや親父ィは地球に行くつもりだったな。ということはこのPODも地球に向かっているのか?いや、考えるだけ無駄だな。)
ブロリーの推測は当たっていてこのPODは地球に向かうようにプログラミングされていた。しかし、あまりにも飛び立つのがギリギリだったため、プログラムの磁気が歪んで同じ地球でも全く別の世界にたどり着くことになるとは、この時のブロリーには知る由もないのだった。
———
ここはとある森の中である。そこは人間が全く寄り付かない場所で、非常に高い木々が覆い茂っていた。そして一定の間隔で全裸の人が何人もいたのだ。人間ではなく人である。何が違うのかというと、その人達は身長が非常に大きいのだ。遠目から見ても3mから5mの大きさを誇るのがそこら中にいて10mをとうに超えるのも沢山いた。この生き物達は巨人であり人間を捕食する生き物である。地上を支配する巨人は知性や理性が全くなく、気ままに彷徨っているのだが、一度人間を見つけるとニタァと笑みを浮かべて捕食しようと追いかけてくる恐ろしい生き物なのである。
「ゔゔぅ。」
「ゔぉゔ。」
そして今日も唸りながら人間が人っ子一人いない巨大樹の森の中を巨人が彷徨ってるところに
ヒューン ドガァァァン
空から球体状のものが落下してきて森の中に激突したのである。そのあまりの衝撃に地面にクレーターが出来ていて周囲の木は歪んだり曲がったりしていた。巨人達は一瞬だけ視線を向けるもののすぐに興味を無くしたように背を向けたり、曲がった木を素通りしたりしていたのだった。その落ちたものはブロリーが乗っている一人用のPODである。しばらくするとPODの扉が開いて中からブロリーが出てきた。
ブロリー(…着いたのか?ここは何処だぁ?沢山の木が生えてるが森とやらか?)「んん?」
ブロリーは気配を感じて周囲を見ると沢山の巨人がこちらを見て向かって来ているのを見つけた。その巨人は全員ブロリーを見てニタァと粘りつくような笑みを浮かべていた。ブロリーの通常形態である今の身長は2.3mほどである。つまり巨人達に取っては極上のご馳走に他ならなかったのだ。普通の人間であれば力の強さから足の速さに至るまで全ての分野で巨人に勝てるはずがなく、一度でも狙われたら阿鼻叫喚ものである。しかし、ここにいるのは南の銀河を破壊し尽くした伝説のスーパーサイヤ人である。狙われてることを察知したブロリーは逆に口角を上げていた。
ブロリー「面白い、まずお前から血祭りに上げてやる。」
自身を狙う巨人達に対して、ブロリーも自身の気を高めて臨戦態勢に入るのだった。
巨人の描写書くの難しいです…それでもまた頑張っていきます。それではまた次回。