レズ尊男卑世界でかっこ悪さを見せ続けるTS登山おまんまRTA配信者太陽ほとけ   作:ニャンコダウンロード

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レズ尊男卑世界なのですよ

配信者とは、配信前に視聴人数制限を行い、かつ予約待機枠で視聴予定のファンを争わせる生き物でなければならない

1991年 太陽ほとけ 34歳 独身

 

 

太陽が登り始めて何時間か経ち、山を山頂目指して登っていた2人組は共に配信者として関係のある間柄であった。

配信者として活動を始めた時期により先輩と後輩という年功序列に似た関係が勝手に視聴者達により出来上がってしまうが、それはそれとして2人の関係は共に個人で活動をしている配信者同士。

今は訳あって後輩の献身的な善意により、後ろ姿の先輩が登る様を見ながら自身も登る後輩の姿がある。

登りはぐいぐい降りはゆっくりという場合によりけりなジンクスや天候、本人の体力を含めた相談が飛び交ったりもするのだが、それらは決して悲観が混じるものではなく、見てくれている視聴者に向けてのコメント返しや先輩後輩同士の気遣いが表に現れていた。

山にいるものは時間を気にして腕時計やスマホを見る者がいたりするが、その代用に視聴者を使ったりする配信者もいる。

登る山によっては、視聴人数制限をかけている視聴者の数よりも明らかに羽虫の数が多い。

視界の素晴らしい景色に被さってきたそれを滅ぼすのは、指だ。

 

 

「我は神罰の代行者っ!こんがり焼かれよっ!スカイウェイパー三本指スラッシュッ!」

 

 

安物の手肌は真っ青な空に伸ばされて、皿よりも白い雲まで伸びている。

その手は3つの指先が鉤爪の形に伸びて空中にいる羽虫を遠くの雑多な林へと追いやった。

発せられた言葉と共に首と背骨を持ち上げるのは発言したほとけちゃんと視聴者から呼ばれる配信者。

バランスよくおまんまし過ぎたからだろう。

登山をして山頂でおまんまするというRTAを長らくやってきた太陽ほとけ。

その足腰は良い感じに細く引き締まって、首や腕も含めてレズにとって避けられない魅惑の体つきをしていた。

だが、登山おまんまRTA配信者としてはあまりにカスすぎる程の落ちこぼれ中の落ちこぼれ。

言い訳になるが偏頭痛持ちに加えて体力の消耗による極度のブラックアウト体質。

本当はアウトドア活動など絶対に似つかわしくない人である。

辞めたくない理由の一部に後輩や視聴者が応援してくれるという事実が両肩に乗っている事と、住んでいる賃貸にプレゼントが送られて来るという蜂蜜よりも甘美な喜ばしさがあるというのは…先輩の話。

 

 

→日焼け止めクリーム安物定期

→高いやつ買えばいいのに

→そろそろ休憩しようよ

→頑張れ俺の三十路

→四十路までのカウントダウン始まってますよ

→中々虫いないな

→やっぱ餌ぶら下げて歩かんとね

→太陽あち〜

→貴方は室内でしょ

→そうだよ

→笑

→せめて登山してよ

→ほとけちゃん首筋に汗ついてますよ

→ぺろぺろ

→はい独身

→何故ばれた

→ほとけちゃんはまだ若いから

 

 

「ごらあっ誰だ三十路つったやつっ!叩くぞっ!」

 

 

→また血圧あがりますよ

→オコなの?

→俺と同じ歳なんだよなあ

→落ち着け34歳

→頑張れ34歳

→山頂登ったらおまんましていいですよ

→今日こそはまともなおまんまなんでしょうね?

→なんかフラフラしてる

→顎殴られた?

→申し訳ないが1991年生まれの顎を殴るのはNG

 

 

後輩の出番は後輩自身がよく理解している。

心配だからといった自己中心的な考えと、好きな人に振り向いて欲しいという欲情。

レズ尊男卑のこの世界において、食欲睡眠欲性欲というのは性欲が最も感情の振り幅が上をいく。

可能性の獣。

困る事は好きな人を大好きになりすぎる事。

そこら中で多発する痴漢や監禁、ストーカーなどは全て女性である…レズが関係していた。

1ヶ月に1回は警察官が女性への痴漢により挨拶代わりに逮捕されるのは月の風物詩である。

因みに検察官も裁判官も痴漢で挨拶代わりにほいほい捕まる。

世はまさに、大痴漢世界であった。

 

 

「あ、やばブラックアウト来る…。あ、う…。もう、駄…目。ち…くしょう…くそ、が…」

 

 

→また気絶して笑うわ

→今日だけでもう3回目なんですよ

→流石三十路ですね

→早く登山おまんましないといけないのにほんと無能

→もう我慢できなくてこっちのハンバーグ冷えてる

→こっちのカップ麺も麺がのびのび

→もうこっちは置いてたおにぎり食べてるます

→全方位カメラで気絶顔を晒すほとけちゃん好き

→毎回これのせいで一番本人が太陽に焼かれてる

→予約枠で厳選した視聴者を放置する登山おまんまRTA走者の鑑

 

 

全方位カメラの目線。

空から真下まで見えるそれが一箇所で固まる。

それは先輩が立ち止まる、もしくは休憩、あるいはブラックアウトにより気絶をしてしまうタイミングであった。

2人の付けているゴーグルにコメントが流れ込んでくるが、当然それらは失礼な言葉も混ざっている。

そんな視聴者の一人一人を一瞬で嫌う事なんて簡単な事だが、尋ねれば人助けをしてくれるコメントが含まれる多くに喜びを感じる配信者は前向きな思考を糧に日々を過ごしていた。

一方、後輩はどうだろう。

 

 

「ほとけ先輩駄目ですよこんな所で寝ちゃ…。悪い人に見つかったらどうするんですか?隙を見せてたら危ない世の中なんですよ?ほら、山頂で好きなおまんまが待ってますよ?」

 

 

太陽ほとけ34歳が隙を見せたからだろう。

そこから直ぐに背後から彼女に近付いた影は小声のまま覆い被さって、全方位カメラを通して視聴者に独占欲を見せつけるサディストストーカー柿餅ララナ18歳が気絶しているほとけちゃんと似た登山服を着こなしたまま、互いの頬と頬を擦り合わせ始める光景が映り込む。

 

 

→ララナちゃんまた発作か

→気絶者を狙う獣

→妖怪かな?

→ファンです

→可能性の獣ですよ

→濃厚接触の代行者キタコレ

→無断頬擦り接触助かる

→先輩想いな後輩の鑑

→覆い被さってますよ

→想いを隠し切れない模様

→ほとけちゃんの愛人枠

→認知されてないですよ

→ストーカーでしょ

→ファンだよ

→認知されてないですよ

→独身を貫くほとけちゃんの究極の敵きたか

→敵じゃないよ信じて

→怖くないよ

→男性は黙って指を咥えて見ててね

→ほとけちゃんが気絶した途端におどおどする演技やめるのほんと毎回笑う

→悪い子ですね…

 

 

「クンカクンカ。スー…ハー…、スゥー…ハァー…。ほとけ先輩駄目じゃないですか、首筋にこんなメスの臭いを撒き散らしちゃ…。視聴者に申し訳が立ちませんよ?」

 

 

脂肪の塊であり捌け口である胸を当たり前の様に慣れた手つきで掴み、先輩を堪能する後輩の鑑である柿餅ララナ18歳。

サディストストーカーと視聴者から呼ばれようと、自分の愛が結実し純愛が2人をカップル系配信者という神の領域コンテンツまで互いを押し上げるものだと信じていた。

信じていたい脳みそはやがて後輩であるララナちゃんの脳を一年未満で犯し切り、登山おまんまRTAの元祖であるほとけ先輩を心で捉えて離さない。

監禁して愛を確かめ合おうとしないだけマシだろう。

視聴者を応援装置として利用し、自分達は将来結ばれるのだ。

気絶したり寝ている相手には強気になれる子、それが柿餅ララナであった。

だからこうしてついでとばかりに先輩の首筋に心の糧と称して歯形をつけてあげたり、次々あれやこれやと指を咥えて見ている男女の視聴者に向かう示しを行動を示していた。

その魔の手が太陽ほとけ先輩のジーパンのベルトに伸びた辺りで、ブラックアウトの時間をいつも弾き出した立場の後輩の脳みそが待てよをかける。

ジッパーをすこしあけて中にあるパンツを少し指で触るだけで終了した。

2度目の人生がないからこそ噛み締めて生きねばならないのに、先輩のブラックアウトからの短い時間がそれの邪魔する。

やはり大正義…神の領域とされるカップル系配信者でよく使われる睡眠薬が必要なのか…と心をよぎる善意の塊。

 

 

「時間…ですね」

 

 

一方の視聴者は机や枕を殴ってストレッチし、見ていた現実をコメントへと変換していた。




職場で息抜きで書いたもの
シャケ食った方がまだマシか?
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