ハイスクールD×D 特進教室のブレイダー 作:ogachan
今回は書き続けられると嬉しいな~なんて
とりあえず、がんばります
(嘘でしょ……ありえないんだけどマジで)
はい、みなさん初めまして。私の名前は『紫藤エリカ』です
誰の存在も認識できてませんが、きっと読者的な存在ですよね? そういうことにしておきましょう? でないと私がやってられないです
はい、察しの良いみなさんならもうお分かりですよね?
そう、私はいわゆる転生者という存在です。神とやらには遭遇していませんが……
なお、私が前世の記憶を保持しているだけなのか、あるいはどこかのファンタジーな創作世界に強制転生させられたのかは全く分かりません
ですので、可能な範囲で知識を求めました
幸か不幸か、この世界での私の父親は教会に務めている牧師なので最も厄介なファンタジー要素の確認にはうってつけでした
はい、結果は言うまでもありませんね
この世界には聖書をはじめ様々な神話の存在が実在してるとのこと
中でも聖書陣営では転生悪魔なる存在までおり、教会でも頭を悩ませているらしい
簡潔に説明すると『
うん、予想以上に恐ろしいファンタジーワールドに来てしまったようです。おかげで私の胃もストレスマッハでどうにかなりそうですよ
「はぁ……」
「大丈夫かい、エリカちゃん?」
ため息を付いた私を心配そうな眼差しで見つめる我が父・トウジさん
「あ、うん。大丈夫だよ? 世界にはこんなにも怖い秘密が隠されていたんだなって思っただけ」
「そうだね、心配はしていたんだけどエリカちゃんは勤勉だから早めに正しい知識を与えたほうが怖がらずに済むと思っていたよ」
(ふうん、流石に親なだけあってよく見てるんだね)
普段の日常では私と
「質問なんだけどお父さんは悪魔と戦ったことあるの? そういうお仕事もしてるの?」
「必要とあればね」
「どうやって対抗してるの? いくら武器を持っても人間は無力でしょう?」
「そうだね、聖剣をはじめ武器には限りがあるし、種としての能力は著しく劣っている。けれども方法はあるんだよ」
「例えば?」
「主と天使様から加護を与えてもらうことだってできるし、技量は純粋な努力で磨ける。あとは限られた人間には
「?
「主から与えられた贈り物、超常の力だよ」
(そうか、これだ!)
***
後日、私は1人で人目のつかない山の中に来ていた
イリナの相手は幼馴染に任せ、私は1人でとある目的を果たしに山へ
父から
そう、それは宿っているかどうかも分からない
私には転生特典など何ひとつとしてなかった。だからこの世界だからこその手段、可能性に賭けた
「よし、ここまで来れば余波の心配もないよね」
発現のための具体的な方法は分からない。けれど、こういうのは闘争本能の類いを刺激すれば形になるのがお決まりだ
私のイメージはもう出来上がっていた
左胸――心臓に手を当てて、頭の中で自分を1本の刀剣に見立てる。そして、自分の中の可能性を剣として解き放つつもりで叫ぶ
「武装錬金!!」
抜刀する要領で動かした右手には次の瞬間、光が収束して1本の剣が出来上がっていた
「これが、私の
見栄えはパッとしなかった。正直、どこにでもありそうな作りのシンプルなデザインでとても神が作り出した力とは思えなかった
「ほう、高い霊気を感じ取って足を運んで見れば、これは面白いな」
「! だ、だれっ!?」
声が聞こえて背後を向くと、そこには1人の男が立っていた
金と黒の髪が入り乱れた短髪の青年
それだけならば普通と言えたのかもしれないが、漂うオーラがそれを否定していた
「そう警戒するな、ただの流浪のドラゴンだ」
「ど、ドラゴン……?」
「名はクロウ・クルワッハ。『
「なっ!?」
驚きを隠せなかった。ケルト神話の有名な邪龍が目の前にいるというのだから無理もない
「……こんな子どもに何の用が?」
「特別な要件はない、現時点ではな。見に来ただけだ」
「?」
「俺だけではないだろう。神々もまたお前に興味を持って見通しているはずだ」
「……私はただの人間の小娘なのに、どうして?」
はっきり言って意味が分からなかった
「そうだな、生まれに特異性はないだろう。だが、稀にお前のようなケースがある。だから神々は常に目を光らせている」
「えっと、分かるようにお願いできませんかね?」
「そうだな、きっかけを与えるなら今だな。ちょうどいい、俺が相手になろう。その剣で斬りかかって来い」
「ええっ!?」
「恐れることはない。今のお前ではまだ傷ひとつ付けられん」
「――」
なぜだかは分からない。けれど、その言葉が妙に癪に障った
「そこまで言うなら――てりゃあああぁぁぁっ」
全身全霊で斬りかかった。けれど、剣は呆気なく砕け散った
「目覚めたばかりではあるが拍子抜けだな。その程度ではないだろう、お前の力は。もう一度作ってみろ、次はもっと明確な意思と力を込めろ」
(作る? そう、私に与えられたのは作る力なのね……確かにさっきのは何もかも曖昧だった。けど、今の私には力を込める技術がない。なら発想を逆転させましょう)
今度は剣自体が私から力を引き出すようにイメージを変えて、作ってみた
すると変化がおきた
剣身から霊気が溢れ、光となって駆け巡る
その間、私の中から何かが吸い取られていく
(長くは持たないっ……この一撃、全力で!)
後の被害など考えずに剣を振り下ろした。瞬間、私の意識はそこで途絶えた
***
「……う、うぅん……?」
「気がついたか」
「っ! ……!?」
目が覚めるとすでに日が傾き始めた夕暮れ時だった。どうやら眠っていたようだ
「薄皮1枚といったところだが確かに通ったぞ。俺の表皮に傷をつけるとはな、実に面白いぞ」
「たった薄皮1枚なのに、何が面白いの?」
「そう不貞腐れるな。俺に傷をつけられる剣など数えるほどしかない。しかもそれが即席で作り上げられた物ともなればこれが初めてだ」
(えっと、これって褒められてるのかしら? 喜んでいいのかな?)
私が内心で反応に困っていると邪龍はとんでもない提案を打ち出す
「よし、これも何らかの縁だろう。少しばかり手ほどきをしてやる。神々が余興とばかりに弟子を持つ気持ち、今なら少し分かるぞ」
「えっと、試し斬り相手になってくれるってこと?」
「その認識で構わん。しばらくこの付近に滞在する。いつでも来るがいい」
この日を境に私の修行という名の地獄の日々が幕を開けた
イリナと一緒に幼馴染と遊ぶ子どもらしい日常を大事にしつつも剣道も始めてみたりした
ただ、力の発現をきっかけに私は世界の流れとやらに知覚されたのだろう
視察か何かで訪れていた教会のお偉い様に才を見出され、幼くして海を渡ることになった
件の邪龍――クロウ・クルワッハが私に接触してきたのも必然だったのだろうか
***
「紫藤エリカ、入ります」
ヴァチカンでの初めての朝、とある人物に呼ばれた
ヴァスコ・ストラーダ――何を隠そうこの人物こそが私の才を見出したお偉い様
聖剣デュランダルの担い手で現代の英雄とまで称されている偉大なお方
「幼い身の上でよく来てくれたね。呼び出したのは他でもない、キミの才能について話しておこうと思ったからだ」
「はい、私も可能であればお聞きしたかったです」
「結論から言おう。今後、キミの指導には私が直々に当たる」
「? デュランダルの継承者はすでに決まっていると耳にしていますが?」
「そうだ、ただキミには別の才能、理由がある。無論、それは
「いったい私にどのような才能が?」
「一言で述べるならそうだな、英雄へと到れる才だ。キミは私と同じだ、世界から望まれた存在、運命を背負いし者だ」
「!」
その言葉で全て理解した。クロウ・クルワッハが私の目の前に現れた理由も、その体に傷をつけられた理由も全て
(ああ、やっぱり世界は残酷だ)
簡潔オリ主紹介
名前:紫藤エリカ
ポジション:イッセーの幼馴染兼イリナの双子の姉
神器:聖剣創造
外見:栗毛ポニーテールのイリナがイメージ
ひとこと
クロウさん、どこにいてもおかしくない便利なキャラです笑
エリカさんと殺し愛に発展できてもおかしくない関係性だよね
ではまた次回、今日中狙えたら嬉しいな~