「招木、この後空いてる?」
嵐山がそう言った瞬間、放課後の教室の騒めきが一瞬で静まり返った。
「うん」
「よかった。どこか遊びに行かないか?」
「いいよ」
今度は阿鼻叫喚に変わる。嵐山は学校一のモテ男なので、彼が女子を誘ったというだけで学校が揺れるほどの衝撃になるのだ。
穏やかな性格のおかげでファン層はさほど過激ではなく、どちらかと言えば「えっ嵐山くんが女の子誘った! デート!?」みたいなスキャンダルにワッとなっている感じである。
「麻雀をするの?」
「ん? ああ、いや。麻雀はしない。やったことあるんだな。諏訪さんのところで?」
「うん。ビギナーズラックすごいなって東に褒められたけど、全敗してる」
「あまり勝ちたいとは思わないんだな」
「麻雀難しいし。それにみんなと遊んでるのが楽しくて、それがいいの」
「そうか」
嵐山と招木。二人がボーダーに所属しているのを周りの生徒は知っているが、知名度や人気には圧倒的な差がある。招木の何がいいのだろう。
学生たちは興奮に顔を赤らめて二人の背中を見送った。
ただの友達と言い切るには、学校という閉鎖空間はあまり適さない。
校門を出て並んで歩く。それだけのことにも嵐山はどこか緊張を感じていた。
無愛想で明確に拒絶する招木の姿が未だ根強く、こうやって遊びに誘ってOKをもらえることにも違和感がある。
まあそのうち慣れるだろう。あまり招木に気づかれないようにしなくては。
「こっちから誘ってなんだけど、今日は招木がやりたいことを知りたいんだ。どこに行きたい? というか普段何しているんだ?」
「訓練。と、走り込み。散歩。お買い物」
「へえ。生身でもちゃんと運動しているんだな。えらいぞ」
「今は200mだって走れる。体力もついたし、戦闘中に転ぶ回数は減ったよ」
「おお、よかったな。ちゃんと努力が身を結んでいる。そうだ、今度犬の散歩に付き合ってくれないか?」
「犬?」
「うちで飼ってるコロだ。かわいいぞ」
「ふーん、散歩したい」
「よし」
普通に話はできている。次の約束も取り付けた。まるで本当の友達みたいだ。
雑談しつつ何となく繁華街の方へと向かうと、クウウとお腹が鳴る音がした。招木がお腹を撫でる。
「お腹空いた?」
「うん。空いた」
「ちょっと早いけど軽食でも食べるか」
「食べたい」
「何がいいかな」
招木はキョロキョロと周囲のお店を見渡して、あれ、と指差した。三門市内に四店舗ある大手ハンバーガーチェーン、バーガークイーンである。
馴染み深いそこはボーダー隊員に人気があり、嵐山もハンバーガー好きの佐鳥に何度か奢った経験がある。いいな、と相槌を打って店内に入った。
「どれにする?」
「ねえ、嵐山」
「何だ?」
「ここには来たことがないから、どれにすればいいかわからない。おすすめを教えて欲しい」
「いいよ。初めてならスタンダードなクイーンバーガーセットでいいと思うけど、夕飯は食べられそう?」
「心配いらない」
同じセットを二つ頼んで、提供されたトレーを持って2階へと上がっていく。店内は主に学生で賑わっていて、二人と同じ学校の生徒も多いようだ。当然、注目を浴びる。
それらをスルーして手頃な二人席に腰を下ろした。招木はどこか表情が固い。ちょっと難しそうな顔でハンバーガーを見下ろしている。
「これは、どうやって食べるの?」
「こうやって掴んで持って、そうそう。で、バクリ! だ」
嵐山が実演すると、招木もその動きを真似して挑戦する。しかし中身がボロボロと飛び出してしまって、少しだけ眉を下げた。
「難しい。こんな難しいことを嵐山はできるのね」
「慣れたら招木もできるようになるさ。それに美味ければいいんじゃないか?」
招木は落ちた肉とトマトを行儀悪く口に放り込み「たしかに美味しい」とモゴモゴ言った。ギュッと眉間にシワを寄せていて沁み入るようである。よほど美味しいらしい。
そんな様子を見ていると、何の変哲もないバーガーの味がより美味しく感じられて、嵐山はやっと楽しそうに笑った。
「あ、ここついてる」
「ソース?」
「ああ、違う。そっちじゃない」
口元についたソースを招木が全然とれないので、つい紙ナプキンで頬を拭った。友達というかもはや妹である。彼女を見ていると、何だか世話を焼きたくなってしまうのだ。
「ポテト美味しい」
「ポテトも初めて?」
「うん。美味しい。また来たいな」
揚げたてから時間が経ってシナシナになったポテトをつまんで、招木は大満足である。
その様子に笑顔を返しながら、嵐山はしみじみと感じることがあった。
……いや、こうしてみると本当に丸くなったな。
聞かれたことには素直に答えるし、困った時もすぐ頼ってくる。ハンバーガーを食べて美味しいと感動するのも事実だろうし、表情はわかりづらいが言葉選びのおかげでとっつきやすさが生まれていた。
諏訪や小南に可愛がられるのも納得である。
「あ、そうだ。桐絵とも仲良くしているんだな」
「桐絵?」
「小南桐絵。俺の従姉妹だ」
「ああ。木崎と走った後、玉狛支部で晩御飯をごちそうになったことがあって。そこで知り合ったの」
「そういう経緯か。あいつに迷惑かけられてないか?」
「全然。一緒にご飯食べたり遊んだりしてくれるよ」
今の招木を前にすると「お腹すいた? じゃああたしイチオシの店に連れてってあげる!」と小南が張り切る姿を容易に想像できる。同性だろうが異性だろうが招木の態度は変わらないので、今の自分と同じように周りに世話を焼かせるのだろう。
バーガーを食べた後はゲーセンに寄った。招木はゲーセンに来たのは二度目だと言って、キョロキョロ興味深そうに周りを観察していた。
あれがやりたいと選んだのは有名なカートレースだ。お互いワンコインをコイン口に挿入する。
「そっちがアクセルで……前に進むから、基本押しっぱなしでいい」
「押しっぱなし」
「これがハンドル、カートを左右に動かすんだ」
「どうして動かすの?」
「それは、あ、始まるぞ」
結局嵐山の説明が終わらないままゲームは始まった。招木はルールも操作方法も理解していないので、一斉にスタートを切ったNPCたちを「速いね」と見送ったし座席が振動するたびに「わわっ」と声を出した。
最下位で終了しゲームも満足にやれていないはずなのに「もう一回やりたい」と要求する。楽しかったらしい。嵐山も口元を緩めて遊びに夢中になった。
そんな感じで招木は放課後の時間で初めての体験を満喫した。案内人となった嵐山にとっても有意義な時間だった。
「今日は楽しかったな」
「うん。またゲーセン行きたい」
「今度はプリクラとかも撮りたいな」
「プリクラ?」
夕陽が差し込む街並みは人々の賑わいで溢れている。その中に紛れる二人も、はたから見れば放課後を楽しむただの高校生だ。
「招木」
「なに?」
「……ボーダーに入隊してから、楽しいか?」
「うん。今が一番楽しい」
「……そうか」
短い時間共にいて痛感したことだった。
招木は今の生活を満喫している。家族が全員死んだという影を全く感じさせなかった。転校当時はものすごく暗かったが、今は周りの人に影響を受けて良い方向に進んでいるみたいだ。
それはラッキーガールの噂が起点となっている。
だがボーダー入隊当時の冷ややかな招木が、自身のサイドエフェクトについて言いふらすとは思えない。かといって幸運体質に気づくほど近しい人間もいなかっただろう。
「……」
ボーダー内でサイドエフェクトが発動する場面は戦闘訓練が中心だろうが、その頃招木は目立っておらず人の記憶には残らない。
せいぜい自販機で飲み物を購入して当たりが出たところを見るくらい。しかしその程度で「招木にはサイドエフェクトがあり、それは幸運体質だ」とずばりと言い当てることは不可能だ。
ではどこから噂が流れたのか。
彼女の素性を正確に把握した誰かの仕業じゃないだろうか。その人物により噂が流れ、誰かが当人に接触するのを待っていた、とか。
このやり口には覚えがある。
『おれのサイドエフェクトがそう言ってる』
迅だ。未来視のサイドエフェクトを持つ彼なら、未来のために糸を操ることができる。
だが少々回りくどいかもしれない。迅が招木に直接接触し、良い風を吹かせることだってできたんじゃないのか。そうしなかったのは何故なのか。
「あ。嵐山」
「うん?」
つらつら考えに耽っていると名前を呼ばれてハッとした。が、招木は嵐山を見ていなかった。
店先に貼られたポスターを発見したのだ。ボーダーの新規隊員を募集するためもので、モデルは嵐山だった。模範的で爽やかな笑顔の自分がいる。ああ、そういえば撮影したなと記憶が蘇ってきた。
「こういうのも君の仕事?」
「そうだな。根付さんから振られるから」
「ふーん」
立ち止まってジッと見られるのはなんだかむず痒い。嵐山は手持ち無沙汰な感じで辺りに視線をウロウロさせた。すぐに興味をなくすと思ったのに、意外にも招木は時間をかけてポスターを観察しているのだ。
「見ても面白いものじゃないだろう」
「そう? まあ、そうだね。面白いとは感じない」
招木に肯定されて、それはそれでちょっと落ち込む。
「だけど、大切なことなんだなと思うよ」
「……」
「君は期待や理想が重みにはならないの?」
「ならない」
即答だった。
嵐山にとって期待や祭り上げは、応えるためのエネルギーになる。誰かの喜ぶ姿は力になるのだ。そのためにできることは何だってしたいし、どんな努力も苦にならない。
だけど招木はきっと違う。彼女の家庭環境を何となく推察している嵐山は、ここで「君はどうなんだ。期待されるのは嫌か」と言葉にすることはできなかった。
招木を追い詰めたいわけじゃない。天涯孤独となってからの人生を心から謳歌しているなら、それでもいいと思うから。
「期待してくれる人がいるから、俺は頑張れるんだ」
「そう。……やっぱり嵐山とは合わないなぁ」
「寂しいことを言うんだな」
困ったように微笑む嵐山を一瞥すると、招木は鞄をゴソゴソした。取り出したのは携帯だった。ポスターをパシャリと撮る。
「写真? 急にどうした」
「見返すために写真を撮るという知見を得たから」
それは写真を撮る行為に対しての説明であって、招木が嵐山のポスターを撮る理由にはなっていない。
だがそこが気にならないくらい嵐山は少しいい気持ちになって、自分の顔を指差した。
「本物はここにいるぞ?」
ぱちぱちとまばたきをした後に招木は嵐山に携帯を預けた。てっきり他撮りされるかと思ったが渡されてしまったので、それならと招木を手招きする。
「自撮りはしたことあるか?」
「自撮り?」
「こう、もう少し寄って。もう少し……うん、そのまま」
パシャリとシャッターを押す。ポスターばりに輝かしい笑顔を放つ嵐山と半目の招木のツーショットの完成である。
撮り直すか? と提案したが、招木が満足そうだったので本人がいいならいいかと思った。
「その写真、俺も欲しい。連絡先を聞いても?」
「いいよ」
やり方がわからないと言うので、招木の携帯を拝借し自分の連絡先を登録する。写真も送ったので目的は達成した。
自身の携帯に半目の招木の写真があるのが嬉しくて、口元が緩む。
彼女と仲良くなりたいと思いつつも嫌われているからと諦めていた過去の自分に教えてやりたい。未来のおまえはツーショットを撮っているぞ、と。
解散の時間となり、招木がボーダーに行くというのでそこまで送ることにした。
基本的に嵐山が話して招木が相槌を打つ、というコミュニケーションだが、彼女はわからないことが多いので質問する回数も増え、いい感じに相互的な会話ができている。
「この後は訓練?」
「うん。あと外周も行く」
「それなら俺も……あ、三輪だ」
そこへ通りがかったのは三輪だった。嵐山に名前を呼ばれ、鋭い目つきで射抜いてくる。
彼もまた嵐山や招木と同期であり、年は少し幼い中学二年生のB級隊員だ。嵐山は入隊当時から新ポジションである銃手育成計画の初期メンバ一に組み込まれており、三輪も同じ境遇の隊員だった。だから自分たちは親しい方……だと嵐山は認識している。
笑顔でこっちこっち、と手招きすれば、絶対来ないと思っていたのに意外にも無表情のまま近づいてきた。
「お前は帰りか?」
「……防衛任務があった」
「ああ、そうだったな。お疲れ様」
刺々しい声色を隠しもしない三輪に、嵐山はノーダメージである。好かれてはいないのだろうが、以前の招木のように直接的な拒絶は感じないので普通に話せる。
それに三輪は誰に対してもこんな感じだし。
「あ。二人は初対面だよな。紹介する。彼女は招木、俺の友達。招木、彼は三輪だ」
「三輪。よろしく」
「……ああ」
招木が手を差し出す。三輪はちらと見下ろして、少し時間を空けてからのそっと握手した。
三輪は気に入らない奴とは握手したがらないので、十分上出来な初期関係値である。こんなものだろうと嵐山は感じていたが、実は少しだけ進展しているのを、三輪だけが無意識に思い込んでいた。
『第一次近界民侵攻の後、ボーダーに保護されてそのまま』
『保護?』
『そう。家族全員殺されたから』
少し前、三輪は偶然二人の会話を立ち聞きしてしまった。通路を通りがかった時、気になる言葉につい足を止めたのだ。
ちらと見えたから会話している人物はわかる。嵐山と噂の女だ。
ラッキーガールなんて浮かれたあだ名で呼ばれているC級隊員。三輪の関心外の存在。
しかし招木の声が耳に届き、その時から近くに感じてしまっていた。
『……』
何故なら三輪も近界民に姉を殺されたからだ。
大地が揺れるほどの人々の悲鳴が劈く地獄に三輪もいた。善良な姉は化け物に命を奪われ、彼の腕の中で死んだ。
雨が降っていて、彼女が流した大量の血液が自分の服に染み付いたのを覚えている。むせ返るような鉄の匂い、急速に冷たくなっていく姉の体、恐怖、不安、絶望……それらを忘れることはない。何があっても、決して。
『あの日のことはよく覚えている。近界民が目の前にいて、周りにはたくさんの瓦礫と死体があった。家族は私に近づいて、それから……』
そこまで耳を傾けてから、三輪はその先を聞くことなく早々に立ち去った。そこから先の話は容易に想像できた。自分と同じだろうから。
幼い三輪は彼が自覚している以上にずっと視野が狭かったし、立場が同じなら気持ちも同じだろうと安易に決めつけてしまう。
家族を失った傷はいまだ癒えておらず、憎しみに身を焦がし任務に打ち込む彼には余裕がなかった。
だから三輪の中で、招木は彼と同じ境遇の人間ということになっていた。
大事な家族を奪った憎き近界民を殲滅するために、ボーダーに所属しているのだと。
家族や市民を守るためと正義面している奴より、近界民にも信頼できるのがいるとヘラヘラしている奴より、よっぽど良いと思ったのだ。
「おまえは」
「?」
「何の為にボーダーにいる」
おや珍しい。三輪から話しかけるなんて。しかも相手の人間性を知るための質問だ。こんなの初めて見るな、と嵐山は見守っている。
招木は少し考えるように目を伏せた後、三輪の目をまっすぐ見つめ返して言った。
「近界民に近づくため」
「!」
二人が反応する。
三輪は彼女が自分と同じように近界民を憎んでいると思い込んでいるので、奴らに近づき駆逐するのだと、先の目的までもを想像して受け取った。
そして共感した。自分と同じ目的を持った仲間だと認識したのである。
だから三輪の中で招木の立場は急上昇し、心理的距離もグッと近くなる。擬似的な絆さえあるように無意識に思った。
「……そうか」
短く返して、三輪は歩き出す。
ほどなくして嵐山が招木の肩を掴んだ。思わず強い力を込めてしまって招木の眉間にシワが刻まれる。慌てて「すまない」と言って指の力を弱める。
「何?」
「……、……いや。何でもない」
平素通りの招木の様子に、何を言えばいいかわからなくなってしまった。
嵐山の予測が正しければ彼女は近界民に感謝している。「死んだらラッキーだな」と思うくらい憎い存在を殺してくれたのだから、好意的ですらあるだろう。
だから近界民に近づくためというのはそのままの意味。ただその「近づく」という言葉の受け取り方に悩む。
「招木、君は、」
近界に行きたいか? と。
そんな質問が出かかって、飲み込んだ。
C級隊員は訓練生であり、色んな情報が制限されている。招木はまだ近界民に詳しくない。だから近づくという抽象的な目的で留まっている。
だが、もし近界民に何らかの強い気持ちを抱いてしまったら。
彼女のサイドエフェクトにより玄界に不利益の生じる願いが果たされるかもしれない。
飛躍しすぎだろうか。いや、それだけ警戒しても足りないくらい彼女のサイドエフェクトは危険な代物だ。
そもそも家族の死を願ったかどうかなんて、嵐山の勝手な妄想に過ぎない。だから一連の不安も彼だけが抱えるもので、簡単に誰かに相談するのは憚られる内容だった。
「君は、何?」
「……、それは」
本人に直接答えを聞く? それで肯定されたらどうする。危険思想と見做し追い詰めるのか? それは彼女の家族と同じ行為だ。絶対にやってはいけない。
嵐山の気持ちは揺らいでいた。今日の彼女の振る舞いにより、信じたい気持ちが生まれていたのだ。それに友達を疑いたくなかった。彼の性格上、それは難しい。
「……三輪とも仲良くしてやってくれ、と言いたかったんだ」
「三輪と? わかった」
そう繋げれば、やはり招木は素直に頷いてくれる。
……近界民への敵意に染まった三輪を近づけていいか、少し悩む。だが倒すべき存在という認識を変えるべきではないと思った。
もちろん近界民にいいヤツがいるのは知っている。どちらかといえば、嵐山は玉狛支部派寄りの忍田本部長派だから。
だけどこの場合においては、この判断で合っている、はずだ。
「……」
今の招木は、嵐山の予測が正しければ近界民に好印象を持っている。となると玉狛支部派に属することになる。
木崎や小南とも親しくしているし、玉狛支部にも訪れたことがあるのだという。
だとするなら、尚更玉狛支部の迅が出てこないのが気にかかった。
この選択が未来にどんな影響を与えるか、サイドエフェクトを持たない嵐山にはまるでわからなかった。
初期の三輪の危うさが好きです。大事な人を失って訓練に全てを注ぎ込み強くなった彼が好きです。
だから勝手に信じて勝手に裏切られて精神振り回されてほしいなと思っています。
そして裏を読もうとする嵐山。一人だけ主人公の歪みに気づいてます。家族のために平和のためにがんばれ嵐山!負けるな嵐山!