縦横家の祖 鬼谷子   作:お腹ぽんぽん

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キャラ紹介

孫臏(そんぴん)

容姿

髪型・髪色:やわらかな亜麻色(あまいろ)の髪。初期は動きやすいように無造作に後ろで束ねていた。

瞳:すべての因果や気の流れを透かし見る、底の知れない漆黒の双眸。初期は無邪気な光を宿していたが、後半は氷のように冷徹な光へと変貌する。

体格・服装(前半):動きやすい簡素な麻の衣。何よりも、重力を感じさせないすらりと伸びた健康的な両脚が特徴的。日差しを浴びて溌溂(はつらつ)としていた。

体格・服装(後半): 龐涓による「臏刑(ひんけい)」で両膝を砕かれた後は、特注の車椅子に座り、動かない両脚は分厚い白布で覆われている。長期の幽閉と魔術回路の欠損により、肌は病的に白く透き通り、腕は枯れ枝のように細い。常に羽扇(うせん)を手にしている。

キャラクター解説

大地の気(龍脈)や事象の因果を、息をするように自然に読み取ってしまう「人間の枠を超えた天賦の才」を持つ少女。

本来は軍略を「楽しいパズル」程度にしか思っておらず、世界中を自分の足で歩き回ることを夢見る天真爛漫な性格だった。しかし、親友と信じていた龐涓の裏切りにより両脚と尊厳を奪われ、絶望の泥濘の中で「感情を持たない復讐者」へと羽化する。

しかしその冷酷な怪物の殻の奥底には、かつての親友とただ平和に笑い合いたかっただけの、孤独な少女の魂が最後まで残されていた。

 

 

龐涓(ほうけん)

容姿

髪型・髪色: 無骨に結い上げられた黒髪。戦場では威圧的な黄金の兜を被る。

瞳:鋭く野心に燃える瞳。後半は過労と嫉妬によるストレスで、常に血走った狂気の目をしている。

体格・服装(前半):貧しい村から血反吐を吐いて這い上がってきたため、過酷な鍛錬によって筋骨隆々に鍛え抜かれた逞しい肉体を持つ。上半身裸で大身の木戟を振るう姿は野獣のようだった。

体格・服装(後半): 魏の総大将となってからは、権力と栄光の象徴である豪奢な黄金の鎧を纏う。しかし、精神的な重圧から実年齢よりも極端に老け込み、顔には深い皺が刻まれ、怨霊に取り憑かれたような凄みを帯びる。最期は甲冑を脱ぎ捨て、泥と血に塗れた下着姿の惨めな姿となった。

キャラクター解説

孫臏の同門にして、最大の宿敵。兵士一人一人を魔力の伝導体として陣形(結界)を組む、力技の思想魔術を得意とする秀才。

泥水の中から己の努力と執念だけで天下の大将軍にまで上り詰めた苦労人だが、それゆえに「己の限界」を誰よりも恐れていた。孫臏の圧倒的な天才性を前にしたことで重度の劣等感と嫉妬に発狂し、彼女の脚を砕くという凶行に走る。

自らの手で親友を「怪物」に変えてしまった張本人。馬陵の戦いの最期、死の淵に立ってようやく己の歪んだ嫉妬から解放され、後悔の涙と共に自刃した、悲哀に満ちた男。

 

 

鬼谷子(きこくし) / 王禅(おうぜん)

容姿

髪型・髪色:(明言は避けているものの)俗世の穢れを一切感じさせない、流れるような美しい髪。

瞳: 感情の揺れが一切存在しない、底なしの漆黒の双眸。

体格・服装: 人間離れした雪のように白い肌と、二十歳前後の青年にしか見えない端正すぎる美貌の持ち主。簡素で清廉な仙人の衣を纏う。

特徴: 背中には、地球と融合した巨大礼装(思想盤)に直接アクセスするための特権を示す『思想鍵紋(しそうけんもん)』が刻まれており、演算を行うたびに青白い炎のように発光・明滅する。

キャラクター解説

鬼谷の絶対的な主であり、孫臏と龐涓の師匠。その正体は、神代を終わらせて「人理(人間の時代)」を確立させるために、歴史の裏側で暗躍する管理者(調律者)。

人間的な感情や倫理観を持たず、弟子たちの凄惨な殺し合いすらも時代の楔(くさび)を打ち込むための極上の熱量として冷徹に観測している。足元には巨大な白蛇の使い魔(シロちゃん)を侍らせている。

残酷な傍観者ではあるが、第一世代として燃え尽きた孫臏と龐涓の結末に対し、彼なりの師匠としての敬意を表した。

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