【完結済み、最終話まで更新予定】SFゲームの世界に転移したけど物資も燃料もありません!艦隊司令の異世界宇宙開拓紀   作:黴男

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078-Noa-Tun艦隊大決戦(前編)

今回の作戦は、主に三つの艦隊で構成されている。

主力艦セレスティアルを旗艦とする、突撃隊。

同じく主力艦のアヴェンジャーを旗艦とする、迎撃隊。

そして、ナージャを旗艦とする封鎖隊。

 

『突撃隊はメインの突撃隊....フェイルノート、ダブルエッジ、カノープス、ツインフェイト、コスモネット、エクサシズム、デヴァスター、アグリジェント、ロードウェイ、ジャンプスパイダーと、ステルス分隊――――シージレギオン、アカツキⅢ、ハイドシーカーとなります』

「分かった。アインス」

「はっ、司令官様!」

「もし緊急事態が重なるようなことがあれば、突撃隊の指揮を任せる」

「イエッサー! ご期待に応えられるように精進いたします!」

 

アインスに指揮を任せ、俺はオーロラの言葉の続きを聞く。

 

『次に、迎撃隊はアヴェンジャーを中心として、ブラインドファイス、アンブロシア、オルタネーター、インプ、フェイルノート、アコライト、フォールダウン、モルドレッド、レイピア、ガウェインとなります』

『ナージャ艦隊。フェイルノート、アロー、アコライト。』

 

ナージャは武装こそグレードが低くなったが、

その存在自体が最強なので、艦隊はほとんど必要ない。

自前のワープ妨害も持っているようなので、あくまで被弾を減らす目的だ。

 

「全艦隊、作戦行動に移れ!」

『了解』

 

領域隠蔽ユニットが停止し、 スターゲートが復旧する。

その隙に、バックドアが侵入して、ゲートを起動する。

 

『正常にジャンプ終了。ゲート先に敵影なし』

「では、安全確保ののちにジャンプピンガーの展開を頼む」

『了解しました』

 

バックドアはゲートの先で十分に安全を確保してから、ジャンプピンガーを展開する。

それにより、艦隊の一斉ジャンプが可能になる。

 

「よし...全艦、一斉ジャンプ!」

『ジャンプドライブ起動...ジャンプフィールド展開します』

 

主力艦が持つジャンプドライブの機能によって、セレスティアルとその周囲の船全てが、同時にゲートの向こう側へと飛ぶ。

そしてそれが、戦闘の開幕となった。

 

『星系内スキャンを開始。......船舶と思われる敵影は8。全てSPC-側のゲートに集結しています』

「よし、ナージャ艦隊はC-6Jゲートに向かえ。ステルス爆撃艦隊はゲート前付近で遮蔽して待機。突撃隊はフリゲート艦を先行させる!」

 

まず狙うべきは、第二ステーション。

そこには警備隊の本拠地があり、そこのドックの入り口を叩いて出撃不能にする。

フリゲート艦隊はステーションの前へとワープし、即座に散開、ロックオンを開始する。

 

『敵の通信を傍受。未知の言語ですが、クリストフ様の置き土産が少し役に立ちそうです』

「分かった、続けてくれ」

『了解』

 

敵の通信は、急に現れたこちらに混乱しつつも、すぐに救援がやってくるだろうという内容だった。

だが、無駄だ。

その通信はジャミングにより、外部には一切届かない。

完全に係留が完了すれば、内部での通信も不可能になるだろう。

 

『第二ステーションへの攻撃開始。入港穴の破壊率は現在22%』

「間に合わなければ、最終兵器でステーションを破壊するだけだ」

 

セレスティアルに搭載されている最終兵器は、「クリア・スカイ」。

雲すら吹き飛ばす威力の、貫通に特化した最終兵器である。

 

『こちら。ゲート、接触。システムに表示』

 

ナージャから通信が届き、システムに進行度が上書き表示される。

現在は2%。

進み具合から考えて、当初の2倍...つまり、一時間ほどで終わりそうに見える。

だが、得てしてこういう進行度というのは嘘を孕むこともある。

 

『ゲート側にいた艦隊が動き始めました。迎撃に出るようです』

「来たか」

 

俺は目を見開く。

わざわざカモがネギを背負ってやってきてくれた訳だ。

 

「範囲型インターディクションを展開しろ。爆撃艦の出番だ」

 

俺はそう命じ、戦況の動きを慎重に見守った。

 

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