自称「サッカー」のヒーロー:ロード   作:アマテス豆

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おはこんばんちには、アマテス豆です。
イナイレ新作に、魅了されました…。
推しキャラは、松風天馬とフランちゃん
そして!千乃妃花会長!
マネージャーキャラの統一パーティー厳選がむず過ぎる!

毎日投稿してる作品があるので、こちらは週1〜2回になると思うのでゆるく見ていってください!

て事で本編へどうぞ!



1.試験やろうぜ!

人は生まれながらにして平等ではない。

“個性”や体質、環境そして才能…

決して同じ人などいない。

同じような“個性”でも体質が違えば変わるし、環境が良くても才能が無ければ芽吹かない…

ただし何事にも例外はいる。

 

『努力』…それをしたものが例外となるのだ。

 

世界人口の八割が何らかの特異体質“個性”を持つ超人社会。

その始まりは発光する赤子であった。

その後そのような『超常』は次々と発見され、いつしか『超常』は“個性”と呼ばれるようになる。

“個性”の台頭により個人の格差は顕著に現れ、世の中は混沌に満ちていったと言う。

そんな世の中に光を与えた存在がいた。

かつて誰もが憧れ空想したたった一つの職業…「ヒーロー」だ。

「ヒーロー」が現れたことで混沌としていた世の中は終わり法の整備などが進み、社会といえるまで復旧していった。

 

そして、時は流れ現在。

 

「行ってきまーす」

 

家族にしばしの別れを告げ家を飛び出したのは、『稲妻咲花』受験期真っ只中の中学三年だ。

灰色がかった髪をピンでとめ何方かと言えば可愛らしい容姿をしている男の子。

バスに揺られ電車に乗り、ある所へと向かっていた。

 

「平方根は、これでバッチリ…あと不安なのは…古文だよな…」

 

その場所の名前は…国立雄英高校、誰もが一度は聞いたことのある名門校高校だ。

雄英高校は日本屈指の「ヒーロー育成校」でありトップヒーローのほとんどがこの学校出身だ。

ヒーロー科だけでなく、サポート科や普通科も国内上位を誇るどこをとっても名門校なのである。

そんな学校に咲花は、第一志望をヒーロー科、併願でサポート科を受けようとしている。

 

古文の問題集を読みながら道なりに歩き、雄英高校の門前へと到着した。

 

「ここが雄英…僕の夢への第一歩…」

 

稲妻が一歩を踏み出そうとした瞬間に、目の前の少年が盛大に一歩を踏み外し体勢を崩した。

 

「あ、あぶな…」

 

稲妻が助けようと動いたと同時に、近くを通っていた少女が個性を使ってい助けようと動いていた。

 

「大丈夫?」

「大丈夫!?」

「う?ええ!」

 

動いたと言っても稲妻は、リュックを掴んで引っ張ろうとしていただけなので、ちゃんと助けたのは少女の方である。

 

「私の個性、ごめんね?でも転んだら縁起悪いもん。」

 

少年は、少女の個性によって、重力を無視した動きをしながら元の体勢に戻った。

 

「僕が出る幕は無かったな。良かった。」

 

「あ、あのありがとうございます!」

 

稲妻は、その言葉を聞き取ると何も無かった様に、試験会場へ足を運んだ。

程なくして、筆記試験が始まり、稲妻は今まで培ってきた知識を使い淡々と回答してゆく。

 

そして、全ての教科が終わったタイミングで、受験生は皆一つの大きなホールに集められた。

実技試験の説明の様で、稲妻は、先輩から聞いた内容だな〜と聞き流し。

指定された会場へスムーズに向かう。

 

「いよいよ…本命。この試験が来たな。」

 

「え…あの子、こんな時に何してるの?」

「こんな時にボール遊びかよ、ありゃ〜記念受験だな。」

 

実技試験前に与えられた準備時間、皆がストレッチなどをしているなか、一際目立つ行動をしている者がいた。

その者の名は、稲妻であった。

受験と言う人生を決めかねない場でボール遊び…いわゆるリフティングをしていたのだ。

 

まあ、リフティングも体をほぐす運動ではあるのだが、この世界ではそれはあまり知られていない。

 

『はい、、スタート!』

 

与えられていたはずの準備時間が何の前触れもなく終わり本番が始まる。

 

それに反応できたのはごく少数。

その一人に皆から嘲笑されていた稲妻もいたのだ。

 

「あ、え!アイツ?!」

 

『カウントがあると思ったか?走れ走れ!』

 

反応出来ずにいた者は二回目の放送で動き始める。

その少しの差が致命的になることも分からずに…

 

「一ポイントは、普通に倒せそうだな。」

 

その試験会場で一番早く出ることのできた稲妻は、早速一ポイントヴィランロボに遭遇する。

稲妻は、すぐに利き足を後ろに引く…すると、足がこれから通るであろう

ルートにサッカーボールが出現する。

 

「行け。」

 

稲妻は、出現したボールを蹴り、綺麗な直線ルートを辿って、一ポイントヴィランロボの頭部にぶつける。

一ポイントヴィランロボ頭部は、一瞬ボールと入れ替わったのか?と錯覚するほど綺麗に取れたのち、内部が衝撃に耐えられず、爆散してしまった。

 

「こんなもんかな。」

 

稲妻は、今まで付けてきた実力が分かりやすい形で表面化したお陰で少し誇らしげな表情をする。

 

その後、次々と同じようなやり方で、一、二ポイントヴィランロボを撃破して行く。

 

「これで24ポイント。あそこに居るのは…三ポイントヴィランロボ。」

 

また同じようなボールを蹴ったのだが、さすが三ポイントヴィランロボと言うだけはある。一撃では装甲を凹ませるぐらいで機能停止には至らなかった。

 

「お、やっと張り合いのある“ゴールキーパー”が現れたか。」

 

稲妻は、半ば作業の様になって退屈していた今までと違い、自分のシュートを受け止められる者が現れた事に口角が緩み、テンションが上がっているのが分かる。

 

「なら、これでも喰らえ!」

 

稲妻は、地を蹴り空高く跳躍する。

瞬間、近くにいた受験者はかすかな熱を感じとった…無論それはロボも例外ではない。

 

「ア、アツイ?フユナノニ?」

 

稲妻は、重力を無視するように体を激しく回転させながら高く上昇してゆく、そして高さが増すごとに体に纏っていくは、紅蓮の炎。

彼が、狙いを定めた瞬間、激しかった回転は動きを止め。

激しく燃える紅蓮の炎は、力を込めた左足に凝縮され、出現させたボールを蹴る。

 

「ファイアトルネード!!」

 

稲妻がその必殺技の名を叫ぶ。

瞬間、ボールと左足が接触すると…轟音と共に紅蓮の炎がボールへ移り、目にも止まらぬ速さで、三ポイントヴィランロボに直接し…焼き尽くされる。

そして、その凄まじい威力、火力は止まる事を知らない様で、三ポイントヴィランロボを貫通し、その直線上にいた哀れなロボを2体を焼き尽くす。

 

「ふぅ…決まった。でも次は威力と角度を考えないと…被害が大きいな…」

 

稲妻は、憧れの必殺技を再び撃つことが出来た事を喜んだが、同時にそのルート上に“一般の人”がいたらと思うと怪我は確実であったと、反省をする。

 

「これで30ポイントぐらい…先輩は、越したけどまだだよな。」

 

まだ足りないとまた、一、二ポイントヴィランロボを狙いに行く。

 

稲妻は、その後二、三体貫いたところで…ゴゴゴゴ!と地面が揺れたのを感じる。

 

「これは?地震…いや…」

 

自然災害を疑ったが、その答えはすぐ目の前に現れた。

 

目の前の地面が割れ、その間から説明を受けていたハズレヴィランロボが顔を出した。

 

「な、何だよあれ!聞いてないぞ!」

「いや〜、逃げないと!!」

 

周りは、その巨大さに恐れを抱き、逃げてい行くのが分かる。

稲妻が、今いる道も入り口方面に走る人集りでいっぱいなのだ。

 

「これが〇ポイントヴィランロボ…高いな、お邪魔ギミックでこう言う意味だったのか…」

 

周りが逃げ惑う中でも、稲妻は至って冷静であり、寧ろどれだけ強いのだろうと少し興味を持ったほどだ。

かと言え、今は試験中、どんだけデカかろうが強かろうが〇ポイントヴィランロボ、相手をするだけ時間も無駄で有る。

なので稲妻も、〇ポイントヴィランロボから離れるため、周りと同じ様に進行方向の逆、つまり入り口の方面に向かおうとした。

 

そのとき。

 

「これは…逃げられないですね。」

 

と死を悟った少女の声が聞こえてきた。

稲妻が声がした方を見ると、〇ポイントヴィランロボが薙ぎ倒したビルの鉄骨が、少女の真上に落ちてきそうだったのだ。

 

瞬間…稲妻は駆け出していた。

 

「危ない…」

 

拳に力を込める…すると輝き、稲妻の頭上にその光が巨大な拳へと変化する。

 

「ゴッドハンド!!」

 

少女に近づいたと同時に、稲妻は手を頭上に掲げると連動するように巨大な拳は手へと変わり、鉄骨を受け止める。

 

「…やばい、受け止めた後のこと考えてなかった。君…逃げて。」

 

ゴッドハンドは、確かに鉄骨を受け止められるだけの力を秘めた必殺技だが、受け止めることに特化しており掴んで退けるなど器用なことは出来ない…真下にいる稲妻が鉄骨に押し潰されることは確定しているのだ。

 

「助かりました…。ですが逃げることは出来ません。」

「なんで?!」

「貴方が助かりません…それ、あとどれくらい保ちますか?」

「少しだけ…30秒程度?」

「では、10秒待ってください。」

 

少女は手を地面に当てて、何かを始めた。

 

「これで出来ました。」

 

途端、足元が不安定になり始める。

 

「え、おっ!」

「大丈夫です。ここら辺のコンクリートを『鉄、コンクリートを弾き、それ以外を沈める物体』に変えただけです。」

 

コンクリートが完全に『鉄、コンクリートを弾き、それ以外を沈める物体』に変化し、稲妻と少女はその物体に沈んだ。

そして、ゴッドハンドで支えられて居た鉄骨たちは、その物体に触れた瞬間、磁石の同極どうしのように弾き、二人が押し潰されることは無くなった。

 

「ぷはー、ありがとう、大丈夫?」

「ごぼ、ごぼ…お、泳げない…」

 

その物体は稲妻にとっては溶けたアイスぐらいのドロドロした液体として機能していた。

なので、水面に上がる様にすればすぐに上がれるのだが…なんと少女は泳げなかったのである。

 

「え、ちょっと待って今助ける!」

 

その後、少女を引き上げると同時に試験終了の合図がなった。

 

「すみません、私のせいで後半の時間を無駄にしてしまって…」

「大丈夫、ポイントは、前半にあらかた取ったから…」

「あの。名前は?」

 

少女は稲妻の目を見つめ問う。

 

「僕は、『サッカー』だ。」

 

稲妻は、反射的にそんな事を口走っていた…。

 

「……将来のヒーロー名だと思って。」

 

そして恥ずかしくなったのか、そう付け足す。

 

「それじゃあ。帰り気をつけてね。」

 

稲妻は、少し照れながらそそくさとその場を離れ…実技試験が不安で泣きそうになるのを抑えながら帰路に着いていた。




今日の格言!「『努力』…それをしたものが例外となるのだ。」以上!
(セリフじゃ無いけど許して〜)

コメントなどジャンジャンお待ちしています!嬉しいのと、モチベが上がります!些細な事でも結構です!

て事でまた次回!
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