「入学式は!ガイダンスは!!」
「そんなの時間の無駄 君達はヒーロー科だろ?雄英は自由が売りそれは教師もしかり」
なるほど、仕方ない携帯を取り出し今日来ているだろう父さん達にメールを送る
「……携帯を見るとはいい度胸だ」
相澤が首に巻いた包帯?をこちらに伸ばしてきたが腕に巻き付く一瞬 出現させたスケルターで切り裂く
「!!」
一瞬出現させただけなので他の人から見れば勝手に相澤の包帯が破れたようにしか見えないだろう
「自由が売りなんでしょう? 入学式には両親が来ていたので連絡だけしたんですよ 響香の両親も来てますし」
生憎こっちの能力と姿はまだ明かしてやる気はない
「…もういい説明を続ける 爆豪中学のボール投げの記録は」
「67」
個性把握テストと言い中学の時のボール投げの記録 つまりは
「個性を使った体力テストって所か」
「うっわウチピンチじゃん…」
響香の個性は身体強化ではないからなぁ
「死ねえええええええええ!!」
…アイツは小学校で道徳と国語を学び直した方がいいんじゃないか?
「記録 705.2」
700mか…単純にアイツの個性が刺さったのもあるだろうがすごい記録だな
「700m越えとかまじか!?」 「個性使っていいのか!」 「面白そうー!!」
「面白そう…だと?」
流れが変わったな…これは嫌な予感が
「その程度の心意気でここに居るとは…よし最下位は除籍処分とする」
「「「「「「はああああああああああ!?」」」」」」
それなら面白そうとか言ったやつを除籍すればいいだろうに…
「いきなり除籍!?まだ入学初日で!いくらなんでも急すぎます!!」
「言ったはずだが? 雄英は自由が売り、君達の除籍の権限も俺達教師に一任されている」
悪どい顔が余計深くニヤついて相澤が告げる、目がうっすらと赤く光ってるのは個性か?
「Plus・Ultra乗り越えな」
その言葉そんなに便利なもんじゃないと思うが?
「頑張ろう響香」 「うん 乗り切ろ冴幸」
お互い手を握りあい誓う、とりあえずこのテストは乗り切る
まずは50m走か
「記録 5.59」
響香の記録は特別酷いとは言わないが酷くはないと言うことは安心だろう最初の競技でこれなら大丈夫だろう
「頑張れ」
「あぁ」
ギャレンバックルとチェンジスタッグを取りだしバックルに装填し腰に装着する
「おっ?なんだそれ個性なの?」
先程響香と同じタイミングで競技をした瀬呂?が聞いてくるがターンアップハンドルを握る
「変身」
〝TURN UP〟
ギャレンバックルからオリハルコン・エレメントが放出される
「あっ あれ当たらない方がいいよ」
「あの畳みたいなやつ?」
…畳じゃないんだが
放出したオリハルコン・エレメントが接近し俺を通り過ぎギャレンに変身させる
「おおおお!変身?やっばかっこい!」
「めっちゃヒーローみたい!クワガタ?」
ピンクな肌のやつと黄色?の髪色のやつが騒いでいるが時間も押している為スタートレーンに立つ
「踏陰!隣クワガタだ!」
「騒ぐなダークシャドウ! すまない橘」
「気にしなくていい」
鳥の頭*1をした男子、常闇だったか?に謝られたが特に気にしてないので構わないと伝え構える
「スタート」
無機質なロボの声を聞き足に力を入れグランドを踏みしめる、なるべく無駄のないスタートで走りきる
「記録 3.7」
「「「「「早!?」」」」」
「あの鎧の様な姿であの速度か…」
何か相澤がブツブツ言ってるがスルーし響香の元に行く
「いや相変わらず早いね」
「そんなに驚く記録じゃないよ」
実際ギャレンは100mを5.4秒だこれくらいのものだろう
続いて握力測定だが…バキっと音を立て測定器が壊れる
「……測定不能」
「今度からはもう少し頑丈な物を用意するべきだな」
篭に壊れた測定器を投げ捨てる
「君!使った物は投げるべきではないしっかり置いて直すんだ!」
「…」
「おい!無視をするなー!!」
一応振り向いてはみたが特に気にする程度の事でもないので無視すると後ろからメガネが叫んでいるが知ったことでは無い
立ち幅跳び、アレがあるが使うまでもないだろう普通にジャンプして記録を出す
「記録 38m」
スペック通りか
「ジャックフォーム使わないの?」
「使うまでもないさ」
そこまで力を信用できるかも分からない奴らの前で見せるべきでもないしな
反復横跳び、手段がない訳でもないが普通にやって記録は75回
ボール投げ
さっき響香が一投目を投げ二投目は自分の腕にプラグをさして投げている
「ハートビートバーン!」
偶然作ってきた投擲技をここで使い記録を伸ばし記録は504.6mいい結果が出せている
「よし!」
「流石響香 腕の負担は?」
戻ってきた響香の頭に手を置き撫でると目をつぶり気持ちよさそうにしている
「大丈夫 最低限に心音を発生させて投げたから平気だよ」
自分の個性だから音に対して敏感でありつつも特訓の成果で音の振動には体が強くなった響香、それでも心配なのは心配だ
「次 橘」
呼ばれたか
「やったれ冴幸」
「あぁ 響香も頑張ったしな」
ボールを受け取り円の中に入りボールを投げ即座に右手でホルスターからギャレンラウザーを引き抜く
「やっぱりあれ銃?」 「ですがあんな形状の銃は見た事がありませんわ…」
投げ飛ばしたボールに標準を合わせギャレンラウザーの引き金を引く
放たれた弾丸がボールに当たり少し落ちかけていたボールが弾丸により押し出される
「投げたボールに当てた!」
「なんて命中精度…それだけではなく橘さんの射撃の腕前もかなりのものですわ」
ボールはそのまま飛び落下
「記録 701.3m」
「あー惜しい!後ちょっとで最初のやつより飛んでたのに!」
「あ゛あ゛!?……クソが…」
さっきの黄色の髪のやつが迂闊な発言をし爆発不良が顔を真っ赤にし反応している
「もう1回だ…橘」
またしても相澤が伸ばした包帯が今度は俺の左手に巻き付く
「これはテストだ……俺達教師がお前達の個性の限界を見る目的もある」
髪が逆立ち目が赤く光り始める
「本気でやれ…さもなくば記録関係なく除籍にしてもいいんだぞ」
脅しか…やれやれ
「ツ…お前」
こちらを睨みつける相澤に向けてギャレンラウザーを構える、個性を発動しているようだが特に効果が現れてる試しもない
「脅すならもっと上手く脅すことだな…」
俺と相澤の間に1発即発の空気が流れる中響香が歩いてきて俺の左手に巻きついた包帯に手をかける
「はいはい 冴幸もさいちいち反応しなくていいよこんなの」
手をかけた包帯をビリッっと音を立てちぎり捨てこっちに振り向く
「見せろってんなら見せてやんなよ冴幸の力をさ」
にっこりと眩しくて愛しい笑顔に言われたらやるしかない、響香の頭に手を軽く起きボールを構え直す
先程とは違い自分の目の前に軽く投げ捨てると落ちてくる前にギャレンラウザーを引き抜きカードトレーを開けダイヤの3のカードをラウズする
〝UPPER〟
ラウズしたアッパーフロッグのカードがエネルギーに変わり右手に付与される
引き抜いた右手から繰り出されるアッパー フロッグアッパーがボールに命中、形を変えながら押し出されたボールが飛んでいく
「……記録888.4」
「超えたー!ってかめっちゃやべぇ音した!?」
「…まるで強力な双角の王の如し」
響香に言われたから使ってしまったなラウズカード 出来ればあまり早い段階では使いたくはなかったが
「流石冴幸!」
飛びついてきた響香を抱き締め返し円から離れる
「俺の個性が効かずあの気迫……中々手のかかるやつが来たな…」
相澤が小さい声で何か言っていたが上手く聞き取れなかった為無視し待機場所にもどる
モジャ髪くんが個性を今となって発動し指を犠牲にボールを高得点で飛ばす活躍とそれに爆発不良が突っかかるハプニングがあったが特に滞ることなく進み最後は持久走のようだ
「…出来ましたわ」
口調がお嬢様の女子がスクーターとヘルメットを作り出し跨っている
「いやいやバイクとかありなの!?」
「個性の範囲だ」
なるほど?なら俺も使わせてもらおう
ギャレンの目が淡く光駐輪場に停めていたレッドランバスがオート操作でこっちに走ってくる
「今度はなんかバイクが来た!?」
「冴幸のレッドランバス 個性発現と一緒に出てきたバイクで離れてても冴幸が呼び出せば勝手に走ってくるんだよ」
「スタート」
メガネが一気に個性を発動し走り出し続くようにお嬢様がスクーターを走らせ持久走が始まる
「響香」 「OK」
ヘルメットを投げ渡し被った響香を後ろに乗せレッドランバスのアクセルを一気に回し走り出す
「そんな!いくらスクーターといえど先に走り出したのに…!」
早速走り出していたお嬢様を抜き去りメガネを追う
「くっ! だがこの得意競技では負けられん!」
メガネが更に個性を使い足のエンジンを限界まで使用しているのだろう速度を上げていく
「早くなったね」
「まぁアイツにとってはこれは負けられないんだろう」
ただあれを持続し続けるのはいつ限界がくるやら
「ぐぅ…!あと少しが」
ゴール前にメガネの速度が緩やかに失速をはじめてしまう、やはり継続はできないようだな
そのままメガネを抜きゴールを切る
「はぁ…耳郎お前は2位だ」
「全然構わないですよ」
もし相澤がケチをつけてきたらギャレンラウザーを放つ予定だったが問題なさそうだな
その後全員がゴールするのを待つ
「いやずるくね!?耳郎?って子」
「別に協力してはいけないなんてルールはないだろ」
黄色の髪のやつが物申すのを俺がぶった斬ると相澤も特に言うこともないのか端末を操作している
「結果はこれで確認しろ 一々口頭で言うのは非合理的だ」
端末から結果が映し出される
1位八百万
2位 橘
9位耳郎
響香は9位かベスト10に入ったし問題はないだろう、最下位は緑谷…あぁモジャ髪か
「…ちなみに除籍は嘘だ」
「「「「「はあああああああああああ!?」」」」」
嘘だと…?
「当たり前じゃない…少し考えればわかることじゃない」
本当に嘘ならな…あの目は本気に思えたが
「ねぇ冴幸」
「あぁ 嘘じゃなかったが…嘘ってことにした辺りか?」
抜け目ない男だな 相澤消太
「教室に戻れ 明日からの流れ等を説明し本日は解散とする」
そう言い残し相澤が踵を返し構内に戻っていく
「戻るか」 「そうだね」
始まりからこの調子とは雄英高校…色々侮れんようだ
4000文字こえるとは…
耳郎を変身させてもいい?5/31まで
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いいよ!
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ダメ!