三ヶ月後になった
「確変キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
俺は現在どこかの部族のような踊りで、喜びを表していた
なぜこんなにも喜んでいるのか
それは簡単だ
「僕と契約して魔法少女になってよ!(ホワイトペスト)」によるメモリの回収が前回のときと比でないくらい集まっていたからだ
念を覚えたい者、いや願いを叶えたい者が白い害獣の甘言に惑わされる多くなったのだろう
今までは願いを叶えてやろうと言われても、新手の詐欺かと思って相手にもされなかったのだろう
しかし、1年も経てば実際に願いを叶えられた者から効果は本物だと噂は拡散されているのだ
噂が噂へ
人から人へ
そうして今の人生に満足していない者が白い害獣を求めているほどだ
だからこそ、未熟な念能力者が増えてきてハンター協会は困っているのだが、そんなことは知らない主人公である
それにこの発には契約者にメリットしかないと思われがちだが、玄人にはわかる大きなデメリットがある
それは、白い害獣が教えるのは念能力ということだ
それがなんなのだろうと思うかもしれないが、大きな欠点がある
白い害獣が教えてくれるのは念能力があるということだけ
すなわち四大行や応用技、六系統などの細かいことは教えてくれないのである
そんな大雑把な知識で発を作ってしまえば、自身の系統に合わないものの発を作ってしまったり、メモリを調整して使えず、一つ発を作ってメモリを圧迫してしまったりと欠点がたくさんあるのだ
主人公もそんなことはわかっている
だって自身のメモリが少なくてそんな細かい設定が出来なかったんだから
そして多くの発だけを操れる念能力者がちまたでは跋扈している状態であった
話を戻すが、マルチ商法のようにメモリを運ぶ白い害獣がここ数ヶ月でわんさかきたのだ
これには俺もニッコリ
約30連分のガチャチケットが溜まっていたのだ
「くっくっく。前回は百均パーティーだったが、今回は30連も引けるんだ。勝ったな。第3部完だぜ」
もうこれは勝ったでしょとでも考えながら「課金は家賃まで(ガチャ)」を発動する
ーーー
10連目
一枚目
電卓
二枚目
メモ帳(百均製)
三枚目
食事用ナイフ(百均製)
四枚目
刀
五枚目
刀
六枚目
刀
七枚目
ラックのたね(ドラゴンクエスト)
八枚目
フリスビー
九枚目
刀
十枚目
食事用ナイフ(百均製)
ーーー
「ほぉほぉほぉ」
ふむふむとまずまずの結果に緊張していた体をほぐしていく
前回と同じように百均製が出たがそれよりも今回は刀がメインといったところだろうか
それだけでも使いどころもあったのだが、さらにラックのたねというものが排出された
ラックのたねとはなにか
これはドラゴンクエストに出てくる運を上げるアイテムの一つだ
最初のガチャで写輪眼が出てきた時点でもしかしてとは思っていたが、NARUTOだけでなく他の作品のものも出てくるようだった
こちらとしては嬉しい誤算だった
早速カードからラックのたねを顕現させて使用する
「うーん。特に何か変わった様子はないけどなー」
運が上がるということだが、外見上目立った変化はない
それでも効果を信じて20連目のガチャを引く
ーーー
20連目
一枚目
悪魔の実(ONEPIECE)
二枚目
銃
三枚目
ロケットランチャー
四枚目
銃
五枚目
ロケットランチャー
六枚目
せかいじゅのは(ドラゴンクエスト)
七枚目
トランプ
八枚目
石化の魔眼(Fate)
九枚目
エ◯本
十枚目
不死のトーテム(マインクラフト)
ーーー
「うおおおぉぉぉぉ!?」
ヤバい
今までの爆死がなんなのかというくらいには当たりが多すぎる
まず一つ目の悪魔の実だがこれはかの有名なONEPIECEの簡単な強化アイテムだ
これを食べるだけでHUNTER×HUNTERでいう発を獲得出来るのだ
何の実かはわからないが、大当たりだろう
デメリットがある?
そんなもの俺の「デメリット削除(痛いの痛いの飛んでけー!)」でなくすとは可能だ
それにこれはデメリットさえなければまずい実を食べるだけで超簡単に強くなれる外付けアイテムなのだから
二つ目はせかいじゅのはだ
ドラゴンクエストに出てくるアイテムで、全滅していても復活してくれる
つまり、亡くなってしまったものであっても復活させることが出来るのだ
言葉にすると簡単だが、現実にあればあらゆる機関が欲しがるものだろう
今の俺には仲間なんていないが、将来的に外に出たときに行動をともにする者が出てくるかもしれないので当たりだ
三つ目は石化の魔眼
これはFateの作品に出てくるメデューサが主に有している魔眼だ
効果は対象の抵抗力に応じて、完全な石化状態から行動を抑制するなどの力がある
魔眼のランクとしてはA+と非常に強いもので、たいていの者は抵抗すら出来ずに石化することだろう
そして最後に不死のトーテムだ
聞いたことがないものもいるかもしれないが、これが出てくる作品は世界中でも知っている者は多いだろう
子どもから大人まで大人気のゲーム
そうマインクラフトに出てくるアイテムなのである
効果は一度だけ命を失ってもこのアイテムが肩代わりしてくれるというものである
ドラゴンクエストもそうだが、なぜ広い世代に人気のゲームというのは破格のアイテムが多いのか疑問である
まぁ、そのおかげで自身の安全がより確実になるので文句はないが
だが、このラックのたねというのは確かなものだった
この調子で最後の10連も回していった
ーーー
30連目
一枚目
メモ帳(百均製)
二枚目
食事用スプーン(百均製)
三枚目
針(百均製)
四枚目
食事用スプーン(百均製)
五枚目
刀
六枚目
おもちゃの刀
七枚目
茶碗(百均製)
八枚目
サングラス(百均製)
九枚目
銃
十枚目
マスク(百均製)
ーーー
「何でだよおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!」
絶叫した
「アイテムの効果が続かないのはいいけど、何で百均製ばっかなんだよ!?」
このガチャが百均特化なのか、俺が百均に愛されているのかどちらだろうか
肩で息を切りながら興奮していたが、徐々に落ち着いてきて今回の成果を確認する
「はぁはぁ。ま、まぁ、悪魔の実にせかいじゅのは、石化の魔眼、不死のトーテムが当たりだな」
悪魔の実だが、何の実かはまったくわからない
実の外見は青い特有の模様が入った果実だ
悪魔の実のデメリットは海に嫌われることと、2つ以上食べることは出来ないということだ
しかし、俺の発でそのデメリットは消せるはずだ
実際に万華鏡写輪眼のデメリットは消せたのだから
「さて、何の実かはわからないが出来れば当たりが来てほしいな」
深呼吸をしてカードから悪魔の実を顕現させて口に運んだ
「うっぷ」
食べてみて瞬間的に感じたのは不味さだった
昔、病院で出された薬があまりにも不味くて手間取った記憶があるがそのときよりも不味い
それでも10秒という制限時間があるので、気合いをいれて全て食べた
食べ終わった後、体の中で何かが胎動した感じがあった
「ッ!?」
ドックン、ドックンと今まで感じたことのないものが襲ってくる
時間にして数分ほど収まるのを待って、やっと元の状態に戻った
「すぅ、ふぅ」
いつものルーティンの深呼吸を行って自身の体と心を落ち着かせる
そうしてある程度落ち着いた後、なんとなしに念能力とは違った力を発動させてみる
その瞬間、体から冷気が発せられ、辺りが氷に覆われていく
「…これは」
辺りを見て、そして自身の体を見る
凍っているのは周りだけでなく、自分自体が氷となっていたのだ
いつの間にか俺の口角は吊り上がっていて、喉から笑い声のような震えているような振動を発する
当たりだ
悪魔の実の中でも特殊な、海に落ちても生き残れる特殊な実であるこの能力
今の俺にはデメリットは効かないので意味はないが、この悪魔の実は大当たりなのである
実の名前はヒエヒエの実という
原作にも出てくる強キャラクターとして描かれている者が使用している能力で、使い勝手のいい能力だ
攻守どちらも万能で、気候すら変えてしまうものだ
もちろん使いこなすには鍛錬が必要だろう
しかし、この能力は、いや自然系と言われる悪魔の実の怖いところは体自体が自然現象で構築されているのだ
例えば、ヒエヒエの実でいうと、体を真っ二つにされても氷同士がくっつくように元通りに再生してしまうのである
ONEPIECEの世界でいう覇気という悪魔の実の能力者に対抗出来る技能や、海水の効力を発する海楼石もないのだ
この世界だと俺に傷を付けられる存在はさらに少なくなった
大満足だ
さて、悪魔の実は解決したが他のせかいじゅのは、石化の魔眼、不死のトーテムがあるが今は使用しないことに決めた
せかいじゅのはと不死のトーテムは今は使えない
石化の魔眼はすぐにでも「複数の眼(アイズスロット)」に加えることが出来るが、今は使用しない
「複数の眼(アイズスロット)」は毎回ランダムで魔眼を出す発だ
しかし、現在スロットにあるのは万華鏡写輪眼だけで能力を発動させれば強制的に万華鏡写輪眼に変わる
ならば無理に他の魔眼を入れてややこしくしなくてもいいだろう
将来的に必要になったら入れればいい
そういうことで、今回は悪魔の実の能力を得たという結果があればいい
そして俺は満足しながらガチャの中にあったエ◯本を読んでいくのであった
主人公は小学校高学年くらいです