通算3度目の人生、平穏に過ごしていたら帰ってきた幼馴染と一緒に林業をすることになりました   作:妖怪種火寄越せおじさん

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 二部始まりのあの作品が更新されないので妄想供養も兼ねて投下。


暫しの平穏。激動の訪れ。

 ふと目が覚める。柔らかな遠くから聞こえる小鳥の鳴き声と、白い光がレースのカーテンを透過して一日の始まりを告げる。

 

 欠伸。そして伸び。

 凝り固まった身体が解れ、血行が正しくめぐるのを体感しながら二階の自室から降り、洗面台で顔に冷水をかけて目を覚ます。

 相変わらず動きの遅い脳みそを動かしながらこれからの事を考える。

 

「えぇ~っと……始業まで……あと1週間か」

 

 誰もいない家の中、ついつい漏れた独り言が鼓膜を打つ。

 朝食を食べようかと思ったが、作る手間が面倒くさくなりそのままリビングのソファに身体を沈めてテレビを付ける。

 

『世界で同時に発生した「一年の空白」ですが、未だ原因は不明であり現在も調査が続いています。公共機関では調整の為に一部を除き停止しており……』

 

 チャンネルを変える。

 学者らしき人間が二人唾を飛ばして言い争っている。左上には『一年の空白とその真実』という番組のタイトル。

 

『これは「ピー」による陰謀なんですって!』

 

 チャンネルを変える。

 

『現在『一年の空白』による混乱は依然として続いており、為替相場は―』

 

「どいつもコイツも似たようなことばっか言いやがって。似たり寄ったりのグルメ番組ばかり出してる時点で似たようなもんか』

 

 リモコンの赤いボタンを押して画面を消す。

 暇つぶしするつもりだったがどれも興味をそそられない。

 仕方ないのでソファから身体を起こし、寝間着を脱いで外着に着替える。

 海外赴任している両親から過剰ともいえるほどの生活資金と遊興費が詰まった財布をポケットに詰め込み、玄関に立つ。

 

「うーさみっ」

 

 年末まで残り僅かとなった外界は相変わらずで、肌に刺すような外気が玄関ドアの隙間から入り込み土間を冷え込ませている。

 さて今日は何処に行こうか。このあたりのファストフード店は制覇したし、クレーンゲームも多分新しい景品の入荷は無かったはず。

 ま、当てもなくぶらつくのも悪くはないか。腹ごしらえにあそこのハンバーガー店に行こうか――。

 

 そんな事を考えながらドアを開ける。が、その予定はあえなくご破算となる。

 

「久しぶり」

 

 約半年前、いや正確に言えば1年と半年前位か。に何処かへ消えていた筈の幼馴染、藤丸立香との再会によって。

 

「いきなり来てごめんね。色々あってさ戻ってきたんだけどすぐに戻らなくちゃいけなくて、その前に色々お話したいんだけど……駄目かな?」

 

 オレンジの髪、黄金色の瞳。そして俺より高い身長の彼女は実質的にたった半年見なかっただけだというのに、数年にも及ぶ激戦を潜り抜けたような()()を漂わせ、俺の目の前に立っていた。

 

 そして、俺は7つの世界を巡り、更なる激戦に()()この身を投じる事となる。

 

 そうだな、自己紹介が遅れた。

 俺の名前は烏丸 十蔵。平成らしからぬ名前なのは許してくれ。父方の爺様がつけた名前なんだ。それに―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この後どうせ封印することになる。




人物紹介

烏丸 十蔵(からすま じゅうぞう)

・主人公。チビ。大体155㎝。両親の脛が齧り切れないくらい太い&両親の実家も太い。以上。

藤丸 立香

・言わずと知れたFGO主人公。自称一般人のやべー奴。高校に通っていた時はバレー部所属で性格がイケメンな為、女子人気が高い。

 主人公の名前に前世の要素詰め込もうとして古風な感じになっちゃった……。
 妄想が続けば書きます。感想を貰えると燃料になるます(強欲)
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