通算3度目の人生、平穏に過ごしていたら帰ってきた幼馴染と一緒に林業をすることになりました 作:妖怪種火寄越せおじさん
今回は短めです。
現在6話と7話の間にかなりの乖離があって混乱された方も多いと思いますが、その間の言及は時期的にノウム・カルデアに突入してからになります。恐らくそんな暇がないと思うので……。
心配する新所長を宥めて通信を切る。眼前にはこの過酷な異聞帯で生きる為に凶暴になったであろう魔獣の群れ。
正直言って、
思考が切り替わる。どこを攻めるか、どうやって殲滅するか。あの時と全く同じ、独立傭兵レイヴンへと思考パターンが変化するのを感じる。
ABで群れに急接近する。
先頭の魔獣に向かってすれ違いざまに引き金を引く。
ショットガンの銃口から放たれる20発の弾丸……いや炎の塊が衝撃となり、身を焦がす災難となってその身体を弾け飛ばせ、そして残った残骸を炙る。
もう片方のショットガンでその少し先に居る魔獣を葬る。
リロードの合間を埋めるように、2連グレネードキャノンの砲口を群れに向ける。
低い砲音が続けざまに2回。砲弾は寸分の狂い無く群れの中心に向かい、魔獣の群れが弾け飛んだ。
爆炎と奴等の血肉。2つの赤で彩られた爆風は吹き荒ぶ猛吹雪によってすぐに掻き消された。
「おっと」
背後から襲い掛かった魔獣の一撃をQBで避け、リロードが終わったショットガンの銃口を向けて引き金を引く。
これで……残りが何匹かもわからんし、倒した数も数えれねぇな。
ただ、吹き飛ばされた魔獣達の何匹かは吹雪の中に消えていく。凶暴になっても本能は消えなかったか。
残った連中は俺を睨みつけながらじりじりと包囲を始めた。どうあっても俺を始末したいらしい。
「無駄な抵抗だ」
再びAB。その勢いを殺さずに、今度は逆関節の脚を向けて蹴り飛ばす。
2つの関節から放たれるエネルギーはABの勢いと合わせ、直線状にいた魔獣2体をぶち抜いた。
倒れ行く亡骸を踏みつけ、右に居る魔獣に狙いを定める。
獲物は左側のショットガン――ではなく、背中に預けているパイルバンカー。
ABの間に持ち替えたそれを構え、地面を踏みしめて思い切り突き出す。
鈍い音と爆発音、そして爆風が俺の眼前で発生し爆炎と共に現れた鋭い鈍色の杭が魔獣の頭蓋を貫き、炎が身体を焼き焦がして炭に変える。
踏みしめた勢いで潰れた肉塊と混じり合い、地面の染みとなった。
さて、これで諦めてくれればいいんだが、まあ――
「諦めるわけ無いよな」
他が逃げる中、残った血の気の多い魔獣がこれしきで諦める訳が無い。
とはいえこうもちまちまやるのも時間がかかる。爆音も何度も鳴らしたし、近くに人里かなんかあれば気になって接近してくる可能性だってある。
敵地のど真ん中で、それはごめん被りたい。短時間で決着をつけるか。
だからここで武装変更だ。
『右手、左手武器変更・DF-GA-08 HU-BENに切り替えます』
ショットガンが虚空へと消え、代わりに現れたのはガトリングガン。
下部のドラムから弾帯で繋がる回転式の銃身がトリガーを引いた瞬間に回り始め、咆哮のような銃声が周囲に響き渡った。
銃口を動かせばその直上にいた魔獣が焦げたひき肉となって地面に散らばる。
徐々に加熱していく銃身に周辺の空間が揺らぐ。
「あー失敗。両手だけじゃ足りんな」
『右肩・左肩武器変更・DF-GA-09 SHAO-WEIに切り替えます』
両肩の武装も切り替える。現れるは両の手に収められている物と同じガトリングキャノン。いや、キャノンとは名ばかりのガトリングガン。
接続を確認して、すぐに起動。4門のガトリングによる一斉射は先ほどよりも圧倒的な速度残党を殲滅にかかる。
『スキャン・敵性反応ゼロ』
あっぶねー。両手のガトリングが停止する前に殲滅できた。
周囲には焦げた肉片とそうでない肉片、後は……うん、これ以上言葉にするのはよそう。
それにしても何だかんだ跡が残っちまった。さっさと帰還しよう。
『予定範囲内のスキャンを完了しました。シャドウ・ボーダーに帰還することを推奨します』
ほら、システムもこういってるし帰りましょ帰りましょ。
んじゃ通信入れますか。
「こちらレイヴン。これよりシャドウ・ボーダーに帰還する」
『おい、レイヴンとやら! 無事か!? 無事なんだな!?』
あんたの声で鼓膜が破けそうだよ新所長。
「問題ない。全て始末した」
だからダ・ヴィンチさんに変わってくれないか。ちょっと聞きたいことがあるんだ。
『こっちでも確認したよ。凄いね、あっという間に反応が消えちゃった』
「お望みの結果だったか?」
『お望みも何も、藤丸君やマシュに負担が掛からずに済むんだ。それ以上さ!!』
「それは何より。じゃあ、帰還するから受け入れ態勢宜しくー」
通信を切る。
ふり続ける猛吹雪は、徐々に戦闘の後を埋めるように白く塗りつぶしていく。
痕跡が残ると思ったが、これなら大丈夫だな。
再びブースターを吹かして俺はシャドウ・ボーダーへと帰還した。
「何だよこれ、クリチャーチの群れが木っ端みじんになってやがる。一体どんな化け物がこんなとこに来たってんだ。……クソッ! また狩場が減っちまう」
今更ながらのアセンブル紹介
頭……KASUAR/44Z
角みたいなトサカみたいなアンテナが生えた個人的に好きなデザインの頭。軽量故の低い耐久力だが、性能が良い。
胴体……EL-TC-10 FIRMEZA
スリムな形状の軽量パーツ。防御力やジェネレータ出力補正がなどがあるため近接戦に向いている。但しジェネレータ供給補正が低い為、スタミナ切れを起こしやすい。デザインが良い。
腕……EL-TA-10 FIRMEZA
軽量且つそこそこの近距離と射撃武器の適性があり、持てる重量も妙に多い。エヴァンゲリオンのウェポンラックのような肩をしている。デザインが良い。
脚部……06-042 MIND BETA
中量逆関節。獣の後ろ足のようなデザイン。水平方向の跳躍力は軽量に劣り、垂直は重量に劣るがデザインが良い。
武装
両腕……SG-027 ZIMMERMAN、変更後はDF-GA-08 HU-BEN
AC6プレイヤー諸君なら言わずもがなの重量ショットガンとガトリングガン。
ショットガンは威力が高く、初期の対人戦においては猛威を振るった。今でもなめてかかると痛い目を見る(N敗)
ガトリングは……みんなも両手両肩ガトリングでトリガーハッピーに、なろう!!
右肩……SONGBIRDS、後にDF-GA-09 SHAO-WEI
垂直二連グレネードキャノンと肩に搭載するタイプのガトリング。
軽量機体でも積めるグレネードキャノン。上下で発射感覚がある為、偏差撃ちで二発目が当たる可能性がある。因みにこれを作った企業はもっと派手で大火力なグレネードキャノンを開発しているため、これでも名前の通り「小鳥のさえずり」である。
肩ガトリングについては説明不要! みんなもこれでトリガーハッピーに(ry
左肩……PB-033M ASHMEAD、後にDF-GA-09 SHAO-WEI
ACシリーズをご存じの方なら説明不要のとっつき。
スタッガーで動けなくて無防備な相手にチャージ攻撃を当てる快感からそればっかりに固執して敗北するレイヴンがいるらしい(N敗) 無理にチャージせず普通の攻撃を当てよう!!
ブースター……IA-C01B: GILLS
隠しパーツ。クイックブーストをかなり短い間隔で行えるが、近接武器の踏み込みが甘い上に、調子こいてクイックブーストを吹かしまくってスタミナ切れが起きやすい。当作品ではジェネレーターに記載する理由によりその辺りは解決される。
FCS……FC-008 TALBOT
主にどの距離で狙いが定まるかとか、ミサイルのロックオン性能とかを決めるパーツ。
こちらは中距離近距離でのロックオンが優秀。
ジェネレーター……IA-C01G: AORTA
ゲームとは違い、レイヴンの魂から供給されるエネルギーを各部へ調整して送る為の機関の為、ほぼあってない様なもの。常に供給されるからスタミナ切れ(エネルギー切れ)が発生せず、常に満タンの状態。尚此処から電力に変えて供給することも可能っちゃ可能。専用のケーブルやら設備やらが必要になるけど。
あんまりガチ対人をやらないレイヴンなので、色々甘い所があるかもしれませんがよろしくお願いします。