世界最強の俺は、今日も愛弟子の前で冷や汗をかく。~コミュ力最弱な師匠と見初められた不運な少女弟子のドタバタ珍道中~   作:ねむ。

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第二話 辺境の村『ダ・ソル』〈Ⅰ〉

 森をぬけて、なんとか人の手が入っている道に出る。

 

 砂利で出来ていて、首都のように石で舗装されたものでは無いが、先程まで歩いていた獣道に比べればお釣りがくる。

 

 背後で浮かせてるエールの膜を見れば、どこかうわごとをつぶやくように、「ザックスさま……」と繰り返していて。

 こりゃ相当だな、とか思っている訳だが。

 粗方想像はつくが、ハーフエルフ――エルフってだけで迫害されるってのに、ハーフと来たもんだ――の周囲に馴染めなかった娘に優しく言い寄ったところだろうさ。

 

 これだから人間ってのは嫌になるね、まったく。

 

 人の手が入ったアーチ状のものが見えれば、おそらくあれが村の入口なんだろうとわかる。

 

「嬢ちゃん、あれが目的の村か?」

 

「…………あっ、はぃ……はいっ! 私の……みなさんの拠点のダ・ソルの村ですっ!」

 

「……うんうん、元気でよろしいこって」

 

 うーむ。

 聞いた事があるような、ないような。

 なにかが奥歯に挟まってるときみたいな、そんな違和感。

 

 俺はなにか忘れているのか。

 もしや、これが噂の精神干渉呪文ってやつか。

 

 いやぁ、怖いこわ――。

 

「…………………………………………あっ」

 

 やっべ。

 思い出した思い出した。

 

 そうだ、いつだったかは忘れたけど、なんかあのよくわからん変なことをしてるから後日調査するってアーサーが言ってた村だ。

 

 なるほどね。

 ここは、あれだな。

 

 普段は仕事してないけど、実は裏でめちゃめちゃ仕事してた俺作戦でいけるな。

 

 ふふふ、成功間違いなしだ。

 アーサーの尊敬の眼差しが今から楽しみで仕方ないな。

 

「おー、こりゃまた随分と……」

 

「………………活気のある、むら……で、す……っ」

 

 村に一歩入れば、みすぼらしくて目が死んでる村人たちの姿と雨風をギリギリ凌げるかどうかの家々と。

 これでもかってくらい豪華絢爛、なんならこんな辺境に不釣り合いな建物がすぐ目に入る。

 

 たぶん、あのその辺の街のギルド並の悪趣味なのがこの村のギルドなんだろう。

 たく、なっちゃいないな。

 村のこう、なんというか、田舎っぽい風景を壊してやがるじゃないか。こういうのは全体の雰囲気に合わせるってのが大事だろうに。

 

 現実逃避はさておき。

 もう一目瞭然だろうが、念の為に。

 風魔法――使い勝手いいからついつい多様する筆頭――を使って風の道を自分たちのいる位置から建物の内部へと作り出す。

 そのまま、周りを観察しつつ、耳を澄ませる。

 風に乗ってきた、中の声を。

 

 ガヤガヤガヤと聞こえるものを、選別していく。

 それっぽいことを言ってるやつは――。

 

 ――かぁーっ! ひと仕事終えたあとの一杯は格別だなぁっ!

 

 ああ、これね。

 この声ね、すぐわかったよ。

 

「なぁ嬢ちゃん、お仲間ってのは何人なんだ?」

 

「…………さんにん、ですっ」

 

 ――ザックスさん。足手まといも消えたことですし、今度ギルド長から貰える金なににつかいやす?

 

 ――ザックスぅ、あたし服欲しいんだけど。

 

 ――はっはっはっ! とりあえず、飛竜に乾杯だ! ようやく半分野郎とおさらばできたからな!

 

 ふむ。

 救いようはないな、間違いない。

 とりあえず、ちょちょいと風の道をエールにも繋いでおこう。これで、現実が多少なりともわかるだろう。

 

「………………っ!」

 

 ちらりと見れば、フードで相変わらず表情は見えないけれど。

 きらりと光るもの。

 さすがに若い娘にはきついものがあったか。

 

 さて、どうやってお灸を据え――。

 

 ――まぁ待て、あのギルド長もたぶん今日で終わりだ。さっき偉い上質な鎧を着た兄ちゃんが、奥に入っていったからな。

 

 ん、なんだ。

 急に、寒気がしてきたな。

 いやぁ、なんだろうな、わから――。

 

 ――ああ、あの首都から調査だかに来たっていう。ギルド長も年貢の納め時ってわけですかい。

 

 あー、うんうんうんうん。

 なるほどなるほど、わかったわかった。

 

 そっかぁ、そうなのかぁ。

 キミ達クズだと思ってたけど、なんだ有益な情報も吐いてくれるじゃないか。

 

 そうとわかれば、ちょっと遠回り――。

 

「………………あのっ」

 

「………………すぅ………………うん」

 

 くそ、今は出来ねぇ。

 遠回りなんて出来るわけがない。

 

 どうする、進んでも戻っても地獄な気がしてならないぞ。

 

 考えろ、考えるんだリエス・ルクシエル・マグダニエル。

 歩きながら考え続けろ。

 

 あ、どうしよう。

 もう目の前扉じゃん。

 ええい、なるようになれだ。

 

 足を振りあげて、扉を蹴り破る。

 鉄で出来ていたようで、ひしゃげて真反対の壁に突き刺さっていた。何人か冒険者もどきも巻き込まれていたようだが、まあここにいる時点で同罪だな。

 

 次はせめて普通の子に生まれ変わるんだな。

 生まれ変わりがあるのかは知らないけどね。

 

「なっ!?」

 

「はっ!? 誰だ!?」

 

 ザワザワ喧しいなぁ。

 ザックス何某はどこにいるんだろうな。

 

 奥の方を見れば、大きな大きな黒の大理石らしきものを下地に使ったであろう丸いテーブル。それを囲むように、大柄で黒光りする鎧を身につけた醜悪な男に、上から下まで盗賊かと見違えるほどの装備の鼻が出っ張ってる小柄な男。

 そして、ふむ。

 なかなかに、いや。

 露出の多いローブを身につけ、どこから見ても魔術師とわかる女。

 

 あれか、と膜の中にいるエールに視線を投げれば。

 何度も何度も首を縦に振っていて。

 随分と震えているかは寒いのかもしれない、なんて。

 

 怖がらせたのはあとで謝ろう、うん。

 

「おいあんたっ! 突然なに――」

 

「『動くな』」

 

 時間の無駄よ無駄。

 とっとと用事済ませてこんな所から出ていこう。

 決してアーサーに会いたくないわけじゃないよ。

 

 周りの突っかかってきそうなヤツらを止めつつ、ザックスたちのテーブルに近づいて。

 

「ようあんたら、ちょっと話いいか?」

 

「………………っ!」

 

 そのまま椅子を引いて、雑に座る。

 なんか全員苦い顔してるが、知ったこっちゃない。

 

「こいつ、ああ。さっき飛竜に襲われてるところを助けてやったんだけどよ」

 

「あ、ああっ! 俺たちの仲間――」

 

「黙ってろ、今は俺が話してるんだよ」

 

 たく、最近は礼儀のなってないヤツらばかりで嫌になるね。

 

「俺がもらっていくから、そこんとこよろしくね。それだけ伝えたくてよ」

 

「はぁ!? あんた、なに勝手なことを――」

 

「黙れよ女、そもそもお前らに発言を求めてないんだわ」

 

「なっななな――っ!」

 

 おかしいな、俺はなにか間違ったことを言ってるのか。

 自分じゃわからんもんだ。

 

「まあ、そんだけだ。悪いな邪魔し――」

 

「――あ、あのっ!!!!」

 

 びっくりした。

 後ろに浮かべてたエールが、膜の中で必死に叫んで。

 

「わ、わたしっ! ザックス様たちのところ、にっ!!」

 

「おう、連れてきたろ? これからは俺と一緒にいくことになったってだけだ」

 

「そ、そんなっ! い、嫌ですっ! わ、わた、しっ!!」

 

 たく、この娘は本当に。

 

「自分でも気づいてるだろ? こいつら、お前のことを体のいい肉壁って思ってるんだぞ?」

 

「そ、それ、でもっ! わたし、は……やくに……っ!」

 

「おう、じゃあ――」

 

「――やぁ、リエス。随分と楽しそうだね?」

 

 蹴り破った鉄扉が刺さった壁のすぐ近く。そこの扉が開いて――予想はしていたが――アーサーが出てきた。

 

 いやぁ、面倒なことに――いや待てよ。

 

「おう、お前もここにいたのか」

 

「お前もって――まさか、キミっ!」

 

「お前、ここ来るって言ってたろ? 近く通ったからついでに寄ったんだよ」

 

「リエス……キミは……っ!」

 

 ふっ、勝ったな。

 我ながら自分の天才性が――。

 

「という冗談は置いておきたまえよ。どうせ、そこに浮かんだ女の子を気まぐれに助けて――」

 

「ああ、次代ね」

 

 一瞬負けそうになったけど、大丈夫だ。

 行けそうな気がしてる。

 

「は? その女の子が?」

 

「おう。んで、どうするんだ?」

 

「ふむ、あとでね。面影ないね」

 

「俺もびっくりだよ。で?」

 

「んー、任せるよ」

 

「じゃあ、いらないか」

 

「選別するね」

 

「はいよ」

 

 いやぁ、会話が楽で楽で仕方ないな。

 さすがアーサー、我が生涯の友。

 さて、お片付けの準備――。

 

「お、おいっ!」

 

 あ、忘れてた、

 そういえば、キミたちまだ居たね。

 

「黙って聞いてれば――」

 

「ああ、もういいよ」

 

 それだけ言って、三人まとめて押しつぶす。

 ぷちっと音が聞こえて、見る気はないが、床のシミになったことだろうね。

 

 さてと、このギルドを壊すことも決まったし、さっさと――。

 

「…………ぁっ…………ぁぁぁ…………っ」

 

「…………………………………………やっべ」

 

 つい、いつもの感じでやってしまった。

 決して、決して。

 エールのことを忘れていたとか、そんなことはないんだ。

 神よ、我が、えーっと、信仰心ないからわからん。

 

 なにか、なにかないか。

 アーサー――は、イイ笑顔で頑張れって口が動いてやがるな。こいつ、気がついてたなら教えてくれても――ああいや、これは試練だ試練。

 これを乗り越えてはじめて――。

 

「………………………………………………」

 

 いや、そんな悠長にしてる場合じゃないな。

 本当にどうしたものか。

 

 アーサーは選別が終わったのか、一部の人間――足首を斬られてなくて動ける人――を外に連れ出していて。

 ほかの残された人はその辺で這いつくばって――。

 

 うわ、血生臭いな。

 まったく、これでエールが立ち直れなくなったらどうするんだ。

 これだからアーサーはダメだな、うんうん。

 

「あー、とりあえず外出るぞ」

 

 返事は聞こえないが、とにかく建物の外に出て。

 ふぅむ、遠目に村人どもが見てるな。

 見世物じゃないんだがな。

 

「さて、リエス。頼んだよ」

 

「よし来たって思ったけど、お前が斬ったほうが早くないか?」

 

「それでもいいけど、キミのほうが後始末が楽だろう?」

 

「ああ、それもそうだな」

 

 建物全体――村の家二、三軒分――を囲むように重力魔法を展開する。

 そのまま、すべてを平らに――。

 

 あやべ、やりすぎた。

 

「…………リエス」

 

「…………すまん、やりすぎたわ」

 

 ついつい、本当に手が滑って。

 周囲よりも深く、沈んでしまった。

 

 アーサーが隣でため息を吐いているが、仕方がないだろう。

 意外と力加減が難しいんだぞ。

 

 うちの引きこもり第三位が言うには、魔法ってのは世界に干渉して力を引き出してるらしいんだが。

 俺の使う重力魔法はその中でも扱いが難しい部類だって話だ。

 つまり、俺は悪くないってことだ、うんうん。

 

 ていうか、あの引きこもり生きてるのかね。『鐘の音』が聞こえないから死んじゃいないだろうが、今度様子見しにいくか。

 自分と同じ種族と会えば、あいつも喜ぶだろ。

 

 たく、俺の苦労も知らないでアーサーは本当に。

 よくない、本当によくないな。

 

 さて、と。

 

「………………………………ぁっ」

 

 本当に、どうするべきかなぁ。

 

「アーサ――」

 

「キミが撒いた種だ。しっかり、自分で片づけてくれたまえよ」

 

 こいつめ。

 「僕は僕で仕事あるから」、なんて言い残してそそくさと生き残った連中連れていなくなりやがって。

 今日の夜にあいつが腹を下すことを祈っておいてやる。

 

 まあ、なにはともあれ、だ。

 

「エール。エール・エスティア」

 

 名前を呼べば、びくりと肩が震えて。

 生気のない瞳を、こちらに向けてくる。

 

「キミは、これから俺と一緒に行く。これは決定事項だ」

 

「…………あな、た…………は」

 

「俺はリエス、さっきの優男も言ってたろ? リエス・マグダニエルだ」

 

「…………りえす…………」

 

「おう。ふたりっきりのときとか俺と同じ奴らの前ではそれでいいが、他のとこじゃ気をつけろよ。でないと――」

 

 俺たちの横を、剣の衝撃波のようなものが通り過ぎて。

 

 あいつ、わかってるな。さすがだ。

 どこに行ったかはわからんが、まあアーサーだからな。

 

「………………っ!?」

 

「おう、大丈夫だ。危険性を実演してくれたんだよ。正式に全員から認められりゃ話は変わるがな」

 

 ごほんと、ひとつ咳払いを入れて。

 

「さて、改めてちゃんとした自己紹介だ」

 

 瞳に魔力を流し込む。

 ゆらりと、俺の服やら髪が蠢く。

 実はちょっとだけ気に入ってる。魔力だけじゃなくて、風魔法も混ぜ込んで大袈裟にしてるのは俺だけの秘密。

 

「リエス・『ルクシエル』・マグダニエル。どうでもいいことだが、冒険者ギルド統括組合から正式に『ルクシエル』の座をもらってる一介の冒険者だ。生憎プレートやらは俺達にはないが、この名が証明だ」

 

 大丈夫かな。

 威厳出てるかな。

 ここはカッコよく決めたいところなんだよね。

 

「――今代の『ルクシエル』から、次代の『ラディシエル』たる器に告げる。よくぞ還ってきた。我らは貴殿の帰還を、魂を持って歓迎する」

 

 ふっ、決まったな。

 

 さて、これで本当に次代の器であるなら、だが。

 いや、あの光を操る技――魔法は、たしかにラディシエルのものだ。心配はないだろう。

 

「『――――――――――』」

 

「…………ふむ。まだ未熟ってところか」

 

 一瞬、ほんの一瞬だけだが。

 エールから莫大な魔力が発せられ、すぐに霧散した。

 これで本当に確認が出来た。

 

 俺たちは魂で共鳴する。

 こうして正式に呼び出しゃ、反応するってわけだ。

 今の魔力の波動は世界に広がったろうから、他の奴らも気づいたろ。まぁ、これだけですぐに『ラディシエル』って認めてやる訳にはいかないがな。

 

 力をつけさせた上で、他の奴らの承認を得るだけだ。爺さん、ようやくあんたの代わりが生まれるぞ。

 向こうで泣いて跪いて喚いてろ。

 

「……ぁえ……っ、わ……たし……っ?」

 

「おう、疲れたろ。寝とけ寝とけ」

 

 エールが意識を取り戻したが、催眠魔法で寝かせてやる。本番は起きてからでいいだろう。

 さて、この辺りで泊まれそうな場所があれば――。

 

「リエス」

 

「ん、アーサーか。どこ行ってた?」

 

 ガシャりと鎧の音が鳴れば、アーサーが近くまで戻っていた。

 生き残りの連中を誰かに預けたか、処分したか。こいつはなんだかんだ処分しがちだからな。まったく、血生臭い第二位だよほんと。 

 

「うん、ちょうど行商人が居たからね。彼らに職員たちを本部まで送るよう話をつけてたんだ」

 

「……本当に話をしただけか? 大丈夫か?」

 

「ふふっ」

 

 怖いよこの人。

 なにかあったらすぐ斬ろうとするんだから。

 もう、その笑顔の裏どうなってるんだよ。

 

「そんなことより、本当に後継だとはね」

 

「言ったろ?」

 

「聞いたけどね。『角笛の音』が聞こえてから十年と少しかな。長かったね」

 

「ああ、こんな辺境に産まれてるとは思わなかったよ」

 

「……それにしても」

 

 あ、こいつ。

 急に生温かい目を向けてきやがった。

 

「……キミがちゃんと……探していたなんてね……」

 

「おう、どういう意味だそりゃ。ここで一発ヤるか?」

 

「そんなんじゃないさ。それに――」

 

 アーサーが辺りを見回して。

 

「僕とキミが戦ったら、全部吹き飛ぶよ?」

 

「はぁ……冗談だ冗談」

 

 まったく。

 これだからアーサーは。

 俺だって、ちゃんと仕事はするさ。

 

 次代が生を受けたことを知らせる『角笛の音』。

 世界全域に鳴るもんだから、産まれたことはわかるが細かいところがわからないのが困ったところだ。

 おかげで、爺さんが死んでから随分と時間が経ってしまった。

 

「で、キミはこれからどうするんだい?」

 

「んあー、こいつを鍛えるさ。爺さんへの餞だ」

 

「ふふ、キミがそんなことを言うなんてね」

 

「うるせぇ。明日でいいが、こいつの力見てやってくれ。あとついでに、こいつ『鉄』らしいからよ。その辺も見極めてやってくれや」

 

 ぴたりと、アーサーの動きが止まって。

 

「………………今、なんて言ったのかな?」

 

「………………あー」

 

 すまん、本部の禿げ統括。

 

「………………エールは鉄――」

 

「………………あの禿げ………………いっそのこと斬り捨ててしまおうか…………」

 

 俺、なにも、悪くない。

 

「あーまあ、それは『アリスティア』に帰ってからでいいだろ。明日は頼んだわ」

 

「はぁ、しれっと僕を巻き込んでくれるね。ま、次代の『ラディシエル』の、現段階での実力確認は必要なことだからいいけどね」

 

 「宿まで行こうか」、と話すアーサーについて行く。

 

 膜の中ですやすやと寝息をたてているエールを一瞥して。

 

 寂れた村を照らす夕焼けの中、三人の影が伸びていた。

 

 

 

「そういや、この村どうすんだ? 別にどうなろうが知ったこっちゃないが、ギルドが無くなったから魔物やらに踏み潰されるだろ?」

 

「ああ、そういえばそうだね。本部から人員を送るにも時間がかかるし、あとでこの辺りに居る子たちを間引こうか。夜の散歩、好きだろう?」

 

「へいへい」




( 'ヮ')<ざまぁは儚い。
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