実技試験不平等過ぎん??   作:ドアドアドア

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校歌斉唱とかないの?

 

 

 毎日、筋トレしまくり暇な日は、TDLで個性の使い方を研究する生活を送っていた。これが華の高校生の生活?

 

 修行僧とタイマン張れるぐらいに毎日、特訓詰めだったせいで一日休んでしまいA組に宣戦布告ができなかった。カチコミ申す〜!ができなくて泣きそう。

 

「それでA組ムキムキだった?」

「お前は何を言ってるんだ?」

 

 だから筋肉ムキムキかってつってんだろ!もしA組がムキムキだったら休んで正解だ。カチコミ申す〜!からの頭を掴まれてリンゴのように潰されてしまうのは流石に避けたい。

 

「別に...特に俺らと変わらなかったよ」

「なら、精神面が強いのか?」

「...」

 

 A組確かヴィランに襲撃されたんだろ?まだ大人に守られる年頃にヴィランという害意を諸に受けたというのに誰1人雄英をやめてないということは精神面が強いどころか襲撃で尚更成長してるはずだ。

 

 精神面を考慮せずともヒーロー科はあの脳筋実験試験を乗り越えた猛者だ。戦闘能力は一年の中でも抜きん出ているだろう。

 

「...精神面なんてどうでもいい。最後に勝つのは俺らだ」

「...言うようになったね〜なら、過去の体育祭観て作戦練ろうぜ」

 

 最後に勝つのは“俺ら”だって...なんか...言葉に出来ないけど....良いな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「せんせー           俺が一位になる」

 

 やっぱA組にはやばい奴がいるんすわ。見ろよ周りの反応、これでもかってくらいブーイングの嵐だ。俺?もちろんしてますよ。流行りには敏感なもんで。

 

「良いね、A組にヘイトが集まってる」

「...作戦は覚えてるか?」

 

 もちのろんですこと。ヒーロー科に進んでもらって俺らは個性が露見しないように30位ぐらいを目指すという完璧な作戦。作戦っていっても各自自身のやり方でゴールを目指すだけだ。心操なら他の生徒を巻き込む作戦だ。

 

 俺?ただ走るだけですが何か。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「1位に与えられるポイントは1000万!!!」

 

 クイズ番組かよ。やっぱ上位取るメリット少ないな。俺?30位ぴったりですが何か。

 

 ていうか多分ヒーロー科のB組も俺たちと同じ作戦してんな。だって明らかに手抜いてる走りだったもん。

 

「心操組もうぜ」

「ああ.......残りの2人は適当に洗脳してくる」

 

 やっぱ上位になるためとは言え不意打ちで洗脳かけるのは堪えるか。でもそこで妥協して良いなんて言うのはこれまでの心操への侮辱...誉は浜に捨てました!

 

「じゃあ俺の“とっておき”で隠れて心操の洗脳でポイント奪うか」

「ああ、勝つぞ...!」

 

 そして、騎馬戦開始の合図と共に俺は空中に手を伸ばし個性を発動させた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 危なげもなく予定調和で3位に入る事ができた。洗脳されたヒーロー科の2人には申し訳ないけど本当に役に立ってくれた。でも辞退した時は、普通に心が傷んだ気がする。あとA組のチア可愛い!心が癒された気がする。

 

 そして抽選の結果、心操は障害物競走で一位を獲得したワカメ髪の緑谷と、そして俺は芦戸というおそらく酸を出す女子と闘うことになった。

 

 そんでレクリエーションも終わり、早速心操の番がやってきた。

 

『1回戦!平凡な見た目ながら平凡じゃねえ成績の男!緑谷出久!!』

 

『vs!お前さっきの騎馬戦何処にいたァ!?普通科!心操人使!!』

 

 さあ、始まりました!実況はプレゼントマイク、解説は相澤先生。観客は扉間空屋が担当しております。おおっと!早速心操の個性が緑谷に襲いかかるぅぅ!!

 

 従順な緑谷が場外へと歩くぅぅぅ!...何で歩かせてるんだ?って思ったけどそうだったここアピールする場だ。走らせて一瞬で終わらせたら何が何だか分からないからな。

 

 まぁ、でも勝負はもう決まったもんだr、は?

 

『緑谷留まったぁぁぁ!!!』

 

 嘘だろ...俺でも心操にビンタされてようやく解除されるのに自力で解きやがった!?これが雄英ヒーロー科の...筋肉の力!

 

 個性が解除された心操が動揺する。が、すぐに口撃を始め攻撃をするために走り出す。流石の緑谷も予想外だったのか驚いた表情で固まっている。

 

『おおっとぉぉ!?鋭い一撃が緑谷にクリーンヒットだぁぁぁ!!』

 

 スタートダッシュが遅れた心操は、今日この日のために全力で体を鍛えてきたんだ。アイツならヒーロー科にだって追いつける!

 

 心操の打撃が緑谷に次々に打ち込まれていく。しかし、洗脳されないよう口を押さえて声が漏れないように耐える緑谷。少しずつリングの外側へと押されていく。

 

 このまま行けば勝つのは心操。でも相手はヒーロー科、しかもヴィランの襲撃を乗り越えている。

 

 その証拠に緑谷の目は死んでいない。カウンターを狙ってる。

 

 このまま外側に押し出すか、カウンターで外側に押し出すかの勝負。

 

 でも、できれば、心操に勝ってほしい。瞬きをせず俺は心操の闘いを見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「惜しかったな...」

「ああ、後もうちょっとだったんだけどな...」

 

 あの後、緑谷はカウンターを決め立場を入れ替えた瞬間、指が折れるほどの風圧で心操を場外へと吹き飛ばした。

 

 もちろん心操の負け。心操の闘いは一回戦目で華々しく終わった。

 

 でも、心操の顔は何処か清々しく爽やかな顔をしていた。

 

「...心操、お前の仇は俺がとる!だからあの世で見守っててくれよ!」

「死んでねーから...頑張れよ」

 

 応援されたなら応えるのが男ってもんよ。そろそろ俺の出番だし向かうか。

 

「普通科の底力見せつけてくる」

「おう、見せつけてきてやれ」

 

 番狂せってもんを見せつけたるわっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『続くはヒーロー科!芦戸三奈!ねぇそのツノからなんか出るの!?なんか出るの!?』

 

『vs!期待爆上がり中ゥ!普通科!扉間空屋!』

 

 確かにそのツノから酸出るの?出ないの?どっちなんだい!

 

「パワー!」

「え、なんで急に筋肉ヒーローの掛け声?」

 

 ヤー!...ふざけるのもここまでにして真面目にやろう。

 

 狙うはカウンター。近づいてきたところを個性で動けなくする。

 

「なんかよくわかんないけど!一瞬で終わらせちゃうよ!」

「...」

 

 集中。スケートの要領でこっちに近づいて来て恐らく酸を飛ばしてくる。だから、遮蔽物を作る!

 

「開け!」

「え、わわわっ!?」

 

『扉間が触れた地面が開いたぁぁぁ!!これは芦戸の機動力ダダ下がりだぁぁ!』

 

 動きまくって地面を触りまくる。ちょうど、俺が隠れるぐらいの遮蔽物をたくさん作ったってことは!

 

「...喰らえっ!」

「うわあっ!?」

 

『扉間の奇襲が炸裂ぅぅ!!...なんだーありゃ!?芦戸の目が回ってるぅ!?物理的にぃ!?』

 

「わああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!???」

「じゃあ、ちょっとこっち来てもらって...よいしょっと」

「わっ!?」

 

『芦戸さん場外!扉間くんの勝利!』

 

 個性を解除して目の回転を止めてあげる。これ以上回したら乙女の尊厳が失われちゃう。

 

 無愛想かもしれないが、特に喋らず控え室へと戻る。情報引き出されちゃ困るからね〜

 

 さて、まずは一勝だ。次と頼むから相性の悪い相手が来ませんようにっ!

 

 





青山「...」(43位)
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