特に衝突するような事も無く就寝する事が出来た
そして迎えた練習初日・・・
早朝 朝5時
「・・・ん、無事に起きれた」
いよいよ青道高校として始動する初日の朝
白銀は無事に目標の時間に起床することが出来たので、頭上に注意しながら黒髪のツーブロックヘアーの頭を搔きながらベッドから出る
「ん~・・・あ、おはよう白銀、早いね」
「・・・おはよう、楠木さんと白銀」
「楠木さん、白州さんおざます!」
白銀が起きてすぐに楠木・白州が起床
3人であくびをしながら練習着に着替える
「ふわぁ~・・・実感沸かねぇ、これから親父とお袋が在籍した青道で俺もプレーするのか・・・」
「凄いよね、親子全員青道出身って・・・全国見渡してもそんな親子いないよ」
欠伸をしながらまだ実感が沸かない白銀に、楠木が着替えをしながらそう答える
寝る前のちょっとしたレクリエーションで両親が青道OBだという事を話すと二人ともかなり驚いていて、根掘り葉掘り詳細を聞かれたのは新鮮だった
「ついでに自分の出身中の野球部の恩師も青道OBなんすよね・・・おかげで夏と冬の合宿が地獄でしたわ・・・」
「凄い巡り合わせだよな・・・しかし合宿も青道と同じ時期だとは・・・」
「中学校時代の合宿の内容が青道と一緒だと・・・実質6年間地獄の合宿を行う・・・」
「・・・どんまい」
もはや悟りを開いたような白銀の表情に白州は何も言えず、一言そう励ますしか出来なかった
「え~っと・・・自分はこっちにいればいいのかな」
着替えを終えた白銀たちはグラウンドに向かった
グラウンドに着くとすでに新入生らしき姿が見えており、楠木と白州は「じゃあ、僕たちは反対の方で見ているからね~」と別れた
すると霧がかったグラウンドの奥から一人の男が歩いてきた
髪の毛をオールバックにして、サングラスをかけたひげを蓄えた男・・・
青道高校の監督『
「(おお・・・相変わらず雰囲気あるな鉄兄・・・いやいやここでは監督と選手・・・まずは挨拶・・・)オザマス監督!」
白銀はいの一番に監督へ挨拶をすると新入生がそれに続いて挨拶を行っていた
「・・・・・・」
すると片岡は白銀の方に近づいたかと思うとジーっと見始めた
「・・・え、え~っと・・・どうしましたか片岡監督・・・?」
片岡監督のいかにもな雰囲気や周りの視線も相まって若干引きながらも白銀は片岡に話しかけた
「・・・白銀、お前に監督って言われるとむず痒いし慣れないな・・・」
「え、えぇ・・・ここでは監督と選手じゃないですか、さすがに普段の呼び方はまずいですって・・・」
まさかの片岡からのクレームに白銀も一瞬言葉を失うがここは長年の付き合い、ひそひそ声で返した
「ふん・・・それもそうだな・・・これから3年間よろしくな」
「自己紹介する前によろしく言うのはどうかと・・・いだっ!?」
「うるさい・・・」
頭にチョップを食らってしまい痛がる白銀をよそに持ち場に戻る片岡であった
『おいあの新入生、片岡監督と親しげに話していたけど・・・』
『さっそく懐に入ってゴマすりか?』
(おいおいおいおいおい・・・変に悪目立ちしているじゃねぇかよ・・・このグラサンめぇ・・・)
普段の監督だったら絶対しない新入生との親しい会話
そのひとコマを垣間見た影響か方々からひそひそと話す声が聞こえてきたので、白銀は居心地がかなり悪くなったのもあり片岡を睨むが、当の片岡は知らんぷりを決め込んでいた
「・・中学校出身、一条守です!ポジションは外野手、肩には自信あります!よろしくお願いします!」
・・・ぱちぱちぱちぱち
新入生と在校生に分かれて行うものと言えばそう、新入生の自己紹介である
(まぁ、まずはそこからだよね~・・・)
「よし・・・次!」
在校生からの拍手が終わると片岡が次の新入生への紹介を促す
「松方シニア出身、
白州よりも明るめのブロンドヘアーの少年、東条が紹介すると先ほどと同様に拍手が起こる
『全国ベスト4の投手だろ?すげぇ投手が入ったな・・・』
(ふ~ん・・・ベスト4、か・・・)
白銀は感心した表情を見せるも自己紹介がもうすぐだったのですぐに何を言うか考える方向に切り替える
「よし・・・次!」
「同じく松方シニア出身、
監督が次の選手へ紹介を促すと東条と同じくらいのブロンドの短髪の少年、金丸が自己紹介を行った
(同じ松方シニアか、特徴は俺と被るな・・・ってもう次か、どうしよう・・・)
白銀はそんなことを思っていたものの、順番が来たのを思い出し未だにどの内容を話そうか迷っていた時
『あーーーーっ!みy・・』
(・・・今の声って・・・アイツ、青道に入学してきたのか・・・)
背後にある倉庫の方から声が聞こえたため、とっさにそっちの方向を見る白銀
脳裏に沢村栄純の姿が思い出し、入部早々に遅刻したのかと苦笑いを浮かべる白銀であった
「・・・よし、次」
(あ~俺の番が来てしまった・・・う~ん正直に言いますか・・・)
そんなことを思っているうちにとうとう白銀の番が来たので腹をくくって紹介を始める
「愛知県、大空中学校出身の白銀一将です。片岡監督を漢にするために入部しました」
「ポジションは捕手がメインで他は一塁・三塁・外野を守っていました」
「バッティングは誰にも負けない自信があります!打撃を生かすためなら便利屋になる覚悟はあります」
ざわざわざわざわ・・・
「よろしくお願いします!」
白銀はそこであいさつを終えると若干どよめいていたが遅れて拍手が起こった
(アイツ・・・さっき監督と仲良く話していた奴だよな・・・ぜってぇアイツには負けねぇ)
金丸は白銀のあいさつを聞き、サブとは言えポジションが被るため、対抗心を燃やしていた
(白銀・・・どこかで聞いたことあるなぁ・・・)
金丸とは反対に東条は白銀という珍しい苗字に聞き覚えがあり幼い記憶を呼び起こしていた
(ふふふ・・・変わんないねブンちゃん・・・これは高校でも退屈しなさそう)
目まで伸ばした桃髪の少年が白銀を見て懐かしみつつビッグマウスぶりに笑っていた・・・
白銀の自己紹介は1年生に三者三様の反応を見せた
「・・・ふっ、嬉しい事を言ってくれるじゃねぇか・・・次!」
片岡は白銀の自己紹介を聞き笑みを浮かべつつ、次の部員へ自己紹介を促した
その後、隙を見て列に入ろうとした沢村だったが沢村と同じく寝坊した御幸にハメられてしまい監督・部員から白い目で見られる羽目に
その後監督の逆鱗に触れ、沢村と同室の先輩である3年の「
「まぁ当然の結果と言ったらそうだけども・・・アホやなぁ」
「ふふ、とは言いつつも僕らも施設見学が終わったら走るって先輩たちが言ってたよブンちゃん?」
「まぁ~それ言っちゃお終いだよ春ちゃん・・・1年が初めから練習が出来るわけじゃないし・・・」
白銀はタイヤを引いた4人の中にいる沢村を見て苦笑していた白銀に先ほどの桃髪の少年が白銀に突っ込む
彼の名前は「
白銀のことを「ブンちゃん」、春市は「春ちゃん」と親しげに呼び合っているこの二人、実を言うと白銀と春市は赤ん坊の頃からの仲である
つまるところ・・・「幼馴染」である
「亮さんが青道行ったのは知ってたけど、まさか春ちゃんも来るとはね・・・」
「そりゃ前に家族で集まったときにブンちゃんが青道に行くって話してたからね・・・それで自分も
「なるほどな・・・しかし知り合いがこれだけいると楽しくなるな~!」
「そうだね・・・これからよろしくね」
「おうおう!こちらこそよろしく~」
白銀と小湊はその後も楽しく会話しながら同級生とともに施設見学を行っていたのであった・・・
ストックが切れたといったな・・・あれは嘘ではないが、少し出来上がっていたので完成させて投稿したよ
出来上がったら即投稿するこのスタイル、良くないのは分かっていますが自分の今の熱が燃えているうちにサクサク投稿したいんですよね・・・