月見ヤチヨと話すだけ   作:納豆伯爵

13 / 13
なんやかんやで付き合い始めました。

トラブルばっか起きてますねこの二人


月見ヤチヨが家出するだけ

「八千代、かぐや最近学校の方はどうだ?」

「ん~、結構楽しいよ?」

「お姉ちゃんなんて彼氏が出来たもんね」

 

「は?」

 

「ちょ、かぐやちゃん//」

京くんとお付き合いしてることはタイミングを見て父に話そうと思ってただけに暴露されて恥ずかしくなってしまった。

 

「八千代。本当なのか?」

「う、うん本当」

 

「八千代、こんなことはあまり言いたくないが愛だけでは飢えを満たすことは出来ないんだぞ」

「父として、八千代にもかぐやにも不幸になってほしくないと思っている。」

 

「ましてや、八千代にはいずれ会社を継いでほしいと考えている。」

「お父さん、それって……」

「そうだ、どこの馬の骨とも分からん男との交際などやめて父の選んだ人と結婚するのが八千代の幸せだと言っている」

 

京くんのこと、何も知らないのに…

 

「嫌」

「何?」

「私、京くんとお別れなんてしたくない!!」

「あ、お姉ちゃん!?」

 

私のためと言いながら手前勝手なことしか言わない父に

 

彼のことを何も知らないくせに否定しかしてくれない父に

 

嫌気がさして思わず家を飛び出した。

 

 


 

思わず、家を飛び出した私は行く当てもなくフラフラと歩いていた。

 

「………ここは」

気付けば、恋人である京くんの家の前まで辿り着いていた

 

でも、出会って何を話せばいい?

 

父に君と別れるように言われたことを話しても困らせるだけじゃないんだろうか?

 

不安で胸が張り裂けそう…誰かに助けてほしい……

 

「ヤチヨ?」

「京くん……」

 

「おわ、どうしたんだ?」

「京くん……!京くん……!」

 

思わず、抱き着いてしまった私を優しく受け止めてくれた

 

彼に縋ることしかできない私を優しく受け止めてくれた

 

その事実に涙が止まらなかった。溢れる想いを止めることができなかった

 


 

 

「………………」

「………………」

 

き、気まずい…

 

ちょっと出かけてて帰ってきたらヤチヨが家の前に居たので声をかけたら泣き出してしまったのでとりあえず家の中に招いてお茶を提供したがどう話を切り出したらいいのか…

 

「「あの……!!あ、先にどうぞ」」

 

さっきからこれの繰り返しである。

 

「えっとね……実は、今お父さんが帰ってきてて」

「へえ、そうなんだ」

ヤチヨのお父さんか………どんな人なんだろう?厳格な人なのかな?それとも陽気な人なのかな?

 

 

「それでね……それで……」

「お、おい大丈夫か?」

二の句が継げぬくらい涙を流しているヤチヨに驚きが隠せなかった

 

「お父さんに、京くんと別れるように言われたの」

「そっか……」

「でも、京くんとお別れなんてしたくなくて、私が否定された気がして家を飛び出したの」

「そっか……」

「気づいたらこの家の前に居て、帰ろうとしたら京くんが声をかけてくれたの」

「そっか……」

 

 

「京くん、私……私ね」

「言わなくていい。」

 

「言わなくても分かってる」

 

だから無理に言わなくていい。

 

「ヤチヨ、しばらく家に来るか?」

「いいの?」

 

「いいわよ、京弥の彼女ですもの」

「母さん、居たのかよ」

「追い出すわよ?」

「ごめんなさい!!」

 

「えっと、いいんですか?私、お邪魔しちゃっても」

「あら?気にしなくていいわよ。あ、でも声は抑えてね?」

 

 

「「…………////」」

 

気まずいって!!

 

「京弥、ちょっと席外しなさい」

「りょ」

 

とりあえず、客間の準備だけ進めとくか

 


 

「さて、ヤチヨちゃん」

「は、はい」

何か言われるんじゃないかとドキドキしてくる

 

「ほんとにあの子でいいの?」

「それって私が、京……京弥君に相応しくないってことですか?」

「違う違う。ヤチヨちゃんこ~んなにかわいくて引く手あまたな感じなのになんでうちのバカ息子がいいのかな?って思ってさ」

 

「私と、京弥くん。結構馬が合うんです」

「あ、無理に堅苦しい呼び方しなくても大丈夫よ」

 

「京くんとお話したり、お出かけしたりしていくうちに好きになっていきました」

 

 

「子供の私が何言ってんだって思うかもしれませんが、私は彼とずっと一緒に居たいです。」

 


 

 

「ふぅ~~~~」

ヤチヨの想いを改めて知った。

 

俺も同じだ、初めて女の子を好きになった。

 

妖精のような女の子に恋をした。

 

 

「俺もやることやらないとな」

 

覚悟はできた。あとは実行するだけだ




同棲始めました。

夏は冷やし中華か同棲が始まる季節ですからね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

<本編完結>親友のお隣さん~万の羽が彩るハッピーエンド~(作者:白豆男爵)(原作:超かぐや姫!)

超人の女子高校生・酒寄彩葉の隣の部屋に住む親友の男子高校生・神崎万羽。▼万羽の存在がもたらす、皆さんの知るものとはちょっと違う「超かぐや姫!」の物語...


総合評価:676/評価:6.1/完結:59話/更新日時:2026年07月12日(日) 18:41 小説情報

美容系と漫画家(作者:納豆伯爵)(原作:超かぐや姫!)

高校卒業して9年、しがない漫画家兼イラストレーターとして活動してた三上九十九、たまたま高校時代の憧れの人と再会し意気投合というかまさかのワンナイト!?▼お互いに周りから結婚しろオーラに耐えれず提案したのが偽装カップルだった!?▼偽物から本物になることが出来るのか!!そして芦花の親友たるスパダリだったりグルメ系お母さんに偽装がばれないか!


総合評価:387/評価:6.83/連載:16話/更新日時:2026年08月13日(木) 09:02 小説情報

どうせなら、キャンバスは白いほうがいい(作者:中山の補題)(原作:超かぐや姫!)

赤ん坊のころに孤児院の前に捨てられていた男の子、清水眞白のお話。色んな人と関わって、沢山のことを知りながら成長していく。その先で、人生はどのようになっていくのか。▼


総合評価:518/評価:8/連載:16話/更新日時:2026年07月09日(木) 12:15 小説情報

お隣の様子が急におかしくなってしまった(作者:納豆伯爵)(原作:超かぐや姫!)

若干デリカシーがなくてお人よしの伊織零士が、赤ん坊を拾ってしまった酒寄彩葉とばったり出会ったために忘れられない夏がやってくる物語。▼2026/03/23 タグ編集しました▼2026/03/31 タグ編集しました


総合評価:1258/評価:7.35/完結:100話/更新日時:2026年08月07日(金) 09:10 小説情報

諌山真実はくっつけたい(作者:納豆伯爵)(原作:超かぐや姫!)

くそボケ彩葉と恋する乙女芦花に振り回される真実の愚痴をお菓子食べながら聞く主人公▼尚、主人公も大概くそボケである。


総合評価:582/評価:6.59/完結:42話/更新日時:2026年08月16日(日) 10:07 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>