リボンズアルマーク。自身を人類を導くものと自称しそのために暗躍し続けた者。しかし世界の管理者となる直前にソレスタルビーングのガンダムマイスター、刹那・F・セイエイとの激闘の末にほぼ相打ちの形で彼は機体ごと爆散し、ヴェーダの支配ができなくなった彼はそのまま死んだ。そのはずだった...
「くっ...僕は...」
とそう僕は呟きながら目を開ける。僕はあの時刹那・F・セイエイの乗るエクシアと戦い...その結果Oガンダムが大破し死んだはずだ。ヴェーダの支配ができなくなっていた以上僕は他の体で活動することなど...にわかには信じ難いが今こうして動いているのは事実だ。もはや現実か幻覚かも理解はできないが現実だと言う前提で動くとしよう。幻覚だとしてもそれはそれでそこまでの行動が徒労となるだけだからね。と、機体内じゃないどころかパイロットスーツでもないのか。そしてヴェーダに拒絶されている身とは言え感知もできないとは...一体ここはどこなのだ。....今は考えてもわからないことだらけだ。それと銃は...拳銃一本、銃弾もそこまで入っていないか....心許ないが何もないよりはずっとマシだね。とその様なことを考えながら僕は銃を撃てる状態にした後歩き始める。起きた場所は何もない山の森の中。夜空を見上げれば月明かりが僕を照らしている。見たところはまだ普通の森の中に見えるが...今のこの状況自体が普通じゃないからね。断定するのはまだ早い。ここでは何が起きても不思議じゃない、そう考えていた方がいいだろうね。しかしここはどうやら人の手がまったくつけられていない森の様だ...まったく、草や枝が邪魔でしょうがない。...殺気!?と急に向けられた殺気を感じ取り僕は前に前転することでその暗闇から攻撃してきたものの攻撃を避けることができた。なんだ今のは...パッと見た感じでは狼の様な姿だったが速さが尋常じゃない。ただの狼ではなさそうだな...だが食われてなるものか。人類を導くこのリボンズアルマークが刹那・F・セイエイだけにとどまらずたかが獣風情に殺されるなどと言うことはあってはならない。そう、
「あっては...ならぬのだ!」
とそう僕は叫んだ後脳量子波により獣が次どこから攻めてくるかを感知する。そこか!
—バン!
と山の中にその様な音が響く。...幸いなことにこの獣の脳に命中してくれたか。次攻撃を許していたら死ぬはないにしろ大きな傷を負っていたのは間違いなさそうだね。しかしもう銃弾を1発使ってしまった。数発しかないと言うのにこのままでは早々にこのような獣にやられてしまう。僕がなぜこなようなところにいるのかはわからないが僕を来させるならリボーンズガンダム、せめてOガンダムを持ってこなければこの様な人外を相手にし続けるのは無理だ...早くこの森を抜かなければ....!
「あの...先ほどここからバン!って音がしたんですけど...」
と僕がなんとかこの森を抜けようと走り出そうとした直前、後ろから女の声が聞こえてくる。ここに女が...?見たところ緑髪に巫女服を来ている普通の少女に見えるが状況からしてみれば間違いなくただの少女ではない。普通の少女があの様な獣がいる場所にいるはずがないからね。
「銃弾が撃たれたかの様な音ですね...すみません、私には心当たりは...」
とそう僕は銃を隠しながら適当な言い訳をしておく。この女が何にしろ僕は今ここで滞在しているわけにはいかないんだ!僕は早くこの場所から離れて戦力の補強を...
「銃声がわかる...?幻想郷の人間が使えるのはまだ火縄銃しかないって前神奈子様と諏訪子様が言ってたはずなんだけど...」
とそう早く離れたいと言う僕の願いはその言葉に打ち砕かれる。なんだと...!?人間に使えるのが火縄銃だけ....?そんなものもはや骨董品なんてものじゃない、下手をすれば化石の様になっている可能性もある!いや、そんなことはどうでもいい。問題はこの小娘が僕の今の発言で僕を疑うのは間違いないと言うことだ。...しまった!そこにはさっき殺した獣の死体が...!
「う〜ん...この妖怪は頭に銃弾を撃たれてるみたいですね。」
とその小娘は僕に目線を向けながら言ってくる。この小娘が...!もう撃ったのが僕だと言うことを確信しているな、そもそもここに来た時点で僕が撃ったというのを知った状態で来たのか!この...
「...嘘をついてしまい申し訳ない。しかし私としても貴方が信用出来る人物か判断しかねたのです。そこにいる狼が私を襲ってきたばかりなのでいくら人の姿をしている者とは言え警戒を解かないのでいたのです。」
と僕は焦りを抑えてそうその小娘に謝っておく。会話の主導権はあちらに持たせるしかない。相手の出方次第では不意打ちでもいい、この小娘を撃って戦闘不能にすればいいはずだ。人型ということはほぼ確実に頭に脳がある。そこを狙えば....
「なるほど...会話が噛み合わないところからするに、貴方は外来人みたいですね。確かに改めて見てみれば服も和服じゃないですし。」
とそのような思考を僕がしている中、その様なことをこの小娘が言ってくる。...この言葉からするにこの小娘はここに元々住んでいた人物らしい。目線からも、脳量子波からも殺気や敵意は感じない。ならばおそらくこの小娘に危険はないだろう。あまり気は乗らないが小娘から色々情報を聞き出すしかなささうだな...とは言えだ、
「外来人...貴方はここの住民なのでしょうか?それなら色々お話が聞きたいのですが...ここにいると先ほどの様な獣に襲われるかもしれないのでどこか安全な場所へと連れて行ってくれないでしょうか。」
とその様なことを考えながら僕はそう言う。せめて身の安全を確保しなければ安心はできない。この小娘がどれだけの者なのかはわからないがどれだけ強いにしても僕が傷つかない可能性は0にはならない。傷ついた後の僕の様子から僕が人間ではないと察せられるのも面倒だからね。出来れば機体、欲を言えばリボーンズガンダムを入手出来れば一人で行動出来るものを...これもイオリアの計画の内だと言うのか...
「原住民...と言われると首を横に振ることになりますけど、この世界についてはちゃんと説明できますよ。でも安全な場所ですか.,.この山の頂上に私が住んでる神社がありますからそこへ行きましょう。」
とその様なことを僕が考えているとそうその小娘は言う。神社...よく見ればこの小娘の服装は巫女服の様に見えるな。肩出しなのは少しイメージとは違うがここではそこまでおかしな格好でもないのかもしれないな。と、もう歩き始めたか。逸れると面倒だ。あまり距離を空けずについて行った方がよさそうだな....
—守矢神社 鳥居前
「着きましたよ、え〜と...」
「ああ、自己紹介がまだでしたね。私はリボンズ。リボンズ・アルマークです。」
と鳥居前に来た時にようやく僕は自身の名をその小娘に伝えた。そう言えば名乗っていなかったな。僕目線ではそれどころではなかったと言えばそれまでだが失態だな。
「リボンズさんですね。私は東風谷早苗、気軽に早苗って呼んでください。」
とその様にその小娘...東風谷早苗は言ってくる。早苗...それがこの小娘の名前か。まぁいい、それはともかくとして早苗の話から何か情報を抜き取らなければ。もしかしたら僕以外のイノベイターもいるかもしれない。リジェネは僕を裏切っただろうから会ったとしても何も教えてくれないだろうが僕より先に逝ったヒリングやリヴァイヴ、もしかしたらかなり前に逝ったブリングらとも合流できれば多少は手駒が増える。いるのなら合流しておきたいところだが...仮にいたといてもあいつらもここの非常識さに驚くことになるだろう。そうなれば生きているかも怪しいがあれらもイノベイダーだなんとかするだろう。ヴェーダのバックアップや未知の場所と言うことを加味しても近くにいるのなら僕たちは感じ合える、いるとしたら合流も容易いね。
「あの、リボンズさん。立ち話もなんだから神社の中に行こうってさっきから言ってるんですが....」
「ああ、申し訳ない。少し考え事をしていました。」
と人前で考え込むのは良くないね。さて、早苗から色々な情報を抜き取れればいいんだがどうなるかね....
—リボンズが早苗と出会っていた頃ある場所にて....
「うぅん...アタシは...」
とそう呟きながら私は立ち上がる。アタシはあの時可変機のガンダムに機体を真っ二つにされてそのまま...やだ、思い出すだけで気持ち悪くなっちゃった。リボンズはヴェーダのバックアップなしであのガンダム達と互角以上に渡り合ってたみたいだけどやっぱりリボンズとアタシ達とではそれだけ差が...戦闘用に作られたってのにこれじゃあアタシのいいところがなくなっちゃうじゃない。...ところでここは何処なのかしら。死後の世界....的なのには見えないわね。ただの森って感じ。奇跡的に助かってそのまま何処かの惑星に偶然辿り着いた...のは流石に可能性が低すぎるわよね。と言うか服がパイロットスーツじゃなくていつものになってる時点でその線はないか...でもそうなると本当にここ何処なの?来たことも見たこともない場所だし....リボンズ〜!リヴァイヴ〜!いるなら返事してよ〜!...返事がない、どうしよう機体もない状態で一人になるなんて....あ、でも銃はある。これで人間くらいなら対処はできるわね。脳量子波は...うん、普通に使えるみたい。遠くにいるイノベイター同士の会話とかは無理みたいだけど感覚はほとんどそのままね。...とりあえずなんもわかんないから誰か人間を探さなきゃよね。その中で他のイノベイターがいないかの情報を得ないと。リボンズがいるのならきっとこの状況もなんとかしてくれるはずだし!
「う〜ん...多分こっち!」
とアタシは適当に進む方角を決めて歩き始めようとすると近くに近づいてくる何者かの気配を感じ取った。...敵かな?それとも観察してるだけ?まぁいいや、どっちにしても、
—バン!
「....隠れてないで出てきてよ、アタシこそこそしてるやつあんまり好きじゃないからさ。」
とその影の近くを打った後にそう言う。あ、もう一つ弾を無駄にしちゃった。まぁいっか、なんとかなるわよね。
「...よく気付いたわね、気配は消しているつもりだったのだけど。」
と草むらから赤い巫女服を着た黒髪の女が出てくる。ふ〜ん、てっきりザ・暗殺者!みたいなのが出てくると思ったんだけど...思ってたより普通そうな子ね。年もあんまりいってなさそう...でも気配を消して近づいてきた時点で普通の人間ではないわね。さて、こいつは敵なのかしら?
「そんなに疑う様な目線をしないでよ。確かに気配を消して近づいてきたのは悪かったけどそれはあんたが外来人だと思ったから保護するために近づいてきただけなのよ。」
とその様な疑問を思考していたアタシにその女はそう言う。外来人...よくわからない単語だけど言葉通りに受け取るなら外から来た者、ってことよね。人と間違われるのは癪だけど今はいいわ、せっかくの情報源なんだもん有効活用しなきゃ。
「保護ね。でもその前にここが何処かは教えてくれない?アタシ目覚めたら急にここにいたから今の状況がよくわかってないの。」
とそうアタシは言っておく。この女が信用できるかは置いておいてそもそも信用しないとアタシは動こうにも動けないし、こうするしかなかった。幸いなことは未知の場所でも早々に色々知ってそうなやつに会えたことかしら。
「ここは幻想郷、人間や妖怪、妖精や神、いろいろな種族が住んでいる場所よ。」
とアタシがそう思考しているとその女はそう言う。妖怪...妖精...それに神?何を言ってるのこの女は?
「そんな困惑の目を向けないでちょうだい。ちゃんと説明するから一度私についてきてくれる?ここだと完全に安全だと言い切れないから。う〜んそうね...ここからなら早苗のところが近いかしら...」
とアタシが本気の困惑をしているとその女はその様なことを言いながらアタシの腕を掴み...そのまま浮いた......浮いた!?
「はぁ!?ちょっとどうなってるのこれ!?怖い怖い、もっと安全な方法で運んでよ!?た、助けて、リボンズ!」
とその様に取り乱しているアタシをその女は無視してそのまま飛行していくのであった...
—守矢神社の一室
「....うん?」
あれから数分後、早苗に客室を案内された後少し待っていろと指示を受けた僕は座って早苗が来るのを待っているとある思念が届いた様な感覚に陥った。なんだ、今強い思念で助けを求められたような....まさか他のイノベイターか?いやだがこれら命の危機と言うよりは本気でビビってるだけだな。合流する必要はないか。
「お待たせしまいた、これ和菓子です。」
とその様なことを僕が考えているとそう言いながら早苗は机の上に和菓子を置いてくる。思っていたよりは礼儀正しい小娘なのかもしれないな。
「ご丁寧にどうもありがとうございます。それで先ほど言っていたこの場所の名、幻想郷と言うものについて詳しく教えてもらえないでしょうか?」
とその様なことを考えながら僕はそう質問する。そもそも景色から見てかなり都外なのは確実だがそれだけでは十数分前に襲ってきたあの狼について説明がつかない。それにただただ都外だと言うだけで幻想郷、などと言う名をつけることなどあり得ないだろうからね。
「わかりました。ここ幻想郷は数々の種類の種族が共存して生きている場所です。人間に妖怪妖精に吸血鬼、さらには私たちの様に神なども共存しています。」
と僕が考えているとその様に早苗は答えてくる。妖怪に妖精に吸血鬼...そこまではいいだろう。現実離れした場所だと言うことはなんとなく察しがつく。だが『神』だと!?そんなの許せるものか!世界を支配、再生するのはこの僕、リボンズアルマーク...いや、まて。
「...私たちのように、と言うのは?」
と心中穏やかではないのを自分で感じながらもそう質問する。その言い方ではまるでこいつは....
「私は元は外の世界から来た人間ですが...なんやかんやあって今では現人神になっています。ここの神社で祀られているのは私ではありませんけど...」
と早苗はそう私の質問に答えてくる。現人神、このような小娘が....ふざけるな、そんなこと納得できるわけがない!この小娘が僕より上位の存在だと!?そんなはずない、僕はリボンズアルマーク、イノベイドを超え、さらにイノベイターすら超越した存在だ!そんな僕がこんな小娘風情以下だと!?ふざけるなよ小娘風情が!
「えっと...その...さっきから目が光っているんですけどそれは一体...?」
と僕がその様に考えているとその様なことを早苗は言ってくる。何...!?僕の脳量子波が何者かによって干渉されているのか?「誰か助けて!ヤダヤダ怖い!」....ヒリングだな、間違いない。だがこれは命の危機と言うよりはどちらかと言うと絶叫系に乗っている時に出る悲鳴だ。ヒリングめ、いつもモビルスーツに乗っていたくせに何にそこまで怯えているのやら。まぁいいさ、ここにもイノベイターかいるのが確定したのはいいことだ。と、そうだ目の前に早苗がいるのを忘れていたな。
「...話すと長くなるので詳しくは話しませんが、私は人ではないとだけ言っておきますね。」
とヒリングの悲鳴を聞きながら愉悦しそう言う。イノベイターとかイノベイドとか言うのは話が広がりすぎるし何より早苗にあまり情報を与えたくない。モビルスーツのない今僕たちに残された武器は心許ない拳銃と脳量子波くらいの物だ。自分の手札をよくわからないやつに渡すほど僕はそこまで愚かではない。しかしヒリングがいるのならさっさと合流してしまうか。何処にいるのかは知らないがまったく...
「入ったわよ。」
とその様なことを僕が考えていると急にその部屋の襖が開きそこには赤い巫女服を着た黒髪の小娘と...半泣きになっているヒリングがいた。..............他人のふりしてようかな。
「っ!?リボンズ!?リボンズだよね!?ごわがっだだだぁぁぁ!」
と僕が他人のふりをしようと目線を逸らすのにも関わらずヒリングは僕に抱きついてくる。....うるさいがまぁいい、合流できただけよしとするか。だがまた新しい巫女か...こいつも現人神などと言うんじゃないだろうね?そうなったら僕はいよいよこの幻想郷とやらに嫌気がさすのだが。
「貴方がヒリングを助けてくれたのですか?どうもありがとうございます。」
と脳内と声両方に響くヒリングの嗚咽や泣き声を完全にスルーしながらそう言う。慰めずとも勝手に復帰するだろうし...うん?何故だ、ヒリングの体に少し違和感を感じる。そう、以前はもっと筋肉がついていたような....まさか!....ヒリングにはついてないし、逆に僕にはついている。もしや僕たちは無性ではなくなったと言うことか....?しかしだとしたら一体誰がこの様なマネを...まぁいい、ヒリングも以前よりは筋肉は落ちていそうとは言え伊達に僕が作ったわけじゃない。例え女になったとしても多少は働きを期待していいだろう。僕に関してはほぼ問題はないからね。...しかしヒリングの女っぽい見た目からの無性と言うのは一部界隈では刺さるとかなんとか聞いていたが僕たちに性別をつけたやつはそうは思わなかったらしい。まぁ僕からしてみればどっちでもいいんだが。
「早苗、こいつは?」
「えっと...さっき山の中にいた人です。名前はリボンズ、リボンズアルマーク。ただリボンズさんの知り合いがここに来ているとは思ってもみませんでしたけど....霊夢さんはどこでその泣いている人を見つけたんですか?」
とその様な思考をする僕の側でその様な会話が聞こえる。霊夢...それがそこにいる小娘の名か。まったくと言っていいほどここについては知らないゆえに名前だけでは種族すらわからないな。見たところ人間だがおそらく人間の様な見た目をしている妖怪も、人型と言うのであれば吸血鬼もそうだ。見た目だけで判断しない方がいいだろうな。
「ところでヒリング。リヴァイヴは見つからなかったのかい?」
とその様なことを考えながら僕はヒリングに聞く。...見ていない、起きたらすぐにそこにいる巫女に強制的に空中散歩をさせられた、か。空中散歩....ヒリングの思考から見るに腕を掴まれた状態で飛行して足に地面がない状態で運ばれてきた、と言うわけか。となると少なくともそこにいる霊夢と言う巫女は機械の力なしで空中を食べると言うことか。そして対等に話しているところを見るにおそらくは早苗も....僕たち以上に特別な存在がいるのは納得できないが納得するしかあるないね。何、仕組みさえ知ってしまえば僕にだって飛べるはずさ。あの様な小娘にできて僕にできないはずがないからね。リボーンズガンダムさえあるのなら僕もこう慎重にならずに済むんだけどね...
「ところであんた達、ここがどう言うところか知ってる?」
とその様なことを考えていると霊夢と言う小娘がそう聞いてくる。この様子からすればこれからも情報を抜き取れる...ふふ、最初こそどうなることかと考えたが案外なんとかなるかもしれないな。
「私はここが幻想郷と言う場所だと言うこと、そして奇怪な種族までもが共に暮らす世界...と早苗さんから聞いています。」
と先ほど聞いた話をそのまま言う。認めたくはないが神までもいると言う前提を呑まなければ話が前に進まない。どちらにしろ僕はいずれその神とやらも超える存在になれるはずだ。このリボンズアルマークに勝る存在などこの世にいないと言うことを証明してみせよう。それならばこの幻想郷と呼ばれる世界の人々や妖怪共も僕に従うだろう。
「ふ〜ん...よくわかんないけどとりあえずあんた達も外から来たやつってことは間違いなさそうね。」
とそう霊夢と呼ばれた小娘は言う。ここについてほとんど知らない故こいつが何を言っているのかはよくわからないが...外の世界が元々僕たちがいた世界だと仮定するとするなら僕たちは仮に戻れたところで殺されてしまうだろうね。ヴェーダの支配も、手元にあるモビルスーツも何も無い状態で戻ってしまっては結局体制を整える前にソレスタルビーングに勘づかれてやられてしまうからね。せめてリボーンズガンダムがあれば...いや、今あちらがどれだけ時代が進んでいるかはわからないが下手をすればリボーンズガンダムすら型落ち機になっている可能性がある。僕が乗るのを加味すればそれでもある程度はやれるだろうがヴェーダの奪還をするのは流石に難しいな...ヒリングだけいたとしても焼け石に水だろうね。いくら僕が頑張ったところでできてソレスタルビーングのガンダムマイスターを刹那・f・セイエイ以外全員を殺せるかどうか、か....僕にもそれ相応の機体があるのならやつらなどに負ける通りなどないというのに....
「...ボンズ、リボンズ?」
と僕が考えているといつのまにか復帰したヒリングが僕を見つめていた。「ねぇリボンズ、なんか体に違和感があるんだけど理由わからない?」...自分で気づかないのか。ヒリングのバカはほおっておくとしてもこれからどうしたものか。ここから出るにしても住むことになるとしても結局一旦の拠点が必要になるし...
「ねぇ、リボンズってば!」
と話しかけてくるヒリングをずっと無視をしていたら肩を掴まれぐらぐら僕の体を揺らしてくる。かまってちゃんかこいつは...
「なんだいヒリング?」
と面倒に感じながらもそう聞いておく。あの二人の小娘は何かを話してるみたいだが...あまり状況がわからない状態で聞いても自分の墓穴を掘ることになりそうだな。「リボンズ、これからどうするつもりなの?さっきの会話を聞いてたらリボンズもここについてよくわかってないみたいだけどアタシに何かできることはある?」か。ヒリングに出来ること....ああ、そうだ。僕より向いていることがあるな。
「そうだね、とにかく今は情報が欲しい。だからヒリング、君には情報収集を任せたい。だけどその前に..早苗さんと...もう一人の方の名は霊夢さんですよね?私たちにここについての常識を色々教えてはくれないでしょうか?」
とそう思いついた後二人の小娘にそう言う。どちらにしろずっとここにいる理由もない。ある程度情報を抜き取ったならさっさと大勢の人間が暮らしている場所を目指して行きたいところだ。さっきの話なら他の種族も人間と『共存』と言う形をとっているはず、ならばそれぞれの種族が別々の場所で暮らしているにしろ、同じ場所にいるにしろ、人間達の集落の様なものはあるはずだ。そこに行きその人間達から情報を抜き取った後また次の行動を考えればいい。
「博麗霊夢、霊夢でいいわ。それで常識ね...私はめんどくさいからパス、早苗が教えてあげなさい。」
と霊夢はその様なことを言ったあと僕用に出された和菓子を我が物顔で食べ始める。この...意地汚い小娘が。「なんだか生意気なやつ。」...ヒリング、人のことを言えるほど君は大人ではないと僕は思うな。
「結局私がするんですか...まぁいいですけど...」
とその様に明らかに不満そうにしながら早苗は僕たちにここの常識や地名などを教えてくれるのであった...
—少女説明中......
「と、これでだいたいの説明は終わりました。何かご質問はありますか?」
とあれから数十分、数々の情報を早苗は僕たちに教えてくれた。「アタシ...もう限界...」...ヒリングは聞いてただけでクタクタになっているね。まったく、戦闘用に作ってやったのに我慢強さがないやつだ。しかし...ここには地上だけでなく地底や空にも生活居住区があるとはなかなか面白い。そして月人...ここの世界では元々月に人間がいたと言うことか。酸素などの必須のものをどう補給しているのか、気になるね...まさか軌道エレベーターがあるわけじゃあるまいし...まぁいい。聞きたいことは大方聞けた。後はお金の部分とここでどうやって僕たちが力を身につけていくか、と言ったところか....
「いえ、私は大丈夫です。ですが地図の様なものはもらえないでしょうか?先ほどの話に出た人里と言うところに行こうと思いますので。」
とそう最後に聞く。金銭面はヒリングにやらせるか...何、ヒリングが適当に煽てればその辺の男子は簡単に貢ぐだろう。だがその動きをするなら僕は共に動くのはあまりよくないかもしれないね...まぁそれについては人里を目指しながら考えるさ。
「すみません、地図的な物はここにはなくて...霊夢さん、暇なら人里まで案内してあげてくださいよ。」
「やだめんどくさいし。適当に道教えてあげたらいいじゃない。」
と早苗は僕の質問に答えながら霊夢に言うが霊夢は速攻で拒否する。まったく...ここに来てまだあまり非現実的なものを見ていないせいか僕が異世界の様なところに来てしまったと言う実感があまり湧かないね。いいさ、仮に妖怪に襲われたとしてもさっきのが平均だったとしたらヒリングと僕ならなんなく対処できるだろう。
「いえ、先ほどの話から大方の場所はわかりましたので自分たちの足でなんとか行ってみます。いくよヒリング。それと色々教えてくださりありがとうございました。」
「ふぇ...は〜い。」
とそう二人に最後にお礼を言った後僕たちはその守矢神社の鳥居から出て歩き始める。さて、話によればここからこの道をまっすぐ進んでいけばつくはずだが...どうしたものか、僕としてはモビルスーツをなんとか調達したいところだが幻想郷にはそのような技術はないだろうしモビルスーツそのものがここに来ているとは考えずらい。となれば僕たち自身の地力を上げていくしか...
「ねぇリボンズ。人里ってところに行って何をするつもりなの?結局は人間達が住んでる場所なんでしょ?それならわざわざ行かなくたっていいじゃない。」
と僕がそのように考えているとヒリングはそのように僕に言う。まったく...わかっていないな。
「ヒリング、いくら人間が僕らより劣っているからと言って利用価値の無い者ばかりじゃなかったのは覚えているだろう?アリー・アレ・サーシェス、カティ・マネキン、そしてガンダムマイスターの一人ロックオンストラトス...彼らは人の身でありながら僕たちにとっても十分役に立ったり、逆に脅威になったりした。それにそのような有能な人材がいなくとも有象無象にも使い道はあるさ。」
とそうヒリングに返す。「リボンズが言うのならそう言うものなのかな....」納得してくれたようだね。しかし幻想郷...この未知の世界に来たのはイオリアの計画か、それとも運命か...どちらにしろ僕はこの世界の支配者となってみせる。元の世界では成し遂げられなかった救世主へと僕はこの世界でなってみせる...ふふ、力をある程度蓄えることができたら早苗達に見せてあげるよ...僕たちイノベイターこそが幻想郷の支配者にふさわしいと言うことを、そして誰が1番この世界の神にふさわしいのかをね....
Q なんでリボンズ以外に出したのがヒリングなの?
A 断末魔が印象に残ったのと単純に見た目
Q なんで性別をつけたの?
A 性別なしだと描写とかやりにくいかなって...
Q 他のイノベイドや刹那達は来る?
A まだあんまり考えてない...ただネタ出演の場合はともかく00以外のガンダムキャラは流石に出ないはず
Q 投稿頻度はどうするつもり?
A 週一でやれたらいいかなってくらいで急に1ヶ月くらい休むかも...
Q 完結する気はある?
A (気持ちは)ある
Q 恋愛描写はするつもり?
A つもりではあるけど道筋は考えてないし案も考えていない。ただヒリングはなさそう
と、まぁなんとなく聞かれそうなところは大方こんな感じ...コメント、お気に入りなどしてくれると僕が嬉しい....