2079年 4月 四葉家敷地にて謎の発光現象が確認される。
発光が収まった地点を四葉関係者が捜索したところ1人の生まれたばかりであろう乳児の男の子が発見された。
その乳児は四葉英作が観測しうる限りあり得ないほどのサイオンを有し高い魔法的才能を有することが判明する。
「この乳児は私では観測できないほどの力と魂の大きさを感じた」
「断じて在野に放流したりや他家に見つかってはならない」
そこで四葉家は司波達郎のように未来の四葉家当主の政略結婚相手候補及び次期当主候補のガーディアンとして引き取り教育することを決定した。
2080年 3月 四葉(司波)深雪が誕生する。
このとき見つかった乳男児は以後深雪の婚約者候補及びガーディアンとして教育されることとなった。
また四葉深夜によって過去の経験を知識として受け入れることのできた四葉真夜が次期当主として四葉当主を継ぐことが決まったとき、生殖能力の失った自身の子供としてこの乳児を養子に迎えることを決めた。
以後この子供は四葉真司として扱われる。
2086年 四葉邸宅
四葉真司として四葉真夜に引き取られたあの時の乳児は6歳を迎えていた。子供の成長速度としては早く精神的成長が年齢より大人びていた真司は義理の母親である真夜に対して質問していた。
「母さん、なんで俺を義理の息子として引き取ったんだ?」
「あら?なぜかしらね。私はそれが四葉にとって最善になる気がしたのよ。少なくともあなたのためではないわね。」
「英作さんは俺を達也と同じようにガーディアンとして厳しく育ててくれたし、この世界の情勢を考えると自分の生きる場所を与えてくれたことには感謝している。」
「だが四葉の血縁でない自分を四葉として育てる意味がわからない。深雪は俺のことを義理の兄として慕ってくれてるし達也の感情表現が苦手な以上、親愛の情を持って接しているが正直どうしていいか分からないときがある。」
「深く考えなくていいわ、あなたがしたいように深雪さんに接しなさい。それが四葉のためになるでしょうから。」
そこで四葉真夜と四葉真司の会話は途切れた。
真夜に促され部屋を退出した後、真司は警護に戻るために深雪のもとに顔を出すことにした。
「しんじお兄ちゃん、おはようございます。」
「深雪お嬢様、おはようございます。今日も良い天気ですよ。」
「おじょうさまなんてよばないで、みゆきってよびすてでいいよ?」
「そうはいきません、お嬢様。四葉の名を名乗ることを許されたとはいえ私は四葉に仕えるガーディアンの身です。
四葉の正統後継者候補でいらっしゃる深雪様を呼び捨てになどできません。」
深雪は不満そうな顔で応える。
「むー、カタブツなんだから。せっかくかぞくになれたんだからよびすてにしてもいいのに。いいもんわたしはあきらめないからね。かくごしといてよね。」
「分かりました、では朝食の用意ができていますので一緒にいきましょう。」
ここ最近の深雪との同じやり取りをしつつ、真司は深雪を食堂に連れて行く。そしてまた食堂で最近何回も繰り返してきたやり取りをする。
「深雪様、食堂に着きましたので私はこの辺りで失礼いたします。ご食事が終わるまでご側におりますので、御用があればなんなりとご申付ください。」
「わかりました。お勤めご苦労さまです。しんじさま、同席いかがですか?、一緒に朝食をとりましょう。」
「深雪様、御気遣いありがとうございます。しかし私はすでに食事を終えておりますので、ご遠慮いたします。申し訳ございません。次の機会にでもよろしくお願いいたします。」
また不満そうな顔になりつつ深雪が応える。
「いつもそう言うけど、いっしょに食事してくれないよね。一緒に食事取れるようになったら覚悟しといてね。」
苦笑いしつついつもの通りのやり取りを行う。その後は深雪お嬢様は淑女教育に参加され、その間はガーディアンとしての訓練を行う。
お昼と夜は四葉の当主親族たちとの食事会になるため、自分のようなガーディアンは食堂の外に警備として参加するがこのような食事会には呼ばれることはない。
深雪とのふれあいは朝の限られた時間だけなのだ。
そのような日々を過ごしつつ時間は運命の2092年8月を迎える。
国語系苦手で文章考えるのに時間かかるので投稿頻度は遅くなると思います。
もし期待してくれる方がいたら気長に待ってもらえると助かります。
深雪6さいの喋り方は想像です。淑女教育される前なのでまだまだ子どもっぽい話し方にしています。あと確実にロックオンされてます。達也より交流してるから仕方ないね。
以後ネタバレ注意
原作勢でまだ映画見てないですが
劇場版の四葉継承編の達也と深雪が遺伝子的に結婚できるちゃぶ台返しみたいな後出し設定が嫌でこの小説書くことにしました。倫理的に遺伝子的にダメでも実の兄妹間で結婚しますの方が納得できた。
なので原作の達也と深雪のカップリングが嫌いです。
なんか深雪が達也を幸せにするために四葉の当主を継ぐことを覚悟したのをバカにするように感じたのが自分の中でしこりになってたのでそれを消したくてこの小説を書きます。