2092年8月 沖縄の恩納瀬良垣の別荘でバカンスを過ごすため空港には4人の姿があった。司波深雪、司波達也、司波深夜、そして御堂真司である。
御堂真司は黒髪短髪のオールバックで身長は中学1年にしては大きく160cm台で執事服を着こなす高身長イケメンになっていた。
顔は日本人風でありながらどこか欧米人のような雰囲気を漂わせており、周囲の女性から一目置かれるほどである。
深雪は当然そのことに気付いているため誇らしい反面、女性の注目を集めていることに不満を抱いている。
御堂真司は義理の母親である真夜から四葉の名前を使うと厄介事に巻き込まれやすいので偽名の苗字を名乗るように言われており、咄嗟に脳内に過ぎった御堂の名前を使うことにした。
自分ではその「御堂」という名に何の意味が有るの分からなかったが突然脳内に過ぎった以上自分に何か関係のあるものと考えその名を使うことに決めた。
そのような経緯があり四葉真司は偽名として御堂真司と名乗っている。真司は元々四葉の名を名乗ることに抵抗があったので渡りに舟だった。
空港にて真司は深雪に話しかけていた。
「深雪お嬢様と深夜様のお荷物は私がお持ちいたしております。」
「真司様、ありがとうございます。」
達也とともに先に空港に降りていた真司は深雪と深夜の荷物を持っており、2人の荷物を別荘へと運んでいた。
このようなやり取りを行なったあと、その姿を見ていた深雪はなぜ私の付き人でありガーディアンである真司がエグゼクティブクラスの席に座れなかったのか、兄である達也も同じように座れなかったことを考えていた。
また真司が自分達から少し離れた位置で控えていることに大きな不満を抱いていた。
別荘に着くまでの間、そのような深雪のことを見ていた。
真司は深雪に対して
「深雪お嬢様。悩み事があるなら、自分でよければお話相手いたします。」
と話しかけた。
対して深雪は二人きりの場なので、真司のことをいつもとは違う呼び名で呼ぶ。
「真司お兄様はなぜ私と同じクラスの席に座らなかったのですか?あとなぜ一歩引いた位置を歩いていたのですか?」
「お許しください。座席に関しては私自身が辞退いたしました。」
真司は申し訳なさそうに深雪へ答える。
「私自身は付き人でありガーディアンでもありますが、異性です。ましてや司波家の家族の一員ではありません。プライベートのレディのお側に控えるのは遠慮いたしました。」
「何かあればすぐに駆けつけるようにしておりましたので、どうかお許しください。」
「分かりました、いつもありがとうございます。」
深雪は自分のことをレディ扱いしてくれることを嬉しく思いながらも、やはり真司のことを四葉という家族の一員として見ていたのできちんとした理由があったとしても不満を感じていた。
そのことが表に出たのか少し硬い返事になってしまったことを言った直後に反省していた。
「一緒に少し市街地を歩きませんか?外の風景を見ながら歩けば少しは気分も良くなることと思います。」
真司は悶々としている深雪にそう提案する。
「真司お兄様、よろしくお願いいたします。」
深雪は嬉しそうに返事をした。
深雪は当然二人きりのデートのつもりである。しかしガーディアンである達也も付いてくることを失念していた。
深雪はオリ主が間に入っているので原作以上に達也に対してマイナス感情を持っていません、ある程度兄妹としての親愛の情があることを理解しています、実感していませんが。
前話以降ずっと深雪の付き人としてオリ主が側にいます。
原作で司波家としてどの程度一緒に生活していたのか記述があったか忘れましたが、流石に深雪レベルの淑女が普通の家庭環境から出るわけ無いやろと思ったのと普通の学校に入れるより四葉の本邸で淑女教育家庭教育するほうが古風なお嬢様っぽいので小学校卒業するあたりの年齢までは本邸で、中学に上がってからは司波家の家族で暮らしている設定にしました。
父親の達郎がお金で機嫌とってることを情けなく想っている深雪の描写もあって多少一緒に暮らしている感じもあるのでね。
原作の達也と深雪が暮らしていた一軒家に司波家で暮らしている想定で、横の家にオリ主がガーディアンとして暮らしている設定です。
魔法科高校生編まで自宅の設定は変わらない予定です。
あんな冷え切った司波、四葉両家族の中で唯一優しく接してくれて愚痴やわがまま言っても受け入れてくれて、1人の人間1人の女の子として扱ってくれているオリ主に惚れないわけ無いやろ的な精神です。
兄も追憶編の沖縄まであんな感じで母親である深夜さんは壊れかけてるし、父親は政略結婚させられて家族愛なさそうだし(本命は別にいるからね)、四葉使用人は主人として一線を引くと思うのでずっと孤立してた深雪が再生で達也に助けられて兄妹愛を見せつけられたら重度のブラコンを患うのは仕方ないことかなと。
今作は、ずっと寄り添ってくれているオリ主がいたのでそっちに依存してますが。
追憶編読み直したら記憶と全然違っていたのでかなり修正してあります。
初めての小説投稿なので、時系列や整合性を保つために時々読み返しては修正していくつもりです。