魔法科高校の劣等生 深雪と達也の心を救う者   作:ネギ王子

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細かいオリ展開が続きます。大まかな流れは原作通りです。


追憶編 3話

2092年 8月5日

 

別荘 深雪の部屋

 

深雪は昨晩遅くまでパーティーに残っていたが朝早く起きてしまった。

側に真司が控えていることに声をかけられて気付いた。

 

「深雪様、おはようございます。昨晩遅かったですが早起きですね。もう少しおやすみになられても構いません。時間をお伝えいただければ、起こしに参りますので。」

「いえ、いつも通りなので大丈夫です。ところでなぜ真司お兄様がお部屋に?」

「いつも起床なさっている時間ですので一度様子を見に参りました。ちょうど起床なされたのでタイミングが良かったということです。ノックして起こすわけにはいかなかったので、黙って様子だけ伺うつもりでした、お嬢様のお部屋に無断で入ってしまい申し訳ございません。」

 

真司が申し訳さそうに頭を下げて謝ろうとしたので深雪は慌てて止めた。自分の起床時間を把握されていることを恥ずかしく思う半面自分のことをそこまで知っていることが嬉しかった。

 

「真司お兄様、謝らないでください。私の様子を心配して見に来てくれたんですよね。大丈夫なです。」

「ありがとうございます。朝食の準備はできておりますのでいつでも大丈夫です。部屋の外でお待ちしております。」

そう言って真司は部屋を出て行った。

 

その後、深雪は着替え終わった後真司を引き連れてダイニングで朝食を摂りビーチに繰り出すことになった。

 

 

深雪は水着に着替えたが日焼け止めを塗るために穂波に部屋に連行されそうになったとき、ふと穂波がおふざけ半分でこう言った。

 

「深雪さんの日焼け止め塗り、真司さんがなされますか?深雪さんもその方が嬉しそうですし。」

一瞬空気が凍ったような気がした。しかし誰も何も言えない言わない。

深雪は茹でダコのように顔を赤らめてフリーズしており達也は無表情、深夜は微笑んだまま何も言わず、真司は断ろうと思ったが空気が重たすぎて何も言葉が出ない。

深雪が嬉しそうに顔を赤らめているのを見ると断り辛くどうしたら良いか分からなくなってしまった。深雪をがっかりさせたくはない。

 

「あれ?もしかして誰も反対しない感じですか。じゃあ真司さん、いきましょうか!深雪さんも反対しないようですしご主人様が断らないなら、あなたも拒否できないでしょう。」

 

悪い笑顔を浮かべる穂波に有無を言わせず腕を引っ張られて深雪とともに連れられ日焼け止め塗りをする羽目になってしまった。真司と深雪は背後で達也が笑いを堪えてる幻影を見た気がした。

 

 

 

ビーチにて

深雪の日焼け止め塗りが終わり真司も深雪もお互い無言のままビーチでパラソルを立て、パラソルの下レジャーシーツを引いた上でお互い座っていた。

実は深雪の日焼け止め塗りだけに収まらず、穂波の日焼け止め塗りに加えて真司の日焼け止め塗りまでお互いにしてしまったので、恥ずかしさのあまり互いに声をかけられない状態が続いている。

もちろん大事な部分は自分達で塗ったが深雪の背中などを塗るために真司は穂波からしっかりとレクチャーされたのだ。

 

真司は深雪の白い肌と感触を思い出し、深雪は真司のガッシリした背中の感触を思い出していたため、互いに目を合わせられずギクシャクが続いている。

 

達也はそんな2人の様子を一歩引いた位置から観察していた。

 

流石に気まず過ぎたが空気を変えるために真司は深雪に提案する。

「深雪様、昨晩はあまりお休みになられなかったので、しばらくお休みになってはいかがでしょうか。」

逃げの一手である。

 

「はい…、そうさせてもらいますね。しばらく寝ますので見張りよろしくお願いします。」

そう言って深雪はうつ伏せに寝転んだ。

 

真司は頭の中の邪念を追い払うため達也を呼んだ。

「達也もこっち来てくれ、話相手になってほしい。」

「ああ、分かった。」

 

そう言って真司は達也と横並びで座って色々と話し合っていた。

その2人の会話をこっそりと寝たふりをしていた深雪が聞いていた。

「(すごく真司お兄様は達也お兄様にフランクに話してらっしゃるのね。達也お兄様もこんなに話す方だったなんて。)」

達也の真司に対する関係に少し嫉妬しながらしばらく話を聞いていたが睡魔に襲われたためいつの間にか寝てしまっていた。

 

真司は深雪が寝たことに気づいたので、達也に一言断りを入れてから魔法を使った。

「(紫外線遮断障壁(ウルトラバイオレットビームバリア))」

「それは?」

「いくら日焼け止めを塗ったとしても塗り斑はあるだろうし、紫外線そのものを遮断した方が効果あると思ってな。」

紫外線だけを遮断する障壁魔法を展開した真司とそれを興味深そうに見る達也との間に会話が起こる。

 

「ただの紫外線の透過をカットするだけの障壁魔法だ。反射される分も考えて半円球の障壁だがな。」

「ほう」

「なんか悪いこと考えてるだろ、活用方は色々考えれるしな。」

「いや、そんなことはない」

「嘘つけ。後なんでさっきの日焼け止め塗りのとき止めてくれなかったんだ。」

「深雪が嬉しそうだったからな。」

 

達也と真司のじゃれ合いが続く。深雪にとっては新鮮な光景だろうがそれを見ることは叶わない。

 

 




達也は深雪が嬉しそうだったのでオリ主の日焼け止め塗りを止めませんでした。むしろ面白半分で観察してます。

オリ主と達也はお互いに一緒にガーディアンとしての訓練をしていたのでめっちゃ仲良し設定です。達也はオリ主のことを認めているので大事な深雪を預けるに足りると思ってます。しかも非常識集団である四葉の中の数少ない常識枠なので信頼してます。深雪の暴走を止めませんし真司が困っても深雪が嬉しそうなら止めないノンブレーキ役です。ラブコメ時空がたまに展開されるので面白半分に2人のことを観てますね。
深雪と同じで自分のことを1人の対等な人間として見てくれてるから身を焼かれてるクチです。
表では仲良くしてる風にしないので周りは気づいてませんが。
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