ロックマンゼロ 逆襲のシグマ   作:万歳!

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第4話 目覚めし破壊神

 冷たい空気が、遺跡の奥深くに沈殿していた。長い時間、誰にも触れられることのなかったその場所は、まるで時そのものが止まっているかのようだった。

 

 私は、その中心に立っていた。透明なカプセル。そこに眠るのは伝説。人類史とレプリロイド史、その両方に刻まれた名前。

 

 ゼロ。

 

 記録の中でしか知らない存在。けれど、その名は重い。エックスさえ「自分と同等の存在」と語った、唯一の存在。私は息を呑んだ。胸が苦しい。恐怖と期待が、同時に押し寄せてくる。

 

(本当に……目覚めさせていいの?)

 

 それはまるで起きることを拒むようにプロテクトをかけていた……まるでそれがゼロの意思のように。

 

 シグマの脅威。オメガの存在。そして、消えかけているエックス。もう、選択肢はない。分かっている。それでも、指先が震えていた。

 

「……シエル、大丈夫?」

 

 後ろから、レヴィアタンの声がかかる。振り返ると、彼女は珍しく真剣な表情をしていた。

 

「ええ……大丈夫よ」

 

 そう答えたけれど、自分でも分かる。声が震えている。それでも私は、コンソールに手を伸ばした。この手で、歴史を動かす。この手で、英雄を目覚めさせる。

 

 起動コード、入力。封印システム、解除。

 

 低く唸るような音が響き、カプセルの内部に光が満ちていく。凍結されていた機構が、ゆっくりと再起動していくのが分かる。

 

(お願い……)

 

 祈るような気持ちで、私は叫んでいた。

 

「お願い! ゼロ! 助けて!!」

 

 声が、遺跡に反響する。

 

 その瞬間――カプセルの内部で、赤い装甲のレプリロイドの目が、かすかに光った。ゆっくりと、瞼が開く。鋭い、意志の宿った視線。

 

 それだけで、空気が変わった。まるで戦場に立たされたような、張り詰めた緊張が全身を貫く。カプセルが開き、蒸気が溢れ出す。彼は一歩、外へと踏み出した。

 

「……俺を目覚めさせて、どうしようって言うんだ?」

 

 低く、静かな声。けれど、その奥に潜む警戒心と圧力に、私は一瞬言葉を失った。当然だ。理由も説明せず、ただ「助けて」と叫んだだけなのだから。

 

(説明しなきゃ……)

 

 口を開こうとした、その時だった。

 

「――エックス、か」

 

 ゼロの視線が、私の後ろへ向けられる。振り返ると、そこには光のように揺らめく存在があった。エックス。肉体はもうなく、データとして存在しているはずの彼が、そこに立っていた。

 

「そうだよ、ゼロ。百年ぶりだね」

 

 優しい声。けれど、どこか遠くへ行ってしまいそうな、そんな響き。

 

「……何が、あった?」

 

 ゼロの問いは短い。だが、その一言に、すべてを察しようとする鋭さがあった。

 

「そうだね、過去を懐かしみたいけど……僕にはもう、ほとんど力が残されていない」

 

 エックスは一度言葉を切った。周囲の誰かが、息を呑む音がした。私の心臓も、嫌な予感とともに強く打ち始める。

 

「シグマが復活した」

 

 その言葉は、重く、冷たく響いた。

 

「――なんだと!!」

 

 ゼロの声が、遺跡を震わせる。

 

「さらにオメガとダークエルフを支配している」

 

「……」

 

 ゼロの表情が、わずかに険しくなる。

 

「イレギュラーウイルスのワクチンはできた。でも……はっきり言うよ。彼らと戦えるのは、君だけだ」

 

 エックスの声は静かだった。けれど、それは逃れられない現実だった。

 

「僕は、もうすぐ完全に死ぬ」

 

 その瞬間、時間が止まったように感じた。

 

「死ぬ、だと」

 

 ゼロの声が低く落ちる。私は、何も言えなかった。分かっていたはずなのに、受け入れられていなかった現実が、目の前に突きつけられる。

 

「そうだ。だからゼロ……君にこの世界を託したい」

 

 エックスは、優しく微笑んでいた。

 

「シグマから、人類を、レプリロイドたちを守ってあげてほしい」

 

 その姿が、少しずつ薄れていく。

 

「大丈夫。君ならできる。本当に大切なものが分かっているんだから……きみ、なら」

 

「――待て、エックス!!」

 

 ゼロが叫んだ。けれど、その手は届かない。

 

「ふふ……僕は……君が眠ってから……一人で戦い続けた……」

 

 声が途切れ途切れになる。

 

「きみ……の……ばん……だ」

 

 光が、崩れる。

 

「ごめんね……ゼロ」

 

 その言葉を最後に、エックス様の姿は完全に消えた。静寂。誰も、動けなかった。気づけば、私は膝をついていた。周囲の人々も、レプリロイドたちも、同じように頭を垂れている。

 

 救世主が、消えた。その場所には、一振りの剣だけが残されていた。淡く光を放つ、ブレード。ゼロがゆっくりと歩み寄る。

 

 そして、その剣を手に取った。

 

「これは……俺の剣、か」

 

 その声は、どこか遠くを見ているようだった。

 

「エックス様がずっと持っていたものです。ゼロ様」

 

 レヴィアタンが静かに言う。

 

「お前は?」

 

「私は、エックス様のDNAを元に作られた四天王の一人、レヴィアタンと申します」

 

「……敬称はいらん」

 

 短く言い捨てるゼロ。その横顔を見て、私は理解した。この人は、英雄なんかじゃない。戦うために存在する者。すべてを背負い、それでも前に進む者。

 

 だからこそ――。

 

 私は立ち上がった。

 

「ゼロ……お願い」

 

 もう一度、言葉を紡ぐ。今度は、逃げずに。

 

「この世界を……助けて」

 

 ゼロは何も答えなかった。ただ、剣を握りしめる。その手に宿る力が、すべてを物語っていた。

 

 ――戦いが、始まる。

 

☆ ☆ ☆

 

 森は静まり返っていた。先ほどまで眠り続けていた遺跡とは違い、外の世界は確かに生きているはずなのに、その気配はどこか歪んでいる。

 

 私は何度も後ろを振り返りそうになるのをこらえながら、前を歩いた。ゼロが、すぐ後ろにいる。その事実だけで、胸の奥がざわつく。安心なのか、それとも畏れなのか、自分でも分からない。

 

「……」

 

 彼は何も言わない。ただ、静かに私たちの後をついてくる。足音すらほとんど立てず、まるで風のように。

 

(本当に……この人が、あのゼロ……)

 

 記録の中の存在。エックスと並び立つ、伝説。けれど、背後に感じるその気配は、伝説という言葉では足りない何かだった。

 

「シエル、あまり後ろを気にしないで」

 

 小声でレヴィアタンが言う。

 

「……え?」

 

「今は説明よりも移動が優先よ。この辺り、まだ安全とは言い切れない」

 

 その言葉に、私ははっとした。確かにその通りだ。ここは封印の地。シグマウイルスの影響が残っていてもおかしくない。

 

「ごめんなさい……」

 

「いいのよ」

 

 レヴィアタンは短く答えると、再び前を向いた。ゼロは、そのやり取りを聞いていたはずだが、何も言わない。

ただ、周囲に目を配っている。

 

 警戒しているのが分かる。けれどそれは恐れではなく、戦う者の本能のようなものだった。やがて森を抜けると、視界が開けた。

 

 岩肌に囲まれた隠された施設。レジスタンスの基地。入口が見えた瞬間、見張りのレプリロイドがこちらに気づいた。

 

「戻ったぞ!」

 

 その声が響くと、内部が一気にざわめいた。

 

 そして――

 

「ゼロ様だ……!」

 

「本当にゼロ様が……!」

 

 人々が、レプリロイドたちが、次々と集まってくる。その視線は、驚きと、畏怖と、そして――希望に満ちていた。

 

 私は立ち止まりそうになった。その空気に、押し潰されそうになる。

 

(みんな……この人に、全部を託そうとしてる……)

 

 それほどまでに、絶望が深かったのだ。ゼロは、その視線を受けても何も言わなかった。ただ、一瞬だけ周囲を見渡す。その目は冷静で、感情の揺れはほとんど感じられない。

 

 けれど――ほんのわずかに、何かを測るような光が宿っていた。

 

「……エックス様は?」

 

 その声が、空気を切り裂いた。ハルピュイアだった。彼は静かに歩み寄り、レヴィアタンに問いかける。レヴィアタンは、少しだけ目を伏せ――

 

 そして、ゆっくりと首を横に振った。それだけで、すべてが伝わった。ざわめきが、止まる。誰もが言葉を失い、肩を落とす。

 

 その場に重い沈黙が落ちた。

 

(……エックス……)

 

 胸が締め付けられる。まだ、どこかで信じていたのかもしれない。戻ってきてくれると。けれど――現実は違う。

 

 その代わりに、ここにいる。もう一人の英雄が。

 

「……お初にお目にかかります、ゼロ様」

 

 ハルピュイアが、改めて頭を下げる。

 

「……敬称、敬語はいらん。ゼロでいい」

 

 短い言葉。

 

「今、何が起きているのか説明してもらう」

 

「……承知した。ゼロ。こちらへ」

 

 ハルピュイアはそう言って、基地の奥へと歩き出した。ゼロも、何も言わずにそれに続く。私も――自然と、その後ろについていた。

 

 基地の内部に入ると、さらに多くの視線が集まった。人間たち。レプリロイドたち。皆、ゼロを見ている。そして――

 

「助けてください!」

 

「シグマを……!」

 

 次々と声が上がる。悲鳴に近い懇願。その一つ一つが、胸に刺さる。けれどゼロは、立ち止まらない。何も答えない。

 

 ただ、まっすぐに歩き続ける。

 

(……無口、なのかな)

 

 そう思った。でも違う気もした。これは、無関心ではない。まだ、判断しているのだ。この世界を、そして自分の役割を。やがて、基地の最深部へと辿り着いた。

 

 作戦室。ここが、すべての中枢だ。ハルピュイアが振り返る。

 

「まずは、ここにいる者たちの自己紹介から始めたい」

 

 その言葉に、全員が姿勢を正した。

 

「……ゼロだ」

 

 それだけだった。だが、それで十分だった。一人一人が、順に名乗る。四天王。研究者。技術者。戦士。そして――。

 

「私はシエル。よろしく、ゼロ」

 

 自分の番が来て、私は言った。少しだけ緊張していた。ゼロは、こちらを見た。

 

「……ああ」

 

 短い返答。それだけなのに、不思議と軽く息が抜けた。

 

(ちゃんと……聞いてくれてる)

 

 無関心ではない。むしろ、すべてを受け止めようとしている。そんな気がした。

 

「……今、何が起きているのかを説明してくれ」

 

 ゼロの言葉に、ハルピュイアが前に出る。

 

「シグマが復活した理由は不明。しかし奴は、かつて追放されたレプリロイドオメガを従え、さらに――エックス様が封じていたダークエルフを支配している」

 

 空気が張り詰める。

 

「我々も一時はシグマウイルスに侵されていた。しかし、ここにいるシエル様が抗体を開発し、現在は抑え込んでいる」

 

 ゼロの視線が、一瞬こちらに向く。その目に、わずかな興味が宿った気がした。

 

「……シグマに、オメガか」

 

 低く呟く。

 

「俺は、奴らを破壊すればいいのか?」

 

 単純で、明確な問い。だが――。

 

「……できれば、その後も」

 

 ハルピュイアが続ける。

 

「世界を救った英雄として、我々を導いてほしい」

 

 その言葉に、部屋の空気が揺れた。誰もが同じ願いを抱いている。ゼロは、少しだけ目を伏せた。

 

「……俺は、自分を英雄だと思ったことはない」

 

 静かな声。

 

「エックスのように、正義の味方でもない」

 

 その言葉は、自嘲のようでもあり、事実の確認のようでもあった。

 

「俺は、目の前の敵を倒すことしかできない」

 

 それが、彼の在り方。それでも――。

 

「それで、いいんです」

 

 気づけば、私は口を開いていた。自分でも驚いた。

 

「それでも……今、この状況を変えられるのは、あなたしかいない」

 

 言葉が震える。けれど、止めなかった。

 

「みんな、怯えている。未来を失いかけている」

 

 一歩、前に出る。

 

「エックスがいない今……あなたしかいないの。お願い、助けてゼロ」

 

 沈黙。ゼロは、何も言わない。ただ、考えている。長い、長い時間のように感じられた。やがて――。

 

「……分かった」

 

 小さく、しかし確かに頷いた。その瞬間、空気が変わった。絶望に覆われていた空間に、ほんのわずかな光が差し込む。戦いは、これからだ。

 

 けれど――確かに今、希望はここにあった。

 

☆ ☆ ☆

 

 荒廃した都市の地下深く。

 

 かつては人間たちの研究施設だったその場所は、今や異様な静寂に包まれていた。

 

 壁は焼け焦げ、配線は剥き出しのまま垂れ下がり、ところどころから紫色の不気味な光が漏れている。それは単なる電力ではない。空間そのものが侵食されているかのような――イレギュラーの気配だった。

 

 その中心に、巨大な影があった。

 

 イレギュラーシグマ。

 

 その姿はかつての威厳ある指導者の面影を残しながらも、もはや別の存在へと変質している。鋭い眼光の奥には、理性と狂気が奇妙に混ざり合った光が宿っていた。

 

「クックック……面白い展開になったぞ、VAVA」

 

 低く、くぐもった笑い声が空間に響く。その声に応じるように、闇の中から一体のレプリロイドが姿を現した。

 

 VAVA。

 

 重厚な装甲に身を包み、その一挙手一投足に暴力の気配をまとっている。彼はゆっくりと歩み寄り、シグマを見上げた。

 

「ほう、一体どうなったんだ、シグマ?」

 

 その声音には、期待と退屈が入り混じっていた。戦いこそがすべてである彼にとって、状況の変化は何よりの娯楽だ。

 

「私たちに抵抗する人間やレプリロイドたちが……ゼロを起こしたらしい」

 

 一瞬の沈黙。そして――。

 

「……ククッ」

 

 VAVAの口元が歪む。やがて、その笑いは抑えきれないものへと変わっていった。

 

「ハハハハハッ!! そうか……そう来たか!!」

 

 その笑いは嘲笑であり、歓喜でもあった。シグマもまた、肩を震わせて笑っている。

 

「クックック……実に愚かで、そして実に興味深い」

 

 二人の笑いは、まるで古い友人が再会したかのような軽やかさすら帯びていた。

 

「……それで、どうする? オメガをぶつけるのか?」

 

 VAVAは腕を組み、わずかに首を傾ける。

 

「非常に愉快なことになりそうだな」

 

 その目には、すでに戦場の光景が映っているかのようだった。紅い閃光。破壊。衝突。だがシグマは、ゆっくりと首を振る。

 

「いや……まずは別の余興から始めよう」

 

 その声音には、冷たい計算が滲んでいた。

 

「VAVA。お前とゼロを戦わせてみようと思う」

 

「……ほう?」

 

 VAVAの目が細くなる。

 

「情けない体で、どこまでできるのか……知りたいからな」

 

 その言葉に、VAVAは一瞬だけ沈黙し――そして、再び笑った。

 

「ふっ……なるほどな」

 

 低く、満足げな声。

 

「確かに、今のゼロがどれほどのものか……試してみる価値はある」

 

 彼はゆっくりと拳を握りしめる。

 

「それにしても、ゼロも落ちたものだ。人間如きに掘り起こされ、都合よく使われるとはな」

 

 その言葉には、明確な侮蔑が込められていた。だが――。

 

「――そう言ってやるな、VAVA」

 

 シグマが口を挟む。その声は、どこか愉悦に満ちていた。

 

「確かに今のゼロの肉体は、かつてのものとは違う。制限も多いだろう」

 

 ゆっくりと歩きながら、シグマは続ける。

 

「だがな……あの中身は変わらん」

 

 その言葉に、VAVAの口元がさらに歪む。

 

「クック……つまり、暴れられるということか」

 

「そうだ」

 

 シグマの目が怪しく光る。

 

「そして――オメガとの戦い」

 

 その名が発せられた瞬間、空気がわずかに震えた。

 

「それは、実に面白い見世物になる」

 

 言い切ることはしない。だが、その含みには十分すぎる意味があった。

 

「できれば……我々に抵抗するすべての者に見せてやりたいものだ」

 

 人間も、レプリロイドも。希望を抱くすべての存在に。

 

「クックック……なるほどな、シグマ」

 

 VAVAは肩をすくめる。

 

「お前は本当に、性格が悪い」

 

 だが、その声には称賛すら混じっていた。

 

「オメガとゼロ……その関係に気づいた時の連中の顔……」

 

 彼は想像するように目を細める。

 

「絶望するだろうな。エックスが作り上げたものが、すべて崩れる瞬間だ」

 

「フフフ……ああ、実に楽しみだ」

 

 シグマは静かに笑う。その笑いは、もはや狂気そのものだった。ふと、VAVAが思い出したように言う。

 

「ところで……バイルだったか。あの人間はどうした?」

 

 その名に、シグマの表情がわずかに歪んだ。

 

「ふん……」

 

 軽く鼻を鳴らす。

 

「レプリロイドであれば、友として迎えてやってもよかったのだがな」

 

 その言葉には、本気とも冗談ともつかない響きがあった。

 

「だが、あれは最後まで人間だと言い張った」

 

 一瞬の沈黙。

 

「……だから、破壊してやったよ」

 

 あまりにもあっさりとした言葉。そこに、罪悪感の欠片もない。

 

「ふん……そうか」

 

 VAVAも特に興味を示さない。彼にとって重要なのは、戦う相手がいるかどうかだけだ。

 

「なら――俺は準備に入るとしよう」

 

 ゆっくりと背を向ける。

 

「奴らのアジトに強襲をかける。ゼロの力、じっくり確かめさせてもらう」

 

 その声には、抑えきれない闘志が宿っていた。

 

「ああ……任せたぞ、VAVA」

 

 シグマは満足げに頷く。VAVAの背中が闇に消えていく。再び、静寂。だがそれは、嵐の前の静けさに過ぎない。

 

「クックック……」

 

 シグマの笑いが、ゆっくりと広がっていく。

 

「さあ……始めようではないか」

 

 その声は、まるで世界そのものに語りかけているかのようだった。

 

「希望と絶望の――舞台を」

 

 その瞬間、遠くで何かが崩れる音がした。戦いは、すぐそこまで来ている。そして二人のイレギュラーの笑い声だけが、いつまでも暗闇に響き続けていた。




シグマとオメガだけじゃないんだよなーゼロの相手は('ω')
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