彡(゚)(゚)「ワイはルーデル。空の魔王や」 作:名無ナナシ
第33話 包囲
ソ連軍にドイツ軍は取り囲まれてしまった
敵は絶えることなく波状攻撃を加えて来る
(;´・ω・` )「このままだと全滅だ……」
ドイツ軍は追い詰められていく、それでもなお頑強な抵抗を続けとる
実に立派で誇らしい戦友たちや
彡;(゚)(゚)「だが………」
一九四二年十一月二十二日
ドイツ第六軍団は完全に包囲された
ワイら爆撃隊はどんなに状況が悪くても
仲間たちのためにどこへでも飛んで行った
戦友たちは銃弾を最後の一発まで撃ち尽くし
最期の手りゅう弾を投げ尽くし
地に倒れ伏してもなお降伏しなかった
ワイらはそんな戦友たちのためにわずかでも突破口を作ろうとした
だが、それも水の泡のようにすぐに弾けてしまう
敵の猛攻を止めるのは不可能やった
(;´・ω・` )「……もうどうにもならいよ」
彡;(●)(●)「ぐっ……」
エッケルの言う通りやった
この絶望的な状況下に全飛行中隊を飛ばしたままにすることは
思慮のある者のなすべきことではない……
後方に移ってできることをするしかない……
撤退するしかない……
彡;(-)(-)「スマン……スマンやで……」
彡;(゚)(゚)「けど、絶対に助けに来るさかいにな……」
彡;(゚)(゚)「それまで頑張るんやで」
第34話 限界
一九四二年十二月十二日
二個師団のドイツ軍が新たに投入された
こいつらは精鋭中の精鋭部隊
ワイらの目的は南西部から進撃して
仲間を救出することや
ワイらは、日の出から日が暮れるまで
毎日毎日、出動を重ねた
彡;(゚)(゚)「とてもつもない苦闘や」
だが、これであの包囲されとる戦友が解放されるなら
いかなる困難であってもワイらは許容できた
(;´・ω・` )「第六軍団がこっちに向かってきてくれれば……」
(;´・ω・` )「もっと早く合流できるのに……」
彡(゚)(゚)「そんな心ないことを言ったらアカンで」
彡(゚)(゚)「あいつらは長期間にわたる戦いによって消耗しきっとる」
彡(゚)(゚)「武器もなく、燃料もなく、食糧もない……」
彡(゚)(゚)「しかも-20℃の世界で戦っとるんや」
彡(゚)(゚)「鉄の意志で辛うじて立っとるだけで……」
彡(゚)(゚)「あいつらはもう……限界なんや」
(;´・ω・` )「うん、そうだね」
(;´・ω・` )「ボクが軽率だったよ」
第35話 崩壊
ワイらの奮闘も虚しく悪天候が続いて
飛び立つことすらできなくなった
自然が相手ではどうにも手の施しようがない
そうこうしとるうちに、陣地の一角が失われた
彡;(゚)(゚)「自然がどうとかもう言っとられん」
あらゆる努力をつくし、吹雪の中を飛行した
ところが、共産主義者どもはわずかな隙から大攻勢をかけてきた
南部戦線が崩壊したらもはやどうにもならん
そのために援軍に来た二個師団から選りすぐりの精兵が引き抜かれ
防衛に当たることになった
彡(゚)(゚)「これは…………アカン…………」
ワイら飛行隊は、前線を飛んで実際にこの目で見とったから分かる
味方の兵力と敵の兵力との差を…………
当初はこの戦いにも勝ち目は大いにあると踏んどった
けどそれは、二個師団が健在であったとの前提があったからや
彡(゚)(゚)「もし、援軍が今までのまま順調に進んでいれば……」
間もなくスターリングラードに到着して
包囲された仲間たちを救うことも可能やった
彡;(゚)(゚)「でもや!」
兵力が分散されたら話は変わってくる
ワイらは遅すぎたんや
悲劇的な運命はもはや決定的になった
ワイらはこの戦いに負けた
これでソ連軍主力殲滅の機会を失った
彡(-)(-)「でも、ドイツ兵はなにも悪くはない」
彼らは最後まで勇敢に戦った
彡(゚)(゚)「悪いのは……」
彡(●)(●)「あの軟弱なゴミカスのルーマニア人どもや」
ε=ε=ヾ(;゚Д゚)ノヾ(;゚Д゚)ノヾ(;゚Д゚)ノ「逃げろー逃げろー」