彡(゚)(゚)「ワイはルーデル。空の魔王や」   作:名無ナナシ

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第62話 ドイツ紳士

彡(゚)(゚)「いったいどれだけの時間が過ぎたんやろう」

そんな時だった

 

ひゅーん●~*ドカーン!!

はるか後方で爆音が聞こえた

 

彡(゚)(゚)「あれは……」

彡(゚)(゚)「ドイツ軍のスーツカー隊や」

 

彡(゚)(゚)「帰ってこないワイらを捜索しにきてくれたんやろうな」

彡(゚)(゚)「呼びかけたいが……そんなことしたら敵にみつかる」

 

彡(゚)(゚)「黙って見ている事しか出来ん」

 

爆撃機は数回旋回すると東の空へと消えていった

 

彡(゚)(゚)「今度こそ、不死身の隊長もやられたか…」

彡(゚)(゚)「とか思っとるんやろうな」

 

彡(゚)(゚)「けど、ワイはこうして生きとるで」

彡(゚)(゚)「絶対に生還したる」

 

太陽が完全に沈むと真っ暗になった

 

彡(゚)(゚)「よし…この暗闇の中ならばれんやろ」

足に力を入れた

だが、動かなかった

全身の激痛、空腹、のどの渇き、動く気力もなくなっていた

 

彡(●)(●)「ドイツ人魂を見せるんや」

ワイは辛うじて歩を進める

 

彡(●)(●)「真っ当な道には敵の見張りがおる」

彡(●)(●)「道なき道をいくしかない」

 

畑をよぎり、丘を上り、沢を渡り、小川や沼地を越えていく

 

彡(●)(●)「ぐっ!」

大きな石に躓き、足の指から血が流れる

でも痛みはなかった

もはや足の感覚さえない

 

彡(●)(●)「ワイは生きる」

ただ生きたい、その想いだけがワイを動かした

 

……

 

彡(●)(●)「これは……」

目の前にはポツンと一軒の貧し気な農家があった

扉の前に向かった

 

コンコン

ワイはドイツ紳士らしくノックをした

だが反応はない

 

コンコン

反応はない

ならばと傍にあった窓を叩いてみた

やはり反応はない

 

彡(●)(●)……

彡(●)(●) =◯パリン

窓を殴り壊し、無理やり家に入ろうとした

そのときだった

 

ギィー

 

(・∞・)

一人の老婆がドアを開けた

お互い知らぬ者同士で見つめ合った

 

彡(●)(●)……

(・∞・)……

 

彡(●)(●)ペコリ

(・∞・)ペコリ

 

互いにお辞儀をした

 

ワイは窓から半分ほど身体を中にいれていたが

紳士らしく戻って戸口に立った

そしてそのまま押し入ろうとした

 

(;・∞・)

老婆は押し返してきたが、ワイは強引に家の中に入った

 

テーブル一脚、ベンチがひとつ、古めかしい食器棚

ベットには老人がいびきをかいて寝ている

 

( ¯灬¯)Zzz…………

 

( ¯灬¯)彡(-)(-)

ワイはなにを思ったのかその老人の傍に横たわった

 

( ¯灬¯)彡(-)(-)(-∞-)Zzz…………

そしてさらになにを思ったのか老婆がワイの傍で横たわった

そしてワイを真ん中に三人で寝ることになった

 

彡;(-)(-)グー

アカン…………腹が減りすぎていて寝られん

 

彡;(゚)(゚)「すまんやで婆さん…なにか食べ物をクレメンス」

(・∞・)???

 

彡;(゚)(゚)「言葉が通じん………」

彡(゚)(゚)「こうなったらジェスチャーや」

 

ワイは手ぶり身振りで飲食の動作をする

 

(・∞・)つ

彡(゚)(゚)「伝わった!おおきに」

 

一杯の水とカビっぽいパンを渡された

最高級のミルクと最上級のパンに見えた

ガツガツとモグモグと食べた

 

彡(゚)(゚)「美味い!!!」

彡(゚)(゚)「人生でこれほど美味いものは食ったことがないで…」モグモグ

 

一口飲むたび、噛むたびに力が回復していくのが分かる

 

彡(゚)(゚)「ふーごちそうさん」

彡(゚)(゚)「お!時計がある…今は21時30分か」

 

彡(゚)(゚)「よし、1時まで休息や」

彡(゚)(゚)「ほな、改めてまたお邪魔するやで」

 

( ¯灬¯)彡(-)(-)(-∞-)Zzz………

ワイらはまた3人一緒に寝た

 

15分ごとに起きて時間をチェックする

21:45 22:00 22:15 … 00:45 01:00!!

 

彡(゚)(゚)「よし、まだ暗い内に出発や」

彡(゚)(゚)「ほな、おおきに」ペコリ

 

(・∞・)ペコリ

老婆にお礼を言って家を後にした

 

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