彡(゚)(゚)「ワイはルーデル。空の魔王や」   作:名無ナナシ

27 / 27
第62話 ドイツ紳士

彡(゚)(゚)「いったいどれだけの時間が過ぎたんやろう」

そんな時だった

 

ひゅーん●~*ドカーン!!

はるか後方で爆音が聞こえた

 

彡(゚)(゚)「あれは……」

彡(゚)(゚)「ドイツ軍のスーツカー隊や」

 

彡(゚)(゚)「帰ってこないワイらを捜索しにきてくれたんやろうな」

彡(゚)(゚)「呼びかけたいが……そんなことしたら敵にみつかる」

 

彡(゚)(゚)「黙って見ている事しか出来ん」

 

爆撃機は数回旋回すると東の空へと消えていった

 

彡(゚)(゚)「今度こそ、不死身の隊長もやられたか…」

彡(゚)(゚)「とか思っとるんやろうな」

 

彡(゚)(゚)「けど、ワイはこうして生きとるで」

彡(゚)(゚)「絶対に生還したる」

 

太陽が完全に沈むと真っ暗になった

 

彡(゚)(゚)「よし…この暗闇の中ならばれんやろ」

足に力を入れた

だが、動かなかった

全身の激痛、空腹、のどの渇き、動く気力もなくなっていた

 

彡(●)(●)「ドイツ人魂を見せるんや」

ワイは辛うじて歩を進める

 

彡(●)(●)「真っ当な道には敵の見張りがおる」

彡(●)(●)「道なき道をいくしかない」

 

畑をよぎり、丘を上り、沢を渡り、小川や沼地を越えていく

 

彡(●)(●)「ぐっ!」

大きな石に躓き、足の指から血が流れる

でも痛みはなかった

もはや足の感覚さえない

 

彡(●)(●)「ワイは生きる」

ただ生きたい、その想いだけがワイを動かした

 

……

 

彡(●)(●)「これは……」

目の前にはポツンと一軒の貧し気な農家があった

扉の前に向かった

 

コンコン

ワイはドイツ紳士らしくノックをした

だが反応はない

 

コンコン

反応はない

ならばと傍にあった窓を叩いてみた

やはり反応はない

 

彡(●)(●)……

彡(●)(●) =◯パリン

窓を殴り壊し、無理やり家に入ろうとした

そのときだった

 

ギィー

 

(・∞・)

一人の老婆がドアを開けた

お互い知らぬ者同士で見つめ合った

 

彡(●)(●)……

(・∞・)……

 

彡(●)(●)ペコリ

(・∞・)ペコリ

 

互いにお辞儀をした

 

ワイは窓から半分ほど身体を中にいれていたが

紳士らしく戻って戸口に立った

そしてそのまま押し入ろうとした

 

(;・∞・)

老婆は押し返してきたが、ワイは強引に家の中に入った

 

テーブル一脚、ベンチがひとつ、古めかしい食器棚

ベットには老人がいびきをかいて寝ている

 

( ¯灬¯)Zzz…………

 

( ¯灬¯)彡(-)(-)

ワイはなにを思ったのかその老人の傍に横たわった

 

( ¯灬¯)彡(-)(-)(-∞-)Zzz…………

そしてさらになにを思ったのか老婆がワイの傍で横たわった

そしてワイを真ん中に三人で寝ることになった

 

彡;(-)(-)グー

アカン…………腹が減りすぎていて寝られん

 

彡;(゚)(゚)「すまんやで婆さん…なにか食べ物をクレメンス」

(・∞・)???

 

彡;(゚)(゚)「言葉が通じん………」

彡(゚)(゚)「こうなったらジェスチャーや」

 

ワイは手ぶり身振りで飲食の動作をする

 

(・∞・)つ

彡(゚)(゚)「伝わった!おおきに」

 

一杯の水とカビっぽいパンを渡された

最高級のミルクと最上級のパンに見えた

ガツガツとモグモグと食べた

 

彡(゚)(゚)「美味い!!!」

彡(゚)(゚)「人生でこれほど美味いものは食ったことがないで…」モグモグ

 

一口飲むたび、噛むたびに力が回復していくのが分かる

 

彡(゚)(゚)「ふーごちそうさん」

彡(゚)(゚)「お!時計がある…今は21時30分か」

 

彡(゚)(゚)「よし、1時まで休息や」

彡(゚)(゚)「ほな、改めてまたお邪魔するやで」

 

( ¯灬¯)彡(-)(-)(-∞-)Zzz………

ワイらはまた3人一緒に寝た

 

15分ごとに起きて時間をチェックする

21:45 22:00 22:15 … 00:45 01:00!!

 

彡(゚)(゚)「よし、まだ暗い内に出発や」

彡(゚)(゚)「ほな、おおきに」ペコリ

 

(・∞・)ペコリ

老婆にお礼を言って家を後にした

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

旧型サラミスで生きる1年戦争(作者:カズkaz)(原作:機動戦士ガンダム)

ありきたりな転生ものです。機動戦士ガンダムをそこそこに知っている主人公が旧型のサラミスに乗り込み、なんとか1年戦争を生き抜こうと奮闘する物語。▼思い付きで投稿していますので続かないかもしれません。▼箸休めにご覧ください


総合評価:3276/評価:8.28/短編:23話/更新日時:2026年07月13日(月) 22:25 小説情報

五線譜と密造酒 ――1920年のアメリカ世界で、百年先の音楽を弾く(作者:生サーモン)(オリジナル歴史/文芸)

むせ返るような安葉巻の煙と、密造ウイスキーの甘ったるい匂い。▼のり弁を食べていたはずのしがない現代のDTMトラックメイカーは、気づけば1920年、冬のニューヨークで目を覚ましていた。▼手元にあるのは47ドルの全財産と、調律の狂った安物のピアノ。そして「イタリア系移民の無名作曲家」という、社会の底辺の肩書きだけだ。▼強欲な出版社にわずかな小銭で曲を買い叩かれ、…


総合評価:20235/評価:8.4/連載:20話/更新日時:2026年07月07日(火) 20:03 小説情報

【完結】私、ジャブローのモグラ志望って言いましたよね???(作者:むにゃ枕)(原作:ガンダム)

お前はひっこんでろ、私は安全に出世したいんだよ。▼出世すりゃあ私の持てる権力も多くなるからな。▼ジオン残党は跳梁跋扈しているが、とりあえず私はそこそこの残党を討伐してジャブローのモグラになるぜ!▼


総合評価:8191/評価:8.37/完結:24話/更新日時:2026年04月17日(金) 17:54 小説情報

分身ハメ殺し忍者『うちはイタチ』(作者:やめろイタチ、その技は俺に効く)(原作:NARUTO)

うちはイタチに転生した元日本人三十路サラリーマンが原作破壊しながら生き延びようとする話


総合評価:18800/評価:8.63/連載:20話/更新日時:2026年07月18日(土) 02:01 小説情報

ヒカ碁の世界で緒方精次となったからには、打倒saiを掲げたい。(作者:くま子)(原作:ヒカルの碁)

週刊碁で、桑原本因坊と塔矢九段の総譜を見つけた時、ようやく理解した。▼ここが『ヒカルの碁』の世界なのだと。▼なるほど。同姓同名とばかり思っていたが、この幼い身体は、緒方精次その人らしい。▼神は囲碁に没頭できる第二の人生を与えてくれただけでなく、佐為と──本因坊秀策と打てる機会すら、用意してくれているようだ。▼ならば、目指すしかないな。▼ネット最強の棋士、sa…


総合評価:19297/評価:8.97/完結:14話/更新日時:2026年06月17日(水) 21:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>