彡(゚)(゚)「ワイはルーデル。空の魔王や」   作:名無ナナシ

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第70話 ゲーリング元帥

(; ゚∋゚)「おいルーデル、お前はなにをやらかしたんだ?」

彡(゚)(゚)「なんのことや?」

 

(; ゚∋゚)「ゲーリング元帥がお前をお呼びのようだ」

 

彡(゚)(゚)「元帥が?なんやろ………」

彡(゚)(゚)「ヒトラー総統の言いつけを断ったことやろか?」

 

彡(゚)(゚)「まあええわ、とりあえず行ってくる」

 

ニュルンベルク城

 

彡(゚)(゚)ゞ「ルーデル少佐であります」

(◦灬•)「君がルーデルか、席につきたまえ」

 

彡(゚)(゚)ゞ「はっ!」

 

(◦灬•)「君を呼んだのは…………」

(◦灬•)「君に新しい戦闘機部隊の指揮官になってもらおうと思ってね」

 

彡(゚)(゚)「戦闘機部隊ですか?」

(◦灬•)「不服かね?」

 

彡(゚)(゚)「たしかに空軍学校にいた時は戦闘機乗りになりたかったですが………」

彡(゚)(゚)「ワイは急降下爆撃機のパイロットとしてキャリアを積んできました」

 

彡(゚)(゚)「ワイとしましては今さら戦闘機部隊の指揮官になるより…………」

彡(゚)(゚)「これからも爆撃機のパイロットとして戦っていきたいです」

 

彡(゚)(゚)「その方が軍にとっても有意義であると思います」

(◦灬•)「そうか、君がそう思っているなら無理強いはしない」

 

彡(゚)(゚)「それでいいんですか?」

(◦灬•)「かまわんよ、ヒトラー総統から軽く促されただけだ」

 

彡(゚)(゚)「ヒトラー総統が…………」

 

(◦灬•)「総統はよほど君を気に入っていて」

(◦灬•)「死なせたくないと思っているようだ」

 

(◦灬•)「それなのに君が総統の申し出を断ったときは私も驚いたよ」

彡(゚)(゚)「恐縮です…………」

 

(◦灬•)「まあ、この話はこれで終わりだ」

(◦灬•)「それで本題なのだが…………」

 

ゲーリング元帥はヒトラー総統と話し合ったこれからの作戦について説明した

 

(◦灬•)「そこで君の戦区に戦車300台を出動させようと思っているのだ」

彡(゚)(゚)「戦車を300台?それは本当ですか?」

 

(◦灬•)「なにか気になる事でも?」

 

彡(゚)(゚)「ワイは戦場を熟知し…………」

彡(゚)(゚)「仲間とも連絡をとって情報収集に努めております」

 

彡(゚)(゚)「ですから補充可能な戦車にもおおよその検討はつきます」

彡(゚)(゚)「そのワイの見立てによると300台の戦車が投入されるなんて…………」

 

彡(゚)(゚)「まったくもって夢物語であり、非現実的だと断言できます」

(◦灬•)「…………なるほど」

 

半信半疑の面持ちをしたゲーリング元帥はワイの進言を確認するため

参謀総本部へ電話をかけた

 

(◦灬•)「ゲーリングだ、確認したいことがある」

「はい、なんでしょうか?」

 

電話の声が大きかったのでワイのもとまで聞こえた

 

(◦灬•)「参謀本部はX作戦の300台のタンクの企画表を総統に提出したかね?」

「はい、提出しました」

 

(◦灬•)「私はこの作戦に関係のある師団名と…………」

(◦灬•)「現在、彼らの持つ戦車数を正確に知りたいのだが?」

 

「お待ちください…………師団名は第十四装甲師団です」

「戦車の数は…………現在60台です」

 

(◦灬•)「それは本当かね?」

「はい、60台で間違いありません」

 

元帥は受話器に手を添えるとワイに問うた

 

(◦灬•)「向こうはこのように言っているが実際はどうなのだ?」

彡(゚)(゚)「第十四装甲師団が現在保有している戦車数は1台です」

 

(◦灬•)「…………本当だな?」

彡(゚)(゚)「はい、間違いありません」

 

(◦灬•)「今、私の傍に現場帰りの部下がいるのだが…………」

(◦灬•)「その彼が戦車の数は1台と言っておるぞ」

 

「……………………いつ前線を離れてきた男ですか?」

 

彡(゚)(゚)「4日前です」

(◦灬•)「4日前だそうだ」

 

「………………………………」

「40台の戦車はこれから前線に向かわせるところです」

「残りは現在、修理工場に入ってますがそれも順次に投入していきます」

 

「ですから戦車の数は正確なものです、作戦開始時には絶対に間に合わせます」

(◦灬•)「…………そうか、それでは失礼する」ガチャ!!

 

(◦灬•)…………

彡(゚)(゚)…………

 

(◦灬•)「この有様だ…………総統は不正確なデータで計画を立てている」

(◦灬•)「嘘の情報で、作戦が失敗したらどんなにガッカリされることか」

 

(◦灬•)「君から偶然にも真相を知らされてよかった。深く感謝する」

彡(゚)(゚)…………

 

(◦灬•)「それにしたって、何でこんな夢みたいなことを言ってくるのか!」

ゲーリング元帥は語気を強めた

 

(◦灬•)「敵の爆撃機がウロウロしている中で…………」

(◦灬•)「どうやって40台もの戦車を安全に運ぼうというのか!!」

 

彡(゚)(゚) .。oO(その通りや…………)

 

(◦灬•)「修理するにしたって必要な部品をどうやって補充するつもりだ!」

(◦灬•)「なのに作戦開始までに絶対に揃えるだと!?」

 

(◦灬•)「いったい誰がそのことを保証するというのだ!!」

(◦灬•)「バカも休み休みぬかせ!!」

 

彡(゚)(゚) .。oO(まったくもってその通りや…………)

ワイは今の軍の在り方に心配になった

いったい何の目的があって、このような虚偽の報告をするんやろうか?

軍の規律が乱れてるのやろうか?

それとも故意にやっているのやろうか?

 

彡(゚)(゚) .。oO(どちらにせよ…………)

このような行為は敵に利することになる

戦争では情報の正確さが勝敗を分ける

それなのに…………

誰が、どんな連中が、このような大罪を犯しているのか

 

(◦灬•)「この件は直ちに総統へ報告する!!」

ゲーリング元帥はその一言を発すると、黙ってしまった

 

ワイは頃合いを見て帰った

 

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