彡(゚)(゚)「ワイはルーデル。空の魔王や」 作:名無ナナシ
第82話 ルーマニア人②
晩夏のある日
ワイらはソ連軍が侵入した北部地区に向けて飛んでいた
すると、突然………
ズダダダダダダダダダダダダダダダダ
彡;(●)(●)「ファッ!?どこから撃たれとるんや!?」
(; ゚∋゚)「下だ!!対空砲火だ!!」
彡;(●)(●)「なんでや!?ここはワイらの支配圏やぞ」
(; ゚∋゚)「あれは………ルーマニア軍だ、ルーマニア軍が撃ってきている」
彡;(●)(●)「あのアホ共、ついに敵味方の区別もつかんくなったんか!?」
(; ゚∋゚)「いや待て………砲撃の先に飛行部隊がいる………!」
(; ゚∋゚)「アメリカ機だ!アメリカの爆撃機がいる!!」
(; ゚∋゚)「ルーマニア軍はあいつらを狙っているんだ!」
彡;(●)(●)「なんでこんなところに敵の爆撃機がおるねん!?」
(; ゚∋゚)「分からない、だが進路を変えろ!」
(; ゚∋゚)「このままではルーマニア軍の銃弾が俺らに当たる」
彡;(●)(●)「ふん!」
ワイは機体をそらした
でも…………
ズダダダダダダダダダダダダダダダダ
彡;(●)(●)「ファッ!!どういうこっちゃ!?」
彡;(●)(●)「明らかにワイらを狙ってきとるで」
(; ゚∋゚)「状況が読めない、一時帰還すべきだ」
彡;(●)(●)「クソったれが!!」
基地
彡(●)(●)「電話をよこせ!!」
(;⌐■_■)「はい!」
ワイはルーマニア空軍司令官のジェネスクを呼び出した
彼とは個人的な親交があり、また彼はドイツ勲章の受勲者でもあった
彡(●)(●)「おいジェネスク!!いったいどういうことや!!」
彡(●)(●)「高射砲が明らかにワイらを狙って攻撃してきたぞ!!」
「す、すまない。実は少し前にドイツ軍の戦闘機に
ルーマニアの輸送機が撃ち落される被害があったのだ。
現場の者たちはそのことに怒り、報復のため発砲したようだ」
彡(●)(●)「そんなことで撃ち落されたらたまったもんじゃないわ!!」
彡(●)(●)「次、同じことをしてみろ!高射砲もろとも司令部も吹き飛ばすぞ!!」
「それは勘弁してもらいたい………わ、わかった」
「私の権限の届く範囲で攻撃させないと約束する」
彡(●)(●)「………わかった、約束やで」
「ああ、約束する………………すまない、ルーデル…………」ガチャ
彡(●)(●)「ん?なんか様子がおかしい…………」
彡(●)(●)「嫌な予感がする………………」
第83話 裏切り
次の日
朝になるとワイらの基地がルーマニア軍の二個師団に包囲されていた
しかし、攻撃を加える様子はなかった
伝令が送られてきた
そしてワイらは知ることとなった
ルーマニアはドイツとの同盟を破棄して、連合軍側についたことを
彡;(゚)(゚)(; ゚∋゚)………………
(;⌐■_■) ;⌐■_■) ;⌐■_■)………………
ルーマニアが敵に寝返った以上
この地での戦いは無意味なものになった
ワイらにできることは再びカルパチア山脈を越え
ドイツの支配圏に移動して現地の軍と合流することだけやった
ワイらはこの基地を放棄することを決断した
彡(゚)(゚)「詰めるだけの弾薬と爆弾を補給するんや」
( ゚∋゚)「ドイツ軍は物資が乏しいから持てるだけ持って逃げよう」
彡(゚)(゚)「いや違う……ワイらは撤退する前に、ソ連軍に最後の攻撃を仕掛ける」
彡(゚)(゚)「それで少しでも前線の者たちが逃げられるようにするんや」
彡(゚)(゚)「どんな困難な状況でも武器ならまた作ればええ」
彡(゚)(゚)「やけど人の命はそうはいかん、一人でも多く助けてやらな……」
( ゚∋゚)「そうだな………………」
ブーン
彡(●)(●)「お前ら出し惜しみは無しや!」
彡(●)(●)「ありったけの爆弾と銃弾を敵に浴びせるんや!!」
(⌐■_■)⌐■_■)⌐■_■)「了解!!」
ひゅーん●~*ドカーン!!ひゅーん●~*ドカーン!!
ひゅーん●~*ドカーン!!ひゅーん●~*ドカーン!!
ズダダダダダダダダダダダダダダダダ
ズダダダダダダダダダダダダダダダダ
ワイら航空隊の攻撃とは対照的に地上部隊の攻撃は貧弱だった
地上部隊は重火器の弾薬を使い果たしていて
小銃や拳銃で敵に応戦していた
その弾すらもそのうちなくなってしまうだろう………………
彼らはこれまで戦い抜いて来た歴戦の古参兵たちや
そんな古強者たちがなすがままに蹂躙される姿は
あまりに絶望的で無惨であった
彡(●)(●)「アカン!そんなしみったれたこと考えたらアカン!!」
彡(●)(●)「勇敢に戦う彼らに憐憫を覚えるのはあまりに無礼や」
彡(●)(●)「攻撃!攻撃あるのみや!!」
ワイは攻撃に集中することでなにも考えないようにした
だがやがて、爆弾も銃弾も使い果たした
燃料も少なくなってきた………………
時はきた………………
ワイらは戦線を離脱しカルパチア山脈の向こう側へ飛んだ