彡(゚)(゚)「ワイはルーデル。空の魔王や」 作:名無ナナシ
第92話 走馬灯
敵の戦車隊が進撃しているとの報告を受けワイらは飛んだ
数キロ先で炎が上がっている
すでに戦いが始まっているのだ
彡(●)(●)「敵戦車発見!攻撃する」
( ゚∋゚)「ん?あれは………」
戦車隊の中に今まで戦ってきたT34型、スターリン型とは違った
アメリカ製とも違う
おそらく敵の新型機だろう
彡(●)(●)「クソが!この期に及んでまだ新型を投入できるんか!」
彡(●)(●)「いったい共産主義者どもはどれだけの資源を持っとるんや!」
ワイはまずこの新型機を狙った
新型と言っても所詮は戦車
1台、2台と屠り、計5台の破壊に成功した
彡(●)(●)「弾切れや、帰投する」
10分後
彡(●)(●) .。oO(敵の新型機がどんなんやったんか報告せんとな………)
あれ?
どんな形しとったっけ?
アカン…………このままやと報告できへん
新型機には様々な軍事機密が隠されとる
生産の転換がおきたのか、新規生産なのか、外国からの輸入ものか
こういった情報はとても重要なものや
彡(●)(●) .。oO(戻って写真を撮ってこよう………)
部下たちには先に帰るよう伝え
ワイはUターンした
炎が上がる戦車の残骸の上空4,5メートルの高さで旋回する
彡(●)(●)「よし、写真も撮れたし帰るで」
ズダダダダダダダ
( ゚∋゚)「敵の歩兵隊の反撃だ」
彡(●)(●)「そんな攻撃、誰が当たるか」
ズドン
彡(●)(●)「がはっ!!」
左足の太ももに刺すような痛みが走った
目の前が暗くなっていく
湿った、温かいものが足を伝って流れていくのを感じる
( ゚∋゚)「どうしたルーデル!?」
彡;(●)(●)「銃弾が左足に当たったみたいや………出血もある」
(; ゚∋゚)「くっ……ここからだと治療はできない」
彡;(●)(●)「不時着すればええか?」
(; ゚∋゚)「いや、こんな何もない所よりも基地に戻った方がいい」
彡;(●)(●)「それまでもつか?」
( ゚∋゚)「お前なら大丈夫だろ」
彡;(●)(●)「わかった………」
体力が急激に失われていくのを感じる
頭の中が何だかおかしい………
いろいろなことが頭の中をよぎっていく
これが走馬灯というやつか………
彡;(●)(●)「こんなところで死んでたまるか………」
彡;(●)(●)「絶対に生き抜いてみせる」
数分後
基地が見えてきた………………
降下用意………
ペダルを後ろに引く………
もうなにもわからない…………
第93話 相棒
彡;(-)(-)「うぅ………おっぱい……パフパフ」
(◎灬◎)「お!気がついたかね」
彡;(゚)(゚)「こ、ここは?」
(◎灬◎)「医務室だ」
彡;(゚)(゚)「ワイはどうなったんや?」
(◎灬◎)「まったく………無茶をする」
(◎灬◎)「安静にして全治6週間といったところだ」
彡;(゚)(゚)「6週間も!?」
彡;(゚)(゚)「前線は大変な状況にあるんや」
彡;(゚)(゚)「そんな6週間も寝ておられんで」
(;◎灬◎)「その怪我で戦場にいくなんて自殺行為だぞ」
彡;(゚)(゚)「ぐぬぬぬ………」
それから数日間、フリドリン少尉が世話をしてくれ
戦況の移り変わりを教えてくれた
彡(゚)(゚)「なんでガーデルマンは来てくれんのやろ?」
(⌐■_■)「彼曰く、軍医として隊長の傍にはいられないと」
彡(゚)(゚)「なんでや?軍医やからこそ傍におるべきやろ?」
(⌐■_■)「さぁ?僕にも分かりません」
入院して8日目
(;⌐■_■)「隊長!ソ連の大軍がブタペストに押し寄せてきたと!」
彡(゚)(゚)「ついにきたか………」
彡(゚)(゚)「よし!退院や!部隊に復帰するで!」
(;⌐■_■)「え?でも怪我は………」
(;⌐■_■) .。oO(いや……隊長になにを言っても無駄だな)
(;⌐■_■)「わかりました、そのように手配してきます」
彡(゚)(゚)「そういうことやから、世話になったな先生」
(;◎灬◎)「いや………でも………」
彡(゚)(゚)「大丈夫や、何かあっても先生の責任にはならないようにするさかい」
(;◎灬◎)「わかりました………本当にお気をつけて」
飛行場
( ゚∋゚)「やはり戻ってきたか」
彡(゚)(゚)「おお!ガーデルマン」
彡(゚)(゚)「なんでお前はワイの見舞いに来て来れんかったんや?」
( ゚∋゚)「今のように何かあれば、無理やり退院してくると分かっていたからさ」
( ゚∋゚)「しかし俺は軍医だ。そんなことがあれば止めねばならない」
彡(゚)(゚)「ワイを病院に送り返すつもりか?」
( ゚∋゚)「………いや、戦場では俺は軍医でなく射撃手だ」
( ゚∋゚)「そうだろ?相棒」
彡(゚)(゚)「せや!よろしく頼むで相棒!」
ワイらはバルパロタ飛行場へ向かった
( ゚∋゚)「どうだ?運転に支障はないか?」
彡;(゚)(゚)「うーん、片足での運転は慣れんで………」
( ゚∋゚)「まあ、飛んでいるうちに馴染んでくるだろ」
彡;(゚)(゚)「せやな………」
ボン!!!
彡;(゚)(゚)「ファッ!!油がフロントガラスに噴き出て前が見えん」
(; ゚∋゚)「くっ……エンジントラブルか」
彡;(゚)(゚)「クソッ弱り目に祟り目や!」
彡;(゚)(゚)「どこかに不時着せんと」
(; ゚∋゚)「あそこに街が見える」
(; ゚∋゚)「きっと道路も敷設されてるはずだ!」
彡;(゚)(゚)「よし、ほな行くで」
ボン!ボン!
彡;(゚)(゚)「くっ……エンジンが焼き付いとる………」
(; ゚∋゚)「ルーデル!!前!前!」
彡;(゚)(゚)「前と言われても油でほとんど見えないんやが………ん!?」
僅かな隙間から教会の尖塔が見えた
ぶつかる!!!
彡;(●)(●)「ふん!」
(; ゚∋゚)「間一髪だったな」
その後、なんとか着陸に成功した
(; ゚∋゚)「まったく早々不吉だ…………」
彡(゚)(゚)「逆やで、運がいいから無事でおれるんや