彡(゚)(゚)「ワイはルーデル。空の魔王や」 作:名無ナナシ
第96話 招集
ブタペストはソ連軍の包囲下にあった
この都市を解放するために司令部は援軍を送ってきた
顔馴染みの連中が大勢いた
彡(゚)(゚)「お久」
(⌐■_■) (⌐■_■) (⌐■_■)「おールーデル、まだ死んでなかったか」
戦端が開かれた
地上部隊は進軍し、ワイら空軍はその援護に励んだ
ワイは東部戦線を毎年毎年、毎月毎月、毎日毎日、戦ってきた
だからか自然と戦略にも詳しくなっていった
どこに行けば有利か不利か
戦闘に勝てるか、負けるかも見分けがついた
そのワイの経験則から言うと
今回の作戦はあまりにも下手くそやった
その理由として歩兵が平坦な田園地帯を進み
戦車隊が沼地を進んでいることが上げられる
本来であればこの逆でなければならない
彡(゚)(゚)「なぜこのような損害だけが増える作戦が決行されたのか………」
彡(゚)(゚)「理解に苦しむ」
彡(゚)(゚)「まるで負けるために戦うようなものや」
彡(゚)(゚)「いったいどこぞの無能がこんな作戦を立案したのか………」
12月30日
総統府から至急ベルリンに来るよう電報があった
彡;(゚)(゚)「はぁ!?前線がこんな大変な時にそんなヒマがあるかいな!」
(;⌐■_■)「ですが上からの命令ですので………」
彡;(゚)(゚)「くっ……すぐに行って、すぐ帰ってくるわ」
ワイはウィーンにちょっとだけ寄って友達に会い
それからベルリンに移動した
そして電車に乗ってヒトラー総統がおられるフランクフルトに向かった
その途中
彡(゚)(゚)「あれは戦闘機の大編隊や…………」
彡(゚)(゚)「もしかして敵が………いや、あの卍マークはドイツ軍のものや」
⊂(卍_卍-)⊃⊂(卍_卍-)⊃⊂(卍_卍-)⊃三三3
彡(゚)(゚)「戦争が始まった当初にはよく見られた光景やったが………」
彡(゚)(゚)「今となっては懐かしく思えるわ」
彡(゚)(゚)「飛んでいる方向からみるに西部戦線に投入されるんやろうな」
彡(゚)(゚)「西側諸国と停戦してソ連だけに立ち向かえれば勝機もあるが………」
彡(゚)(゚)「そんなことは今や不可能なんやろうな」
第97話 黄金柏葉剣ダイヤモンド付騎士鉄十字勲章
駅で車に乗り換え
森の中にある西部戦線本部に着くと
とある一室に案内された
部屋の中にはヒトラー総統を始め多くの将軍たちが綺羅星のように並んでいた
(■෴■) (■෴■) (■෴■)(◦灬•)
将軍たちの目線が一兵士であるワイに注がれている
さすがに緊張した
そんなワイの様子を悟ったのかヒトラー総統は微笑ながら自ら近寄ってこられた
(ಠ▃ಠ)「君の戦果は常に私の耳に入ってくる」
(ಠ▃ಠ)「そんな君に黄金柏葉剣ダイヤモンド付騎士鉄十字勲章を送ろう」
彡(゚)(゚) .。oO(黄金柏葉剣ダイヤモンド付騎士鉄十字勲章??)
そんな勲章あったっけ??
(ಠ▃ಠ)「そして君を大佐に昇進させよう」
彡(゚)(゚)「はえー」
(ಠ▃ಠ)「君はもう十分に飛び、十分の功績を立てた」
(ಠ▃ಠ)「君の生命と経験はドイツの宝だ」
(ಠ▃ಠ)「よって貴官は生き残ってもらわねばならない」
(ಠ▃ಠ)「前線を離れ、地上勤務に努めなさい」
彡(゚)(゚) .。oO(ワイのことを思ってくださる総統閣下の心遣いは嬉しい)
でも、閣下の言葉を受け取るわけにはいかない
安全な場所で傍観したり、忠告したり、命令をだすだけなんてワイの性に合わない
ワイは戦場でこそ活躍することができる
彡(゚)(゚) .。oO(ワイが羽を休めるときは………)
戦火が治まり、祖国の自由が確保されたときや
それまではワイは何としても爆撃機に乗って戦わなければならない
それはワイに課せられた義務や
彡(゚)(゚)「総統閣下!もし自分が飛行大隊の仲間と………」
彡(゚)(゚)「これからも共にすることが許されないのであれば」
彡(゚)(゚)「ワイはその勲章も昇進も辞退申し上げたいと存じます!」
(;■෴■) (;■෴■) (;■෴■)( ;◦灬•) .。oO(またか…………)
(ಠ▃ಠ)………
彡(゚)(゚)………
ヒトラー総統はジッとワイの目を見据えている
黒い小箱を左手で手渡してきた
その中には七色の光を放つダイヤモンド付の勲章が燦々と輝いていた
すると彼は言った
(^▃^)「まったく………よろしい、飛びたまえ」
人懐っこい、そのときのヒトラー総統の微笑みは忘れられそうにない
彼の笑顔はワイの心を喜びにあふれさせ、幸福感でいっぱいにした
その後
ヒトラー総統閣下は地図が広がった机にワイを案内した
(ಠ▃ಠ)「ここには現在のブタペストの状況が記されている」
(ಠ▃ಠ)「この戦場での戦況が悪いことは理解している」
(ಠ▃ಠ)「そのため包囲されている市街地との連絡を………」
(ಠ▃ಠ)「確保しようとしているがどの作戦もなぜか上手くいかない」
(ಠ▃ಠ)「そこで現場で戦ってきた君の意見を聞きたい」
彡(゚)(゚)「悪天候と補給の難しさも理由になると思います」
彡(゚)(゚)「ですが苦戦の大きな要因は戦場に応じた地形の選択ミスです」
ワイは戦場を飛び回り、実際にこの目で見た知見を
遠慮することなく進言した
(ಠ▃ಠ)………
(■෴■) (■෴■) (■෴■)(◦灬•)………
総統も将軍も黙ってワイの話に耳を傾けていた
(ಠ▃ಠ)「………よくわかった、新しい作戦を立てよう」
(ಠ▃ಠ)「私は味方に騙されてきたのだな………ずっと前から………」ボソッ
彡(゚)(゚) .。oO(ヒトラー総統は落ち着かれていた)
誰も非難しようとはしなかった
だが、その内心は誤った情報が伝えられていることへの
とてつもない憤怒を抱いていたに違いない
(ಠ▃ಠ)「戦車部隊の攻撃にはどこが一番適当だと思うかね?」
彡(゚)(゚)「はい、ここの歩兵部隊とこの戦車部隊を………」
ワイは、はっきりと自分の意見を述べた
後になって分かったことだが
ワイの進言を受けてヒトラー総統が新たに計画した作戦は成功した
そのためブタペスト防衛軍は危険を脱することができた