彡(゚)(゚)「ワイはルーデル。空の魔王や」   作:名無ナナシ

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第10話 ステーン 第11話 相棒 第12話 シャルノブフスキー伍長 第13話 窮地

第10話 ステーン

 

ワイとステーンは夕方によく散歩に出かけた

互いに酒が嫌いでスポーツ好き

似た者同士のワイらは相性がよかった

 

ステーンの経歴はほとんどワイと同じだった

けど、ワイと(´_ゝ`)には明らかな差があった

 

ステーンは誰からも慕われとった

将来、ステーンは司令官になる男やと誰もが言った

その通りやワイもと思う

 

彡(゚)(゚)「でも、司令官になるなら……」

危険な低空飛行の爆撃は止めた方がいいと思った

まあ、なんにせよ

 

(´_ゝ`)は偉大な男であることには違いない

技術に優れ、人徳がある一流のパイロットや

 

 

第11話 相棒

爆撃機は二人一組で乗るのが基本や

 

ワイの相棒がこのアルフレッド・シャルノブフスキー伍長( ^ω^)や

( ^ω^)は優れた機銃士で、口の堅い男だ

隊内で最年少にもかかわらず、冷静沈着な性格で

どんな敵にも動じない、頼りになる相棒や

 

ある日のことやった

ワイらは空を飛んでいた

すると突然、黒雲がおおいかかり

荒れ狂う暴風雨が襲いかかった

 

( ^ω^)「後方に嵐アリ。気をつけろよルーデル」

彡;(゚)(゚)「急に言われても……」

 

彡;(゚)(゚)「あっ……」

彡(×)(×)「ぎゃああああああああああああああ」

 

ワイらは嵐に巻き込まれて、木の葉のように翻弄された

 

( ^ω^)「おい、気をつけろと言っただろ」

彡;(゚)(゚)「いくらなんでも自然現象には歯が立たんわ」

 

彡(゚)(゚)「にしても……」

彡(゚)(゚)「嵐が吹き止んだ後の涼しさは格別やな」

 

( ^ω^)「そうだな」

 

 

第12話 シャルノブフスキー伍長

 

ある日、ソ連軍の爆撃部隊がワイらの基地に攻撃をしかけてきた

 

ひゅーん●~*ドカーン!!ひゅーん●~*ドカーン!!

 

┗(゚)(゚);ミ┓三三3

ワイは塹壕に転げ込んだ

 

彡;(゚)(゚)「ふー」

塹壕の中で一息つく

すると、ぼやぼやしていた奴が最後に飛び込んできた

 

( ^ω^)「あ……」ぴょーん

彡(゚)(゚)……

 

ドシーン

 

ワイは( ^ω^)に押しつぶされた

そのせいで泥だらけになったしもうた

ソ連の爆弾よりもよっぽど脅威やった

 

( `_ゝ´)「おい!ルーデル。あいつらを追うぞ!」

(´_ゝ`)「お前たち……なにをやっているんだ?」

 

彡(゚)(゚)「いや……」

( ^ω^)「なにも……」

 

 

第13話 窮地

 

⊂(゚)(゚)ミ⊃三3ブーン

 

ワイらはステーンの後ろに付いて飛び上がった

ステーンの顔は自信に満ちていた

 

すると突然、黒雲がおおいかかった

黒雲は嵐となってワイらを襲った

 

ワイはステーンとはぐれないよう、衝突しないよう、離れないよう

細心の注意を払った

 

彡(゚)(゚)「どうして引き返さんのやろ?」

こんな嵐の中、敵を攻撃するなんて不可能や

(´_ゝ`)はなにを考えとるんや?

 

突如、ステーンは機首を下げた

そのせいでスピードが著しく落ちた

 

彡;(゚)(゚)「危ない!!」

と思う間もなく180度横転

 

彡;(゚)(゚) .。oO(衝突する!!)

ワイは鋭く、とても鋭く、宙返りせんばかりに緊急回避

 

彡;(゚)(゚) .。oO(ふぅ……危なかった)

700キロの爆弾を持った機体がやるような動きとちゃうで

自画自賛したくなるほどの離れ業を、ワイは今やったんや

誰かに褒めて欲しいくらいやで

 

( ^ω^)「よくやったルーデル。たいしたものだ」

彡(゚)(゚)「おおきに」

 

( ^ω^)「だが、俺たちは窮地に立っているぞ」

 

シャルノブフスキー伍長の言う通りやった

ワイの周りは真っ暗

ヒューンヒューンという風音

 

ザーザーと吹き付ける雨音に紛れ

ピアッと一閃の雷が鳴り響いた

 

バッと周りは白く明るくなる

だが、なにも見えん

吹き荒れる突風が機体をカタカタと揺るがせる

 

彡(゚)(゚)「地上がどこにあるのかさっぱりわからん」

ワイは今どうなっとるんや?どこを飛んどるんや?

上か?下か?右か?左か?

……ダメや、感覚がおかしくなっとる、さっぱり分からん

 

( ^ω^)「垂直速度0」

( ^ω^)「スピードは毎秒上がっている」

 

彡;(゚)(゚)「クソが!垂直落下しとるやんけ!!」

 

6900 6600 6000 5400 5100 4800 4500

 

彡;(゚)(゚)「アカン!このままやと墜落や!!」

なんとかせんと死ぬ

汗が全身から流れ出る

 

3900 3300 2400 1800 1500

 

( ^ω^)「垂直速度……未だに最速」

 

彡;(゚)(゚)……

彡(●)(●)「フン!!」

 

操縦棹を両手で引いて、水平に戻そうとした

これが正しいんかどうかなんてさっぱり分からん

けど、やるしかないんや

 

ピアッとまた一閃の雷が鳴り響いた

 

( ^ω^)「高度1200」

 

血がこめかみでドキドキ脈を打っとる

ふぅ……ふぅ……呼吸も浅い

 

「自然と戦うなんて止めて、運命に身を任せよ」

と、何者かがささやく

 

「なぜ、無駄な努力を続ける……諦めて楽になれ」

と、何者かがささやく

 

彡(●)(●)「アホか!!ワイは最後まで諦めんわ!!」

彡(●)(●)「ワイは死ぬその一瞬まで現役じゃあ!!」

 

( ^ω^)「高度600」

 

ドスン!!

 

死……死んだ……

 

彡(゚)(゚)「あれ?死んでないやんけ……」

エンジンの音も聞こえる……まだワイらは飛んどるで

 

( ^ω^)「機体が何かにぶつかったようだ」

彡;(゚)(゚)「はっ!安心するにはまだ早い」

 

ペダルを力いっぱい踏んだ

機体は上昇し始めた、明るい陽射しが目にしみ込んで痛い

 

彡(゚)(゚)「とりあえず……もう大丈夫みたいやな」

彡(゚)(゚)「でも……なんで無事やったんやろ?」

 

( ^ω^)「翼に穴が二つ空いている。そして椛の木の枝が刺さっている」

( ^ω^)「また補助翼と大部分の副翼が吹き飛んでいる」

 

( ^ω^)「おそらく……墜落ギリギリに椛の木に機体がぶつかって……」

( ^ω^)「うまいことバウンドしたんだろう」

 

( ^ω^)「まさに……奇跡、生還、天祐の言葉がふさわしい」

 

ワイらはなんとか基地まで戻ってくることができた

仲間たちは先に帰っていたようで

着陸する機体と一緒に走りながら出迎えてくれた

 

ワイはすぐにステーンに報告しにいった

 

彡(゚)(゚)「飛行少尉ルーデル。ただいま帰りました」

彡(゚)(゚)「地表と接触するという特別事故で機体が破損しましたが……」

 

(´_ゝ`)「よく帰ってきてくれた」

 

(´_ゝ`)……

彡(゚)(゚)……

 

(´_ゝ`)「おかえりルーデル。無事でよかった」

彡(゚)(゚)「ただいまやで」

 

奇跡の生還を果たしたその日、ワイは熟睡した

 

 

 

 

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