チェンソーマン世界の地獄inタイタンクロックマン2.0 作:ALMS913
地獄は今日も赤かった
空はずっと夕焼けみたいに濁ってて、海は黒いし、遠くじゃ悪魔が騒いでる
慣れた景色だ
もう何年ここにいるのかも分からない
俺は黒い岩場の上に座りながら、巨大な脚をぶらつかせていた
背中の時計塔が低く鳴る
カチ……
カチ……
カチ……
その音に合わせて、周囲の時間が少し揺れる
近くを飛んでた羽虫みたいな悪魔が停止した
空中で固まってる
まあいつもの事だ
俺は指先で軽く弾いた
悪魔はそのまま砕け散る
「また止めてるのか」
後ろから声
振り返るまでもない
地獄の悪魔だ
巨大な扉の影からぬるっと出てくる
相変わらず気持ち悪い
「無意識」
「便利な体だな、お前」
「別に」
地獄の悪魔は俺の隣に腰を下ろした
こいつとは付き合いが長い
悪魔にしては話しやすい方だった
少なくとも襲ってこない
「現世、行くか?」
「行く」
即答した
地獄は嫌いじゃない
でも静かすぎる
あと猫がいない
「また猫か」
「好き」
「この前も公園で三時間見てただろ」
「かわいい」
地獄の悪魔が呆れたみたいに笑う
「お前、本当に時間の悪魔か?」
「そうだけど」
俺は立ち上がった
身長50m
チャンピオンタイタンクロックマンそのままの巨大な身体。
黒金の装甲 巨大時計 重い駆動音 王冠のような装飾
歩くだけで空間が軋む
でも周囲の時間は停止してるから、普通の悪魔には見えてない
俺が解除しない限り、誰も俺を認識できない
便利だった
静かで
「今回はどこ行く」
「東京」
「またか」
「猫、多い」
地獄の悪魔が肩を竦める
「人間も多いぞ」
「別に嫌いじゃない」
「この前契約した奴、公安に追われてたぞ」
「元気そうでよかった」
「お前なぁ……」
俺は空を見上げた
地獄の空には無数の扉が浮いてる
その一つがゆっくり開いた
向こう側
夜の街
ネオン
ビル
現世だ
「送るぞ」
「頼む」
地獄の悪魔が扉を広げる
空間が軋む
俺はその前に立った
「今回は暴れるなよ」
「暴れてない」
「電車止めただろ前」
「猫いた」
「理由になってねぇ」
俺は少し考えた。
「轢かれそうだった」
「だからって東京全域の時間止めるな」
「間に合った」
「そういう問題じゃない」
でも地獄の悪魔は少し笑っていた。
「……まあいい。行ってこい、時間の悪魔」
「ん」
俺は扉をくぐった。
瞬間。
景色が変わる
冷たい夜風。
車の音
信号
東京
ただし。
俺の周囲は、
全部止まっていた
人間も
車も
音も
雨粒も
静止した世界の真ん中に、
俺だけが立っている
俺はゆっくり歩き出した
巨大な身体で交差点を渡る
誰にも見えない
誰にも気付かれない
そして
道端にいた三毛猫を見つけた
「……いた」
俺はしゃがみ込む
猫は止まってない
小動物は時々、
俺の停止を無視する
三毛猫は俺を見る
「にゃー」
「こんばんは」
猫は平然と俺の巨大な指に頭を擦りつけた
その瞬間だけ
俺は地獄より、
現世の方が好きだと思った
身長 50m
体重4000t
能力 原作通り
契約条件 気まぐれ
代償 顔が時計になる 食べ物を食べる時は時計の7:2のところが割れて食べれる
続きは書いて欲しいですか?
-
いる
-
いらない