学園都市で暮らす方舟   作:酔生夢死の願望機

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少し期間が空きましたがパヴァーヌ編開幕です。

今まで読み辛かったと思いますので、少し改良しました。

今回は、アークナイツのキャラが出てきませんので、ブルアカキャラとの絡みが見たい人は、飛ばしていただいても構いません。

「このキャラとあのキャラの絡みが見たい!」などがありましたら、ご意見いただければ、なるべく書こうと思っています。


雷陳膠漆
2-1


 ある日、シャーレのオフィスで、仕事をこなしていると、アロナが呼び掛けてきた。

 

「先生、ミレニアムサイエンススクールから要請が届きました」

「送り主は···ミレニアムのゲーム開発部?みたいです。読んでみますね」

「ゲーム開発部は今、存続の危機に陥ってます。生徒会からの廃部命令により破滅が目前に迫っている今、助けを求められる相手はあなただけです。勇者よ、私たちを助けてください!」「なるほど。面白いというか···かなり、切羽詰まっているということは、ひしひしと伝わってきますね···」

「あ、先生はミレニアムサイエンススクールについてご存じですか?」

 

 "うん、少しくらいなら"

 

 それからアロナがミレニアムサイエンススクールについて教えてくれた。

 ミレニアムサイエンススクール、通称「ミレニアム」は、トリニティ、ゲヘナに合わせてキヴォトス三大学園と呼ばれるほど大きい学校で、他のどんな学園より合理と技術を重きを置いているらしい。

 科学の研究に特化しており、理系の生徒が多く集まっていて、キヴォトスで「最新鋭」或いは「最先端」の名を冠する物は、そのほとんどがミレニアムから生まれると言っても過言ではないほどらしい。

 そんな学校からの要請なので、何があったのか気になってミレニアムに向かった。

 そのあとの記憶は、突如頭に痛みが走ってから、視界が暗転した。

 

「···勇者よ、あなたを待っていました」

「私は、女神『モモリア』──」

 

 そんなゲームのプロローグに似た語りを聞き、目を覚ましたら、それに気付いた少女2人が、声を掛けてきた。

 何でも、ミレニアムについて、頭に直撃して衝撃を与えたものの正体はゲーム機で、それを投げたのは、少女の1人であるモモイであることを、ミドリから謝罪された。

 モモイはそのまま「廃墟」に行こうとしたが、「廃墟」について尋ねると、モモイがそこへ行く理由から語りだしたが、その途中でユウカが入ってきた。

 モモイ曰く、平和にゲームを作っていたら、生徒会から最後通牒が、出されたと言っているが、ユウカが言うには、突然建物を建ててギャンブル大会を始めたり、レトロゲームを探すために古代史研究会なる部活を襲ったりしてたらしい。

 ユウカは、部員が一定数に達するか、結果を出すことで部活を存続させても良いと言っているが、どちらも達成されず数ヶ月は経っているとのこと。

 だから早く部屋を引き渡せと、詰めるユウカにモモイは、2週間後の「ミレニアムプライス」で受賞されるゲームを作る切り札があると、豪語した。

 ユウカとしても、その切り札が気になったのか、それまでは待ってくれるようだ。

 そうしてユウカは、部屋から出ていった。

 出ていく直前に、思い出したかのように振り向いて、こう告げた。

 

「···そうだ。一応あなた達にも伝えておくわ」

「1ヶ月程、ロドス学園からミレニアムサイエンススクールに、留学生が6人来るから、ミレニアムの名に泥を塗る行為をしないでよ」

 

「えっ!?どうして急に?」

 

「何でも、リオ会長が許可したそうよ」

 

 そのあと、モモイから切り札が私だということを聞き、疑問に思うと、ミレニアム近郊に「廃墟」と呼ばれる領域があり、そこは連邦生徒会が封鎖しているらしい。

 そこに、目的の物「G.Bible」があるから、「廃墟」へ侵入して探しだそう、とのことだった。

 

 

 

「廃墟」に侵入して「G.Bible」を探していると、モモイが徘徊していたロボットに発見された。

 すると、ロボットは集まり始め、このままでは囲まれるから、近くにある工場に向けて進んでいった。

 そのまま工場内に逃走すると、これまで追ってきていたロボット達が、急に追いかけるのを止めた。

 それと同時に謎の機械音声が、部屋に響く。

 

 [接近を確認]

 [対象の身元を確認します。才羽モモイ。資格が有りません]

 [対象の身元を確認します。才羽ミドリ。資格が有りません]

 [対象の身元を確認します。■■先生]

 

 その機械音声は、私の身元を確認すると沈黙し、

 

 [資格を確認しました。入室権限を付与します]

 

 と、淡々と告げた。

 そして、それに戸惑っていると、今まで床だと思っていた下部の扉が開き、先生とゲーム開発部の2人は落下していった。

 

 

 

 先生は、モモイとミドリを落下の衝撃から守るため、2人の下敷きとして落下した。

 落下した先の空間で、3人が見たのは、どこかマネキンのような裸の寝ている少女だった。

 そして、その少女が寝ている椅子に何か書いてあると、モモイが発見した。

 

「···ALー1S···」

「どう読むのかわからないけど、この子の名前?」

「···アリス?」

 

 ミドリは、全てがローマ字でないことを指摘しながら、寝ている少女に服を着せた。

 すると、少女が起きたと言うより起動した。

 

「状態の変化、及び接触許可対象を感知。休眠状態を解除します」

 

 そんな音声が、少女から流れ、動き出した。

 

「状況理解、難航」

「会話を試みます。···説明をお願いできますか」

 

 説明を求められて、モモイは困惑し、ミドリは相手の説明を要求した。

 しかし、少女としても自我、記憶、目的が無いらしく説明できないようだ。

 そして、こちらへ攻撃の意思はないらしく、その後色々聞いたが、彼女の正体はわからなかった。

 モモイとしては、何か良い案が浮かんだらしく、その少女を部室に連れて帰って、少女にアリスと名付けた。

 アリスは満足したらしく、頬を緩ませて肯定した。

 ミドリは、モモイの行動の真意が分からず、モモイへ疑問を投げる。

 モモイは、「G.Bible」を取りに行ったのは、廃部を防ぐため「ミレニアムプライス」で受賞できるゲームを作るために向かったこと、けどそれ以外にも、廃部を免れる方法があることを説明すると、ミドリは理解したのか、叫ぶ。

 

「その子をミレニアム生と偽装して、入部させるってこと!?」




次回からは、ちゃんとロゴスとその他留学生が出てきます。

基本的に、パヴァーヌ編のストーリーには1番関わりますが、ゲーム開発部と絡ませるための動機が思い付かない。

本当は、「廃墟」の場面でS.W.E.E.P.を絡ませるか悩みましたが、まだ後で輝ける場面があるなと思い、出番を見送った結果、アークナイツのキャラが一切出てこない話になってしまいました。
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