学園都市で暮らす方舟   作:酔生夢死の願望機

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あらすじ
ん、銀行を襲う!!
紫関ラーメン爆破!
土地の所有者、カイザーコンストラクション···。


大陸版アークナイツのモンハンコラボPVが、出てましたね。
グローバル版は、大陸版のだいたい半年後にイベントが来ますから楽しみが増えました。


1-6

 アビドス自治区の土地を、カイザーコンストラクション。つまり、カイザーコーポレーションが所有しており、紫関ラーメンにも退去命令が出ていたらしい。それは、すでに砂漠になってしまった、アビドス高校本館と、その周辺数千万坪の荒れ地、まだ砂漠化してない、市内の建物と土地までに及ぶようだ。所有権がまだ渡ってないのは、今本館として使っているこの校舎と、周辺の一部地域だけだった。どうして、このような状況になってしまったのか、考えている時アロナに呼び掛けられて、返事をした。

 

「先生!!このニュースを見てください!」

 

 そうして表示されたのは、『カイザーローン、犯罪の幇助か』の見出しと共に、書かれたネット新聞だった。記事の内容は、匿名の密告者がカイザーローンの銀行員が、以前行ったブラックマーケットの闇銀行に出入りする写真と、その時の会話音声が送られてきて、連邦生徒会防衛室長の不知火カヤが、SRT特殊学園による家宅捜索を経て、それが事実であり、カイザーコーポレーションの理事からの指示であることが判明したこと、そしてその理事は行方を眩ました事が報道さていた。

 

「このニュースが報道されてから、カイザーコーポレーションを含む系列会社の株価が暴落しています!」

 

 "このこと、みんなに伝えようか"

 

「そうですね!アビドスの借金に関係しますしね!」

 

 そして、そのニュースをみんなに伝えると、喜んでいたが、アヤネの発言により、みんなの心に不安が募る。

 

「それは、借金の即時返還を求めてきても、おかしくありません」

 

「···それは困る」

 

 それから、借金をどうするか話し合っていたら、ライン生命コンポーネント統括課主任のサリアが、もう1人連れて学校へ向かってきていた。それを出迎えて、何の用事で訪れたのか尋ねると、ライン生命の親会社、テラがここら一帯の土地が欲しいらしく、借金を肩代わりさせてくれないか、との交渉だった。サリアと一緒に尋ねてきたサイレンスによると、カイザーコーポレーションの全てを費やして、借金の回収に来るだろうと。対策委員会から、そんなお金はないと言ったが、サリアとサイレンスの予想だと、ホシノ所有の土地を手に入れて、現在カイザーPMCが活動中の土地以外を売却して活動資金として投入、そして掘り出したアーティファクトで一山当てるつもりだろうと。

 

「···え?砂漠の中にそんなものがあるの?」

 

「テラとしては、それが欲しいらしく、最悪その土地さえ手に入ればいいらしい」

「だからテラとしては、カイザーコーポレーションが破滅するのを、ゆっくり待つつもりだ」

 

「ただ、君たちがどうなるか心配で」

「だからこれは、ライン生命からの提案だ」

「多分、土地は担保になってるでしょ?」

 

「そうだろうねー」

 

「だから、私たちからの提案は、実験に協力してくれたら報酬として、私たちが借金を返済する」

「どうだろうか」

 

「後輩達を危険な目に会わせられないかな」

 

「別に、人体実験などはしないよ。こちらで実験していたバッテリーを、搭載した兵器ができたから使ってみて、使用感を教えて欲しい」

 

「なにぶん、私たちは基本的に研究者だから、造ることは出来るが、運用上の問題はわからないからな」

 

「うーん、みんなどうする-?」

 

「それだけなら☆全然協力しますよ~」

 

「それで、借金がなくなるならいいじゃない!」

 

「ん。問題ない」

 

「私は、前線で戦わないですから、みなさんがいいなら···」

 

「そうだね、学校がなくなるよりはいいかな」

 

「じゃあ、契約成立だね」

 

 そうして、サイレンスから差し出された契約書に、目を通して先程語った内容と差違がないことを確認して、契約した。それを受け取り確認したサリアは、誰かに電話をかけた。その電話が終わってしばらくしたら、アビドスの口座に借金の金額が振り込まれた。そして、カイザーローンが返済には現金でしか受け付けないと、言っていたので卸しに行こうとすると、カイザーローンの職員が立っていた。

 

「アビドス高校のみなさん、お久しぶりです」

「誠に申し訳ないのですが、会社の方針で一括返済していただくことになりまして」

「ご用意して貰えますか?」

 

「現金が必要なら、卸しに行かないとないですが、口座には入ってますよ」

 

「では、卸して来てください」

 

 お金を卸して返済を完了すると、驚きつつも受け取り帰社していった。小さな声で、恨み言を言いながら去っていった。

 

 その後、サリアとサイレンスの案内で、アビドスとゲヘナの学区付近の地区にある、中規模の実験施設に着いた。その施設に急遽増設された、射撃訓練場に到着すると、ヘイローの付いたマネキンが、様々な場所に設置されていた。それを見回したサリアは、こちらを待っていたであろう職員に話し掛けた。

 

「ナスティは、どこにいった?」

 

「ナスティ主任は、確認を終え次第ロドス学園の特別講師へと、向かいました」

 

「そうか。なら仕方ない」

 

「みんな、ここで射撃をして、開発した武器の使用感を調べる」

 

「すみません。あの、ヘイローの付いたマネキンは、どんな技術ですか?」

 

「それに関しては、ドロシーの方が詳しいが、生憎ドロシーは今ここにいない」

「どのようにヘイローが付いているか、私が聞いたことは、神秘を伝達する性質を持つ素材を、マネキンに使っているようだ」

 

「神秘を···伝達する素材···」

 

「けど、銃撃を受けても軽症で済む性能しかないヘイローだけどね」

 

「それだけどもすごいじゃない!!」

 

「説明を続けるぞ。それで、マネキンのヘイローが消えたら、人が倒れる平均値だ。ただ、マネキンが損傷した場合は、ヘイローが破壊される可能性がある威力だということだ」

「このことを念頭に置いて、性能テストをしてくれ」

「武器の特徴については、そこの職員が教えてくれる」

「私たちは、まだ仕事が残っているから、ここで失礼する」

 

「みなさん、気を付けてください。では失礼します」

 

 そのように説明して、サリアたちは退室していった。そして残った職員が、武器ごとの特徴を教えてくれた。みんな、いつも使っている武器種を選び、マネキンに向けて試し撃ちして、レポートをまとめた。

 

 いろいろと試して、その度にレポートにまとめる、を繰り返して、粗方試し終えると、サリアとアステジーニが慌てて入ってきた。

 

「ねぇ、ユメちゃんを知らない!?」

 

「そんなに慌てて、どうしたの?」

 

「実は、今日の朝から梔子ユメが出勤してなくてな、連絡しても圏外で通じない」

 

 "それなら、探すのを手伝うよ"

 

 そうして、先生たちは施設から出た。すると、体が黒く目や口にあたる部分が、白くひび割れている大人が立っていた。

 

「始めまして、先生。直接お会い出来て光栄です」

「あなたのことは知っています、連邦生徒会長が呼び出した不可解な存在」

「オーパーツ『シッテムの箱』の主であり、連邦捜索部『シャーレ』の先生」

「あなたを過小評価する者もいるようですが、私たちは違います」

「···まずはっきりさせておきましょう。私たちは、あなたと敵対するつもりはありません」

「むしろ、協力したいと考えています」

「私たちの計画において、"今"一番の障害になりうるのはあなただと考えているのです」

「私たちにとってアビドスなんて小さな学校は、全くもって大した問題ではありません」

「ですが先生、あなたの存在は決して些事とは言えない」

「敵対する事は避けたいのですよ」

 

 アビドス高校の問題を、大した問題じゃないと言われた、対策委員会のみんなは怒っていたが、ホシノは特に顕著だった。その理由は、ホシノとの会話で判明した。

 

「···黒服、おまえ!ユメ先輩に何をした!!」

 

「···おや、これはこれは、暁のホ···」

「いえ、小鳥遊ホシノさんでしたね。失礼しました」

「私は、今回何もしてませんよ」

 

「っ!じゃあだれが!!ユメ先輩を!?」

 

 "ホシノ、一旦落ち着いて"

 "あなたたちは、一体何者?"

 

「私たちは数名を除いてあなたと同じ、キヴォトスの外部の者」

「ですが、あなたとはまた違った領域の存在です」

「適切な名前がありましたので、今はそれを拝借して使っております」

「私たちのことは『ゲマトリア』、とお呼びください」

「そして私のことは、小鳥遊ホシノも言っていた『黒服』とでも」

「私たちは、観察者であり、探求者であり、研究者です」

「一応お聞きしますが、ゲマトリアに協力するつもりはありませんか?」

 

 "微塵もない"

 

「···左様ですか」

 

「それで、ユメはどこにいるか知ってるのか?」

 

「ええ、それは勿論」

「ですが、どうして?先生、梔子ユメは成人です」

「放っておいても良いではありませんか?」

「なぜ、助けるのですか?一体何の為なのですか?」

 

 "私は、だれ1人として見捨てるつもりはない"

 

「なるほど。では、その行為が、どれ程残酷な現実を突きつけることでも、どれ程恨まれても、先生、あなたは行いますか?」

 

 "そうなったら、私が大人として、責任を負う"

 

「そうですか。大人とは『責任を負うもの』、そう言いたいのですか」

「先生、それは間違っています」

「大人とは、望む通りに社会を編纂するもの、そして、その力がないものを、力があるものが支配する、それが大人です」

「あなたも、無関係ではないはずです」

「あなたは、一時的にこのキヴォトスの支配者になりました」

「ですが、あなたは迷わず手放した。理解できません。どうしてでしょう」

 

 "言っても、君には理解できないと思うよ"

 

「···先生には、ぜひゲマトリアに加入して欲しかったですが、残念です」

「梔子ユメは、砂に埋もれたアビドス高等学校の本館を改造した、ラボで寝ています」

「そこは、ゲマトリアの1人専用の研究施設です」

「せいぜい頑張って、彼女を助けるといいでしょう」

「微力ながら、幸運を祈ります」




黒服との会話を書いてたら、何時もより延びてしまいました。

あと二話程度で、アビドス対策委員会編は終わらす予定です。
今のところ予定はないですが、需要があれば、設定や、サブストーリーなどを書きますので、ご意見ください。

それ以外の感想、ご意見もあれば書いてくださると、嬉しいです。

機械仕掛けの花のパヴァーヌ編で、登場させるアークナイツの陣営は、どこがいいですか?()内のキャラは、その陣営内でいちばん登場させるつもりです。

  • カジミエーシュ(フレイムテイル)
  • エーギル、イベリア(グラウコス)
  • 極東(ミヅキ)
  • サルゴン(ユーネクテス)
  • ロドス(ロゴス)
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