明日いよいよ計画を移すことを決定した
計画はまず明日は桜がサーヴァントを召喚する日
だから召喚する前に桜を連れ出し柳洞寺がある山まで行く
そこでおびき出した虫じじいの体を消滅させる
そして最後に桜の心臓に寄生している魂を持つ本体を引きずり出して殺す
これが計画だ
そろそろ寝て明日に備えるとする
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~夢の中~
この工房にはあの虫ジジイを殺すために現実時間で半年夢の中の時間で何百年で作ったものがある
まずCOODゼロイダーよ計画を移すことを決定した
計画はまず明日は桜がサーヴァントを召喚する日
だから召喚する前に桜を連れ出し柳洞寺がある山まで行く
そこでおびき出した虫じじいの体を消滅させる
そして最後に桜の心臓に寄生している魂を持つ本体を引きずり出して殺す
天井を走る雷光が青白く瞬く。
作業台の上には並べられたカプセム。
プラズマ
スピード
ブースター
リカバリー
イレイス
パニッシュ
そして中央
黒い雷を閉じ込めた最初の悪夢
プラズマカプセム
俺はそれを手に取る
昔なら震えていた
今は震えない
怖くないからじゃない
怖いという感情が、もうほとんど残っていないからだ
「……本当に終わったな」
静かな声だった
桜を助けたい
その願いだけは残っている
だが
桜が可哀想だとか
危険な目に遭わせたくないとか
そういう感情は酷く薄い
一応カプセムを活性化させればカプセムを作った時の思いや感情を思いだせるが
ほとんどが俺の悪感情で作られたから使えるのはブースターとリカバリーカプセムだけ
こうやって思い返すと自分がやってきたことが狂気だと感じる
それも明日で終わりだ
あの虫ジジイは絶対殺す
たとえどんなにいい日あろうと
花が咲いている 小鳥たちもさえずっている
こんな日でも あんなクソみたいな奴は
地獄の業火で焼かれて苦しみ死ぬのが相応しい
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間桐桜視点
夜だった
窓の外では夜空の星が綺麗に輝いている
なのに胸の奥がざわついていた
理由は分かっている
兄さんだ
最近の兄さんはおかしい
優しくなったわけじゃない
冷たくなったわけでもない
もっと違う
何かが決定的に欠けている
そんな感じだった
まるで
ずっと昔に死んだ人が歩いているみたいで
考えた瞬間
自分でも嫌な想像だと思った
「桜」
扉の向こうから声が聞こえた
私は肩を震わせる
「起きてるなら来い」
短い言葉
感情のない声
昔の兄さんならありえない
私はゆっくり立ち上がった
嫌な予感がした
とても
嫌な予感だった
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兄さんと一緒に山まで来た
柳洞寺へ続く山道
辺りには人の姿はない
風が吹く
木々が揺れる
鳥の鳴き声が聞こえる
平和な景色だった
なのに
胸の奥が苦しい
刻印虫が騒いでいる
まるで何かから逃げようとしているみたいに
「兄さん」
思わず声をかける
前を歩く兄さんは振り返らない
「何だ」
短い返事
昔の兄さんなら
もっと面倒そうにした
あるいは馬鹿にした
でも今は違う
感情がない
空っぽだ
そのくせ
何か一つだけが残っている
そんな感じがした
「どこへ行くんですか」
「もう着く」
それだけだった
会話が終わる
昔より優しいはずなのに
昔より遠い
そんな矛盾した感覚
私は胸を押さえる
苦しい
怖い
兄さんが怖いんじゃない
違う
何かが起きる
そんな予感がする
やがて
兄さんが足を止めた
山の中にある開けた場所
誰もいない
兄さんはゆっくりと振り返った
その顔を見て
私は息を呑んだ
兄さんの目だった
でも
兄さんの目じゃなかった
死人の目だ
全部を終わらせることだけを考えている人の目
「兄さん……?」
その瞬間
胸の奥が激しく痛んだ
「あっ……!」
心臓を握り潰されるような痛み
膝をつく
刻印虫が暴れている
今まで感じたことのないほど
必死に
怯えるように
逃げようとしている
兄さんは静かに俺を見る
いや
違う
見ているのは私じゃない
私の中にいる何かだ
「見つけた」
静かな声だった
怒りもない
憎しみもない
歓喜もない
ただ事実を告げるだけの声
兄さんが胸に手をかけた
空間が裂けた
雷が走る
夢の工房から引き抜かれるように
黒いベルトが現れる
それを見た瞬間
私の中の虫達が絶叫した
理解した
怯えているのは私じゃない
あの虫達だ
私の中に巣食う怪物が
初めて恐怖している
「出てこい」
兄さんは言った
「マキリ・ゾォルケン」
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間桐慎二視点
そこら中から色々黒い虫が這い出した
一匹
十匹
百匹
千匹
地面を埋め尽くす
まるで黒い津波
虫の海
そしてその中心から
老人の声が聞こえた
「ほう」
ぞわりと空気が冷える
「儂の名を呼ぶとは」
虫が集まる
固まる
人型になる
骨のような指
腐った木のような肌
老人が現れる
マキリ・ゾォルケン
間桐臓硯
数百年を生きた怪物
「面白い」
臓硯は笑う
「慎二よ」
「いつから気付いておった」
臓硯の問いを切り捨てる
本当にどうでもよかった
いつから気付いたのか
どうやって知ったのか
そんなことに意味はない
大事なのは一つだけだ
「そんなことは僕にとってはどうでもいい
「簡潔に”俺”の目的を言う てめぇを殺すことだゾォルケン」
臓硯の笑みが僅かに深くなる
「ほう」
「儂を殺すか」
「面白い」
無数の虫が地面から溢れ出る
木々を覆い
地面を埋め尽くし
山そのものを黒く染めていく
まるで災害だった
常人なら発狂する光景
だが
俺は何も感じない
恐怖はとうの昔に燃やした
嫌悪も
怒りも
憎しみも
全部カプセムになった
残っているのは執念だけ
「桜 安全な場所まで下がっててくれ」
「え……?」
困惑した声
だが説明する時間はない
あいつは今俺に釘付けだ
右手にある取り出したイナズマプラズマカプセムをドライバーにセットする
ドクン ドクン ドクン
トリガムを押し込む
『プラズマ!』
『メツァメロ! ♪ メツァメロ! ♪ メツァメロ! ♪』
カプセムを回しながら言う
「変身!!」
『グッドモーニング! イ・ナ・ズ・マ! ライダー!』
『ゼッツ・ゼッツ・ゼッツ!』
『プラズマ!』
なんか結構評価いい割には乾燥少ないなと思ってたらログインユーザ限定になってました
すみませんでした 変更します
staynight編って書いたほうがいいですか?
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書かないで