『プラズマ!』
黄金の装甲が雷光と共に展開される
胸部のコアが青白く脈動した
型、腕、足
全身へと雷が走り空中へ溢れ出す
桜は息を呑む
それは魔術ではなかった。
かといってサーヴァントでもない
人間でもない
怪物でもない
何か別の理不尽
「MISSION START」
「ほう……」
臓硯が目を細めた
「面妖な」
虫の群れが一斉に襲い掛かる
数万
数十万
黒い濁流
だが慎二は冷静に胸のカプセムを回転
バチッ――――!!
桜を抱え音速を超える高速移動をして安全な場所に退避させる
「どれだけ逃げようとも無駄じゃ」
老人が嗤う
「儂は蟲そのもの―――」
その言葉は続かない
ジジイの虫が追ってくるが
慎二はブレイカムバスターを取り出す
『カリバーモード』
刃を取り外し移動させ接続させる
『ランチャーモード』
慎二は静かにパニッシュカプセムを取り出した
紫黒色のカプセル
内部では罪悪感と自己嫌悪が渦巻いている
桜を助けられなかった日々
見て見ぬ振りをした自分
それら全部
夢の中で圧縮した悪夢
それがパニッシュ
慎二はソケットへ装填する
回転させトリガーを引く
『パニッシュ!』
慎二の胸が少しだけ痛んだ。
忘れていた罪悪感が戻ってくる。
忘れていた後悔が蘇る
だがそんなのには構ってられない
『ブレイカムキャノン』
「ぐぬおおおおおおおーーー」
予定道理プランAの方法ではダメージを与えたが消滅はしなかったか
ではプランBだn
「まて慎二」
まだ喋れるだけの体力があるのか?
数百年生き延びた執念だけは本物だな
だから
最初から分かっていた
一撃では終わらない
「貴様……何者じゃ」
臓硯が睨む
「慎二ではあるまい」
「慎二ならば儂を恐れる」
「慎二ならば桜を見捨てる」
「慎二ならば―――」
「知らないな」
「そんな奴は最初から存在しない」
慎二は遮った
感情のない声
平坦な声
死人のような声
トリガムを三回押し込む
「さぁ 夜の終わりだ」
そしてカプセムを回転させる
『プラズマ』
ジジイの後ろに音速で回り込む
「やめるんだ慎二!!!」
そして回し蹴りを入れる
雷があふれた ジジイが吹っ飛び体が焼き切れる
7 7 7 → Z Z Z
ー ― ―
そしてジジイの体が灰へと変わっていった
そして仕上げだ
桜の中にいる本体を殺さなければならない
地面へ落ちる灰を見ながら思う
今消したのは臓硯の肉体
数百年使い潰した器
それだけだ
本命はまだ生きている
桜の中で
俺はゆっくり振り返る
少し離れた場所で
桜が呆然と立っていた
当然だ
理解できるはずがない
兄が突然怪物になり
数百年生きた化物と戦い
その化物を倒したのだから
「兄さん……」
桜が震えた声を出す
俺は歩き出す
慎二はホルダーから2つのカプセムを取り出した
プラズマ
スピード
ブースター
何百年も夢の工房で検証した組み合わせ
最も危険で
最も成功率が高い構成
プラズマカプセムをブースターカプセムと入れ替える
ドクン ドクン
トリガムを押し込む
『ブースター!』
『メツァメロ! メツァメロ!』
カプセムを回転させる
『グッドラック! ライダー!』
『ゼ・ゼ・ゼ・ゼ・ゼッツ!』
『ブースター!』
手足から炎が噴き出て銀色の装甲が追加される 顔にも
そして青色のスピードカプセムを回転させる
『スピード!』
全身が薄く青色に光った
そしてドライバーのブースターカプセムを回転させる
『ブースター!』
周りが遅くなりはじめる
そして桜の胸に手を貫き心臓にいる虫を引きずり出す
リカバリーカプセムを回転させて桜の貫いた胸を修復する
「ギィィ グギィ」
そしてイレイスカプセムを取り出し回転させる
『イレイス』
ジジイの魂ごとジジイを消滅させた
周りの少しだけ残っていた虫たちが崩れていった
「MISSION COMPLETE」
staynight編って書いたほうがいいですか?
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