美しき敗者たちの特別試験   作:EXTERMINATION

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第8話 候補者の入れ替え

男子匿名投票が始まってから数日が経過した頃には、

学校全体の空気はもはや悪化したという言葉では足りない段階へ入っていた。

 

最初の二日間、男子たちはまだ罪悪感を残していた。

 

投票画面を開く手が止まり、女子の名前を押す直前に表情を曇らせ、

自分が何か取り返しのつかないことに加担しているかもという不快感を覚えていた。

 

だが三日、四日と同じ行為を繰り返すうちに、その罪悪感は少しずつ薄れていった。

 

人間は慣れる。

 

どれほど異常なルールでも、毎日繰り返されれば日常になる。

 

投票は義務になり、義務は習慣になり、

習慣はやがて判断の罪悪感を鈍らせていく。

 

朝の教室では、男子たちが以前よりも自然に端末を開き、

投票画面を確認するようになっていた。

 

それはもう、試験への参加というより、

天気予報を見るような動作に近くなっていた。

 

今日の危険度は誰が上がったのか。

 

誰の票が減ったのか。

 

誰が退学圏へ近づいているのか。

 

そんな話題が、以前なら雑談の中に混じっていた

テレビやゲームや昼食の話題と同じ高さで語られ始めている。

 

「一之瀬、まだ一位か」

 

池が端末を見ながら呟いた。

 

「強いな。いや、強いって言い方も変だけど」

「危険度が高いってことだろ」

 

山内が言う。

 

その声音にはもう、最初にあった歪んだ高揚だけではなく、

試験に慣れた者特有の軽さが混じっていた。

 

「でも長谷部も結構粘ってるよな」

 

その言葉に、教室の空気がわずかに止まる。

 

長谷部は自分の席で俯いていた。

 

以前のように強く反論する気力すら、今の彼女には残っていないように見えた。

 

反論すれば注目される。

注目されれば危険度が上がる。

泣けば同情される。

同情されれば保護欲誘発率が上がる。

笑えば余裕があると見られ、黙れば不安定と見られる。

 

何をしても数値になる。

 

彼女はその構造を理解してしまっていた。

 

だから、何もしないことを選んだ。

 

だが、何もしないことすら、学校側には“孤立傾向”として分析される。

 

逃げ場など最初からない。

 

「……ねえ」

 

軽井沢が低い声で言った。

 

「その言い方やめなよ」

 

池が慌てて手を振る。

 

「あ、いや、別に悪い意味じゃなくてさ」

「悪い意味じゃないなら何言ってもいいわけ?」

 

軽井沢の声は冷たかった。

 

池は何も言えなくなる。

 

軽井沢自身はまだ正式な高リスク上位には入っていなかった。

 

少なくとも、最初の候補者として名前が並んだわけではない。

 

だが彼女は気づいている。

 

この試験が、初期候補だけで終わるはずがないことに。

 

むしろ学校側は、初期候補を餌として全体の感情変化を観測している。

 

誰が誰を庇うか。

誰が誰に同情するか。

誰が誰を嫌うか。

誰が誰を守りたいと思うか。

 

その全てが、新たな危険度へ変換されている。

 

そしてその変化は、もうすぐ表に出る。

 

 

昼休み前。

電子黒板が突然点灯した。

教室中の生徒が一斉に顔を上げる。

 

この数日で、電子黒板が点灯する音そのものが、

教室の心拍数を変えるようになっていた。

 

そこに表示されたのは、これまでと違うタイトルだった。

 

【中間総合評価更新】

【非候補者潜在影響指数、正式反映開始】

 

その文字を見た瞬間、教室がざわついた。

 

「非候補者……」

 

佐藤が不安そうに呟く。

 

堀北は無言で画面を見つめていた。

その横顔は冷静だったが、目だけが鋭くなっている。

軽井沢は一瞬、何かに気づいたように息を止めた。

 

オレは画面から目を離さなかった。

 

ついに来た。

 

学校側はここで、初期候補を単なる入口に変える。

 

風紀リスクとは、男子人気の高さだけではない。

 

男子の感情を揺らす存在。

女子の嫉妬を生む存在。

クラスの保護行動を誘発する存在。

 

支配、依存、憧憬、畏怖、同情、信頼。

 

そうした全てを、異性影響指数として数値化し始める。

 

そして次に表示されたランキングを見た瞬間、教室から声が消えた。

 

1位が一之瀬帆波。

2位が長谷部波瑠加。

3位が堀北鈴音。

4位が軽井沢恵。

5位が椎名ひより。

6位が白石飛鳥。

7位が坂柳有栖。

8位が櫛田桔梗。

 

その並びを見た瞬間、誰もすぐには意味を理解できなかった。

 

いや、理解したくなかったのかもしれない。

 

初期候補だった櫛田の順位が大きく下がっている。

 

白石飛鳥も退学圏から外れかけている。

 

長谷部はまだ高い位置にいるが、それ以上に衝撃だったのは、

これまで候補外に近かった軽井沢、ひより、坂柳の名前が急浮上していたことだった。

 

「……は?」

 

軽井沢が小さく声を漏らした。

 

その顔から一気に血の気が引いていく。

 

「何で、あたし……?」

 

その問いに答えられる者はいない。

 

だが画面はすぐに、その理由を表示した。

 

【軽井沢恵】

【危険分類:依存連鎖型】

【過去の保護関係、恋愛関係、精神的依存構造に基づく異性影響上昇】

【特定男子生徒との心理的接続が、周辺生徒の感情変動を誘発】

【保護欲、嫉妬、反発、同情が複合的に発生】

 

軽井沢の視線が、ゆっくりこちらへ向く。

教室の何人かも、同じようにオレを見た。

彼女の名前の横に書かれている特定男子生徒。

 

それが誰を指しているのか、明示されていなくても、多くの者が察していた。

 

軽井沢はそれを理解した。

 

理解してしまった。

 

「……何よ、それ」

 

彼女の声は震えていた。

 

「あたしが誰かに守られたことまで、危険ってこと?」

 

誰も答えられない。

軽井沢は笑おうとした。

 

だが、その笑みは完全に失敗していた。

 

「あたし、やっと普通にいられるようになったのに」

 

その一言は小さかったが、教室に重く落ちた。

彼女にとって、誰かに頼ることは弱さだった。

だが同時に、生き延びるために必要だった。

 

その過去すら、学校は危険指数として拾い上げた。

弱さも、依存も、回復も、人間関係も、すべて数値になる。

そしてその数値が、今度は彼女を退学圏へ押し上げる。

 

「軽井沢さん……」

 

佐藤が声をかけようとする。

 

だが軽井沢は手で制した。

 

「やめて」

 

その声は鋭かった。

 

「今、優しくされたら、また上がるんでしょ」

 

誰も動けなくなった。

その残酷な一言が、この試験の全てを物語っていた。

次に画面へ表示されたのは、椎名ひよりだった。

 

龍園クラスの生徒たちの反応は、別教室で起きているはずなのに、

なぜかこちらにも伝わってくるような気がした。

 

【椎名ひより】

【危険分類:静的理想化型】

【読書・沈黙・穏やかな会話傾向による精神安定効果】

【刺激性は低いが、長期的理想化対象としての危険度上昇】

【男子生徒の守りたい、汚したくない感情の誘発傾向】

 

椎名ひより。

 

派手ではない。

 

白石飛鳥のように学年全体のマドンナとして騒がれるタイプでもない。

一之瀬のように圧倒的な善意で人を包み込むタイプでもない。

 

だが、だからこそ危険だと学校は判断した。

 

静かに本を読み、穏やかに言葉を返し、相手の心を無理に動かそうとしない。

 

その静けさが、男子の中に理想の居場所として残る。

 

学校はそれを見逃さない。

 

「……椎名さんまで」

 

堀北が小さく呟いた。

その声には怒りがあった。

 

椎名ひよりのような少女まで危険視されるなら、もはや安全な性格など存在しない。

 

明るければ危険。

優しければ危険。

美しければ危険。

静かなら静かで危険。

孤高なら危険。

依存しても危険。

されても危険。

 

この試験は、女子のどんな在り方にも罪名をつける。

 

そして最後に、坂柳有栖の分析が表示された。

 

【坂柳有栖】

【危険分類:支配憧憬型】

【高能力、特異性、カリスマ性による畏怖・憧憬の集中】

【男子生徒の敗北感、征服欲、崇拝感情を誘発】

【好意とは異なる感情支配型影響を確認】

 

その瞬間、教室がさらにざわついた。

 

坂柳有栖。

 

男子に媚びる存在ではない。

 

守られる対象でもない。

 

むしろ、他者を盤上で動かす側の人間だ。

 

その彼女までが、異性影響指数の対象として数値化された。

 

つまり学校側は、恋愛感情だけを見ているのではない。

 

畏怖。

敗北感。

支配欲。

憧れ。

 

そうした感情までも、風紀リスクとして扱い始めている。

 

 

一方、坂柳クラスでは、電子黒板を見つめる坂柳有栖が静かに笑っていた。

 

教室は異様な沈黙に包まれている。

 

橋本は軽く口笛を吹いた。

 

「マジかよ。姫様まで上がってきたか」

 

神室は不快そうに腕を組む。

 

「この学校、本当に気持ち悪いわね」

 

白石飛鳥は端末を見つめたまま、表情を曇らせていた。

 

自分の順位は下がった。

本来なら安堵してもいい。

 

だが、そこにいる誰もが理解している。

 

白石が下がったから、誰かが上がった。

 

自分が助かるかもしれないという事実は、

別の誰かが危険へ近づいたことと表裏一体だった。

 

「坂柳さん……」

 

白石が小さく声をかける。

 

「私の代わりに、坂柳さんが……」

「代わり、とは少し違います」

 

坂柳は穏やかに答えた。

 

その声は落ち着いていたが、瞳の奥には冷たい光があった。

 

「学校側はようやく、分かりやすい好意以外の影響力も評価し始めたのでしょう」

「でも……」

「白石さんが気に病む必要はありません」

 

坂柳は微笑む。

 

「これは最初から、誰か一人の問題ではありませんから」

 

橋本が端末を見ながら言う。

 

「でも面白くなってきたな。

人気者ランキングかと思ったら、影響力ランキングだったわけだ」

 

神室が睨む。

 

「言い方」

「事実だろ」

 

橋本は肩をすくめる。

 

「白石はマドンナ型。一之瀬は聖母型。長谷部は限定依存型。

軽井沢は保護依存型。椎名は静かな理想型。姫様は支配憧憬型」

 

そこで彼は笑った。

 

「学校、結構見てるじゃないか」

 

その言葉に、白石は表情を曇らせた。

 

坂柳は橋本へ視線を向ける。

 

「橋本くん」

「何?」

 

「あなたも随分とこの試験に慣れてきましたね」

 

橋本の笑みが一瞬止まる。

 

「……まあ、慣れなきゃやってられないだろ」

「ええ」

 

坂柳は小さく頷いた。

 

「そこが一番恐ろしいところです」

 

 

同じ頃、龍園クラスでは椎名ひよりの名前が上位へ出たことで、

空気が明確に荒れていた。

 

「椎名が五位って何だよ」

 

石崎が机を叩く。

 

「ふざけてんだろ。ひよりが何したってんだよ」

 

龍園は電子黒板を見上げたまま、しばらく黙っていた。

その表情から感情を読むことは難しい。

だが、目だけは笑っていなかった。

 

「龍園くん……」

 

ひよりは席に座ったまま、静かに端末を見つめていた。

 

彼女は泣いていない。

取り乱してもいない。

ただ、普段より少しだけ顔色が白かった。

 

「私、あまり目立たないようにしていたつもりだったんですが」

 

その声は穏やかだった。

 

だが、言葉の奥に小さな困惑がある。

 

「静かにしていても、駄目なんですね」

 

石崎が何か言おうとして、言葉を失う。

 

龍園は鼻で笑った。

 

「静かだから駄目なんだろ」

 

ひよりが顔を上げる。

 

「どういう意味ですか?」

 

「うるせぇ女なら、うるせぇで片づく。派手な女なら、派手で済む」

 

龍園は椅子へ深く座り直した。

 

「だがお前みてぇなのは、勝手に理想を押しつけられんだよ」

 

ひよりは黙った。

 

龍園の言い方は乱暴だった。

だが、核心を突いていた。

 

椎名ひよりは、自分から誰かの理想になろうとしたわけではない。

 

だが、静かで穏やかで、傷つける言葉を使わず、

相手の話を聞く彼女は、男子にとって汚したくない存在として映る。

 

その勝手な理想化が、危険度として数値化された。

 

「……私は」

 

ひよりは静かに口を開く。

 

「誰かの理想になりたかったわけではありません」

 

教室が沈黙した。

 

その言葉は、白石飛鳥の「普通にしていただけなのに」と同じ重さを持っていた。

 

誰も、自分から罪を犯したわけではない。

 

ただ、その人らしくいただけだ。

 

それだけで、この学校では退学候補になる。

 

 

放課後。

 

綾小路グループの空気は、また別の意味で壊れていた。

 

長谷部は自分の順位がまだ高いことに怯えながらも、

軽井沢とひよりと坂柳が浮上したことで、奇妙な罪悪感を抱いているように見えた。

 

自分の危険度が相対的に下がるかもしれない。

 

それは助かる可能性を意味する。

 

だが同時に、誰かが代わりに上がったことを意味する。

 

「……私、最低だ」

 

長谷部がぽつりと言った。

 

明人が顔を上げる。

 

「何がだよ」

「ちょっとだけ、安心した」

 

長谷部は笑った。

 

だが、その笑みは今にも崩れそうだった。

 

「軽井沢さんとか、椎名さんとか、

坂柳さんが上がってきて……私、ちょっとだけ安心したんだよ」

 

誰も責められなかった。

責められるはずがない。

 

この試験は、そう思わせるように作られている。

 

誰かが危険になることを、自分が助かる材料として見てしまう。

 

その醜さを、生徒たちは無理やり引きずり出されている。

 

「波瑠加ちゃん……」

 

愛里が声をかける。

 

長谷部は首を振った。

 

「優しくしないで」

 

その声は苦しかった。

 

「優しくされたら、また私が危なくなるかもしれないし……それに」

 

彼女は俯く。

 

「今、優しくされたら、自分がもっと嫌になる」

 

明人は何も言えなかった。

 

幸村も黙っている。

 

オレは更新されたランキングを見ながら、

この試験が次の段階へ入ったことを理解していた。

 

初期候補は、もう意味を変えた。

 

櫛田、白石、長谷部。

 

彼女たちは分かりやすい餌だった。

生徒たちの感情を動かすための入口だった。

そして今、学校側は本命へ手を伸ばし始めている。

 

一之瀬帆波。

 

軽井沢恵。

 

椎名ひより。

 

堀北鈴音。

 

坂柳有栖。

 

それぞれまったく違う形で人の感情を動かす者たち。

 

善意。

 

依存。

 

静けさ。

 

理想。

 

支配。

 

この試験は、その全てを同じ単位で測ろうとしている。

 

「綾小路くん」

 

堀北が声をかけてきた。

 

「あなた、予想していたの?」

「可能性は考えていた」

「軽井沢さんや椎名さん、坂柳さんが上がってくることも?」

「この試験が単純な男子人気だけを見るものなら、ここまで大掛かりにする必要がない」

 

堀北は黙る。

 

「学校側が見ているのは、人間関係への影響力だ」

「つまり、誰かを動かせる人間ほど危険になる」

「そういうことだ」

 

堀北は電子黒板を見た。

 

そこには自分の名前もある。

 

三位。

 

退学圏内。

 

彼女は自分が危険であることを理解している。

 

だが、それでも視線は揺れなかった。

 

「なら、私はどうすればいいのかしら」

 

その問いに、オレはすぐには答えなかった。

 

堀北は続ける。

 

「冷たくすれば、孤高として理想化される。

周囲と協力すれば、指導力として評価される。

弱さを見せれば、保護欲を誘発する。強さを見せれば、憧憬を集める」

 

彼女は小さく息を吐いた。

 

「逃げ場がないわね」

「そうだな」

「あなたはどうするつもり?」

 

オレは電子黒板を見上げた。

 

候補者の順位。

 

変動する数値。

 

その裏で動いている男子票、女子評価、クラス代表判断。

 

全部を繋げれば、ある程度の構図は見えてくる。

 

「まずは、誰が本当に落ちるべき対象として設定されているのかを見極める」

「落ちるべき、ね」

 

堀北の声が冷える。

 

「あなたにとっては、もうそういう表現になるのね」

「感情的に言い換えても結果は変わらない」

「そう」

 

堀北は静かに言った。

 

「やっぱり私は、あなたのそういうところが嫌いだわ」

 

そう言い残し、彼女は席へ戻っていった。

 

その背中を見ながら、オレは思った。

 

嫌われることは問題ではない。

むしろ、この試験では避けられない。

ここから先、誰かを救うたびに、誰かを切ることになる。

誰かを退学圏から外すたびに、別の誰かがそこへ入る。

その構造の中で全員に感謝される選択など存在しない。

あるのは、最終的に最も損失の少ない結末を選ぶことだけだ。

 

そしてその結末に必要なら、俺は迷わず選ぶ。

 

たとえそれが、今ランキングに並んでいる少女たちを、

本当に切り落とすことになったとしても。

 

その日の終わり。

 

全校端末に新たな通知が届いた。

 

【明日より、女子生徒相互評価を開始する】

【各女子生徒は、一日一名、学年環境への影響が大きいと

判断した女子を評価対象として提出すること】

【未提出、虚偽申告、談合行為は減点対象とする】

 

その通知が表示された瞬間、教室の女子たちの表情が凍りついた。

 

男子投票だけではない。

 

今度は女子同士にも、誰かを選ばせる。

 

誰を危険だと思うか。

誰が目立ちすぎているか。

誰が男子を狂わせているか。

誰が守られすぎているか。

 

その評価を、女子自身に提出させる。

 

軽井沢は端末を見つめたまま、低く呟いた。

 

「本当に、最悪……」

 

その声には、怒りよりも疲労が滲んでいた。

 

堀北は黙っていた。

 

長谷部は目を閉じた。

 

櫛田は、ほんの一瞬だけ笑顔を消した。

 

白石は坂柳クラスで静かに震え、ひよりは龍園クラスで本を閉じ、

坂柳は自分の名が七位に浮上した画面を見ながら、冷たい笑みを浮かべていた。

 

試験は次の段階へ進む。

 

男子の欲望だけではない。

女子の嫉妬も、同情も、劣等感も、正義感も、全てが投票へ変わる。

そして、その中心に立たされる者たちは、もう誰も安全圏にはいなかった。




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