呪いの世界で境界を渡る   作:アクト(act)

10 / 10
姉妹校交流会の裏で前半

「姉妹校交流会見たかったんですけど」

 

「すまない、どうしても外せない任務があるらしい。」

 

 

未知の脅威というのは理解できる、だが私に何ができると言うのか。

都合のいい先鋒扱いなんて許せねぇよ...

 

 

「中華人民共和国を経由して鹿児島に上陸し、現在長崎を根城にしている。」

 

「五条先生じゃダメなんですか?」

 

「青森で外せない仕事があるという、九十九由基という特級術師は関与の意向を拒否している。」

 

「領域持ちは確定ですね?」

 

「不安があれば拒否しろ、その時は禪院家に依頼する手筈になっている。

上層部の政治的な係争に巻き込まれた形だろう、自分の将来を潰す必要はない。」

 

 

領域持ちなら確かに私が適任だろう、上層部からの評価が高いという一点のみであれば好ましいんだがね。

 

直近で試したい技能はない、術式反転の構想はあるけど粗末な呪霊程度の存在に利用したくない。

 

式神の雛形と制御系が完成したから何も求める事はない、だから地固めに必要な対価は何だろうか。

 

 

「今回は報酬次第かなぁ...」

 

「つまり直近に必要としている物は無いと?」

 

「金じゃ手に入らない様な曰くつきの品があれば話は別っていうか...

まあそれくらいです、特別な取引ありきなら考えます。」

 

「...例えば?」

 

「獄門疆や天逆鉾みたいな特級呪具或いは神具の類、それもビビってくる代物かな。」

 

「そうか、理由を聞いてもいいか。」

 

「反応が知りたい、それだけの対価があるなら私は上層部に手を貸したいので。」

 

 

私もう学生として学ぶ意味はないかもしれない、だからって今更逃げる理由もないか。

...術式を完全に御する事ができる様になった今なら、親の顔が見れる様になるだろうか。

 

 

「分かった伝えておこう、先送りだな。

自信が付いたな、危ないところはあるがそろそろ1級として認められる様にはなるだろう。

来年にはその白服も、脱げるようになるかもしれない。」

 

 

それは無理だと思います、ただの烙印ですから。

五条悟の負債よなぁ...

 

能力があるとか将来を期待されてるとかじゃなくて青空学級的なそれ、悪かったな鈍臭くて。

 

 

「良識ある子供であるというだけでも、我々大人にとっては助けるべく動きたい理由になる。」

 

 

はいはい、飴と鞭ですね。

懐柔はされんぞ?流石にその辺理解してるつもりだからな?

 

私はもう一人立ちの時期なのかねぇ、黒服として他者との境界を確固とした一級として認定されるか神聖な存在の象徴として白服を享受するか。

 

その辺面倒だから、まあ白服に甘んじる予定だけどね。

 

...個人としての責任の確立と主体性と成果の享受?

嫌だね、良いとこ取りしたい。

 

 

何から何まで任せられて気分がいい、竹箆返しを喰らわない限り永遠と今の状態のままで居たいね。

...だから建前ぐらい果たさせてやるか、私自身どこに向かおうとしてるか分からないからこそ知見を広げる必要がある。

 

 

「はい、では委細のほど宜しくお願いします。」

 

 

だからこそだろう、この任務は経験の浅い私には対処できない致命的な敵が立ちはだかるのだから。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

レミリアのヒーロー社会生活(作者:玉藻黒酢)(原作:僕のヒーローアカデミア)

とある洋館で目覚めた主人公は、レミリア・スカーレットの姿・能力を持ちヒロアカ世界に転生する。▼前世の記憶もなく、原作知識ももちろんない主人公は、己の欲を満たすために個性社会を謳歌するために力を行使する。▼※レミリア以外の東方キャラは出す予定はございません。また、レミリアもレミリアに近しいものと化していると思うので、苦手な方はご注意下さい。▼それと、ここのレミ…


総合評価:73/評価:-.--/連載:2話/更新日時:2026年10月22日(木) 17:00 小説情報

TS転生したら小鳥遊ホシノだったので透き通る青春を.....Q.え?誰お前 A.エーテリアスです(作者:如月トッポ)(原作:ゼンレスゾーンゼロ)

ある日、少年だった人物は見知らぬところで目を覚ました、▼よく見てみるとなんとブルアカの小鳥遊ホシノに転生していた!?▼けれど、転生先はブルアカでは無いようで……▼色々ちぐはぐすぎるこの主人公はこの終末世界でどう生きるのか………▼現在は序章が終わり第一章開幕しました!2025年11/4


総合評価:3765/評価:7.7/連載:19話/更新日時:2026年11月04日(水) 22:54 小説情報

ダンジョンにはTSがつきもの 〜TS転生した怪物は自分への愛が強すぎる〜(作者:炭水化物は飲み物)(オリジナル:現代/冒険・バトル)

倫理観が地獄産のディストピア世界からのやってきた天然無知戦闘狂美少女がめっちゃ優しい現代ダンジョン配信世界でバズっていく話。


総合評価:894/評価:8.07/連載:13話/更新日時:2026年06月29日(月) 13:58 小説情報

モジュロ虎杖成り代わり、透き通る世界へ(作者:もじゅろいたどり好き)(原作:ブルーアーカイブ)

気づくとそこは、透き通る世界。モジュロ虎杖に成り代わった男は透き通る世界になにをもたらすのか▼初投稿です。読みにくい、分かりづらい場面があるかも。▼更新は不定期で、気が向いたらします。▼呪術廻戦、呪術廻戦モジュロのネタバレ注意⚠️


総合評価:822/評価:7.37/連載:6話/更新日時:2026年08月14日(金) 09:00 小説情報

ミレニアム首席技術者ノルムーなのだ!!!(作者:モコマリ)(原作:ブルーアーカイブ)

「ミレニアム首席技術者!ノルムーなのだ!!」▼火急の案件を終え久しぶりの帰宅、次の日はようやく推しの実装日!!さぁさっさと寝よう…と思っていたら・。▼これはノルムー(見た目だけ)転生してしまった一般男性?が、キヴォトスでおもしろおかしくトラブルに巻き込み巻き込まれて行く…そんなストーリー


総合評価:3752/評価:8.23/連載:12話/更新日時:2026年09月15日(火) 17:30 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>