「五条先生、私の術式の事は誰にも報告してないよね。」
「もちろん、無暗矢鱈に情報を広める事はしないよ。」
何で私が五条悟の無下限を突破した事実が記されているのか、その証拠を見せたら頭を掻きながら適当な事ばかり言う。
「術師としての評価を下すのに必須な情報、それを記さないのはできない。
自信持ったら?無下限を突破したのは小泉君で二人目だよ、これを組み込まなかったらフィジカルも領域も反転術式も評価に値しない事ばかりだ。」
「まあ本当にそれだけなら、分かりました許しましょう。」
グニャグニャと周囲の空間を歪ませながら、その場所から一発の光弾を放つ。
逆グレイズ狙い失敗、普通に防がれてしまった。
「怖っ、僕のこと殺さないでよ。」
「10年後には殺してやる」
「それは楽しみだね」
...人に殺意を向けられて喜ぶとかこいつ狂人か何か?
やはり修羅の人だったか、御三家怖い。
「分かりました、それでは私帰ります。」
「待ちなさい、術式に少し妙な影が見えるけど悪い事はしてはいけないよ。」
悪い事か、国際的な経済活動を破壊する事ができるサイバー犯罪とかだろうか。
確かに術式でアクセスして問答無用で資産情報を引き抜くぐらいはできる、だが金には困ってない。
「何事も使い方ですから気にしないで下さい。」
「君が呪詛師にならない事を祈っとくよ」
「はぁ?」
高専出身の第二の特級呪詛師か、私がそれになるなんて論外極まる。
なぜ体制派から離脱する必要があるのだろう、所詮2級以下の粗末な呪霊なんぞ学生や若手或いは余裕ある時にしか狩らないんだぞ。
自論だが万単位の被害を避ける為だ、術式を等を有する呪霊によって不特定多数の人間が無差別に呪われない様に努力する。
それが私の考える呪術師の仕事だから、あと住宅地等に巣喰った呪霊を排除するため。
大儀は手段だ、目的に転嫁しても良い事何もない。
同時にその手段で、未曾有のテロを引き起こせるなら気が気じゃないだろう、二元論は対等な存在と戦う時には有効に活用できない。
「それはそれでつまんないね、ないの?野望とかただ抑え込んどくだけなのは限界がくるよ。」
...何だこいつ?
つまんないって何だ、私は学生だが教師たるテメェがそそのかしたらダメだ。
大義に酔うなら浄界を個人で生み出して運用してる天元様の排斥と、地位と契約で何かを悪用か搾取をしてるシン陰の当主だろうか。
「シン陰の当主の暗殺か天元様の排斥とかどうですかね?満足ですか?」
「面白い、頑張ってね応援してるよ。」
「私には関係ない話だから絶対にしない、あなたが暗殺されたら面白いと思いますよ。」
「それができる人が居るなら、楽しみだね。」
五条悟が生み出した無限の壁、それの影響を受けずに内側に入り込む様々な性質を有する攻撃。
五条悟が気付いている様子はない、見えない部分でレジャースーツがズタズタにされてるところを同僚に笑われるといい。
対象が受け取る情報の偽装
術式対象の選別と作用動態の基準の多くを解明できた
歴史文化伝統生活と、段階的に人間は無駄な要素を削ぎ落としていく。
それを普段から多く行っている人ほど効果的に作用する事が判明した、それは根底から全てをひっくり返すと私は信じる。
スキマに、もう一つの瞳が現れた。
書き溜め終わり