カードファイト‼ヴァンガード Astral Nexus   作:毘沙死狂騒曲

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プロローグ

私の名前は未導アイナ。

近所のカードショップ『キャリル』でバイトしているしがない女子大生だ。

今日も元気にショップ大会の進行をする。

 

 

アイナ「はーいそれじゃさっさと始めたいんで席についてくださーい。」

 

 

私はいつものようにPCをいじいじして対戦組み合わせを発表する。

 

 

アイナ「はい、ということで優秀賞と参加賞を配り終えたところで、ジャンケンで私に勝ったらさらにもう1つプロモパックを贈呈します。5回以内に勝てる人が現れなかったら…このプロモは私が頂く。」

 

 

「おいヤベェこと言ってるぞあのねえちゃん‼」

 

 

「みんなァ!勝つぞォ!」

 

 

そんな様子を同僚の小湊レンカと店長の叢雲ランが見ている。

 

 

レンカ「店長、アイナちゃんまたとんでもないことしでかしてるよ?どうするの…」

 

 

ラン「アハハ…まぁ未導さんが変わってるのはいつもの事っすからね。」

 

 

結局4回目で勝利者が現れたのでプロモパックが私の手に収まることはなかった。

 

 

アイナ「もう少し運があればなァ…」

 

 

ラン「司会進行が大会プロモ横取りしないでほしいっす。」

 

 

アイナ「特別手当くらいいいじゃないですかー」

 

 

ラン「そんなことより、最近はよくない噂とか色々耳にしてるんでアイナさんも気を付けてほしいっす。噂じゃ、カードの声を聴くことができるとか…」

 

 

アイナ「なにそのオカルト…」

 

 

ラン「ま、アイナさんはこういう話には興味ないっすよね~」

 

 

店長がため息をついてると、レンカが空いた席に座る。

 

 

レンカ「アイナ、どうせしばらく客来なくて暇だろうしファイトしよ。」

 

 

アイナ「いいよ~」

 

 

ラン「うちのバイトが自由人すぎる…」

 

 

私はレンカに便乗して席に着く。

店長は額を手で押さえるが、私たちは気にせずにファイトの準備をする。

お互い引き直しはなし。

先攻後攻ジャンケンは私の勝ちだ。

 

 

アイナ「じゃ私後攻ねー」

 

 

レンカ「ちぇー…」

 

 

アイナ&レンカ「「スタンドアップ!ヴァンガード‼」」

 

 

アイナ「『ヴァージルア』!」

 

 

レンカ「『見習い鍛冶師ゼドランス』!」

 

 

レンカ「それじゃまずは私の先攻ね…ドローして…手札を1枚捨てて『見習い鍛冶師ゼドランス』を『期待の鍛冶師ゼドランス』にライド‼そしてライド時に『エネルギージェネレーター』をクレストゾーンにセット。『期待の鍛冶師ゼドランス』が『ゼドランス』を含むグレード0からライドしたとき、デッキから『錬鉄』を含むカードを手札に加えられる。私は『錬鉄騎士ハディード』を手札に‼そのままリアガード前衛に『錬鉄騎士ハディード』をコール‼私はこれでターンエンド。」

 

ダメージ0

手札5枚

ドロップ1枚

ヴァンガード 期待の鍛冶師ゼドランス

リアガード 前列 錬鉄騎士ハディード

エネルギージェネレーター

エネルギー0

 

 

アイナ「それじゃ私のターン、ドロー。そして手札を1枚捨てて『ヴァージルア』を『ライジングスター・ヴァージルア』にライド‼そして『ヴァージルア』が後攻でライドしたときデッキから1枚ドローし、さらにライドデッキクレスト、『エネルギージェネレーター』をクレストゾーンにセット。後攻なのでエネルギー+3!リアガード前列に『コスモール』を、『ヴァージルア』の後列に『ジャギーダガー・ドラゴン』をコール‼」

 

 

レンカ「あ、コスモールだ。かわいい…」

 

 

アイナ「バトルフェイズ!『コスモール』でヴァンガードにアタック!死にさらせェ!」

パワー8000

 

 

レンカ「可愛いユニットになんてことをさせるの…『錬鉄兵竜ライトニングサージ・ドラゴン』でガード。」

パワー8000→13000

 

 

アイナ「んじゃ『ジャギーダガー・ドラゴン』でブーストして『ライジングスター・ヴァージルア』でヴァンガードにアタック!」

パワー8000

 

 

レンカ「ノーガード。」

 

 

アイナ「それじゃドライブチェック!オラァ‼クリティカルトリガーじゃ‼」

 

 

レンカ「ハァ⁉それじゃ一応ダメージチェック…1回目ノートリガー…2回目ドロートリガー‼1枚ドローして『期待の鍛冶師ゼドランス』のパワー+10000‼」

パワー8000→180000

 

 

アイナ「じゃあターンエンド。」

 

ダメージ0

手札5枚

ドロップ1枚

ヴァンガード ライジングスター・ヴァージルア

リアガード 前列 コスモール

      後列 ジャギーダガー・ドラゴン

エネルギージェネレーター

エネルギー3

 

 

レンカ「さっきやられた分取り返させてもらうよ…私のターン、ドロー!」

 

 

それから数十分後…

 

 

レンカ

ダメージ4

手札5枚

ドロップ4枚

ヴァンガード 錬鉄竜王ゼドランス

リアガード 前列 錬鉄兵竜インドミタブルアクス・ドラゴン、ドラグリッター・ミグダルド

      後列 フレアヴェイル・ドラゴン、錬鉄騎士ハディード

オーダーゾーン 焔燃ゆる錬鉄工房

エネルギージェネレーター

エネルギー3

 

アイナ

ダメージ4

手札6枚

ドロップ5枚

ヴァンガード リライトザスター・ヴァージルア

リアガード 前列 勇気の旗揚げファンヴァーレ、エゼルヴァ

      後列 終わりの幕開けエンウィング、コスモール

エネルギージェネレーター

エネルギー4

 

 

レンカ「行くよバトルフェイズ!『ドラグリッター・ミグダルド』でヴァンガードにアタック!ヴァンガードがグレード3以上なのでパワー+5000‼」

パワー10000→15000

 

 

アイナ「ノーガード、ダメージチェック…フロントトリガー‼前列のユニット全てのパワー+10000。」

 

 

レンカ「続いて『錬鉄騎士ハディード』でブーストして『錬鉄工房』で選ばれてる『インドミタブルアクス・ドラゴン』でヴァンガードにアタック!」

パワー10000→23000

 

 

アイナ「『エンウィング』でインターセプト‼ヴァンガードがグレード3の『ヴァージルア』なのでガード値15000‼」

 

 

レンカ「ファッ⁉」

 

 

アイナ「どうする?これ以上ダメージ与えるのは諦めた方がいいんじゃない?」

 

 

レンカ「言ってな。『フレアヴェイル・ドラゴン』でブーストして『錬鉄竜王ゼドランス』でヴァンガードにアタック!効果でCブラストをしてドライブ数を+1‼3回ドライブチェックだよ。」

パワー13000

 

 

アイナ「んじゃ手札を1枚捨てて『護衛忍竜ハヤシカゼ』で完全ガード。」

 

 

レンカ「…人の心とかないの?まぁいいや…ドライブチェック、1回目…クリティカルトリガー、2回目…ノートリガー、3回目…ドロートリガー。これでターンエンドだよ。」

 

ダメージ4

手札8枚

ドロップ4枚

ヴァンガード 錬鉄竜王ゼドランス

リアガード 前列 錬鉄兵竜インドミタブルアクス・ドラゴン、ドラグリッター・ミグダルド

      後列 フレアヴェイル・ドラゴン、錬鉄騎士ハディード

オーダーゾーン 焔燃ゆる錬鉄工房

エネルギージェネレーター

エネルギー3

 

 

アイナ「私のターン、ドロー。ペルソナライド‼よって1枚ドローして前列ユニットのパワーを+10000。さらに『リライトザスター・ヴァージルア』の起動効果で『ドラグリッター・ミグダルド』をバインドさせ、ドロップから『エンウィング』を『ファンヴァーレ』の後列にコール‼コールされた『エンウィング』の効果で『インドミタブルアクス・ドラゴン』をバインド!」

 

 

レンカ「やばっ…インターセプトできなくなっちゃった⁉」

 

 

アイナ「そして『リライトザスター・ヴァージルア』の後列に『インダクタンス・ドラゴン』をコール‼効果でSブラストしてデッキから『スターダストブレード』を手札に加える。そしてEブラスト3することで『天へと導く絆の翼』をプレイ!効果でカードを1枚ドローし、このカードを除外することでパワー+15000‼だが、『リライトザスター・ヴァージルア』と同名のソウルをバインドすることで代わりに+25000‼それじゃバトルフェイズ!まずは『ファンヴァーレ』でヴァンガードにアタック!」

パワー13000

 

 

レンカ「『錬鉄騎士シャアバーン』でガード‼」

パワー13000→18000

 

 

アイナ「続いて『コスモール』でブーストして『エゼルヴァ』でヴァンガードにアタック!『コスモール』の効果で『エゼルヴァ』をスタンドさせる。」

パワー23000

 

 

レンカ「『バーニングフレイル・ドラゴン』でガード‼」

パワー13000→28000

 

 

アイナ「もう一度‼『コスモール』でブーストして『エゼルヴァ』でヴァンガードにアタック!」

パワー23000

 

 

レンカ「もう一度『焔の巫女レオニー』でガード‼」

パワー13000→28000

 

 

アイナ「それじゃ『インダクタンス・ドラゴン』はヴァンガードが『ヴァージルア』を含むグレード3以上ならブースト効果を得るのでブースト!『リライトザスター・ヴァージルア』でヴァンガードにアタック!効果で『エゼルヴァ』をスタンドさせる。」

 

 

レンカ「…ノーガード。」

 

 

アイナ「じゃあドライブチェック…1回目、クリティカルトリガー‼2回目、オーバートリガー‼」

 

 

レンカ「ファッ⁉」

 

 

アイナ「クリティカルトリガーは全部『リライトザスター・ヴァージルア』に、オーバートリガーはまず『リライトザスター・ヴァージルア』に+1億、つづいて『決意の精霊王オルバリア』の追加効果で『エゼルヴァ』に+1億!」

 

 

レンカ「うっそーん…えっと…じゃあダメージチェック…1回目…ノートリガー、2回目…よしっ!ヒールトリガー‼」

 

 

アイナ「じゃあスタンドした『エゼルヴァ』でもう一回ヴァンガードにアタック。」

 

 

レンカ「頼みます、ダメージチェック…うあっ…ノートリガー…」

 

 

アイナ「ッシャ‼」

 

 

こうして私はファイトに勝利した。

レンカは机に突っ伏してブツブツ言っていた。

 

 

ラン「本当に自由な人っすね…」

 

 

それからシフトも終わり、私が自宅でカードの整理をしているときにそれは起った。

 

 

アイナ「さて…これは…ドラゴンエンパイアだから…どこのケースだっけ…?」

 

 

『…アイナ。』

 

 

アイナ「ん?誰か私を呼んだ…?」

 

 

『こっちだ…アイナ。」

 

 

アイナ「気のせいかな?デッキケースから声が聞こえるんだけど…」

 

 

『そうだ。私はデッキケースの中だ。』

 

 

私が恐る恐るデッキケースを手に取ると、なんと私のヴァンガードであるヴァージルアから声が聞こえていたのだ。

 

 

アイナ「…は?」

 

 

ヴァージルア『やっと私の声が聞こえるようになったんだな、アイナ。』

 

 

アイナ「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァ‼」

 

 

私のカードが喋ったことから、私の受難は始まるのだった。

 

 

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