騎士団
勇者の照明弾を確認した後すぐに早馬で波の付近まで移動。
移動時間は約3分。
その後魔物と戦いながら村に着く。
波に範囲に入ってから12分程度でリユート村に到着。
その後一部の兵士、騎士は尚文と共闘する。
リユート村
波が発生した直後は波がピンポイントで村に発生したのでフリーズ。
その数秒後に鐘がなり、全員が荷物をまとめて避難をするが魔物が村に入ってきたりで、混乱して避難が遅れるが、ラフタリアや騎士のおかげで波の発生から約10分程度で、避難誘導が完了。
尚文と共闘した村人も、避難を開始
尚文パーティー
波開始から5分程度で村に到着。
その後約5分ほどで村人の避難誘導が完了
その後、5分ほど尚文、穂村、ラフタリアの3人で魔物と戦う。
騎士団が到着すると、一部の騎士と兵士が尚文パーティーと協力
あとは、波が終わるまで一部の騎士、兵士と共闘
波が終わるまで後12分ほど、一部の騎士と兵士たちと魔物と戦う
3勇者
波開始から7分でボスの場所に到着
その後20分かけてボスのキメラを討伐
その後、波の亀裂を攻撃して波が終了した。
よって、今回の波は27分程度で終了。
翌朝。
今日はいよいよ厄災の波が発生する日だ。
町の民間人は家も窓も閉め切っている。
外にいるのは冒険者や国の騎士と兵士ぐらいだ。
波の開始まで後17分を切った。
「…あの、ナオフミ様。」
「どうした」
ラフタリアが尚文に話しかけた。だが、尚文はラフタリアの方を見ていない。
「いえ、私はナオフミ様と出会えて良かったと思っています。
ナオフミ様は私の病を治し、暖かい食事を与えてくれました。
私に生きる術を教えてくれました。そして、私に戦う理由を示してくれました。あの波に立ち向かう理由を。私はあなたの剣です」
ここで、尚文はラフタリアを見た。
「どこへだってついていきます。」
そうラフタリアは尚文に向かって言った。
「そうか」
尚文はそれしか言わなかった。
最後に俺たちは自身の装備品と薬類を確認した。
昨日は変身能力を使っていないので変身可能時間は10分15秒。ストックは25分もある。
今のレベルは人間形態が15、ホムラは16、ヒカリは18だ。
確か波の発生場所はリユート村の近くだったはずだ。最初の10分ぐらいなら騎士団も来れないだろう。
ホムラとヒカリの実力を見るいい機会だ。これまでは戦闘が終わった瞬間に変身を解除していたからな。連戦というか長期戦がどこまでできるか知らないといけない。
そんなことを考えていると波のカウントダウンが0になった。
ビキン!
そんな音が聞こえた。
そして、俺たちのいる場所が町から街道の近くに変わる。
どうやら転移したようだ。
そう思っていると、突然空にヒビが入り、亀裂ができた。そして、空がワインレッドに染まる。しかも、亀裂の中から魔物が大量に出てきた。
近くからダッと、走り出す足音が聞こえた。
音の方向を見ると剣、弓、槍の勇者パーティーが波の亀裂へと走っていった。
周りを見渡すと見覚えのある場所だった。ここは。
「ここはリユート村の付近です!」
ラフタリアがそう叫んだ。
「避難はできてないのか」
「メルロマルクのどこで波が発生するかなんてわからないんだ。自分たちは大丈夫だろうと楽観的に考えて避難なんてしてないと思うよ」
俺がそういうと尚文は納得したような顔をした。
その瞬間、3勇者の方向から照明弾のようなものを打ち上げられた。これで騎士団に居場所を伝えておしまいらしい。
村の方を見ると魔物の大半が村へ向かっていた。
「村へ行くぞ!」
「はい!」
「了解!」
俺たちは村へ向かった。
村へ着く頃には、魔物が村の入り口や柵を破壊して村に魔物が少し入ってしまっている。騎士や冒険者たちがなんとか魔物の一部を食い止めているが数の暴力で防衛線は突破される寸前だ。
「ラフタリア、お前は住民を避難させろ」
「ナオフミ様は?」
「俺は敵を引き付ける。ホムラは俺についてこい」
「了解」
そう言って俺と尚文は防衛線へ向かう。防衛線に向かう際に波の魔物たちが襲ってきたが尚文が引き付け、尚文が引き付けている間に俺が魔物を切り捨てた。人間形態のレベル16に上がった。
すぐに、防衛線に到着した。
「ゆ、勇者様?」
「ああ…お前ら俺が引き付けている間にサッサと体制を立て直せ」
リユート村には尚文のことを知ってるやつも多い。
「は、はい!」
尚文が下がらせると命が惜しいのか深手を負ってないやつまで下がっていき、防衛線は俺と尚文だけになった。
「おい…」
尚文がマジか…って顔をする。
「なあ、マスター。マスターは村に入って住民の避難誘導を手伝ってきてほしい。数は少ないが魔物が村に入っていると思う。それに、ラフタリアがまだすぐ近くにいるはずだ。後、マスターの防御力なら魔物の攻撃なんて効かないはずだ」
そう。尚文の防御力は資質向上のおかげでアニメの時よりも高くなっている。だから、よほど強力な魔物と遭遇しない限りは尚文はダメージを負うことは無いと思う。
尚文の防御力を突破できる強力な魔物がいると仮定すると、この村の防衛線は既に破られているはずだ。
「それに、俺ならこの魔物たちの倒せる。最悪の場合、機動力の高いヒカリに変身して、遠距離攻撃をしながら逃げるヒットアンドアウェイ作戦をすれば良い。それにホムラのレベルを上げておきたいし。」
そういうと、尚文はホムラの名前を聞いて一瞬嫌な顔をしたが、状況が状況だからと自分で納得した。
「わかった。なら早く片付けてこいよ」
「任せてくれ。変身可能時間は10分以上もあるから大丈夫だ」
そう言って尚文は村に入って避難誘導に参加した。
俺は1番強いヒカリに変身して、村に近づく魔物へ接近して攻撃して行く。
村に近づいて来る魔物は、イナゴにハチ、そしてゾンビの3種類だ。
「シャインソード!」
ゾンビをシャインソードで切り裂く。一撃で倒せた。
「ふっ!」
次に武器に吸わせた魔物のエネルギーを使った強化攻撃をハチ当てる。これも一撃だ。ただ、ハチは飛んでいるので攻撃が当てづらい。何回か強化攻撃を避けられている。イナゴも同様だ。
レインボーダストは5つの光の弾を扇状に飛ばすのでかなりの弾が命中する。それでも全弾ヒットはむずかしい。
一度ホムラに変えてみる。資質向上はヒカリの方が多くしているので、ヒカリのステータスを見比べると少し低いな。
「はぁ!」
空をとんで村の方へ行こうとするハチを強化攻撃で切り裂く。これも一撃だった。
その時、俺の周りが黒くなった。俺は後ろを振り向くと斧を取った巨大なグールが俺の後ろにいた。ここはスキルを使うべきだと判断して、スキルを使う。
「フレイムソード!」
俺は焦って、攻撃する箇所を間違えて鎧の方を攻撃してしまった。
鎧でダメージを軽減できたからか、巨大なグールは倒れなかった。
初めて攻撃スキルを耐えられた。
そんなことを考えていると、グールは斧を振り上げて俺めがけて斧を叩きつけてくる。
俺は咄嗟に回避した。
そのまま接近して、このスキルで攻撃する。
「プロミネンスリボルト」
剣に炎が宿り、グールを切り上げ、急降下攻撃が直撃し、直撃した瞬間、炎が炸裂し、グールは倒れた。
レベルアップ!
レベルが17になりました。
天の聖杯権限でこの中から一つを選択できます。
①俊敏+1(ホムラ限定)
②変身可能時間の回復速度強化
③変身可能時間の上限強化
俺は①の俊敏を選んだ。今は少しでもステータスが必要だからだ。
かなりの数の魔物を仕留めたが、波はまだ終わらないのか。
それと、魔物が全く減らない。倒しても倒しても次の魔物が村に来てしまう。
その時複数の魔物か俺に一斉に突撃してきた。
この数だと、火力に秀でたホムラよりも機動力が高く遠距離攻撃スキルを持ち、ヒットアンドアウェイ作戦ができるヒカリの方がいいな。
そう思い俺はヒカリに変身した。
レインボーダストで牽制し、牽制しても突っ込んできた魔物はシャインソードと強化攻撃の連続使用で倒した。
これでかなり魔物の数が減った。
俺はヒカリのスキルシャインソードでゾンビを倒した。次にイナゴを強化攻撃で倒す。シャインソードのクールタイムが終わるまでは、強化攻撃で魔物を切り裂く。
レベルアップ!
レベルが20になりました。
天の聖杯権限でこの中から一つを選択できます。
①物理攻撃力+1(ヒカリ限定)
②俊敏+1(ヒカリ限定)
③変身可能時間のストック上限強化
俺は、魔物を倒すために物理攻撃力を選んだ。
選んだ瞬間。前にレベル15になった際のメッセージが表示された。
スキルの解放条件を達成!
新スキルが解放されました。
スキル「ライトニングバスター」
ライトニングバスター…自身の前方に剣を高速で振るい4連撃を叩き込む。また、最大まで力を貯めると、射程、攻撃力、攻撃速度、が上昇し、連撃が5連撃なり、連撃中に2度全方位を攻撃できる。そして、最後の一撃のリーチが伸び、威力が上昇する。
新しくスキルが表示された。
近くにハチの群れがいたので試しに使ってみる。数が多いから。最大まで力を貯める。
「ライトニングバスター!」
スキル名をいうと剣が反応して、攻撃範囲が表示される。そして、ハチの群れ全てを攻撃範囲入れて、スキルを使った。
スキルが放たれてハチの群れは全滅した。
クールタイムは15秒のようだ。
すると、村の奥で大きな音がした。
見ると物見やぐらが炎を纏いながら倒壊したようだ。
近くには尚文がいる。
尚文の周りにはまだ魔物がいる。やはり、この防衛線以外の場所から入ってきたようだ。おそらく、リユート村の周りの柵が破壊して、別の場所から俺と戦わずに村に侵入したんだろう。途中から俺のいる防衛線に来る魔物の数が減ったからな。
俺は尚文の元へ行こうとすると、魔物が俺に襲いかかってきた。
俺はスキルと強化攻撃を併用して、魔物を全て倒した。
魔物を倒した後、俺は尚文の元へ走った。
俺が尚文の元に着くと、尚文は複数人の村人とともに魔物と戦っていた。
ただ、村人の武器は見たところ農具で戦っている。魔物を倒せていないわけではないが剣といった武器ほどダメージは与えられていないようだ。
「マスター。今戻ったここからは俺も戦う」
「助かる。俺と村人たちだけだと魔物を倒しきれない」
そう話していると、下に大きな影あった。
振り返ると巨大なグールがいた。しかも斧を振りかぶっている。気付くのが遅れた。回避が間に合わない。
瞬間、俺と斧の間に誰かが割り込んできた。
尚文だ。尚文は斧を受け止めていた。どうやら資質の向上で防御力を上げていたおかげでなんとか受け止めることだできたようだ。
「急げ!」
「わかった!」
そう言って巨大なグールの前に立ちスキルを放つ。
「ライトニングバスター」
力を貯める暇はないのでチャージなしで放つ。巨大なグールを倒した。
「やったな。マスター」
「ああ。だが」
そう、巨大なグールは倒したが魔物はまだまだいる。
そこへ
「ナオフミ様!」
ラフタリアが魔物を倒しながらこちらへやってきた。
「ラフタリア。住民の避難は終わったか」
「後少しだそうです。残りは騎士や冒険者が避難誘導を行うそうです」
「そうか。なら2人とも時間を稼ぐぞ」
「はい」
「了解」
そして、俺と尚文とラフタリア、そして村人たちで時間を稼ぐこと数分。
村に数人の騎士がやってきた。
「住民の避難は完了した!お前たちも早く避難しろ!」
「わかりました。勇者様たちも共に避難しましょう」
村人は尚文に提案する。が
「お前はたちは先に避難しろ」
「ゆ、勇者様!?何をおっしゃるのです!?」
「あの化け物たちが逃げるお前たちを追いかける可能性がある。俺はここに残ってお前たちが逃げ切る時間を稼ぐ」
「で、ですが!」
「安心しろ。俺は盾の勇者だ。防御力には自信がある。それにお前らには家族がいるだろ。それとホムラ、ラフタリアお前たちも避難してこい」
やっぱり、自己犠牲を覚悟の上で共に戦う人たちの安全を優先するを言えて、実行できるのが尚文の長所というか勇者の素質があるというんだろうな。
「いいえ、ナオフミ様。私はあなたの剣です。どこへだってついて行きます」
「そうよマスター。俺たちはマスターの仲間なんだ。最後までついて行くよ」
そういうと尚文は「そうか」とだけ答えた。
「わかりました。勇者様とお仲間の皆さん、どうかご武運を」
村人はそう言って農具を持って避難して行く。
そして、俺たちは村へやってきた魔物と戦っていると。
「なっ」
戦闘中に俺の姿がヒカリから人間形態に戻る。
[変身可能時間が0になったため変身を解除しました]
人間形態になった俺を見て尚文とラフタリアこちらに走ってきた。
「おい、大丈夫か」
「大丈夫だ。変身可能時間が0になっただけだ。まだストックしてるやつを使えば…!?」
その時、空から火の雨がこちらへ飛んで来た。
「ラフタリア!ホムラ!」
尚文は、俺とラフタリアを抱えるように抱き寄せて、盾をライトメタルシールドに変えて、マントを広げて俺たちを隠した。
その直後、火の雨が俺たちごと周囲の波の魔物や建物に命中し、燃えて行く。
周囲の魔物は昆虫系が多いからよく燃えている。
波の魔物の奥から騎士団がやってきた。
どうやら今の火の雨は騎士団どもの仕業のようだ。
騎士団の団長っぽいやつは高笑いをしながらこちらへ近づいてくる。
「フハハハハハハハハ、一気に焼き殺せたな。
ん?なんだ盾の勇者か…頑丈なやつだな」
尚文が、「俺たち諸共か」とボソッとつぶやいた。
尚文がつぶやいた言葉を聞いた瞬間ラフタリアがナオフミのところから飛び出し騎士団のリーダーっぽいやつに斬りかかった。
騎士団のリーダーっぽいやつは剣を引き抜いてラフタリアの剣を受け止めた。
「ナオフミ様に何をなさるのですか!返答次第では許しませんよ!」
「盾の勇者の仲間か?」
「ええ、私はナオフミ様の剣! 無礼は許しません!」
「……亜人風情が騎士団に逆らうとでも言うつもりか?」
「守るべき民を蔑ろにして、味方であるはずのナオフミ様もろとも魔法で焼き払うような輩は、騎士であろうと許しません!」
「五体満足なのだから良いじゃないか」
「良くありません!」
「ラフタリアもういい」
「ですが」
「やめろ!」
尚文が大きな声で言う。
その言葉を騎士団のリーダーっぽい奴が、
「そう大人しくしていれば我々も間違えなくて済む」
と言った。
すると、尚文が悪い顔をすると騎士団の連中にこう言い放った。
「そうだな。お前らが魔物の餌になるのを眺めるのも悪くないかもな」
騎士団の連中が後ろを振り向くと波の魔物が大量にいた。
巨大なグールの攻撃が騎士の1人に当たりそうになった時、尚文は盾で騎士を守った。
「ここで名誉の戦死を遂げるか?ラフタリア、ホムラ」
「はい!」
「了解」
この言葉が開始の合図だ。
俺たちは連携して魔物を倒していく。
すると、
「盾の勇者を援護せよ!戦闘開始!」
リーダーっぽいやつとは別の騎士が、騎士たちに戦闘命令を出し、10人程度の騎士や兵士たちが俺たちと共に魔物と戦闘を始めた。
リーダーっぽいやつは舌打ちをした後、「我々は3勇者の元へ急ぐぞ」と言って3勇者の元へ向かった。一部の騎士もリーダーについて行った。
その数分後、
「ナオフミ様。空が…」
空の色が元に戻った。どうやら波は終わったようだ。
「ああ、だが」
そう、波が終わっても波から出てきた魔物はまだ残っている。
俺たちと残った騎士団は残った魔物の殲滅を開始した。
「ナオフミ様。魔物はあらたか片付いたです」
「そうか」
俺と尚文はリユート村を見た。
……正直かなり酷くなっている。壊滅はしていないが怪我人もいるし、亡くなった人物もいるようだ。木箱の上に花を置き泣いている人もいる。
建物も魔物が暴れた影響で一部が崩壊している家もある。
これからの復興をするのだろうが、これは大変そうだ。
「ナオフミ様、私たちは勝ったのでしょうか?」
「…」
尚文はなにも答えない。そりゃそうだ。こんな災害がまた起こる可能性があるんだから。
そう思っていると村長らしき人がやってきた。
「勇者様。ありがとうございました。盾の勇者様がいなければ私たちは皆助かっていなかったと思います」
尚文は「なるようになっただけだ」と言った。
尚文がそう言うと、共に戦った村人がやってきて尚文の言葉を否定した。
「いいえ、あなたがいたから私たちはこうして生き残ることができたのです」
「このご恩は決して忘れません」
「そう思うのなら勝手に思ってろ」
そう言って村人たちは尚文にしばらくの間頭を下げていた。
その後村人たちは帰っていった。
「感謝されましたね」
「ああ」
「魔物いっぱい倒しました」
「ああ」
尚文はそう言ってラフタリアの頭を優しくなでた。
尚文パーティーの物理攻撃力の高い順は、ヒカリ>ラフタリア>ホムラ(レベルが低い)人間形態>尚文といった形です。
レベルは人間形態がラストで頑張って17、ホムラは17、ヒカリは20となっています。
ホムラのレベルが低いのはビッチと同じ赤い髪が原因。つまりビッチが悪い。