盾の勇者と天の聖杯   作:三途豆

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短めです


勇者の仲間になりました

俺は森で戦っている人たちを見つけたその人こそ、盾の勇者の岩谷尚文だ。すぐ横にはラフタリアがいる。ラフタリアの見た目は中校生3年生ぐらいに見える。

俺は、尚文とラフタリアの戦い方を見ている。

盾の勇者らしく、尚文が敵の攻撃を受け止めて、ラフタリアが攻撃するといった戦い方だ。

そう思っていると尚文たちが戦闘を終え、移動をはじめた。俺も後を追う。

その時。

パキッ!

木の枝を踏んでしまい、音が出る。その音は尚文たちにも聞こえたようで。

「誰だ!」

尚文は、そう叫んだ。ラフタリアも剣に手をつけ、いつでも戦える状態になる。

俺は木の後ろから姿をだした。

「すまない、驚かせるつもりはなかったんだ。」

ひとまず、そう答えた。

尚文は怪訝そうな目でこちらを見ている。

「それで、お前なんで俺たちのことを見ていたんだ?さっきからずっと見ていただろ」

ガッツリ気付かれていたのか。俺って隠密能力がないんだな。

まぁ、今あるスキルは攻撃系だけ。魔法も一つも覚えてないし。

「そうだよ。君のことを見させてもらった。君、盾しか装備してないし、盾の形状を変えていたところを見ると君は盾の勇者だね」

尚文はさらにこちらを警戒しているようだ。

「そんな君にお願いがあるんだ。僕を雇ってほしい。期間は次の波が終わるまでで、どうかな?」

「断る。波で戦いたいなら他の勇者のところに行けばいいだろ」

「それも考えたんだよ。でも僕は君の方がいい。他の勇者たちは色々と問題がありそうだからね。レベルも上げにも協力するし、他の勇者たちの噂も教えよう。戦闘力にも自信がある。どうかな?」

「…」

「なんなら雇用するにあたって僕の力を確認するなんてのはどうかな?ダメなら雇用はしなくていいよ。それに雇用してくれたら特別にその盾の強化方法を教えるよ」

「!?」

そういうと尚文の目が変わった。こちらに興味を持ってくれたみたいだ。

「今すぐ、正規雇用をする必要はないよ。仮雇用。仮契約?って形でも良いよ。」

今の尚文は少しでも強くならないといけない。この情報には乗ってくるはずだ。

「盾の強化方法。この情報を高く見るか低く見るかは君次第だ。」

「…わかった。一時的に仲間にしてやる」

そう言ってくれた。

「了解。じゃあこっちからパーティー申請を送るから了承してね。」

「パーティー申請の了承?」

「そうだよ。パーティー申請を受け取ったら俺が同行者に加わるから」

そうして俺は尚文の仮契約の仲間になった。

 

「それじゃあ、まずは何をする?レベル上げをしてから強化方法を教えるってことでいい?」

「ああ」

そう話しているとバルーン2体とエッググという卵の魔物が1体飛び出してきた。

俺はヒカリに変身し、スキルを使った。

「シャインソード」

スキルを発動し剣をを振るって魔物たちを一撃で倒した。

「変身した!?」

俺が変身したことに尚文が驚いて声をだした。

俺は変身を解除した。会話で時間を消費するのは勿体無いし。

ここで俺は自分の能力を説明した。

「俺の能力は変身能力だ。今の姿ともう一つの姿を切り替えて戦うことができる。ただ、変身可能時間があって、その時間以上は変身できない。時間制限付きの力だと思ってくれればいいよ」

「そんな能力があるんだな」

尚文は驚いていた。

「ラフタリアは知っているか?」

尚文はラフタリアに聞くが、ラフタリアは首を横に振っていて知らないと言った。

まぁ、そりゃそうだよな。変身能力なんてそんなに聞かないしな。

「そういえば、急に魔物が出てきた自己紹介がまだだったな。

俺の名前は穂村光野だ。年は19歳。大学1年生だ」

「日本人なのか!?」

これまた尚文は驚く。そうだよな。尚文が知ってる日本人って現状だと三勇者だけだし。

「そうだよ。生まれも育ちも日本の日本人だよ」

「まぁそれはさておき盾の強化方法について教えるね。今私が知ってるのは1つだけなんだ。その一つは、資質の向上だよ。

これはレベルを下げる代わりに、基礎値を強化してくれるんだよ。

これを続ければ低レベルでもかなり強い人ぐらいには強くなれるよ。

そして、この資質の向上は仲間にもできるんだよ。だから仲間の子も強化することができる。

計画的に使う必要があるけどね」

そう教えると尚文は自分の盾をみた。

「おい、そんなの出ないぞ」

「そりゃそうだよ。この強化方法は信じないと出ないし、出来ないんだよ」

そう、勇者武器の強化方法を実際に行うには、信じることが条件とメッセージには書かれていた。

「なら無理じゃねぇか」

「いいや、無理じゃない。尚文。君はこの強化を信じるだけで使えるようになるんだ。この強化方法ができたら失うものがあるのか?やってみるだけならタダなんだいくらでも試してみてよ」

そういうと尚文は盾を見つけ続けた。途中で指を動かしていた。

その結果。

「あった」

どうやら資質の向上が解放されたらしい。

「どうよ。これで俺のことは少しは信じてくれた。」

「ああ少しな。」

尚文はぶっきらぼうに答えた。

「そういえば、盾の勇者様あなたと仲間の方の名前はなんというのですか?」

「俺の名前は岩谷尚文。20歳の大学2年生だ。こいつはラフタリアだ。」

どうやら尚文と俺は同い年のようだ。

「ラフタリアです。よろしくお願いします。」

「こちらこそ波が終わるまでよろしく。」

こうして俺は盾の勇者の仲間(仮)になった。

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