問題児と最強のゲーマー達が異世界から来るようですよ? 作:天草 天
元の小説の方進んで無いのにやってしまった。
後悔も遠慮もしていない(キリッ
では、どうぞ。
とある国のとある都市のとある家。
その家の一室…
「ふぁああああ…やっと終わった…」
「……図鑑のコンプ…終了……」
「うーん、少し時間が掛かったなぁ」
「そだねぇ、初めてから一週間もたってるもんねー」
そこに、引き籠もりの4人が、基本有り得ないスピードでゲームの完全クリアを祝っていた。
ゲームの世界では、その者達の名前をこう呼んでいる。
アカウントが、空白で2つ空けられてはいることから
呼ばれている、『 』(空白)。
そして、その『 』に唯一引き分ける者として名を馳せる、『∞』(無限)。
その正体である、この4人。
一週間前に新しく始めたゲームで4人揃えてフルコンプした、その日…
「ふう…さて、一週間ぶりのうまい飯食うか!」
「賛成!」
「……でも、カップ麺…」
「そこは言うな妹よ」
「んじゃ、お湯沸かしてくるわ」
「ん、頼んだ」
そう言って、『∞』の片割れ、翔が立ち、キッチンの方へ向かっていった。
「いやー、少し時間掛かったなコレ」
「……(コクコク)」
「…いや、普通は一週間じゃ終わらない気がするけどね」
「そうか?んなこと言ったらポ○モンのエ○ラルドを1日でクリアした事はどうなる?」
「……あれは、惜しかった」
「だよなー、もう少し早かったら日付が変わる前に殿堂入りしたのになー」
「いやそれはそれで凄いと思うけども」
そんなたわいもない話をしてると、翔が戻ってきた。
「ほい、持ってきたよー」
「待ってました!」
「……(ワクワク)」
「私味噌ラーメンで!」
「わかってるよ、ほい」
「んじゃ、俺は醤油な」
「ほいよ」
「……白は、塩で」
「ほいっと。で、俺が豚骨っと」
そうして各々の前にラーメンを置くと。
「そういえばさっきーーー」
そこまで言うと、懐から四通の手紙を取り出した。
「なんか手紙が来てたぜ。全員宛てに」
…ピキッ
…その瞬間、都内の一室の気温が一瞬だけ氷点下より下がった。
「…え、なに、手紙?」
「しかも全員…?」
「……しろ、そんな友達、いない」
「だよなぁ…」
…いまさらだが、この四人の紹介をしておこう。
『 』と『∞』はそれぞれ一つのゲームアカウントである。
しかしその実態は、それぞれのアカウントにつき、二人の使用者がいる。
それが、この四人。
因みに兄弟である。(真ん中二人は双子だが)
『 』こと、長男の空、末妹の白。
『∞』こと、次男の翔、長女の優。
この四人の共通点として、
『引きこもり』『友達いない』『不登校』『唯我独尊』『童貞or処女』である。
…さて、この共通点の中でも、二つ目に注目してもらいたい。
『友達いない』
…では、場面を元に戻そう。
「…え、なに、まさかまたあいつみたいな奴でもでたか?」
「いや、流石にそれはないと思うよ…」
「……なんで?」
「あの時えげつない手を使ったの『 』でしょ?私達何も関係なかったし、」
「あん時突きとめられたのは『 』の居場所であって、俺達じゃなかったしな。」
「でも、今回は私達『∞』にも送られてる…て、ことは?はい白ちゃん」
「……別の、人」
「そう言うこと」
そう言って、優と翔はラーメンに手を掛ける。
それを見て、空と白もラーメンを食べ始めた。
十数分後。
「「「「ご馳走様でした」」」」
四人揃って言う。
「ま、大方何かのDMじゃない?あけてみりゃー解るよ多分」
「ま、それしかないわな」
そう言って、四人は各々の名前のかかれた手紙の封を破り、
その、中身を呼んだ。
そこには、こう書かれていた。
『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる、
その才能を試すことを望むならば、
己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、
我らの“箱庭”に来られたし』
そうして、四人は光に包まれーーー
光が収まった頃には、誰もいなくなっていた。
その後、pcのメールが届く音が鳴ったのは、また別の話。
これは、異世界の行く先が違うだけの、根本から間違ってしまった物語。
こことは違うよく似た世界の、根本から違う神話。
さあ、新しい神話を語るとしようかーーー
…ヤバい、本当にやってしまった。
べ、別に多分大丈夫だよね?(ふるえ声)
まぁやってしまったものはやってしまったし、
失踪せずに頑張ることを目標としよう…
感想、誤字報告、お待ちしてます。