最初に目が覚めた時、目に入ったのは両親が俺の名前を呼ぶ声だった、振り向くとそこには若い頃の両親が居てこっちを見て笑ってた。
「あぶー」
そう言いつつ手を伸ばすと父がその手に指を差し出した、思わずその指をしかと握りしめると父は優しそうな笑みを浮かべた。
「大きくなるんだぞ、命《みこと》」
「沢山ミルク飲むのよ?絶対大きくなるわよ」
一体自分の身に何が起きたのか分からず混乱していた俺は怖くなり気持ちが抑えきれず泣いてしまった。
そこからは苦労の連続だった泣くのは赤ん坊の仕事ではあるが何かある度に泣かないといけないのは恥ずかしかった、幸い母乳では無くミルクだったのは良かった。
だけど一体、自分の身に何が起きたのだろうと考えた死んだのかはたまた逆行なのかとこればかりは何も答えになるものが無いので考えるのをやめた。
そこから何をしたかって?飲んでは寝る、出しては寝る、時々連れ出されてはベビーカーから外を眺める。それの繰り返しだよ、暇だぁぁぁぁぁぁ!
娯楽、娯楽が欲しい!!ゲーム、動画、本、テレビ、何でもいいから見せてくれ!!いやまぁ赤ん坊にそれは早い気もするけれども、暇すぎてしぬる。
夜中に目が覚めて天井を眺めていたらそれをたまたま見つけた父が腰抜かして倒れた……父よそれは情けなさすぎるぞ……。
「あぅぅぅ」
そうやって1年が過ぎた頃ようやくテレビを見させてもらったらある特集をしていた。
「今日のトップニュースはオールマイトの独占取材です!」
……ん?オールマイトだって?
その答えはすぐに訪れたそれは彼が居たからに他ならない、
『もう大丈夫!何故って?…………私が来た!!』
あぁ……ここは僕のヒーローアカデミアだったのか…
どないすればええねん、思わずエセ関西人になるほど詰んだ気持ちになった。
下手するとモブとして事件に巻き込まれてポクッと逝く可能性がそれなりに高いこの世界でどうやって生き残ろうかと無い知恵を絞ると一つ考えが浮かんだ、
そうだヒーローになろうと理由は簡単モブで巻き込まれて逝くならば実力をつけてポクッとならないようにすれば良いのだと、無論のこと雄英なんて地雷に突っ込む訳ではない、東の雄英、西の士傑という言葉があったのを思い出した俺は士傑高校を目指すことにした、これでポクッと逝くことは無くなる……はず。
「おー!」
「ひぇっ!」
……だから父よ、ビビるな……赤ん坊にビビってどうするんだ、しまいにゃ泣くぞ、ええんか?
NTEと言うゲームに爆ハマリした、書くのを忘れてハマってしまった。やめられない止まらない……