暗殺教室×仮面ライダー龍騎   作:BLOODRAIN

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第11話 人質と振り出しの時間

解散した後、真司はシザースの正体について考えていた。

 

「(確かにあの気配はシザースの契約モンスターだ。仮に加賀がシザースだったとして何故姿を隠す必要があった?メグの話によれば今まで店の営業は行っていたのに何故今になって。)」

 

真司はそこがどうしても引っ掛かっていた。だがまずは後ろからついて来ている奴らをなんとかしようか。

 

「さっきからずっとついて来てるが。俺に何か様か?」

 

ビルの壁を曲がったところで振り返り様に真司は声をかける。視線の先にあるビルの壁の影からはゆっくりとクラスメイトの岡野ひなた、矢田桃花が姿を表す。

 

「あははは、バレてたんだ」

「完璧な尾行だと思ったんだけどな〜」

「俺を甘く見ないことだ。それで?何の様?まあ、だいたいは見当がついてるんだが」

「今日、陽菜乃ちゃんと帰ろうと思ったら鷲見くんと何処か行くって言ってたから。つい気になっちゃって」

「私もメグと暗殺について話そうと思ったら。鷲見と行くとこがあるって言ってたからね」

「やっぱり。2人はメグと陽菜乃とよく一緒にいるもんな。で、さっき解散したから俺を尾ける意味がよく分からないんだが」

「そう、それだよ!鷲見くんとメグ、急に親しくなったよね。メグに聞いてもなんかはぐらかされるからさ」

「私も陽菜乃ちゃんに聞いても何か話逸らされるし」

「なるほど。それで後を尾ける来てたと。一応聞いておきたいんだが、さっきのアンティークショップで俺たちが話してる内容。聞いてた?」

「いや?離れてたから聞き取れ無かったんだよね」

「最初はあの男の人が来た時にひなたちゃんが飛び出そうとしたんだけど。様子を見てたから」

「だってあの人、鷲見に突っかかってたし!」

「なるほど。それなら結構。あの人は俺と有希子ちゃんの知り合いだ。ちょっと人と話すのが下手な人でね。おまけに無愛想だから。そんな風に見えたんでしょ」

「そうだったんだ。でも珍しい組み合わせだったよね」

「うん。メグってあんまり男子と出かけたりすることも無かったしさ」

「まあ、ちょっとしたことがあってさ。メグと陽菜乃とはその時に名前で呼び合う様になった」

「「へぇ、そうなんだ〜」」

 

矢田と岡野は何を想像しているのか。ニヤニヤしている。真司もそんな2人を見て顔を引き攣らせている。だがそんな時

 

キィーンキィーンキィーンキィーン

 

急にモンスターの気配を感じ、辺りを見渡す。2人は真司の行動に首を傾げている。だが、すぐ側のビルの窓ガラスを見ると。そこにはボルキャンサーが写っていた。次の瞬間

 

「グワァァァ‼︎」

「へ?きゃぁぁぁぁ‼︎」

「え?きゃぁぁぁぁぁ‼︎」

 

気づいた時にはもう遅く。矢田と岡野はあっという間にボルキャンサーに捕まり。窓ガラスに引き込まれてしまった。真司も反応がつい遅れてしまい。2人を助けられなかった。真司は急いで窓ガラスに走り出し、走りながらデッキを翳して変身する

 

「変身‼︎」

 

龍騎に姿を変えた真司は走ったまま、2人が引き込まれてた窓ガラスに飛び込んだ

ライドシューターでミラーワールドに入る龍騎。辺りを探すとすぐ側にボルキャンサーとシザースがおり。岡野と矢田はボルキャンサーに捕まっている。

 

「矢田さん!岡野さん!」

「え?この声って...」

「もしかして鷲見くん?」

 

龍騎は頷く。2人は目を見開いていた。龍騎はシザースを睨みつける

 

「またお前か。しかもまともに戦って勝てないからって。今度は人質をとるとは」

「ええ、これも生き残る為です。私はその為なら手段は選びません。彼女達には悪いですが。私の役に立っていただきます。言っておきますが、下手に動けば。彼女達の命はありませんよ」

 

その言葉に顔を青くする岡野と矢田

シザースはデッキからカードを引き。ボルバイザーにセットする

 

『STRIKEVENT』

 

シザースはシザースピンチを右手に装備し、ゆっくりと龍騎に近づく

 

「そのまま動かないでください。貴方は早めに消しておかなければいけませんからね」

 

シザースはシザースピンチを振り上げ、龍騎に振り下ろす

 

「ぐわぁ!」

「鷲見くん!」

「鷲見‼︎」

 

龍騎のアーマーから火花が散る。その後もシザースは龍騎が抵抗しないのを良いことに必要に何度もシザースピンチを振り下ろす。以下に龍騎が強かろうとも、抵抗が出来ないならどうすることも出来ない。龍騎が痛めつけられる様を見ていることしか出来ない岡野と矢田は涙を流しながら声をあげる

 

「やめて‼︎このままじゃ鷲見くんが死んじゃう‼︎」

「あんたね!何処の誰か知らないけど、人殺しなんて許されると思ってるの⁉︎」

「何、綺麗事を言っているんですか。これは殺しでは無くライダーの戦いなんです。安心してください。彼を倒した後は貴方達も彼の後を追わせてあげますから」

「「⁉︎」」

 

矢田と岡野は絶句した。シザースのあまりに落ち着きのある声音。この人はこの状況を当たり前だと思っている。そう2人が理解するには十分だった。シザースは尚も龍騎を痛めつけている。

 

「ぐっ、あぁ。がはっ!」

 

そして龍騎が膝をついた時、一際大きくシザースピンチを振り上げる

 

「これで1人脱落ですね。安心してください。一思いにやってあげますから」

 

それだけ言い。シザースはシザースピンチを振り下ろす。その時

 

「グオォォォン‼︎」

「何⁉︎ぐわぁ!」

 

突然ドラグレッダーが現れ。シザースをドラグセイバーの尾で薙ぎ払う。龍騎は『ADVENT』のカードは使っていない。つまりドラグレッダー自身の意思で龍騎を助けに来たのだ。突然現れたドラグレッダーに矢田と岡野は驚く

 

「うわぁ!また出た⁉︎」

「今度はドラゴン⁉︎」

 

龍の姿をしたドラグレッダーに矢田と岡野は心底驚いている。シザースも動揺しており。龍騎から注意が逸れている。龍騎はその隙にボルキャンサーに走り出し。タックルを食らわせる

 

「グワァァ⁉︎」

「きゃ⁉︎」

「うわぁ⁉︎」

 

突然のタックルにボルキャンサーは矢田と岡野を離してしまう。少し乱暴になってしまったが矢田と岡野を解放することは出来た。

 

「2人共、こっちだ!逃げるぞ‼︎ドラグレッダー!足止めをしてくれ‼︎」

「グオォォォン!」

 

龍騎は矢田と岡野を脇に抱えてミラーワールドを出る。ライダーもモンスターと同じ様に普通の人間を連れてミラーワールドと現実世界を行き来出来る為、2人をミラーワールドから連れ出すことが出来た

 

「くっ、逃げられるましたか。こちらも退くとしましょう」

 

シザースはドラグレッダーの相手をボルキャンサーに任せて。自身もミラーワールドから出た。

 

 

 

矢田と岡野を抱えてミラーワールドから脱出した龍騎は外に出た瞬間に真司の姿に戻る

しかし、真司もシザースからかなりのダメージを負っており。膝をついてしまう。それに気づいた矢田と岡野は真司を支える

 

「鷲見くん‼︎しっかりして!」

「鷲見⁉︎大丈夫⁉︎」

「ああ、これくらい、何とも無いよ。でもここは危ない、一旦離れよう。うぅ‼︎」

「鷲見‼︎ごめん、私たちを庇って...」

「ひなたちゃん。とにかく鷲見くんを運ぼう、手伝って!」

「うん!ほら、鷲見。私の肩に掴まって」

「ほら、私の肩にも掴まって」

「すまない。2人とも、恩にきる...」

 

その後は真司を2人が支えながら。花鶏が近くにあった為、真司の要望で花鶏に向かうことになった。こんな時こそ、殺せんせーに助けを求めるのが1番なのだろうが。あまりに現実離れした出来事の連続で矢田と岡野の頭からはすっぽりと抜けてしまっていた。

 

 

 

その後、何とか花鶏に辿り着いた。真司、岡野、矢田。入り口の扉を開けるとちょうど客は出払っていた

 

「いらっしゃいま。っ!?どうしたの真司くん⁉︎」

「優衣さん。実はさっき、シザースに襲われまして。この2人、を人質に取られてしまい」

「大変‼︎ちょっと待ってて。すぐベットの用意するから!悪いんだけど、2人も一緒に来てくれる?」

「「は、はい!」」

 

こうして真司は優衣が普段使っているベットに寝かせてもらい。しばらく安静にすることに。岡野と矢田も寝かせるのを手伝った。真司が休んでいる間、矢田と岡野は優衣に誘われて店内のカウンターに座っていた。優衣も混乱しているであろう2人を落ち着かせるためにオリジナルブレンドの紅茶とオレンジのクッキーを出した。

 

「はい。2人共、これ食べて。一旦落ち着こうか」

「あ、あ、はい。ありがとうございます」

「う、うん。いただきます」

 

岡野と矢田は紅茶を一口飲むと目を見開き、顔から緊張が解れて行った。クッキーも柑橘の爽やかな香りが紅茶によく合い。心が段々と落ち着いて来た。紅茶とクッキーを食べ終えた頃には矢田と岡野はすっかり落ち着きを取り戻していた。

 

「はー。美味しかったです。何かすっごくリラックス出来ました」

「私も。こんな美味しい紅茶飲んだの初めてです」

「そっか良かった。そういえば自己紹介して無かったね。私は神崎優衣」

「私は岡野ひなたです。鷲見とは学校のクラスメイトなんです」

「私は矢田桃花って言います。私も鷲見くんとはクラスメイトです」

「へー。そうなんだ。真司くんも幸せ者だね。こんな可愛い子達がクラスメイトだなんて」

「うぅ、可愛いなんて」

「ちょっと照れちゃうね」

 

優衣の褒め言葉に頬を赤くする岡野と矢田。その後はしばらく談笑して仲を深めていった。しばらくした所で岡野が話を切り出す

 

「あの優衣さん。鷲見のことで聞きたいことが」

「分かってる。真司くんから聞いたよライダーに襲われたって」

「そのライダーってなんなんですか?それに赤いドラゴンみたいなのも見たんです」

「そっか。あのね...」

 

優衣は仮面ライダーのことについて離し始める。ミラーワールドのことからモンスターのこと。そしてライダー同士で戦っていることなどを順番に話していく。話を聞き終えた岡野と矢田は

 

「それじゃ、あのままあそこにいたら私達消えちゃってたの?」

「それか、あの蟹みたいなモンスターに食べられてたかも」

 

やはり最悪の状況を想像したのだろう。2人は震えていた。そんな2人を優衣は優しく肩に手を置いて励ます。しばらくして2人が落ち着いた頃に真司が起きて来た。

 

「あっ、真司くん。もう大丈夫なの?」

「はい、だいぶ落ち着いたので。もう大丈夫です」

「あっ...鷲見」

「鷲見くん...あの」

 

矢田と岡野は自分のせいで真司がやられてしまったことに少なからず自責の念を持っていた。しかし、あの状況は避けられる方がおかしい。

そんな2人の考えを察してか真司は声をかける。

 

「2人共、怪我は無い?」

「「う、うん」」

「そっか。それは良かった。俺は君たちを守り抜けたんだ。これほど嬉しいことは無いよ」

「でも、私達が捕まっちゃったから鷲見くんが」

「いいや。これは俺が選んだ道なんだ。俺は人を守る為に、ライダーになったんだから。だから2人が気にすることは無いよ」

「わ、分かった。じゃあ、鷲見くん。私たちを助けてくれて、ありがとう」

「私もありがとう、鷲見!今ここで立っていられるのは鷲見のおかげだよ」

 

岡野の矢田は笑顔を浮かべながら真司にお礼を言った。その言葉に真司は優しく微笑んでいた

 

「でも、2人には。もうライダーの戦いに関わってほしくは無い。今回は正直、運が良かった。これからも同じ様なことが起こったら俺1人で守り切れるか分からない。おそらく、2人共。これからはモンスターの気配を感じることが出来る様になる。俺はシザースと必ず決着をつける。だから、2人は以前の生活に戻ってほしい」

 

真司は岡野と矢田にライダーの戦いから遠ざけようとするが、2人の気持ちはとっくに固まっていた様子

 

「いいや。私も出来るだけ協力する。戦うことは出来ないけど。他にも出来ることがあると思うんだ」

「私も!正直戦いは怖いけど。それでも鷲見くんの力になりたい!」

「まいったな...メグも陽菜乃も同じ様なことを言ってたよ。じゃあ、お願いしようかな。ただし、危険だと思ったら自分の身を最優先に考えてくれ」

「「分かった!」」

「じゃあ岡野さんと矢田さん。よろしくな」

「ひなた。メグみたいに呼び捨てにしてよ」

「私も桃花って呼んでほしいな。陽菜乃ちゃんと同じだよ!」

「じゃあ、俺も真司で。改めてよろしく、ひなた、桃花」

 

こうして協力者が2人増えてしまった。思わない展開に動揺しつつも真司は何処か心強さをかんじていた。

 

 

 

 

その頃、アンティークショップでは蓮が店内の不自然にひび割れた壁を掘り返していた。そしてその中から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店長の加賀友之の死体を発見した

 

「加賀。(シザースはこいつじゃ無かったのか。じゃあ、誰なんだ?)」

 

蓮の推理は外れてしまい、シザースの正体は以前不明になってしまった。一体、シザースの正体とは誰なのか




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真司のヒロインは誰が良い?(律は物理的に無理なので除外)

  • 神崎有希子
  • 茅野カエデ
  • 岡野ひなた
  • 倉橋陽菜乃
  • 片岡メグ
  • 狭間綺羅々
  • 矢田桃花
  • 原寿美鈴
  • 速水凛香
  • 不破優月
  • 奥田愛美
  • 中村莉桜
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