暗殺教室×仮面ライダー龍騎   作:BLOODRAIN

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いつの間にかバーが赤になっており。もっと評価つけていただける様に頑張ります!


第12話 刑事と蟹の時間

シザースに襲われた後。巻き込まれた桃花とひなたはライダーバトルの事情を知った。結果的に2人も協力すると言ってくれた。このことは有希子、メグ、陽菜乃にも共有した。三人共もちろん驚いていたが。真司には蓮からの情報が1番驚きを隠せ無かった。蓮がシザースだと思っていた加賀友之は殺されており、あのアンティークショップの壁の中に埋められていた。このことはニュースにも取り上げられ。遺体の状態から見るに死亡推定時期はメグが店を訪れた翌日だそうだ。あの店は椚ヶ丘からもそこそこ近い場所にあり。E組でもちょっとした騒ぎになった。

 

朝のHRにて

 

「みなさんも十分にお気をつけて、もし危ないと感じたらまずは周りの人に助けを求めましょう。それか先生に電話を一本お願いします。マッハで飛んで駆けつけますので」

 

殺せんせーはそう言っているが。毎日暗殺に取り組んでいる教え子たちが今回の件に少なからず関わっているなど知るはずも無い。

流石に学校でライダーのことについて話し合いは出来ない為。今日も花鶏で話し合うことになった。更に近所で殺人事件が発覚した為、椚ヶ丘も今日は午前中までとなった。そこはE組も変わらない様だ。他のクラスメイトは早く帰れるからと喜んでいるが真司の頭はシザースの正体のことで頭が一杯だ。真司もシザースのことは自分なりに探っていたが全く検討がつかない。自分だけでは手詰まりの為、花鶏で有希子達と話し合うことにした。

午前中で授業が終わり。ライダーの事情を知っている面子で花鶏を目指していた途中。黒いコートを来た男性が男性2人に追いかけられているのが目に入る。陽菜乃とメグは追いかけられている男性に見覚えがあった。

 

「今のって、アンティークショップで事情聴取して来た刑事さんじゃない」

「うん。そうだよ!でも何で刑事さんが追いかけられているんだろう?」

 

その言葉に真司の脳裏にひとつの可能性が浮かび上がった。次の瞬間、真司は走り出していた。

 

「真司くん⁉︎何処行くの⁉︎」

「さっきの人達を追いかけるんだ、もしかしたさっきの人がシザースかも知れない‼︎」

「「「「「へ!?」」」」」

 

陽菜乃の言葉に真司はそう返す。更に真司の言葉に驚く陽菜乃達。有希子が1番に駆け出し、他の4人も後を追った。

 

「はっはっはっはっは、間に合え‼︎」

 

真司は先ほどの3人を追っていた。3人を見つけた時には男性2人が刑事、須田をビルの壁際に追い詰めていた。男性2人は手錠を手にしているところを見ると刑事なのだろう。真司は走り続けるがかなりの距離がある。すると突然

 

キィーンキィーンキィーンキィーン

 

モンスターの気配を感じる。刑事達が立っているビルは一面が鏡の様になっており。刑事のすぐ側にはボルキャンサーが控えている。それを見た真司は更に急ぐが

 

「「うわっ、うわぁー!」」

 

ボルキャンサーが須田を追っていた刑事2人をミラーワールドに引き摺り込んでしまう。その直後にバリバリと何かを貪る様な音が聞こえたことから刑事達は喰われてしまったのだろう。須田はニヤリと邪悪な笑みを浮かべている。

真司は須田の元に辿り着き。須田を睨みつける。須田も真司を睨み返す。そのままお互いにゆっくりと歩みよって行くところで真司の後ろから無数の足音が聞こえて来た。真司と須田が足音の方を向くと有希子達が息を切らせていた。おそらくここまで走って来たのだろう。

 

「やっぱり、あの時の、刑事さん、だ」

「真司、後の、2人は?」

 

陽菜乃とひなたの問いに真司は刑事2人が引き摺り込まれた窓を見つめる。それで状況を察して絶句する有希子達

 

須田は不気味な笑みを浮かべているだけで襲ってくることは無かった。ボルキャンサーも近くには居ない様だ。真司達は場所を移し、一度須田の話しを聞くことにした

 

「何であんなことしたんだ?」

「何のことでしょうか?」

「惚けないで!あの店の店長さんを、加賀さんを殺したのはあなたなんでしょ⁉︎」

「加賀ですか。まさかそこまで突き止めているとは。ちょっとしたトラブルですよ。私と奴は裏で褒められない様な仕事をしてましてね。ただ、奴は調子に乗りすぎた。報酬を増やせなどと言い出したので。つい頭に来てしまいましてね」

「そんな、あの店長さんがそんな人だったなんて...」

「メグちゃん...」

 

真司の問いに惚ける須田に声を上げるひなた。観念した様に話し始める須田。加賀の裏の顔を知ってしまいショックを受けるメグ。そんなメグを支える桃花。更に須田は語る。加賀を殺したあの日、須田は加賀の遺体を店内の壁に埋めていた。そんな時、神崎士郎が突然現れ

 

「お前に、相応しい力をやる。闘え」

 

それだけ言い残しシザースのライダーデッキを須田に与えたのだと言う。

 

「確かにライダーとなって頂点を極めるのは興味深い」

「じゃあ、人を襲わせてたのは」

「行方不明事件がたくさんあれば加賀のことも紛れると思いましてね。それにモンスターを強くしなければ。生き残る為にはあなた達の様なライダーを倒さなければならない。その為には強くなるしか無い。当然のことです」

「じゃあ、何で。真司くんが仮面ライダーだって分かったの?」

「それについては偶然です。君たちを襲わせた時、彼が変身するのを見たんです。驚きましたよ。まさか中学生が仮面ライダーに選ばれるとは。しかし、君の様な子供なら楽勝だと思ったんですがね」

 

有希子の問いに人を襲わせた理由を語る須田。更に何故真司が龍騎であることを知っていたのか問う桃花の問いに陽菜乃とメグを指差しながら経緯を話す

 

「それだけの為にたくさんの人を犠牲にして」

「今回のことを知る人間も全て始末してしまえば良いだけです。君も彼女達も」

「「「「「っ⁉︎」」」」」

「俺はモンスターから人を守る為にライダーになったんだ。その為に戦って来たし、これからもそれは変わらない」

「素晴らしい」

 

須田が有希子達に目を向ける。有希子以外は怯えてしまうが真司は有希子達を守る様に立ち。須田に真司がライダーになった理由を語る。上辺だけの賞賛を送る須田に対して真司は怒りの籠った眼差しを向ける

 

「だが、貴方だけは許しちゃいけない。ここで止めなきゃ。もっと多くの犠牲者が出る。だから、もう逃がさない」

 

真司は龍騎のデッキを取り出すが

 

「お前には無理だ」

「蓮さん、でも俺は」

「そいつが許せないから倒すんじゃ無い。仮面ライダーだから倒す。理由はそれだけで良い」

「貴方は話が早い。良いでしょう。1vs1で。君の相手は彼を倒してからにしましょう」

 

突然現れた蓮に真司、有希子達は戸惑う。そのまま話は進み。須田と蓮の戦いが始まる。2人は近くのビルの窓ガラスにデッキを翳す。2人の腰にVバックルが装着される。

 

「変身‼︎」

 

蓮は体を左に捻り。戻る際にデッキをセット。

 

「変身‼︎」

 

須田は右手で左肩に触れてから薬指と小指を曲げた状態で伸ばし、デッキを持った左手を引き。そのままデッキをセットする。

2人に鏡像が重なり蓮はナイトの姿に変わり。須田はシザースの姿に変わり、ボルバイザーを盾の様に構える。2人は窓ガラスからミラーワールドに入って行った。

 

「あんな風に変わるんだ」

「本当にガラスに入っちゃったよ」

 

初めて仮面ライダーの変身を見たひなたと桃花は驚きを隠せない。真司も2人が飛び込んだ窓ガラスを見ていた。

ミラーワールドに入ったナイトとシザースは戦いを始めたがシザースの方が優勢であった。やはり現役の刑事なだけあって逮捕術を活かした戦法でナイトを追い詰めていた。ナイトがシザースにチョークスリーパーをかけられた所でナイトはデッキのカードをダークバイザーにセットする。

 

『NASTYVENT』

 

「キュイーキュキュキュキュ‼︎」

 

ダークウイングが現れ、超音波を放出。シザースは頭を押さえて苦しむ。体勢を立て直し、仕切り直すナイトとシザース。

 

『SWORDVENT』

 

ウイングランサーを召喚して攻め立てるナイト。ボルバイザーで応戦するシザースだが突きを食らい、吹き飛ばさ壁に激突。

 

『STRIKEVENT』

 

シザースピンチを召喚し、シザースが反撃を開始。シザースピンチはウイングランサーよりリーチは短いがその分、接近戦では有利。ナイトの攻撃を捌き、ナイトの首をシザースピンチで挟み込む

 

「私の勝ちですね」

 

勝利を確信したシザース。だがナイトはダークバイザーでシザースに攻撃を加える。シザースは後退し、大きな隙が出来た。その内にナイトはダークバイザーにカードをセットする。

 

『FINALVENT』

 

それに続いてシザースもカードをボルバイザーにセットする。

 

『FINALVENT』

 

両者共、ファイナルベントを繰り出す準備に入る。ナイトはダークウイングを背負いマントに変形。シザースは鏡を地面に作り出し。ボルキャンサーを瞬時に召喚。ナイトは飛び上がり、飛翔斬をシザースはボルキャンサーのハサミに乗って大ジャンプ。そのまま前方に回転して突撃するシザースアタックを繰り出した。

両者の攻撃がぶつかり爆発を起こす。そのまま地面に倒れたのはナイトの方だった。シザースはまだ余裕がある。

 

「ぐ、あぁ。あっ」

「これで1人減りましたね」

 

その言葉と同時にシザースのデッキにヒビが入り、そのまま砕けてしまう。シザースのアーマーが塵になって消え始めた。

 

「何‼︎うぅ、あぁ」

「グワァァァ」

「はっ、契約が。馬鹿な⁉︎私は、絶対生き延びて」

「グワァァァ‼︎」

「うわぁ、ああ。うわぁぁ!」

 

ボルキャンサーがシザースに掴みかかり。シザースは逃れようとするが抜け出せない。その間もアーマーは消えていき。ついに変身が解けた

 

「うわぁ、あぁ‼︎ああっ、ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

そのまま須田はボルキャンサーに生きたまま捕食されてしまう。蓮はあまりにも残酷な光景に目を逸らす。そのままボルキャンサーはナイトに狙いを定めて襲いかかる。ナイトはウイングランサーで応戦するが硬い殻を持つボルキャンサーには効果が薄い。もう攻撃の為のカードは使い切ってしまっている為、ナイトに勝ち目は無い

 

「グワァ、グワァァァ!グワァ⁉︎」

 

ボルキャンサーはナイトにトドメを刺そうとするが龍騎の乱入により後退する。

 

ここで少し時間を戻そう。ナイトとシザースがミラーワールドで戦い始めた頃。現実世界では真司と有希子達が2人の戦いを窓越しに見ていた。

 

「すごい、ミラーワールドの様子がちゃんと見える!」

「モンスターの気配を感じられる様になるとミラーワールドの様子も見える様になるんだ」

「そうなんだ。でも、秋山さん。苦戦してるね」

「やっぱり腐っても現役の刑事さんなんだね。すごく強いよ」

 

ひなたと桃花はミラーワールドが見える様になり驚いており、真司の補足が入る。予想以上の須田の強さに驚く有希子。しばらく戦闘が続き、蓮が『NASTYVENT』のカードを使い。ダークウィングが現れる。

 

「うわっ!おっきい蝙蝠‼︎」

「あれが秋山さんの契約モンスター?」

「ああ。蓮さんの契約したダークウィングだ」

「すっごく大きいね。普通に人が乗れそうなくらいだよ」

「実際に人間1人くらいなら軽々持ち上げるぞ」

「あのモンスターなら殺せんせーが飛んでも捕まえられそうね」

「まあ、蓮さんが協力してくれるならありかもな。烏丸先生が驚くぞ」

 

驚く桃花。真司に問いかけるひなた。疑問を口にする陽菜乃。暗殺の話をするメグ。彼女達の言葉に返す真司。そんな話をしながらナイトとシザースの戦いを見守る面々。そんな中、戦いは進み。お互いがファイナルベントを撃ち合い。ナイトが倒れる。

 

「秋山さんが!」

「そんな⁉︎」

「真司くん。そろそろ助けに行った方が」

「いや待って。様子がおかしい」

 

絶句するひなたとメグ。真司に助力を促す有希子。異変を感じる真司。次の瞬間、シザースのデッキが砕ける

 

「あっ⁉︎シザースのデッキが!」

「あの時の攻撃でデッキにヒビが入ったのね」

「でも、デッキが砕けたってことは。あの刑事さんは...」

「ああ、あの人はもう自力でミラーワールドから出ることは出来ない。それに」

 

ボルキャンサーがシザースを捕らえる

 

「真司くん!早く助けに行かないと!」

「...(フルフル)」

「え⁉︎なんで‼︎」

「もう間に合わない...」

「うわぁ、あぁ‼︎ああっ、ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

須田を助けることを提案する桃花。しかし、すでに遅く。須田はボルキャンサーに頭から貪り食われてしまう。その光景をガラス越しに直に見てしまう真司達。

 

「自分のモンスターに食べられて、うぅ!」

「そ、そんな。ううっ‼︎」

 

人間がモンスターに捕食される光景を直に見てしまい。吐き気を催すメグと桃花。ひなた、陽菜乃は耳と目を塞いで蹲り。有希子は思わず目を逸らす。真司は目を逸らしたくなる気持ちを必死に押し殺して。須田の最後を見届けた。自分の為に人を食わせていた須田は最後は自分が食われることになってしまった。正に因果応報だ。

そんな中、真司はデッキをガラスに翳す。Vバックルが装着されるとデッキをセットする。

 

「...変身」

 

抑揚の無い言葉と共に龍騎の姿に変わり。窓ガラスからミラーワールドに入った。

 

「真司くん...」

 

心配そうな有希子の声が小さく木霊する

 

 

 

 

場面は戻り。ナイトを背にし、ボルキャンサーに立ち塞がる龍騎

 

「グワァ、グワァァァァァァ‼︎」

「....(ガチャ。スンッ)」

「グワァ‼︎グワァァァァァ⁉︎」

 

獲物を横取りされると思ったのかボルキャンサーはハサミを振り上げて突っ込んでくる。真司はドラグバイザーに『FINALVENT』のカードをスロットにセットし、カバーは下げた状態で突っ込んで来たボルキャンサーを一本背負いで投げ飛ばす。その隙にドラグバイザーのカバーを戻す

 

『FINALVENT』

「グワァァァ!」

「ふっ、はぁぁぁ!」

 

ドラグレッダーが現れ、構えを取る龍騎の周りを飛び回る

 

「はっ、はぁぁ!」

 

龍騎が空に飛び上がり。空中で体を捻り、キックの体制に入る。ドラグレッダーが後ろに付き、炎を吐き出す。

 

「だぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

「グワァァァァァァァァァ‼︎」

 

ドラゴンライダーキックをボルキャンサーに叩き込み。ボルキャンサーは断末魔をあげながら爆発。エネルギーの球体を吐き出した。ドラグレッダーがエネルギーを吸収しようとするが

 

「待て!辞めろ‼︎」

 

龍騎がドラグレッダーに待ったをかける

 

「何をやっている。力は力だろ」

「シザースと戦って勝ったのは蓮さん、貴方だ。だからあれは貴方が取るべきです」

「ふっ、何を甘いことを」

 

そんなやり取りの間にエネルギーの球体はダークウィングが吸収して行った。それを見届けた龍騎はその場を立ち去ろうとする

 

「真司。今回は助かった。だが、忘れるなよ。俺は必ず勝ち残る。そしてお前もいつか必ず倒す。必ずだ!」

「もちろん分かってますよ。あの日、そう約束しましたもんね。でも、俺は俺のやりたいことの為に戦います。それだけは譲れません」

 

その後は特に言葉を交わすこと無く。2人でミラーワールドを出た。蓮と真司が帰った際、有希子達が迎えてくれたが誰1人喋ることはなかった。話は明日に持ち込すことになり。それぞれ帰路についた




感想、評価お願いします。

真司のヒロインは誰が良い?(律は物理的に無理なので除外)

  • 神崎有希子
  • 茅野カエデ
  • 岡野ひなた
  • 倉橋陽菜乃
  • 片岡メグ
  • 狭間綺羅々
  • 矢田桃花
  • 原寿美鈴
  • 速水凛香
  • 不破優月
  • 奥田愛美
  • 中村莉桜
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