Dragon Ball KY   作:だてやまと

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ようやく本格的なバトルですが、実はバトル書くの苦手です。


クリリンVSマジュニア

 第二十三回天下一武道会。懐かしい面々との再会もそこそこに、予選が始まる。

 クリリンとヤムチャにしてみれば若い仲間たちに会うのはそれこそ数十年ぶりである。改めて見てみると、なるほど悟空はずっと若いままだと思っていたが、この頃は幼さがまだ少し残っている。

 餃子の超能力のおかげで仲間たちとは予選でかち合わないようにしてもらうのも前回と同一。決勝に駒を進めた面々も全く同じであった。

 あまりに同じ展開であるために、クリリンとヤムチャは懐かしい気持ちで見守ることができた。案の定、第一試合の天津飯と桃白白の旧師弟対決は、天津飯に胸の傷が出来るだけの結果に終わり、第二試合の悟空対チチは結婚して終わった。

 続く第三試合。遂にクリリンとマジュニア――つまりピッコロとの勝負が始まる。

 考えてみれば、油断していたとは言えどピッコロとしばらくはまともに格闘をしていたものだとクリリンは過去を懐かしむ。最終的にピッコロは人造人間たち。つまりクリリンにとっては嫁の強さと同等にまでどんどんと強くなっていくのだ。セルゲーム前に精神と時の部屋で修行を行い、さらに強くなったはずなので、おそらくは嫁以上。あのときに戦っていたとしたら、殴っても蹴っても、まあミスターサタンがブウに殴りかかるのと大差ないレベルであっただろう。

 だが、かつての現在。つまり、第二十二回天下一武道会においては、油断しているピッコロとならばいい勝負ができていた。そして今この瞬間。クリリンは当時よりも強くなっているはずだ。勝機はあるはずだ。

 何よりも、この瞬間でようやく、この無謀な試みの結果が出るのである。当時でさえ、限界を越えようと必死であったのを、さらに超えた強さを身に付けるという、ほとんどマゾヒストのような挑戦に、果たして意味はあったのだろうか。まだここは最終目的の場ではないが、少しは目に見える成果が欲しいと思うのは、致し方ないことであろう。

 武舞台で対峙するピッコロは、クリリンの内心など知る由もない。薄らわらいを浮かべて、明らかに格下だと余裕の表情を見せていた。

「ザコめ」

「……わかっちゃいるけど、キザなヤロー」

 今のピッコロは基本的に悪と考えても問題ない。悟空やヤムチャ達に次いで付き合いの長いピッコロであるが、このときはまだ敵なのだ。

「クリリン、頑張れよ!」

 悟空の声援が頼もしい。一方、同じ夢を抱き、三年間みっちりと修行を共に続けたヤムチャは、じいっとクリリンとピッコロを見比べている。彼もまた、気になっているのだ。自分たちは、一体どれほどに強くなったのか。一体、この超戦士にどこまで通用するのかを。

「第三試合、はじめ!」

 審判の掛け声と共に、クリリン対ピッコロの試合がはじまる。

 素早く構えを取るクリリンに対して、ピッコロは余裕の表情を浮かべている。なるほど、これ以上ないほどに舐めてかかっているわけである。

 ならば、度肝を抜いて本気にさせるしかあるまい。クリリンは構えを取り続けたまま、気を溜め始める。

「くく、どうしたかかってこんのか?」

「……ちぇっ、そんなに来て欲しいなら……いってやる!!」

 ピッコロの挑発に乗った振りをして、一気に気を開放させてクリリンは突撃する。

「!!」

 驚いたのはピッコロだった。侮っていたザコが、思いもよらない速度で突っ込んできたのだ。咄嗟のことに反応しきれず、先制の拳をモロに腹に受ける。

 重く、鋭い一撃であった。ずん、という鈍い音が客席にも伝わるほどで、ピッコロの身体が「く」の字に折れ曲がる。

「が……っ!!?」

 ずるりとクリリンの身体にもたれかかり、そのまま地に伏せる。

「あ、えーと……マジュニア選手、ダウン!」

 あまりの早業に、一瞬誰もが反応できずにいた。ただ、多くの激戦を間近で見てきただけあり、どうやら随分慣れてしまったのだろう。審判は一人先に忘我から抜け出すと、カウントを取り始める。

「す、すげえ……クリリン、あんなに強くなってたのか」

 悟空がたまげたように目を見張るが、ヤムチャは首を傾ぐ。確かに強くなったが、クリリンの本気の速度はあんなものではない。先制の様子見でしかないはずだ。もしかすると、自分たちは予想よりもずっと強くなっているのではないだろうかと頬を緩めそうになるが、すぐに首を振る。そう思って油断した結果が万年一回戦負けである。

「ファイブ……シックス……」

 一方、審判のカウントに、ピッコロがのろのろと立ち上がる。有り得ないという驚愕の表情を浮かべていたが、やがて大きく息を吐き、心を静める。

「貴様、ザコとばかり思っていたが、中々やるようだな」

「へへ、オレも驚いてるよ。思ってた以上に、中々やるよな、オレ」

 軽く挑発したつもりのピッコロであったが、クリリンは妙に素直に頷く。あのピッコロにダメージを与えただけで、あの頃とは違うということがわかったからだ。

 妙なヤツだとピッコロは鼻白むが、己が油断していたことと、クリリンが一筋縄ではいかないことを悟り、精神を集中させていく。つまり、本気を出すということだ。

「きたきたっ……」

 クリリンはピッコロの気が高まるのを感じ取りながら、負けじとばかりに気を高める。

「はっ!」

「しゃっ!」

 両者が弾かれたように飛び出し、武舞台の中央で激突する。両者の拳が重なり、そのままお互いの手を重ねての力比べに移行。クリリンは渾身の力を込めるが、体格差もあって、不利な姿勢を強いられる。

「ぐ、ぐ……」

「思っていた以上にやるな。だが、ザコではないがチビだ」

 ぐいぐいとピッコロが押し始め、不意打ち気味に目から怪光線を放つ。咄嗟にクリリンはそれをかわすが、バランスを崩して一気に押される。

「波ッ!」

 崩れたバランスもそのままに、両の手のひらをピッコロと重ねたまま気弾を放つ。密着していた手から、直接放たれたそれはピッコロの両腕を弾き飛ばし、体勢を崩させる。

 好機とばかりに、クリリンは一気に間合いを詰めて格闘戦を仕掛ける。短い手足を活かした、相手の懐での連打を浴びせかける。

「おおおおおっ!!」

 チビにはチビの戦い方がある。体格で負けようが、腕力で負けようが。気で負けていても。スピードと技では譲らない。

「ぬ、ぐっ!?」

 一撃の威力はさほどでもないが、その場所と積み重なりによって大きなダメージとなる。腹筋の合間の鍛えようが無い急所。肺の酸素を奪うような心臓打ち。人体の中でも特に脆い顎。全てがクリリンのリーチの範疇だ。

 浴びせかけるような連打に、ピッコロが気を放出してクリリンを弾き飛ばす。周囲に熱波が走り、観客達の悲鳴が響いた。

 クリリンは咄嗟に後ろに飛びのいたものの、至近距離にいたことが災いして結構なダメージを食らう。だが、この技は全方位に気を放出する逃げようの無い攻撃であり、ぶっちゃけた話どこに居ようが大差ない。むしろ、全方位に放出したピッコロのスタミナのほうが危ぶまれるほどだ。

「く、クソガキが……!」

「へへ、やっぱ強いなアンタ。今なら悟空がワクワクするって言ってたの、わかる気がするよ」

 クリリンは確信する。決して押しっ放しの優勢ではないにしろ、本気のピッコロを相手に引けをとってはいない。あの時、ほとんど一方的に打ちのめされた自分とは違う。

 気を満たし、いつでも組み合いに持ち込める状態でありながら、心は驚くほどに冷静で、ピッコロが予想外の出来事に平静を失っている様子もよくわかる。戦いが熾烈を極めるにつれて観戦するしかできなかったクリリンだが、戦闘の天才である悟空の戦いを見続けてきたと言い換えてもいい。ベジータと戦ったときも、フリーザと戦ったときも、セルのときも。たとえ実力で及ばずとも、悟空は我を忘れて突撃するような真似はしなかった。冷静に相手の力と行動を押し測り、自分に出来るベストを選択していた。

 それを眺め続けていたクリリンもまた、悟空の卓越した戦闘を熟知していたのである。

 頭に血がのぼったピッコロだが、クリリンをザコと侮っていないこともあって慎重な部分が残っている。もう一押しすれば、我を忘れて力押しになる。

 ならば、小賢しい手で挑発するのがベストだ。

「太陽拳!」

 ほとんど不意打ちだと言っていいだろう。お互いに仕切り直しをするタイミングで、抜き打ちで放った太陽拳はピッコロの視力を一時的に奪い、最大の攻撃のチャンスを生んだ。ここでラッシュを浴びせれば、ピッコロは激怒して大振りな攻撃を仕掛けてくるに違いない。そうなれば矮躯なクリリンにとっては最も捌き易い相手と化す。

 目を眩ましているピッコロに、クリリンは颯爽と突撃する。折角視覚を奪ったのだ。悠々と後方に回り込んで飛び蹴りを後頭部に叩き込もうとする。

 しかし、これは逆にクリリンの油断であった。ピッコロはまるでクリリンが後ろに居ることを知っていたかのように、後方に回し蹴りを繰り出したのである。相手の攻撃を考慮していなかったクリリンは肩に蹴りをモロに喰らって武舞台に叩きつけられる。

「ぐぎっ……な、なんで……?」

「目に頼って戦うなど愚かなことだ」

 気を探って位置を把握するという、基本中の基本のことだ。勿論クリリンにも出来ることであるし、常にしていることでもある。だが、クリリンが元の時間軸でそこに到達したのは神様に修行をつけてもらった後のことである。このときのピッコロは、既にその境地にまで到達しているということなのだろう。

 なんて差なのだろうと思う。戦闘タイプのナメック星人やサイヤ人というのは、ここまで戦いに順応できるものなのだろうか。

 否、疑う余地などあるはずもない。今まではこの差がどんどんと広がっていったのだ。クリリン達だって努力を怠っていたわけではないにも関わらず、差は広がっていく一方だった。

「……ほんと、オレって馬鹿な真似してるよなぁ」

 クリリンは体勢を立て直しつつ、今更ながらに自分のしていることが馬鹿げていると再確認する。

 先に行けば行くほど遠くなっていく存在に追いつくという、無謀な挑戦。その最初の関門ですら梃子摺るという現実に、ただただ笑みがこぼれてくる。

「はあっ!」

 クリリンは気を開放して、風をまいてピッコロに突進する。無茶や無謀ではない。攻めねば負けるのだ。あれだけの修行をしても、まだ「いい勝負」でしかないならば、全力を出し切らねばならない。

「はっ!」

 ピッコロも一筋縄ではいかないと見て、視力の回復を確認すると弾かれたように前に出た。両者が激突して、激しい拳の応酬に移行する。

 一般の観客からは、二人が何をしているのかなど見えるはずも無い。戦いを捉えているのはごく僅かな人間。悟空は流石に正確に捉えているが、隣で観戦する天津飯はやや追い切れていない。神様も見えてはいるようだが、既に亀仙人の目は追いつかず、ほかに見えているのはヤムチャだけだった。

「!」

「!」

 ぴくりと悟空とヤムチャが反応する。激しい格闘戦は拮抗していたが、微かにクリリンが押され始めてきたのである。

「マズいな。スピードではややクリリンに分があるが、マジュニアにはパワーがある」

「ああ。しかもクリリンの体格じゃリーチが足りない。懐に入ろうにも、随分と警戒されてるみてえだ」

 どれだけパワーがあっても当たらなければ意味が無いのと同じで、どれだけ早くても威力が無くては意味が無い。

 無論、クリリンもパワーが無いわけではない。しかし、渾身の一撃を放つには悟空の言葉どおりリーチが圧倒的に足りないのだ。懸命に懐にもぐりこもうとするクリリンに、ピッコロはそれだけはさすまいと絶妙な距離を保ち、攻撃の手も休めない。

 驚くばかりなのは天津飯である。自分より弱いと思っていたクリリンが、明らかに自分よりも数段上の試合をしている。しかし、そのクリリンをピッコロは押し始めているのだという。

「参ったな。ライバルは孫だけじゃないらしい」

 勿論、天津飯にも四身の拳という一体、何をどうすれば出来るのか見当もつかない技を引っ提げて二連覇を目標としているが、四人になったところで勝てる気がしない。

 否、それ以上に驚いているのが激しい戦いを繰り広げている中で、悟空と同じく冷静に試合を眺めているヤムチャだ。前回は圧倒的な差でもって沈めた相手であり、今回も対戦するとなれば自分が勝つ自信があったのだが、この戦いを見て動揺している仕草が無い。

「ヤムチャ。お前、驚かないのか?」

「いや、驚いている。俺たち、随分強くなったんだってな」

「……は?」

「ああ、クリリンと一緒に修行をしてたもんでな。お互いに強くなっているとは思ってたけど、ほかに比べる相手が居なかったから、どれぐらい強くなってたのかわからなかったんだ」

「……つまり、お前もクリリンと同じくらい強いのか?」

「さあな。ただ、組み手の成績だと同じくらいだった気がする」

 これには天津飯も絶句である。もしかすると、オレは仲間内で一番弱いのかもしれないという危惧すらある。いやいや、チャオズには勝っていると思い直すが、下から数えたほうが早い。

「……大会が終われば、オレも一緒に修行していいか?」

 この大会は捨てる。だが、次の大会では再び優勝を勝ち取る。そのために今は恥を忍んでヤムチャたちの驚異的なパワーアップの秘訣を探ることが先決だろう。

「無事に終われば、な」

 ヤムチャは内心で天津飯もまた、元の時代で共に席を囲んでいれば同じ立場に居たかもしれないと思うと、彼の申し出を断ることは出来なかった。

 

 一方、クリリンとピッコロの試合はますますクリリンに旗色悪く傾いてきていた。

 このままでは疲弊するだけで勝つことは出来ない。クリリンは大きく飛びのいて、作戦を切り替える。速度だけで勝負できないならば、気のコントロールで勝負するしかない。

 気を溜めて、待ち構えるピッコロに追跡気弾を放つ。小型で威力も大したことは無いが、追尾性能はかなりのものである。ピッコロは一度は避けたものの、追ってくる気弾に鬱陶しいと思ったのだろう、気弾を放って相殺する。だが、その隙を突いてクリリンは再び追尾弾を放つ。しかも今度は二つである。

「ええい、小賢しいッ!」

 追ってくる二つの気弾に、ピッコロは目から光線を放って相殺する。が、何故かクリリン。今度は三つの追尾弾を放っていた。

「キサマ、馬鹿にしているのか!?」

「へへ、避けないと痛いぞ?」

 明らかに馬鹿にしているような言動に、ピッコロは苛立ち、迫り来る気弾を鬱陶しそうに弾き飛ばす。高々、威力は知れているのだ。

 だが、次にやって来た四発の気弾に、いよいよ嫌気が差した。最早、避けるまでも無いと判断して、強引にクリリン目掛けて突撃してくる。

「五発撃ってみろ。それがキサマの最後だ」

「御生憎。撃つのは後、一発だ」

 そろそろキレる頃だろうと待ち構えていたクリリンは、宣言どおりに一発の気弾を放つ。だが、それは単なる気弾ではない。曲芸のようなそれまでの気弾を囮にした、渾身の一撃だった。

「かめはめ波ッ!!」

「し、しまった!!?」

 思いがけない強烈な必殺技に、ピッコロは咄嗟に勢いを殺して防御に回るが、時既に遅し。特大のかめはめ波が直撃して、空中に弾かれる。

「やった!!」

 勝利を確信したクリリンが笑みを見せ、修行の成果を喜び合いたいがためにヤムチャを。何よりも悟空に報せようと振り返ったときだった。

「まだ終わってねえ。クリリン、避けろ!」

 悟空の叫ぶ声と共に、クリリンの身体がぐいっと引っ張られて、宙に舞う。

 ピッコロが腕を自在に伸ばすことを失念していたのだ。長く、数メートルも伸びた腕に足を掴まれて、引っ張られたというわけである。

「うわっ!」

 慌てるクリリンに、ピッコロは腕を元の長さに戻してクリリンを引き寄せる。かめはめ波を喰らい、ぼろぼろになったとは言えど、気の総量で言えばまだまだクリリンはピッコロに及ぶものではなかったらしい。一撃で全てにケリがつくと考えたクリリンが甘かったといえる。

 一方、ピッコロもクリリンの予想以上の能力と戦略に危惧を覚えていた。強敵だ。このまま勝負を長引かせれば、負けることは無くても疲弊が激しすぎる。この好機を逃さない。

 拳を握り、満身の力を込めてクリリンの顔面を殴りつける。吹き飛ばす方向は、芝生の生い茂った場外の部分だ。

 油断した上に、強烈な一撃を顎に叩き込まれたクリリンは、咄嗟に空中で体勢を立て直すものの、着地するのが精一杯。どかんと場外に身体をぶつけて、ピッコロを睨みつけるものの、己の敗北を悟ってその場にしりもちをついた。

「駄目だ……やっぱ強いや」

 まだ戦う力は残っているが、試合には負けた。しかも、戦えるとは言っても、お互いに消耗戦になるだけで勝つことはないだろう。

 散々修行をしておきながら、負けた。悔しさに涙が出そうになるが、流石は老練の戦士でもある。一呼吸で気持ちを落ち着けると、とんと地面を蹴って武舞台に戻り、一礼をして去る。

 通じなかったわけではない。過去に戦ったときよりもずっと良い勝負ができた。殺して良い相手であれば、気円斬などを駆使して倒せていたかもしれない。

「クリリン、すげえなっ。オラたまげたぞ。いつの間にあんなに強くなったんだ!?」

 少なくとも、悟空が心底嬉しそうに肩を抱きに来たこの状況があれば、ひとまずはよしとしよう。そう思ってヤムチャに目配せをする。ヤムチャもまた、深く頷いてクリリンの肩に手を置くと、精神を集中させていく。

 クリリンは負けたが、まだ終わっては居ない。十分に実力で伯仲するという証明をしてくれたのだ。

 ならば、オレは勝って見せよう。万年一回戦負けという汚名を返上してみせる。

「ヤムチャさん、後は頼みます」

「ああ。オレが勝つ」

 滾る闘志を胸に秘め、ヤムチャは試合の開始を静かに待った。

 


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