超宇宙刑事ギャバンインフィニティ 青春学園都市キヴォトス活動記録 作:ファングジョーカー
学園都市キヴォトス。数千の学園が集まり、それぞれの学園が自治区を運営している超巨大都市である。
「ヴァルキューレだ!止まれ!」
「そう言われて止まるやつがいるかよ!」
「こちら警ら3!強盗犯徒歩にて逃走!」
「姉貴こっちです!」
しかし、各学園を統括する連邦生徒会のトップが失踪。それに伴い犯罪が急激に増加していた。
「姉貴!すみませんここ袋小路です!」
「何やってんだお前ェ!」
「もう逃げられないぞ!」
「武器を捨てて両手を上げろ!」
「捕まってたまるかよ!」
強盗犯は懐から黒いアイテムを出し、上部のスイッチを捻る。
「ゲッ!」
「喰らえッ!」
アイテムに込められたエネルギーの注ぎ込まれた銃からエネルギー弾が発射される。咄嗟に警官は遮蔽に身を隠すが、エネルギー弾の連射に動けない。
「こちら警ら3!強盗犯ネガエモルギア使用!至急応援を!」
「あばよバカども!」
「こいつは土産だ!」
強盗犯が投げ込んだのは・・・グレネード。
「伏せろ!」
爆破を背に、強盗犯たちはもう一つ取り出したアイテムで逃げていったーー。
「案外余裕でしたね姉貴」
「私らにかかればヴァルキューレなんてこんなもんよ」
「よっ」
強盗犯たちの前に立ち塞がったのは赤いジャケットの男。
「なんだテメェ?」
「連邦捜査部シャーレの『先生』。弩城怜慈ってんだ」「エモ!」
「で?その『先生』とやらがなんの用だ?」
「その
「ほぉん・・・」
「分かったらとっととそのエモルギアを渡せ」
「やれるもんなら・・・」
「やってみな!」
怜慈に向けて放たれる攻撃。それを横に飛んで回避する。
「しょうがねぇな・・・」
怜慈が取り出したのは特殊な形状の銃。そこにエモルギアを装填する。
【ゲキドー!チャージ!】
銃からアラートが鳴り、怜慈は構える。
それは自らを無限の名を持つ刑事に変える言葉。
「蒸着!」
【ゲキドー!アクティベート!】
蒸着!それはギャバンシステム発動のコマンドだ。では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう。
蒸着コマンドを受けて臨界点を超えたエモルギーが、トリガー内のギャバリオン粒子と融合。わずか1ミリ秒でコンバットスーツへと投射形成され、蒸着を完了するのだ!
「なんだテメェは!?」
「宇宙刑事、ギャバン・インフィニティ。次元を超えて出張中だ!」
怜慈ーギャバン・インフィニティは一気に強盗犯たちへ距離を詰める。
「舐めんな!」
放たれたエネルギー弾をインフィニティはスライディングで躱し、ついに至近距離に接近する。
「オラッ!」
そして強盗犯たちの銃を側転で蹴る。衝撃に耐えられず二人は銃を落としてしまう。
「しまっ・・・」
その隙にインフィニティは別のエモルギアを装填。
【エモーショナルバースト!】
エモルギア・トキメッキには、対象を拘束する効果があるのだ。
ギャバンシステムを解除した倒れた強盗犯たちに手錠を掛け、エモルギアを回収する。
「事案終了っと」
「先生!」
「おうカンナ。こいつら、後は頼んでいいか」
「了解しました。しかし、また先生のお力を借りてしまうとは・・・」
「気にすんな。これが俺の仕事だからな」
「ですが、我々はこのD.Uの治安を維持する存在。我々だけでエモルギア使用者に対抗できる力を持たなければ、治安は悪化の一途を辿るでしょう」
「真面目だな。その気持ち、お天道様もきっと応援してくれるさ」
「・・・前から気になってたんですが、そのお天道様を引き合いに出すのは何故なんです?」
「んー・・・俺の師匠の影響かな」
連邦生徒会に新たに設置された部署、連邦捜査部シャーレ。そこで働く『先生』にして『宇宙刑事』。それが弩城怜慈である。彼の仕事は各学園の問題の解決。そして連邦生徒会長の失踪と共に流通しだしたネガエモルギアの回収である。
何故怜慈のいた世界にあったエモルギアがこのキヴォトスにあるのか。それはまた追々・・・。