公園の入り口にて、先生がこれからどうするか考えていると、ニコとクルミは即座に公園のバリケードの方に意識を向ける。
「……ニコ先輩」
バリケードの向こうから、ミヤコの声が聞こえた。
「クルミ先輩も……」
ニコはいつもの柔らかな笑顔で手を振る。
「久しぶりだね、ミヤコちゃん」
公園の中では、サキが明らかに動揺している。
「これは一体どういうことなんですか、ニコ先輩!!」
「なぜFOX小隊の二人がヴァルキューレ側にいるんですか!?」
「私たちはヴァルキューレ側というわけではありません」
ニコが答える。
「先生のお手伝いをしているだけです」
「それが分からないと言っているんです!」
サキの声が大きくなる。
「先生とは今会ったばかりでしょう!?」
「……」
突然黙り込んだので気になって二人を見ると。
ニコは笑顔のまま固まっていて。
クルミも何かを誤魔化すように目を逸らしていた。
「……まぁ、細かいことはいいじゃないですか」
「あれ、誤魔化した?」
「先生はちょっと黙ってて!」
クルミが慌てて割って入る。
「今はこっちの話をしてるの!」
「はーい」
先生が大人しく引き下がると、クルミは一度咳払いして気を取り直して、RABBIT小隊を見る。
「とにかく、いつまで公園を占拠してるつもりなの?」
「SRT特殊学園の閉鎖が撤回されるまでです」
ミヤコは迷わず答えた。
「私たちは、SRTがなくなることを認めません」
「だからって!」
クルミの眉がつり上がる。
「一般市民が使う公園を勝手に占拠していいわけないでしょうが!」
「……!」
「SRTがなくなるのが嫌なのは分かるわよ!」
「納得できないのも、腹が立つのも分かる!」
「でも、だからって関係ない人たちを巻き込んで、公共の場所を占拠して、警察と銃を向け合って!」
「あなたたち、自分たちが何を守るために訓練したのか忘れたの!?」
RABBIT小隊が黙る。
クルミはさらに続けようとしたその時ミヤコが強く言い返した。
「忘れていません!」
「私たちは正義を守るためにSRTへ入りました!」
「だからこそ、SRTがなくなることを認められないんです!」
そして一歩前へ出た。
「ニコ先輩」
「はい」
「クルミ先輩」
「何?」
「お二人の言っていることは分かります」
ミヤコの声は静かだった。
だが、その奥には抑えきれない感情が滲んでいる。
「公園を占拠することが正しいとは思っていません」
「一般市民へ迷惑をかけていることも理解しています」
「だったら――」
「でも!」
ミヤコの声が大きくなる。
「先輩たちは、SRTがなくなっても平気なんですか!?」
クルミの言葉が止まった。
「私たちが目指した正義は!?」
「SRTに入るために努力してきた時間は!?」
「ある日突然、学校はなくなったから全部諦めろと言われて……!」
ミヤコの拳が震える。
「私たちのこの気持ちは、一体どこにぶつければいいんですか!!」
「……」
そんなミヤコの叫びにニコの顔から笑顔が消えて、クルミも苦い顔しか出来ない。
その気持ちは二人にも、痛いほど分かった。
SRTを失った悔しさ。
行き場を失った怒り。
信じていたものがなくなった虚しさ。
自分たちもまた、それを知っている。
「……ミヤコちゃん」
ニコが小さく名前を呼ぶ。
「なら、一つ聞かせてもらえますか?」
「……何でしょうか」
「ミヤコちゃんたちは、誰のために努力してきたの?」
ミヤコが僅かに眉を動かす。
「誰の……?」
「今も行方の分からない連邦生徒会長さん?」
「今、連邦生徒会を取りまとめているリン行政官?」
ニコは柔らかな口調のまま続ける。
「それとも――」
一瞬だけ間が空いた。
「いつか、その空席へ座る新しい連邦生徒会長さん?」
「どういう…?」
「もしかしたら、連邦生徒会長の空席を狙って座ろうとするピンク髪でヤギ目のちんちくりんがいるかもしれないですよ?」
「そんな人に扱き使われるのは嫌じゃないですか?」
「……?」
ミヤコたちが怪訝そうな表情を浮かべる。
先生も首を傾げた。
「ピンク髪でヤギ目のちんちくりん?」
「……あっ」
ニコがつい言っちゃったという表情のまま固まる。
クルミが横からニコの腕をつねった。
「痛い痛い…痛いですよ、クルミちゃん!」
「馬鹿なのあんた!?」
小声で怒る。
「今のは例えばのお話です」
ニコは何事もなかったように誤魔化した。
「ニコ、本当は何か知ってない?」
「知りませんよ」
「目が笑ってないんだけど」
クルミが頭を抱える。
「ニコ……後でちゃんと話し合いましょうね」
「それは怖いですねぇ」
先生には、何のことか分からない。
ニコは再びミヤコへ向き直った。
「私が言いたいのは、誰か偉い人のために戦うことだけがSRTだったのか、ということです」
「SRTが守ろうとしていたものは、何でしたか?」
「……」
「学校?」
「組織?」
「命令?」
「それとも、キヴォトスで暮らしている人たち?」
ミヤコは答えない。
「今の皆さんがやっていることは、本当に皆さんが信じていた正義と同じですか?」
「……」
「それを、もう一度よく考えてほしいんです」
ニコの言葉に、RABBIT小隊は沈黙した。
「……それでも」
ミヤコは俯いたまま答える。
「それでも、私たちは納得できません」
「そっか……」
先生が口を開いた。
全員の視線が先生へ向く。
「じゃあ今無理して答えを出さなくてもいいんじゃない?」
「……あなたは何を言っているんですか?」
ミヤコは露骨に警戒する。
「だって、納得できないんでしょ?」
「それなら無理に納得しなくていいよ」
先生はバリケードへ少し近づく。
クルミが即座に先生の服を掴んだ。
「先生!」
「何?」
「前に出すぎ!!」
「あ、ごめん」
「もう……」
クルミは先生を少し後ろへ引っ張る。
「銃持ってないんだから、ちゃんと自覚してよね」
「ありがとう」
「別に心配してるわけじゃないからね!」
「はいはいそうですね」
「ニコは笑わない!」
先生は改めてミヤコを見る。
「それでさ、良かったらみんなが抱えている気持ちを私に聞かせてくれないかな」
「……は?」
「SRTがなくなって悔しいこと」
「どうして納得できないのか」
「これからどうしたいのか」
「全部」
「生徒が困ってることを聞くのも、私の仕事だからさ」
「先生に話して何が変わるんです?」
ミヤコの声は冷たい。
「先生にはSRTを復活させる権限なんてないはずです」
「ないね!」
即答され、逆にミヤコが言葉に詰まった。
「でも、権限がないから話を聞いちゃいけないわけじゃないでしょ?」
「……」
「まずは君たちの話を聞く。その後、何ができるか一緒に考える」
「それじゃ駄目かな?」
ミヤコは改めて先生を見つめる。
軽薄そうで頼りなさそうな大人…簡単に信用するつもりはない。
それも連邦生徒会に近いシャーレの先生。
突然現れて、自分たちの話を聞くという。
どう考えても怪しい。
「先生」
カンナが低い声で口を挟んだ。
「話をすること自体に異論はありません」
「ですが、その前に解決すべき問題があります」
「それもわかってる」
「彼女たちは公共施設を武装占拠しています」
「SRT閉鎖への不満があることと、違法行為を行ったことは別問題です」
「…そうだね」
先生はしばらく考えてから、アロナに話しかけた。
「アロナ」
『はい、先生!』
「シャーレって、生徒を一時的に所属させることが出来たよね?」
『できますよ!』
「じゃあ決まり」
先生はシッテムの箱を操作し始めた。
「今日からRABBIT小隊の四人は、ひとまずシャーレ所属ってことで」
「「「「……は?」」」」
公園側から四人分の声が重なった。
カンナも目を見開く。
「先生?」
「何~?」
「今、何をしたのです?」
「RABBIT小隊をシャーレ所属にした」
「何を勝手に決めているんですか!」
ミヤコが珍しく声を荒げる。
「私たちは同意していません!」
「でも所属先ないんでしょ?」
「だからといって!」
「だったら一旦、シャーレでこの件は預かる」
「先生!」
カンナのこめかみに青筋が浮かぶ。
「シャーレ所属にすれば、これまでの行為まで消えるなどという事は考えてないですよね?」
「思ってないよ」
「ではなぜ!?」
「公園を占拠したことは、ちゃんと報告する」
「必要なら調書も作る」
「ヴァルキューレから事情聴取が必要なら、私が受けるよ」
「先生が?」
「今日からこの子たちはシャーレの生徒だからね」
先生はミヤコたちを見る。
「この子たちが起こした問題は、シャーレの問題になる」
「つまり責任者の私の責任」
その言葉を聞いたミヤコが叫ぶ。
「待ってください!なぜ先生が責任を負うんですか!?」
「責任者だから?」
「今日所属したばかりでしょう!」
「細かいことはいいじゃない」
「良くありません!」
カンナは頭を押さえた。
「先生……そんな乱暴な処理が認められると本気で思っているのですか?」
「アロナ、どう?」
『シャーレの権限を使えば可能です!』
「可能だってさ」
「たとえ可能でも別問題でしょう!」
「そうかな?」
カンナの怒鳴り声が公園へ響く。
先生は少し困ったように笑う。
「じゃあ正式な手続きは後でやるとして」
「今日だけはシャーレ預かりってことにできない?」
「……」
「今回の事件については、後日シャーレから調書と報告書を提出するよ」
「私が責任を取るし、ヴァルキューレ側の被害額や慰謝料もシャーレ宛てに送ってくれていい」
先生はカンナとミヤコを交互に見る。
「だから今日はお互い、ここで引いてくれないかな?」
「これ以上撃ち合っても、誰も得しないでしょ?」
カンナは黙る。
先生と会ったのは今日が初めて。
どんな人物なのかも、まだ分からない。
無茶苦茶なことを言っている。
だが、自分の立場を使ってRABBIT小隊に時間を作ろうとしているように感じる。
その為にむしろ自分から矢面へ立とうとしている。
「……本当に、報告書を提出していただけるのですね?」
「もちろん」
「逃げませんね?」
「カンナが捕まえに来てくれるなら逃げるのも有りかもね」
「……先生?」
「はは…冗談だよ。逃げないし、私じゃそもそも逃げれないよ」
その言葉に嘘がないと思ったカンナは深いため息を吐いた。
「分かりました」
「今回はシャーレ預かりという形で、こちらも一旦引きます」
「ただし、正式な調書と報告書は必ず提出してください」
「約束するよ」
「キリノ、フブキ」
「はい!」
「は~い」
「撤収準備だ」
ヴァルキューレ側の緊張が少しずつ解けていく。
残ったのはRABBIT小隊。
ミヤコは先生を鋭く睨んでいた。
「……先生」
「うん?」
「勘違いしないでください」
「私たちは、先生に助けてもらったつもりはありませんし、シャーレの生徒になったつもりもありません」
「分かってるよ」
「私たちを好きに使うために所属させたのでしょう?」
「必要な時だけ利用して、最後には、また捨てるつもりなんですよね!?」
そんなミヤコの声には、強い不信が込められていた。
「先生」
「私たちは――」
ミヤコは真っ直ぐ先生を見る。
「あなたのような大人が、一番嫌いです」
「そっか~」
その後ろニコとクルミが同時に顔を覆った。
「……あ~」
ニコが小さく漏らす。
「言っちゃったわね……」
クルミも呟いた。
サキも先生を睨む。
「勝手に所属まで決めるような大人を、誰が信用するものか!」
「地獄に落ちろ!」
「おっ、元気だね~」
「馬鹿にしているのか!」
「してないよ」
モエも肩をすくめる。
「まあ、今日だけでしょ?」
「もう二度と会うことはないだろうし」
「多分明日には会うと思うけど」
ニコの脳裏に、一つの経験則が浮かぶ。
――先生にその手の台詞を言った子って、後々ほぼ確実に先生へ懐くんですよねぇ……。
クルミも、まったく同じことを考えていた。
――その台詞言っちゃった子、後でだいたい先生大好きになるのよね……。
二人は顔を覆ったまま、ゆっくりと彼女たちを見る。
特にミヤコに視線が集中した。
そして、ニコの脳裏に浮かんだのは――未来のミヤコの姿だった。
『ウサギは寂しくても弱らないそうですが……私は、ウサギではないので』
そう言いながら先生のすぐ隣へ寄り、当然のように先生の腕へ自分の腕を絡ませるミヤコ。
普段の冷静な表情からは想像できない甘い表情でしっかりと先生へ密着していた光景が思い出された。
ニコは現在のミヤコを見る。
「……」
『私たちは、あなたのような大人が一番嫌いです』
もう一度、未来のミヤコを思い出す。
『私は、ウサギではないので♡』
先生の腕へぎゅっと自分の腕を絡ませる。
「……」
ニコはそっと目を逸らした。
――ミヤコちゃん、それ……今のうちに撤回しておいた方がいいと思いますよぉ……。
一方、クルミの頭に浮かんでいた未来のミヤコは、また別の姿だった。
シャーレの先生の机に貼り付けられた一枚の付箋。
『先生、シャワーお借りしました』
そして文末には、小さなウサギのマーク。
それだけではない。
シャーレのあちらこちらへ、自分が来た証拠のようにウサギの印を残していくミヤコ。
まるで先生の生活圏へ少しずつ自分の縄張りを広げるような光景。
クルミは現在のミヤコを見る。
「……」
『シャーレの生徒になったつもりもありません』
『先生、シャワーお借りしました♡』
シャーレで堂々と縄張りを広げるミヤコ。
「…………」
クルミも片手で顔を覆った。
――あんた、後でシャーレを自分の縄張りみたいにするじゃない……。
ニコとクルミは、ほぼ同時に深いため息を吐いた。
「……何ですか?」
ミヤコが二人の反応を不審そうに見る。
「いえ、何でもないですよ?」
ニコは笑顔に戻った。
「何なんですか、その妙に引っかかるような言い方は」
「気にしなくていいわよ!」
クルミも強引に話を打ち切る。
「そのうち自分で分かるから!」
「……?」
「クルミちゃん、それも結構ギリギリですよ♪」
「うるさい!」
二人だけが知っている未来と、目の前で先生を全力で拒絶するミヤコ。
そのあまりの落差にニコとクルミは、これ以上何も言わないことにした。
そんな中ミユだけは、一人おろおろしている。
「あ、あの……そこまで言わなくても……」
「ミユ」
「ひっ」
「このような大人を簡単に信用してはいけません」
「は、はい……」
先生は少しも気にした様子がない。
「まあ、最初から信用されようなんて思ってないよ」
「好きでも嫌いでもいいし」
「でもさ今日、みんなはどこで寝るつもりなの?」
「……」
RABBIT小隊が沈黙した。
「ここです」
ミヤコが答える。
「ここって、この公園の事?」
「そうです」
「雨降ったら?」
「テントがあります」
「お風呂は?」
「……」
「洗濯は?」
「……」
「ご飯は?」
「現地調達します」
先生はニコとクルミを見る。
「これ、大丈夫な奴なの?」
「……厳しい寄りかと」
クルミの顔が引きつっている。
「ちょっと待って」
クルミはRABBIT小隊へ歩み寄った。
「あなたたち、ずっとここで生活するつもり?」
「食事は三食食べてる!?」
「まさか非常食だけで済ませてないでしょうね!?」
「クルミ先輩……」
サキが戸惑う。
「何よ!」
「私たちを怒っていたのでは……?」
「怒ってるわよ!」
「だからって生活まで滅茶苦茶でいいわけないでしょう!」
「ちゃんとお風呂に入って!」
「温かいもの食べて!」
「ちゃんと寝なさい!」
「それから明日また怒ればいいでしょ!」
「明日も怒るんですか?」
「当たり前でしょ!」
ニコは横で微笑んでいる。
「クルミちゃんは優しいですね♪」
「うるさい!」
「心配性とも言いますね♪」
「ニコ!」
先生も頷く。
「じゃあちょうどいいね」
「シャーレに使ってないフロアがあるんだ」
「今日はそこを使いなよ。シャワーも使えるし、洗濯もできる」
「ご飯も用意するから――」
「お断りします」
ミヤコが即答した。
「私たちは先生を信用していません」
「シャーレへ行けば、何をされるか分かりません」
「別に何もしないよ」
「信用できませんね」
「じゃあニコとクルミも今日は一緒のフロアで過ごしてもらえば?」
「「え?」」
二人が同時に反応する。
「先輩が一緒なら少しは安心でしょ?」
RABBIT小隊がニコとクルミを見る。
「私は大丈夫ですけど…」
クルミは少し考える。
そして、RABBIT小隊の汚れた制服を見る。
さらにテントを見る。
最後に、少し風の冷たくなってきた空を見上げた。
「……」
「もう」
深いため息。
「今日だけだからね!」
「シャワー浴びて、ご飯食べて、ちゃんとした場所で寝る!」
「明日どうするかは、それから考えればいいでしょ!」
「ですが――」
「先輩命令!」
「……」
ミヤコが黙った。
「そんな命令権あるの?」
「先生は黙ってて!」
しばらくしてミヤコが諦めたように息を吐いた。
「……今日だけです」
「うん」
「シャーレ所属を認めたわけではありませんからね」
「それに先生を信用したわけでもありません」
「分かった」
「明日には出ていきます」
「それでもいいよ」
先生は笑う。
「じゃあ行こうか」
「今日のところは、これで公園占拠も終了ってことで」
カンナも少し離れた場所から頷いた。
「今回は、それで構いません」
「ただし先生、報告書を忘れないでください」
「……わかってるよ!」
「今、間がありましたね?」
「気のせいだよ~!」
先生はRABBIT小隊を連れて歩き始めた。
ミヤコは明らかに不満そうにしていた。
サキはずっと先生を警戒している。
モエも警戒した顔で付いてきていた
ミユだけが、少し安心したように胸を撫で下ろしていた。
その後ろにニコとクルミが並んで歩く。
「……ねぇ、ニコ」
「なんですか?」
「これ、私たちが知ってる流れと全然違わない?」
「全然違いますね♪」
「大丈夫だと思う?」
「さあ?」
「さあって……」
ニコは前を歩く先生とRABBIT小隊を見る。
そして楽しそうに笑った。
「でも、これはこれで、面白そうじゃありませんか?」
「……」
クルミは少しだけ考える。
先生へあれほど酷い言葉を投げつけておきながら、その後ろをついて歩いている後輩たちを見る。
「まあ……どうせ、そのうち――」
そこまで言って、クルミは口を閉じた。
「そのうち?」
「何でもない!」
「ネタバレは駄目ですよ、クルミちゃん♪」
「分かってるわよ!」
こうしてSRT特殊学園RABBIT小隊による、公園武装占拠事件は。
大きな被害を出すこともなく。
なぜかRABBIT小隊全員がシャーレへ泊まりに行くという、誰も予想していなかった形で幕を閉じた。